みえぽんの125回目韓国旅行-救仁寺~月精寺~亀龍寺~神勒寺~龍門寺~道詵寺、お寺巡りの旅(2014/8/15~8/19)

夏休み4泊5日、高速バスに乗り地方とソウル近郊のお寺巡り!

いつもだいたい2泊3日で行く韓国ですが、今回は夏休みで4泊5日の旅。お寺巡りが趣味なので、高速バスに乗り地方、ソウル近郊に出かけ、韓国33観音聖地のお寺などを5日間かけて旅します。
救仁寺

救仁寺

月精寺

月精寺

亀龍寺

亀龍寺

神勒寺

神勒寺

龍門寺

龍門寺

道詵寺

道詵寺

<旅行前日:2014/8/14(木)>

 定時で仕事を終了し、成田に向かいます。旅行気分をいち早く楽しみたいので前日に成田入りし、成田ビューホテルに宿泊。このホテルはシングルで予約してもいつもツインの部屋にしてくれます。ホテル内の中国料理店「唐紅花」で夕食を食べます。全国のビューホテルで銀賞を取ったクリームソースがかかったチャーハンを食べます。さすがに美味しかったです。

<1日目:2014/8/15(金)>

 ホテルで朝食バイキング。機内食が出ないのでしっかり腹ごしらえをします。
8:30頃にホテルの送迎バスで空港に出発。
今回利用するのは10:50成田発バニラエアJW201便。早々にチェックインを済ませ、搭乗時間を待ちます。
飛行機は仁川空港に到着し、宿泊先のチョンノ5街のゲストハウスにチェックイン。すぐに出かけます。韓国に着いて一番にすることは雪氷ソルビンでブルーベリーチーズピンスを食べること。地下鉄で明洞に向かいます。明洞で一番新しい雪氷3号店に行きましたが、満席で並んでいます。回転は悪くないようなので並んで待ちます。こんなに人が並んでいるのに食べ終わっても入口付近の席で話し続けているカップル、早く出ろよなと思いながらも10分ほど待っただけで席に着くことができました。
先月食べたマンゴーチーズがいまいちで、この1か月間ブルーベリーチーズを食べることを楽しみにしていましたが、期待を上回る美味しさです。間違いなく滞在中にもう1回食べます。
ピンスを食べた後は、明洞をウロウロ。色んな食べ物屋台が出ています。
明洞にあるNATURE REPUBLICはどのお店も店の入り口前にドライアイスを置いていて、冷気がとても気持ち良かったです。
次はマートへ買い物に行きます。お菓子などの食料品を購入するため、ホームプラスワールドカップ競技場店、eマート新道林店をはしごします。この日、ワールドカップ競技場ではSMTOWNのコンサートがあったようで、キャーキャー歓声が聞こえてきます。
おなかもすいてなかったので夕食を食べずに荷物を置きにゲストハウスに戻ってきました。ゲストハウスでは泊まらずどこかチムジルバンで寝るつもりでしたが、また外に出るのが面倒になってきて、4人1室のドミトリー部屋でしたが同室の3人は部屋にはいなくてシャワーも使いやすいので、今晩はここで寝ることにします。

