「2010メロンミュージックアワード」に行って来ました!

2010年度、韓国の歌謡界を総まとめします!

こんにちは。風邪気味のボリです。すっかり寒くなりましたね。2010年も後わずか。韓国では今年を決算する、いろんな授賞式が行われています。その中から私が行って来たのは歌謡界の授賞式の一つである「メロンミュージックアワード」です。
今年の「メロンミュージックアワード」は慶煕大学校にある「平和の殿堂」で行われました。平和の殿堂は以前「MNet・KM Music Festival(MKMF)」や日本の宝塚の舞台などを見に行った事があります。それではさっそく行ってみましょうか!

「メロンミュージックアワード」とは?

今年で2回目の「メロンミュージックアワード」は、韓国デジタル音源サイトであるMelOn(http://www.melon.com/)主催で行われ、一年間活動したアーティストと発表された曲、そしてアルバムの中で分野別のNo.1を決定します。MelOnでの一年間のデジタル音源の利用数をもとに候補を決めるため、ほかの歌謡授賞式よりは公正と言われています。ちなみに音源利用数80%、オンライン公開投票20%で最終的に受賞者を選定。それで歌手の方もこの賞には意味があると受け取り、今回もTop10の全チームが参加する事になったとか。

「2010メロンミュージックアワード」が行われた12月15日(水)はとにかく寒かったです(体感気温-15℃ぐらい)。授賞式自体は午後7時からだったけど、事前に参加アーティスト達のレッドカーペット行事があると聞いて、早めに家を出ました。死ぬほど寒かったけど、会場前は少しでも長く歌手を見たいというファンたちでいっぱい。しかも大学の敷地の中で思わぬ屋台の群れが…。どっかのお祭にでも来た感覚でした。
慶煕大学校の「平和の殿堂」

慶煕大学校の「平和の殿堂」

屋台の卵パンやトッポッキは普段の1.5倍~2倍の値段

屋台の卵パンやトッポッキは普段の1.5倍~2倍の値段

レッドカーペットに見えた豪華な白いリムジンからは2AMが…。

レッドカーペットに見えた豪華な白いリムジンからは2AMが…。

一時間前からレッドカーペットを歩くアーティストを待つ人達

一時間前からレッドカーペットを歩くアーティストを待つ人達

気になる受賞者達は…!?

いろんな賞があり過ぎな気もしますが、まず今年の10大アーティストには2AM、2NE1、2PM、少女時代、CNBLUE、IU、イ・スンギ、T-ara、4men、DJ DOCが選ばれました。そして、その中からも大賞にあたるアーティスト賞は去年に引き続き、少女時代でした!今年日本でのデビューも果たした少女時代の活躍は本当にすごかったですね。まだ怪我のため休んでいるティファニーのいない8人でしたが、早く少女時代の9人そろった姿が見たいです!ちなみに、この日、少女時代はアーティスト賞のほか、Top10賞、ホットトレンド賞を受賞し、3冠の栄誉に輝きました。
一生に一回しかもらう機会のない分、意味のある新人賞にはCNBLUEが受賞しました。CNBLUEはまさに2010年度のスーパー新人ですね!彼らの新人賞受賞には異議ありません。今年デビューして、今年のTOP10にまで選ばれたぐらいですからね。

一方、全世界の人気投票で選ばれたというNetizen人気バトル賞を受賞したSUPER JUNIORはリーダーのイトゥクさんだけが参加しました。この賞はほかの賞と違って100%人気投票で決めたという、まさにグローバル人気賞です。個人的にSUPER JUNIORのパフォーマンスがなかったのは残念でした。
ベストソング賞を受賞した2AM

ベストソング賞を受賞した2AM

今年のアルバム賞を受賞した2NE1

今年のアルバム賞を受賞した2NE1

Super Juniorのリーダー、イトゥク

Super Juniorのリーダー、イトゥク


受賞リスト
今年のアーティスト賞 ▶ 少女時代
TOP10賞 ▶ 2AM、2NE1、2PM、少女時代、CNBLUE、IU、イスンギ、T-ara、4men、DJ DOC
2010 スペシャル賞 「OST部門」 ▶ イ・スンギ(ドラマ「私の彼女は9美狐」主題歌)
         「ラップ&ヒップホップ部門」 ▶ シュプリムティーム
         「R&B部門」 ▶ GUMMY
         「トロット部門」 ▶ チャン・ユンジョン
         「オルタナティブ部門」 ▶ ホットポテト
アルバム賞 ▶ 2NE1
ベストソング賞 ▶ 2AM (狂ったように)
新人賞 ▶ CNBLUE
ネチズン人気バトル賞 ▶ スーパージュニア
ホットトレンド賞 ▶ 少女時代
ミュージックビデオ賞 ▶ ファン・スア監督(カインの「裏返せない」)
MBC+Star賞 ▶ miss A
Song Writer賞 ▶ イミンス(作曲)、キムイナ(作詞) (アイユの「小言」)
MBCラジオの歌手賞 ▶ ジョンヨプ
公演文化賞 ▶ PSY

司会は人気急上昇中のソン・ジュンギ

司会は今年ドラマ「成均館スキャンダル」で大ブレイクした俳優で、音楽番組「Music Bank」の司会者でもあったソン・ジュンギ!この日、ジュンギくんの司会は彼ならではの愉快&溌剌とした進行でしたが、彼の放送中のタメ口が問題になりましたね。私は普段そういうキャラクターが彼の魅力だと思っていたし、「メロンミュージックアワード」が硬い授賞式とは思わなかったので、そこまで叩かれるとは思いませんでしたが、やはり公式の場では気をつけるべきでした。

