コーミィの子供と一緒に紅葉狩りに行ってきました、第2弾!【2009年】

紅葉狩り第2弾! ソウルの史跡巡り編

こんにちは、コーミィです。
”紅葉の旅第2弾”として、ソウルの史跡探訪巡りをして来ましたのでこちらをお伝えしたいと思います!
週末久しぶりに家族3人で過ごせて、しかも歴史の勉強までできて一石二鳥♪
ソウル市内はちょうど紅葉がピークで見頃でした~。
韓国文化財保護財団主催で行われた今回の探訪ツアー。
ソウルの街中にひっそりと佇む、昌慶宮(チャンギョングン)、そして懿陵(ウィルン)と呼ばれる王の墓を巡る内容です。

雨の昌慶宮


昌慶宮は朝からあいにくの大雨。
ベビーカーでツアーを回ろうと思っていた観光ガイドさんとの散策を断念し、コーミィ家族3人は入り口付近の待機室で雨が上がるのを待ちました。
この日午前中は気温がとても低く寒かったです。家族3人でじっと動かずに待っていたら、すっかり写真を撮り忘れてしまいました。。。
こちらは唯一撮った昌慶宮の庭園内です。
雨に濡れた木々の紅葉というのも中々素敵ですね。
詳しく昌慶宮を知りたい方はこちらをどうぞ→昌慶宮
1日2回日本語で案内してもらえる無料ガイドを行っているそうです。 時間は午前10時と午後2時。(2009年11月現在)

ガイドさん達が戻って来た頃には雨も上がり、まだ何も見学していないまま昼食の時間です。
昌慶宮から出て近くの食堂へ。昼食メニューはプルコギでした。

ウィルンへ移動

おいしいプルコギをいただいた後、バスに乗ってウィルンへ向かいました。
ウィルンは、地下鉄1号線外大前駅お隣の新里門(シニムン)駅から徒歩15分。韓国外国語大学の裏手に位置しています。
大通りから少し奥まった場所にあるからか、繁華街の喧騒とは対照的に静寂に包まれた厳かな所でした。

◆◆コーミィの豆知識◆◆
王の墓(王陵/ワンルン)について・・・。
朝鮮王朝時代に作られた王族の墓は、位によって3つに分けられています。
◇陵(ルン)
◇園(ウォン)
◇墓(ミョ)
歴代の王と王妃が眠るお墓をルン(陵)と呼びます。王の子供夫妻と王の両親は園(ウォン)、その他の親族が墓(ミョ)と呼ばれています。
ソウル市内には30もの王陵があるそうです。
地下鉄2号線ソンヌン(宜陵)駅の名前の由来は、第9代成宗(ソンジョン)王が眠るソンヌンと呼ばれる墓から来ているそうです。ソンヌン駅徒歩5分のサンヌン公園では成宗王の”ソンヌン”を見学することができますよ。

こちらが懿陵(ウィルン)です

 
雨もすっかり上がり、ウィルンを見守る山の紅葉はすばらしく映えていました。
ウィルンは第20代景宗(キョンジョン)王とその王妃が眠る墓です。
小さな橋を渡ると、神聖な場所を指す紅色の神門があります。神門をくぐると王様が先祖の祭祀(チェサ)を執り行う丁字閣(ジョンジャガック)と呼ばれる祭壇へと続く参道、そして先祖に挨拶するジョルをする為の小さな石で出来たベウィがあります。
 

丁字閣には階段が二つ。
手前の階段は先祖の霊が上る為のものだそうです。
先祖の霊に敬意を表し、階段は正面にはなく東側から上り西側から降りるようになっています。
コーミィ達は当時のしきたりに乗っ取って、奥の階段を右足から一歩ずつ揃えて進みました。





丁字閣の後ろに見える小高い丘の上には王と王妃のお墓がありますが、残念ながら敷地に入ることはできません。
少しだけ丸く見えるものが王妃のお墓です。
お墓の周辺には石で出来た、人や動物の石像が並んでいます。


西側の階段から丁字閣を降りると財団の方が準備してくれた韓国伝統文化体験の時間です。
雲の隙間から太陽が覗き始めると午前中の肌寒さはどこへやら。外で体験するには気持ちのいいお天気になりました。
丸い木型にお花模様が施してあり、サンプルに添って色付けしていきます。
木の上に色を付けるのは意外と難しかったです。正味1時間ほどかけてみんなでのんびり作品を仕上げていきました。
うまく出来たでしょうか。
左がコーミィ作、右が主人作 左がコーミィ作、右が主人作

左がコーミィ作、右が主人作

その後は、紅葉の中を散策したり自由に写真撮影。
モミジの色が七変化!?
同じモミジでこうも色が変わるのは不思議ですね~。まさしく自然の美です!
朝鮮王朝時代のお墓”王陵”はいかがでしたか。
ひっそりと佇む王陵は、ここが現代のソウルだとは思えないくらい。
300年の時を越えて私達に何か語りかけてくるものがあり、当時にタイムスリップしてしまった錯覚になりました。
ソウルの中でもまだまだ知られていない、ちょっと変わった史跡巡りをコーミィがお伝えしました。

<昌慶宮>
住所:ソウル市鍾路区昌慶宮路85
電話番号:02-762-4868
ホームページ:http://cgg.cha.go.kr/
◇観覧料金:大人1,000ウォン、子供500ウォン
◇観覧時間:午前9時~午後5時半(11月~2月)、午前9時~午後6時/週末は午後7時まで(3月~10月)
※入場券販売は観覧終了1時間前まで
※毎週火曜日休

<ウィルン>
住所:城北区芸術キル100
電話番号:02-964-0579
ホームページ:http://eureung.cha.go.kr/(韓国語/英語)
◇観覧料金:大人1,000ウォン、子供500ウォン
◇観覧時間:午前9時~午後4時半(11月~2月)、午前9時~午後5時半(3月~10月)
◆行き方◆
地下鉄1号線 新里門(シニムン)駅 1番出口徒歩15分

<韓国文化財保護財団>
住所:ソウル市江南区三成洞 112-2
電話番号:02-566-6300
ホームページ:http://www.chf.or.kr/(韓国語/英語)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-11-18

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