韓国のゲストハウスに泊まろう!

リーズナブルで気軽に泊まれる!最近人気のゲストハウス、利用する時のチェックポイントは!?

こんにちは!ソウルナビです。旅行先の宿といえば、高級ホテルからスタンダードな観光ホテル、ビジネスホテルやレジデンスホテルにモーテル、旅館など格安のところまでいろいろ。もちろん、韓国にもあらゆるタイプの宿泊施設がありますが、今日はここ何年かでソウルでもその数がぐっと増え、以前よりも利用する人が多くなったゲストハウスにスポットをあててみたいと思います!ゲストハウスってよく聞くけれど、普通のホテルとどう違うの?と思っている方もきっといらっしゃるはず。やっぱり他のお客さんと同じ部屋やバスルームを使うの?門限はあるの?泊まるときの注意点は?そもそもゲストハウスって何!?そんな疑問に全てナビがお答えしましょう!それでは、いってみよ!

ゲストハウスって!?

ゲストハウスとは大まかにいうとオーナーさんが個人で経営する宿泊施設。オーナーさんの住む家の何部屋かを客室として使っていたり、オーナーさんが住んでいなくても一戸建ての住宅や小規模な建物全体がゲストハウスになっていたり、または建物の一部をゲストハウスの施設として使っていたりするところがあったりします。また韓国では韓屋(ハノク)とよばれる古い伝統家屋や、コシウォンという2~3畳ほどの小さな個室の寝室が集まる韓国独特の簡易居住施設など、以前は別の目的として利用されていた建物や施設が宿泊施設として改装されてゲストハウスになっているところも。
ホテルと比べて全体的に宿泊料金が安いところや、宿泊客とオーナーさんやスタッフとの距離が近かったり他の宿泊客との交流ができたりと、ホテルのような堅苦しさがないフランクでアットホームな雰囲気がゲストハウスの魅力。ただ、やはりゲストハウス、施設、サービスにおいてホテルと同じようなレベルは期待できません。例えば部屋の壁が薄い、ホテルのようなアメニティーがない、夜は基本的に静かに過ごさなければならない、トイレやシャワーを共同で使わなければならない、または部屋にバスルームがあってもとっても狭いなどなど、確かにホテルに泊まるのとは違って少しガマンしなければならない点もゲストハウスによってはよくあります。でも最近は、全室バスルーム付きでリーズナブルなホテルと変わらないくらいの設備を備えるところも増加中。ただし、そんなホテル並みの客室だと料金もそれなりにする傾向が!?

ゲストハウスの客室のタイプ

他の宿泊客と同じ客室に泊まるドミトリーから、個室にシャワーとトイレの付いた格安のホテルとほとんど変わらない部屋まで、ゲストハウスの客室のタイプはいろいろ!個人のプライバシーをより守れる部屋が、宿泊料金もより高くなります。予算と好みに合わせて選びましょう!

■ドミトリー

客室内に何台かのベッドが置かれていて、他の宿泊客と同じ部屋に泊まる一番の格安タイプ。ベッドの上が自分の個人空間。基本的に部屋は男女別で、だいたいどこでも鍵付きの個人ロッカーが付いています。ベッドはニ段ベッドやシングルベッド。トイレとシャワーは共同で、部屋の中にある場合は同じ客室の宿泊客と一緒に、部屋の外にある場合は他の客室の宿泊客とも一緒に使います。バックパッカーやとにかく宿泊費を安くおさえたい人向け!