実は私にはジュンギくんの「タメ口進行」より気になる発言があったので…。それが何かと言いますと、OST部門の賞がドラマ「私の彼女は9美狐」の主題歌と決った事に、ジュンギくんが“「成均館スキャンダル」ではなくて?”とアドリブでコメントした事です。これが台本なわけ絶対ありませんから。
もちろん今年一番売れたOSTといえば、あのJYJの歌った「成均館スキャンダル」の主題歌に疑いの余地がありません。ですが、公正といわれるこの「メロンミュージックアワード」でも候補にすら入れなかったのは、いわゆる大人の事情って事ではないかと。それなのに、冗談でもわざとコメントしたジュンギくんの問題発言にヒヤヒヤしたわけです。結局叩かれたのは一緒ですが…(汗)。

ドラマ「成均館スキャンダル」の大ファンの私としてはどっちも残念な事ですが、もう過ぎた事ですし、ジュンギくんがもうすぐ行われる「KBS演技大賞」では失敗しないよう、がんばってほしいです(ジュンギくんは12月31日行われる「KBS演技大賞」でもチョイ・スジョンさん、イ・ダヘさんと共同MC)。

Top10 アーティストの華麗なパフォーマンス

少女時代

少女時代

2NE1

2NE1

DJ DOC

DJ DOC

「2010メロンミュージックアワード」ではTOP10に選ばれた、韓国の2010年度を代表するアーティスト達の多彩なパフォーマンスが用意されました。

最初のパフォーマンスは2NE1! 女王様オーラのCLさんはもちろん、パク・ボムさんのトレードマークとも言えるきわどいミニスカートもいつも通り。サンダラさんのかわいらしい短髪が話題になりましたね。

新曲「良い日」での3段高音が話題になっている、新しい国民の妹(笑)、アイユは「良い日」と「小言」を披露しました。残念ながら「良い日」は事前録画の映像を流したため、話題の3段高音は生で見る事はできませんでした。でも「小言」で予想外のサプライズが!なぜかデュエットの元パートナーである2AMのイム・スロンの代わりにパク・ジョンミン(SS501)が登場したんです。1曲目が事前録画の映像だったためか、1曲目の舞台にアイユはいなく、なぜかジョンミンくんだけスタンバイしていて何?と思ったが、2曲目の「小言」をアイユと一緒に歌うためでした。後で1曲目から一人でスタンバイするハメになったジョンミンくんは自分のTwitterに“放送事故が起こったTT”と書きましたよね。普段の「小言」とは一味ちがう魅力的な熱唱ぶりを見せてくれたジョンミンくん、グェンチャナヨ。

今話題のドラマ「シークレットガーデン」のヒョンビンのおしゃれジャージーを舞台衣装としたDJ.DOC(笑)など豪華なアーティストの中でも、ハイライトと言えるパフォーマンスは断然サイでした!さすが<2010公演文化賞>に輝いた彼だけあって、コンサートを彷彿させる彼の公演に客席のみんなさんはジャンプしまくり。こんな授賞式は見たことがありません(笑)。そんな彼の戦略はまず観客を立たせること。これの効果はこの間の<2010 YGファミリコンサート>でも確認済みですが、かなり有効です。観客を立たせた瞬間から会場は一気に盛り上がりました。やっぱり音楽はいいですね!
イ・スンギ

イ・スンギ

gummy

gummy

パク・ジョンミン(SS501) & アイユ

パク・ジョンミン(SS501) & アイユ

C.N.Blue

C.N.Blue

T-ara

T-ara

第3部は思いもしなかったイ・スンギくんのかわいらしい振り付けで幕上げ!年末の単独コンサートに備えて用意した会心の振り付け、初公開です。これは狙ってますね!確実に狙ってます!!見ているお姉さんはキュン、キュンです。ドラマ「私の彼女は9美狐」OSTから2曲続いて披露した彼のパフォーマンスはかわいい雰囲気から切ない雰囲気へと180°変わって印象的でした。

新人賞に輝いたCNBLUEの時もアイユの時と同じく、1曲(一人ぼっち)は会場ライブ、もう一曲(LOVE)は事前録画映像でした。でもアイユの時と違ったのは事前録画映像が流れる間も舞台に立って歌ってくれた事です。テレビには映らないけど、会場に来ている観客へのサービスと言っていいでしょうね。次第にドラムのミニョクはドラムを捨て(笑)、ギターの兄ちゃん達の間に並んで「Love」の振り付け(?)をしながら歌ってくれました。 CNBLUEファンにとってはまれに見れない実に貴重な場面だったと思います。それにしても事前に取った「LOVE」の放送映像の中のCNBLUEのビジュアル系姿もすごくかっこよかったですね。惚れ直しちゃいます(笑)。
2AM

2AM

4MEN

4MEN


PSY(サイ)

PSY(サイ)

歌手達の華麗なパフォーマンスは良かったものの、もっと年末授賞式を盛り上げる特別な何かがなかったのはちょっと残念でした。 賞の授与もちょっとゆるい気がしましたし、正直賞の授与さえなかったら、普通の歌番組の年末スペシャルとあまり変わりがない気がしたので。ま、でもまだ2回目の音楽祭と思えばこれからよくなるでしょうね。
今年の「メロンミュージックアワード」は、MBC Drama Net、MBC Everyone、MBC Liveなどのケーブルチャンネルでの生中継だけでなく、メロンホームーページ(http://www.melon.com/)やAfrica TVなどのインターネット放送の生中継、衛星DMBとTwitterを通じての生中継サービスなど、多様なチャンネルを通じて見る事ができました。いちおう公式ホームページでは今も見る事ができますが(有料)、ログインが必要です。

最後に、「2010メロンミュージックアワード」の受賞者の皆さん、誠におめでとうございます!

その他情報

※会場内の写真はすべて主催者から提供いただきました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-12-21

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