コーミィのソウルでモデルルーム探訪に行ってきました!

ソウルで今一番熱い開発地域、竜山のアパート事情をご紹介!!

  みなさん、こんにちは!コーミィです。韓国人にとって夢のマイホームといえば、アパート。コーミィが初めて韓国に来た時、飛行機から眼下に連なる四角い建物を見て、韓国にはベランダがないのかな?と不思議に思いました。実は建物の中にベランダがあるのが韓国スタイル。この国の寒い気候と黄砂から守るためなんです。窓と手すりがあることで子供の落下事故防止にもなり、手すりの見た目はさておき、安全面では理にかなっていると思います。
  韓国でアパートを持つことは、住居としてだけではなく投資目的の意味もあります。ずっと価格が上がり続けていれば、さらに高く売れるだろうと思ってしまうのが人間の心理。日本はバブル崩壊を経験していますから、不動産を投資目的で購入しようとは一般庶民はあまり考えないと思うのですが、韓国では意外にも一般庶民にまで浸透しています。ここ数年はアパート価格が高騰しすぎて買い手がつかず、売買物件は飽和状態になりつつあるとか。アパート売買は停滞気味ですが、逆に持ち主から借りて住むチョンセ物件の価格は上昇中なんです。資金さえあればすぐにでも手に入れたいマイホーム、韓国では今どんなものが人気なんでしょうか。
竜山地区の最新アパートを一緒に見に行ってみましょう!

■□■セントレビル・アステリウム・竜山■□■

ご紹介する所は、『セントレビル』という愛称で呼ばれている東部建設の高級アパートです。
現在建設中のソウル駅前、竜山、堂山のセントレビル・アパートを竜山にあるモデルハウスで見学することができます。
その中で、竜山地区に来年完成予定のセントレビル・アステリウム・竜山を見学することにしました。
竜山の一等地に建設会社の名が入った大きな建物がでーんとそびえ建ちます。
若干入りづらい雰囲気ですが、建物の中は白を貴重とした清潔感のあるエントランスで、受付の女性の笑顔にも少しほっとしました。
モデルルームがあるスペースは2階です。天井が高くて広いですね!ちょっとしたギャラリーのよう。
アステリウム竜山は、住居施設と商業施設が一体となった『都市型複合住居施設』で、オフィステル棟とアパート棟に分かれています。ちなみに、アパートとオフィステルの違いは何かと言いますと、適用される法律の違いです。

■ アパート→住居法(100%住居施設なので)
■ オフィステル→建築法(商業施設などが入り業務施設となるため)

法律の違いによって購入する時の契約方法が違います。
また、オフィステルとアパートでは同じ坪数だとしても広さがかなり違います。
オフィステルは駐車場、エレベーター、通路などの共有スペースもお部屋の坪数に入ってしまうからなんですって。

モデルルーム案内スタッフはみなさん長身でかっこいい男性の方でした。
ここだけの話、モデルルームの案内スタッフは、建設会社の職員ではなくフリーランサーとして働いているんだとか。

実際にモデルルームを見てみましょう♪

アステリウム竜山で一番広いお部屋はアパート棟の65坪。リビング、ダイニングキッチン、バスルーム3つ、寝室3つ+多目的ルーム、書斎という作り。玄関からは長い廊下で区切られ空間をきっちり分けてます。こちらの特徴は一般のアパートよりも30センチ天井が高く採られていること。天井が高いと空間が広く見えて開放的に感じますね。それぞれの部屋にはウォークインクローゼットを採用し、玄関やリビングには壁一面の収納を確保。韓国ならではなのが、冷蔵庫2台分のスペース。ビルトインの冷蔵庫の他に、殆どの家庭はキムチ冷蔵庫を持ち必須条件なんですね。また、窓際には1坪ほどの防火スペースが設置され、いざという時の災害時の退避場所が作られていました。
リビングの壁には天然大理石を使用

リビングの壁には天然大理石を使用

ダイニングキッチン

ダイニングキッチン

書斎スペース

書斎スペース

各ベッドルーム。1つはフリースペースとしてインテリアされていました。 各ベッドルーム。1つはフリースペースとしてインテリアされていました。 各ベッドルーム。1つはフリースペースとしてインテリアされていました。

各ベッドルーム。1つはフリースペースとしてインテリアされていました。

玄関からキッチンへ続く廊下

玄関からキッチンへ続く廊下

キッチン台は大理石仕様

キッチン台は大理石仕様

バスルーム

バスルーム

コミュニティー施設

コミュニティー施設

韓国人は色彩のはっきりしたものが好みだと思っていたのですが、高級アパートのインテリアは割と落ち着いた雰囲気です。日本人が見ても気に入りそう。特に韓国人は大理石が好きなのか、最近のアパートのキッチンカウンターはどこも大理石仕様になっている所が多い気がします。このお部屋はリビングの壁にまで天然大理石を使用していました。豪華ですね~。
所で、オフィステル棟のいい所は、住居以外の商業施設が入ることでしょう。こちらでは、フィットネスクラブ、共同スパ、共同ロッカー、ゴルフ練習ルーム、ティーラウンジ、パソコンルーム(情報検索室)、スカイ庭園、ブックカフェなど、コミュニティー施設も一緒に備わります。こんな所に住んでみた~い!