■個室の寝室に共同のトイレとシャワーを使用

ベッドのある寝室が個室になっていて、部屋の外にある共同のトイレとバスルームを使うタイプ。一般的な住宅をゲストハウスにしたところはほぼこのタイプです。いくつの共同トイレ、シャワーを何部屋、または何人で使うのかが重要なチェックポイント。このタイプもお値段は安いけれど、好きな時間にシャワーやトイレを使えない可能性があります。
共同のトイレ&シャワー室はだいたいこんなかんじ。

■個室にシャワールームがあるけれど共同トイレを使用

ベッドの個室にシャワー施設のみ付いたタイプ。トイレはだいたい各階にある共同トイレを使います。時間に関係なく、また待ち時間なくいつでもシャワーを使えるのが便利。ただしこのタイプの客室があるのは建物が元コシウォン(※上記参照)だったところが多く、シャワールームといっても部屋の中にガラスで簡単に区切っただけの狭いシャワースペースがあることろが大部分。

■トイレとシャワーが付いた個室

ベッドの個室にトイレとシャワーのあるバスルームが付いた部屋。ここまでくると、安いホテルの客室とほぼ変わりないところも。ただしゲストハウスなので部屋が狭かったり、バスルームがごく狭かったり、アメニティーが揃っていなかったりすることがあったりもするので、あくまでもホテルとは違うということをお忘れなく!またバスタブのあるところは基本的にないと考えてもOK。
客室にトイレとシャワーのあるゲストハウスの、トイレ&シャワールームはだいたいこんなかんじ!狭いバスルームにトイレと洗面台が並び、洗面台からシャワーが伸びているのが大部分。少数ですが、たまーにシャワーブースのあるところもあります。

■トイレとシャワーとキッチンの付いた個室

ベッドの個室にトイレとシャワーだけじゃなく、さらにキッチンも付いたレジデンスタイプの客室。確かに他のゲストハウスの客室と比べてお値段はそれなりにするけれど、大人数で泊まれるところも多く、グループ旅行やファミリー旅行にぴったり。また一人や少人数での利用でも、長期滞在をすれば現地のワンルームアパートに住んでいるような気分を味わえそう。トイレやシャワーは他のタイプの部屋と似たようなかんじ。

ゲストハウスの共同施設

ゲストハウスといえば宿泊客が誰でも使える共同スペースや共同施設があるのも特徴。キッチン、シャワールーム、ランドリールームなどが代表的ですが、それぞれゲストハウスによってあったりなかったりします。

○共同キッチン・ダイニング・リビング

宿泊客が自由に使える共同スペース。キッチンがあれば調理器具と食器も揃っているトコロが多く、簡単な調理ができるところや、ゲストハウスによってはいろんな国から来た宿泊客が各国の料理を作り、みんなでいただいたりすることがあるところも!?そんな交流もできるのがこのスペース。またキッチンがないところでも、ソファーやダイニングテーブル、テレビなどが置かれたダイニングルームやリビングルームのような部屋が必ずあり、コーヒーなど自由にいただくことができます。
なお、このような共同キッチン&ダイニングスペースがある場合、ほぼどこのゲストハウスでも朝はここにパンやシリアル、コーヒー、卵といった簡単なセルフ朝食が用意され、無料でいただくことができます。中には料理自慢のオーナーさん手作り朝ごはんがいただけるところも!利用可能時間は各ゲストハウスによって異なります。

○共同シャワー&トイレ

個室にシャワーやトイレがない場合は、共同のシャワーとトイレを使用するゲストハウス。数か所あったり、男女にちゃんと分かれていたりとゲストハウスによって違うので、共同シャワー&トイレを利用しなければならない時は要チェック!

○共同洗濯機

ゲストハウスにはだいたい共同で使える洗濯機があり、ほとんどの場合が無料。ただ夜は使えないことも多いので、利用できる時間をチェックしておきましょう。

○そのほか共同スペース

屋上や玄関横、お庭のテラスなどにみんなの憩いのスペースがあることも。またゲストハウスは基本的に館内は全て禁煙ですが、このような屋外の共同スペースでは喫煙が可能なところもあります。

ゲストハウスを利用する時のポイントいろいろ

ホテルとどう違う?ゲストハウスの特徴を、チェック項目別にまとめてみました。

★門限は?

