ソウル旅行記「父と私の3泊4日・冬のソウル旅」

今回の旅のテーマは「観る!」。さらにうまいものを食べよう…ということで初冬のソウル3泊4日です。

今回の旅のテーマは「観る!」。ソウルへ来ると、買い物食べ物だけでもあっという間に時間が過ぎてしまうもの。今回はちゃんと「観光」をして、さらにうまいものを食べよう…ということで初冬のソウル3泊4日です。

1日目 12月1日(水)

仙台からのアシアナ機は夕刻に仁川空港到着。リムジンバスで向かったのはロッテホテルです。今年の春に母と泊まったのは新館でしたが、今回は本館のクラブフロアを予約しました。
リニューアル済みということで新しいし、居心地はいいのです。が、ところどころ「あら?」な部分も。デザイン性と機能性のバランスって難しい…でも、何しろ立地は最高だし、サービスもいいので十分です。
今日の晩御飯はすっかり決めていました。
「タッハンマリが食べたい!」
まだ未体験の鶏まるごと鍋。今回一番食べたかった韓国料理です。地下鉄を使って東大門へ向かいます。
タッハンマリや焼き魚のお店が並ぶこの通り。中でも人があふれているお店が「チンオックァハルメ元祖タッハンマリ」。番号札をもらって15分ほど並びます。テーブルにつくと、すぐにたらいのような鍋が運ばれてきました。
「これかっ…!」
やがてグツグツいい具合に煮込まれたタッハンマリ。隣のテーブルのおじさんに教わってタレ作ります。
「いただきまーすっ!!」 
なるほど。これはうまいです。骨が面倒くさいけれど、うまいです。スープがたまりません。シメにうどんを入れて、二人で完食しました。
街はクリスマス一色。あっちもこっちもキラキラです。満腹のお腹を抱えながら、この日はおとなしくホテルに帰ります。

2日目 12月2日(木)

朝。ラウンジで朝食とりながら眺める景色の中に見つけた「青瓦台」。今日は、あそこに向かいます。
青瓦台の見学ができることを知ったのは去年のことでした。メールで直接申し込み、受付完了の返信がきた2日後、南北関係緊張のニュースが飛び込んできたのでした。こんな時期に見学ツアーが催行されるのか…不安に思いつつ集合場所に向かいます。

景福宮駐車場の集合場所に次々と集まってくる参加者。迎えのバスも到着していました。パスポートのチェックを終えると、何ということもなく、あっさり予定通りツアー出発です。最初にビデオで青瓦台の概要をお勉強します。大統領夫妻も登場するこのビデオ、短いですがなかなか面白いです。その後、見学できるのは限られた場所で、建物内部には入れません。でも、日本語のオーディオガイドで詳しい解説があり、決まった場所では写真撮影することもできます。お土産は立派な箱に入った青瓦台マグカップでした。
ソウル旅行記「父と私の3泊4日・冬のソウル旅」 お土産のマグカップ

お土産のマグカップ

ツアーも終わり、景福宮駐車場でバスを降ります。せっかくだからと、きれいになった光化門を眺めつつ景福宮を観光。今まで行ったことのない、ずっと奥の方まで見学して歩いたので、お腹が減りました。おやつをつまみながら仁寺洞へ向かいます。だんだんと気温も下がってきました。

今日の昼食はマンドゥのお店「宮」。
具がぎっちりむっちりの餃子が入ったあったかスープです。こんなに大きいのを一人で6つも食べられるかなと……すっかりたいらげました。ああ、あったまる! 父もかわいい餅入りのを完食です。
せっかくここまで来たので曹渓寺に寄ってみます。
前回訪れたのは5月の燃灯祭の時でしたが、普段でも熱心にお祈りをしにくる人がこんなにたくさんいることに驚きます。大雄殿の中は、読経をあげる女の人でいっぱいです。