このアステリウム竜山は、アメリカ人と日本人デザイナーさんも関わっているプロジェクトで、ワールドクラスデザインを実現するため、世界の専門家達を迎えているそうです。

キム次長に聞きました!

モデルルーム見学の後は、コーヒーメーカーで淹れたおいしいコーヒーをいただきながら、東部建設・分譲チームのキム次長さんに今後の竜山地区の未来はどう変わっていくのか、アパートやオフィステルの購入方法について教えていただきました。
竜山地区の未来
『 竜山地区は開発が進んでますます価値のある地域になります。現在の米軍基地がすべてピョンテクへ移転して、その跡地にはニューヨークのセントラルパークのような大きな都市公園が誕生予定です。アステリウム竜山から竜山駅にかけては、竜山リンクと呼ばれる地下街でつながります。地下街にはコエックスのような大型ショッピングモールができる予定です。竜山駅西側の地域は国際業務地区となり、あの噂されている高いタワーと、周辺にはビジネス施設・デパート・ホテル・文化施設ができ、金融・IT・観光のグローバル・ハブ地区となるでしょう。漢江には国際旅客ターミナルを建設して、国際フェリーが停泊できるようになりますよ。さらに漢江大橋が架かる無人島は、芸術の島として開発されます。交通機関は、新ブンダン線がブンダンから江南を通って竜山駅まで開通し、京義線は竜山駅からサンアムDMC駅まで延長される予定です。』

ここまで聞くだけでもとてつもない構想のような気がしてしまいました~。でも完成に向かって着実に進んでいるんですよね。コーミィが特に気になったのはカップルや子連れファミリーに大歓迎されそうな、竜山リンクのショッピングモールと都市公園。すべてが完成するまでにはさらに年月がかかると思いますが、今から待ち遠しいですね。都市公園の最終的な完成は2030年だそうなので、その頃にはコーミィは孫を連れて遊びに行くことになるのかもしれませんね。(笑)
竜山地区未来予想図

竜山地区未来予想図

ソウルのセントラルパークが誕生予定!

ソウルのセントラルパークが誕生予定!

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契約方法
住居施設のアパートとオフィステルですが、外国人には分かりづらい契約方法を簡潔にまとめてみました。法律が違うことで売買時の契約方法も変わります。聞くとオフィステルのほうが簡単明瞭です。アパートは優先順位の規則がややこしくて分かりにくいですが、優先資格がもらえるなら、こちらの方が獲得できる確立は高いかもしれませんね。

■ オフィステル(建築法)

①請約金を払って受付
※抽選に入らなかった場合、請約金は全額返金される
※モデルルームなどの現場によって請約金額が若干違う(請約金相場200万ウォン~)

②抽選

③契約

■ アパート(住居法)

請約通帳というのを銀行で作ります。(住宅積立預金のようなもので、この取引がアパート購入には不可欠です)
※その取引期間(+加点制)によって優先順位が決まる
・2年以上:優先順位1位
・6ヶ月以下:優先順位2位

※特別供給優遇制度(+加点制)
・新婚さん(25坪以下の家を取得時に適用)
・20歳未満の子供が3人以上いる家庭
(その他にも細かく規定がありますが省略します)

②抽選
※優先順位と加点により高順位の人達から抽選し、優先者への振り分け後に
まだ未契約の部屋があれば一般待機者も抽選ができる

③契約

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再開発地域に元々住んでいた住民へは入居の最優先が約束されています。アパートではすべての人が希望すれば100%入居でき、オフィステルは戸数に対して10~20%を供給。
しかし、以前の家と新築アパートの坪数の差額分は支払わないといけないので、その差額分は何億ウォン(何千万円)にもなります。実際にそのまま住める人達は何人いるのでしょうか。

そんな韓国のアパートですが、アステリウム竜山は、2012年7月入居に向けてすでに90%の契約率だとか。
どんな方が入居されるのか聞いてみた所、価格が高額なので年配の方が多いということです。
ちなみに気になるお値段は!?
今の相場は、1坪4,000万ウォンだそうです。
さっき見たお部屋は65坪ですから、ざっと計算して・・・。
おぉ、26億ウォン!!!(現在のレートで約2億円)
価格がものすごいことになってます。
こんなお家に住めるなんて羨ましい~。

最後にコーミィが気になっていた、日本で人気の宿泊できるモデルルームが韓国にもあるのか聞いてみた所・・・。
「韓国では聞いたことがないですね~」とキム次長さん。いつか泊まれるモデルルームが韓国にもできたらいいですよね。
コーミィは日本のマンション事情をよく知らないのですが、日本と韓国ではお家のスタイルに違いはあったでしょうか?
以上、韓国の高級アパートを垣間見て、未だ夢見心地のコーミィがお伝えしました!


セントレビル・アステリウム・竜山
住所:ソウル市竜山区漢江路3街 65-325 東部 セントレビル アステリウム竜山 モデルハウス 2階
電話番号:02-794-9900

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-01-28

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