ゲストハウスは個人の住宅や小さめの建物を利用しているところがほとんど。正面出入口や門は普通、セキュリティーのため24時間、または夜間だけのところもありますが鍵がかかっています。でも現在ソウルにあるほとんどのゲストハウスでは、宿泊者がこれら正面出入口や門に鍵がかかっていても自由に出入りできるようなシステムになっているため、ほぼ門限はないと考えてよさそう。大部分は暗証番号式キーの暗証番号を教えてもらえるか、鍵を別に渡されてそれを利用して出入りするようになっています。

★PC、wi-fi、ネット環境は?

韓国、特にソウルのゲストハウスでは、現在ほぼどこでも共同スペースに1台はインターネットが無料で使えるパソコンが設置されています。また客室、施設内どこでも無料でwi-fiが使えるところが多く、むしろ使えないところを探すほうが難しいくらいかも!?ただし、wi-fi接続の安定度や強さは各ゲストハウスによります。

★客室備品、アメニティーは?

ホテルと違ってほとんど備品のないゲストハウス。スリッパ、タオル、ドライヤーくらいはだいたいあります。またバスルームに共用の歯磨きチューブやボトルに入ったシャンプーとボディーソープがあることも。

★テレビ、冷蔵庫、電話、エアコンは?

最近は個室にテレビやミニ冷蔵庫があるところも増えましたが、基本的には共同スペースある大型テレビを見て共同冷蔵庫を使うことが多いかも?またテレビ自体が無いゲストハウスも結構あるので、韓国でテレビを見たい人はあらかじめチェック!また電話が個室にあることはほぼなく、共同スペースにあることも。最近では国際電話も無料でかけられるスカイプ電話が設置されているところもあります。またエアコンは現在、ほぼどこのゲストハウスにもあり。ただし中には各部屋で温度調節のできないところもあります。

★夜は静かに!

ゲストハウスは共同スペースのすぐ近くに客室がある場合も多く、また建物自体が大きくないことが多いため声や物音が響いたり、壁が薄かったりすることもあるので、夜遅い時間は静かに過ごすのがマナー。


★チェックイン&チェックアウト前後の荷物預かりは?

ゲストハウスでは多くの場合、チェックイン前、またはチェックイン後にもフロントで荷物を預かってもらえます。ただし、もちろんそれぞれのゲストハウスで預かった荷物の管理には十分気を配りますが、ホテルのように専用のクロークがあったりはしません。


★韓屋のゲストハウスとは?

古い韓国の伝統家屋=韓屋(ハノク)の建物を利用して作ったゲストハウス。泊まるだけで伝統家屋を隅々まで見ることができ、また実際に昔ながらの生活を肌で感じることができるので、外国からの観光客に人気の宿です。韓屋は基本的にマダンとよばれる中庭をぐるりと囲むように平屋の建物が建っていて、ゲストハウスの客室もマダンから直接出入りする造りに。韓国の情緒が感じられるステキなゲストハウスですが、大部分の場合、共同のシャワーとトイレが客室とは別にあり、冬場はトイレやシャワーを利用するたびに寒い部屋の外に出なければならないのでちょっと大変なことも!?真冬はバスルームがとっても寒い!というのもよくききます。でも最近はしっかりバスルームの暖房をしているところや、シャワーとトイレ付きの客室もある韓屋のゲストハウスも増えたので、寒い季節はそんなところをチェックしておいたほうがよさそう。また韓国伝統の床暖房であるオンドルを体験できるし、エアコンは基本的にほぼ各部屋に設置されています。
いかがでしたか?ゲストハウスとはどんなところか、だいたいのイメージがつかめたでしょうか!?リーズナブルで気軽に泊まれるゲストハウス。最近は客室にシャワーとトイレが付いていてホントに格安ホテルと変わらないくらいの部屋があるところも増えています。それでも施設はやっぱりホテルには劣りますが、スタッフや他の宿泊客と交流ができたり、お家のようにくつろげたり、だいたいは無料で朝食がいただけたりするのもゲストハウスの良いところ。また、オーナーさんこだわりのインテリアで飾られていたりすることがあるのも、ホテルとは違って面白いトコロかも!?そんなゲストハウス、料金おさえめで個性的な宿をお探しの方はぜひチェックしてみてくださいね!以上、ソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-05

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