次は地下鉄に乗って東大門方向へ。
お決まりのコースですが、総合市場の広すぎるフロアで迷いながら布地を買い、広蔵市場でタコのキムチを買い、ホテルに戻ってひと休みです。
さて、本日の夜のメインは「DRAWING SHOW」。
「 NANTA」「JUMP」とエキサイティングなステージは観てきましたが、今回はちょっと趣向の変わったものをということで選びました。その名の通り、様々な手法で絵を描く様子、作品ができあがっていく過程を観るのですが、その合間にはちょっとしたパフォーマンスあり、くすくす笑いありで、なかなか面白いです。70分ほどのステージで、次々と絵が完成されていきます。ストーリーがあるものではありませんから、ハラハラドキドキはないのですが、ゆったり落ち着た気分で観られるいいステージでした。
夕食は会場の向かいにあったカルグクス屋さんで。
あさりのカルグクス2人前だったのですが、目の前には洗面器のような丼がどかんと登場。これがうまかった!! つるつるの麺にアサリのだしがきいたスープ。そして、キムチのおいしいこと。またしても完食でした。
もりだくさんの2日目終了です。

3日目 12月3日(金)

今日のメインは国立中央博物館です。
石器時代の出土品から始まり、工芸品や仏像まで、真面目に全部回って歩いたらまる一日かかりそうな展示品を2時間で回ります。借りた日本語のオーディオガイドは単語の読み方が多少怪しいものの、非常に詳しい解説があり、なかなか鑑賞のしがいがあります。この日の来館者の多くは、小学生や高校生。貴重な文化財のあたりは、メモをとる子供達でいっぱいになっていました。

続いては、弘大付近へ。
居心地のいいカフェが多いと聞き、行ってみたいと思っていた場所の一つです。表通りはまさに学生街。ちょっと路地を入ると、落ち着いた感じのカフェがちらほらと。「cafe aA」でひと休みです。アンティーク家具を素敵に配置したこのお店。広々としたフロアに高い天井は、私の「カフェ」のイメージとは違っていたのですが、なんだかとても居心地がよく、友達とだったら長居してしまいそうな場所でした。甘めのレモンケーキも満足の味です。
夕方はお買い物の時間。
免税店やデパート、化粧品屋さんを回って、ノートいっぱいの買い物リストをつぶしていきます。前回買ってきておいしかったお菓子だとか、頼まれていたBBクリームだとか。「観る!!」がテーマと言いながら、実は昨夜の夕食後にロッテマートにも行ってるし、やっぱり荷物は増える一方なのでした。

今日の夕食は、前から気になっていた「Bistro Seoul モラッ」へ。
比較的早い時間にもかかわらず、お客さんでいっぱいです。父が「今回一番よかった」といったのがこのお店。カキにポッサム、そしてやっぱりおいしかったキノコのビビンバ。もっと人数がいれば、注文したいものがいろいろあったのに! 韓国料理らしさを残しながらも上品な味はもちろん大満足ですが、お店の雰囲気もよくてゆったり食べられるお店でした。

さて、旅の終わりはマッサージでしめくくりです。
ソウルに来るとよく歩きます。新しいお店が次々できているので、知っている場所でも「もうちょっと先まで行ってみよう」と思うし、地下鉄に乗ろうとすると階段の上り下りがあるし。予約したのは明洞の「THE FOOT SHOP」です。2人とも、足のマッサージ60分のコースを選びました。静かで、気持ちよく、お腹いっぱい…当然ウトウト。最後はドクター・フィッシュに角質を食べてもらって、マッサージ終了です。

最終日 12月4日(土) 

帰ります。
軽く朝食を食べ、リムジンバスで空港へ。二人とも両手に荷物を抱え、仙台上空では暴風にあおられながらやっとのことで到着しました。

「観る!!」がテーマのこの旅、ちゃんと観たし、ちゃんと食べたし大満足の3泊。次回はソウルからちょっと離れたところにも1泊して、そうすると全部で3泊は足りないし…と、また次回の計画を立てたりしているのでした。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-01-12

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