<2日目:2014/8/16(土)>

6:30に起床。今日から地方へ出かけます。最初の行き先は忠清北道丹陽郡にあるお寺、救仁寺です。昨年秋に丹陽八景を訪れた時にこのお寺の存在を知り、ずっと行ってみたいと思っていたお寺です。東ソウル総合バスターミナルから救仁寺行きの直通バスがあります。
8時にはバスターミナルに到着しましたが、9時発のバスでまだ1時間あるので、近くのチョンガマンドゥというお店でキンパッとマンドゥの朝食を食べます。
9時になりバスは救仁寺に向けて出発。
途中から雨が降り出しました。丹陽バスターミナルを経由して、約3時間後に救仁寺バスターミナルに到着。救仁寺バスターミナルもお寺と同じような装飾の建物です。
救仁寺は創建されてまだ100年も経っていない新しいお寺のようです。韓国の一般的なお寺とは少し雰囲気が異なり、寺全体が不思議な空間です。救仁寺バスターミナルからお寺の一番奥まで、ずっと上り坂&階段が続き、平坦な所はほとんどありません。境内の奥に光明殿という大きな建物がありエレベーターで5階くらいまで上がれます。すごく大きなお寺で見応えがあります。
救仁寺の拝観を終えました。今日の今後の予定は、原州バスターミナルまで移動し、原州市内にある亀龍寺というお寺を観光し、原州市内に戻って来てチムジルバンで宿泊、だったのですが、時間に無理があるようです。明日、亀龍寺の次に行く予定だった江原道五台山国立公園にある月精寺の方が遠くにあるので、予定を変更し、今日中に月精寺まで行くことにします。
救仁寺バスターミナル~丹陽バスターミナル~原州バスターミナル~珍富バスターミナル~月精寺、バスを4つ乗り継いでの移動です。
原州バスターミナルから」珍富へ行く際、30分だけ待ち時間があり、ダンキンドーナツを食べました。バスターミナル内には韓食堂もあり、今日はまだ韓国らしい赤い汁物を食べていなくてスンドゥブでも食べたかったのですが、時間がなくあきらめました。
16:45江陵行きのバスに乗車。高速道路を走り、途中、長坪という所で停車し、珍富バスターミナルには18時過ぎに到着。18:30の月精寺行きのバスに乗ります。月精寺まで行くとお寺の周辺には民泊施設があるだろうと思ったのですが、30分かけて着いた月精寺の周りには宿泊施設も食堂も1件もありません。月精寺の一つ手前の停留所とその停留所~月精寺一柱門の間に数はそんなに多くはないけれど民泊施設が何件かあったので、一つ戻りバスを下車しました。
バス停留所の近くに「民泊」の看板がいくつかありましたが、夕食も食べたかったので、今晩の宿泊先は食堂も併設しているウジョン民泊に決定。建物の外観がまずまずだったので問題ないだろうととりあえず荷物を部屋に置いて夕食を食べに行きます。メニュー表に小さく朝食のみと書いていたのに気付かずにファンテヘジャンクッを注文。本来なら朝食だけのメニューだけど、外国人観光客なので特別に注文を受けてくれました。
夕食を食べ終わり、部屋に戻ります。枕は3つあるけど色の薄い水色のものは汚れています。ということは、色の濃い枕も同じ。敷き布団は髪の毛がついてるし、かけ布団もシミやら汚れやら。冷蔵庫の中は全くふいてなくて汚れがつきまくり。床全体がなんかベタッとする。扇風機にほこりがいっぱいかぶってる。タオルも1枚もついてない。1泊4万WONでこれはないだろうと思ったけど、仕方なく今日はここで寝ます。まずはカバンなどの荷物を置くスペースの床をきれいにふきます。敷き布団は気持ちが悪いので使わず、汚れがましなかけ布団を2枚敷いて敷き布団に使います。
以前、法住寺の近くで同じ値段で宿泊施設に泊まりましたが、寝具も清潔で室内、シャワー・トイレ室の清掃も行き届いてすごく快適で、朝5時に目ざまし時計を合わせたけれどあまりに快適すぎて10時まで寝続けていたことがありました。今この時点で早くここから出たいので、明日は早起きできて早朝から行動が開始でき、1日が長く有意義に過ごせそうです。目ざまし時計を6時に合わせて就寝。

<3日目:2014/8/17(日)>

目ざまし時計に合わせて起床。さっさと支度を整え、部屋を出ます。
お寺の周辺は食堂や宿泊施設などで賑わっているところも多いのですが、月精寺周辺はとても静かな所です。
バス停留所へ行ってみたら、どうやら始発のバスがもう行ってしまったようで、次のバスが来るまで1時間もあります。昨日、月精寺まで行きましたがこの1区間は歩ける距離なので頑張って歩き始めます。しばらく歩くと運よく前方からタクシーが来たので、タクシーを捕まえて月精寺まで行きます。金剛橋を渡って境内に入っていきますが、まだ朝7時過ぎなのでとても静かです。
月精寺の拝観を終え、朝の8時過ぎにはもうバスに乗って珍富バスターミナルへ向かいます。今日1日は有意義に過ごせそうです。
珍富8:25発のバスに乗り、9:30に原州バスターミナルへ到着。バスを2つ乗り継いで昨日行く予定だった亀龍寺に向かいます。11時に亀龍寺に到着。バスを下りてからお寺の入口までは渓谷沿いの整備された散策路を歩いていきます。途中でかわいいリスを発見。
亀龍寺の拝観も終え、次の目的地に向かうため原州バスターミナルへ戻ります。すぐに次の目的地驪州に向かう予定でしたが、バスターミナルの前にペクソルコンジュというおいしそうなスイーツがたくさんあるお店を発見し、入店します。インジョルミトーストとピンスを注文。
ここで1時間半ほど休憩し、次は神勒寺に行くために驪州へ向かいます。バスは約1時間後に驪州バスターミナルへ到着。バスで神勒寺へ。
神勒寺の停留所で下りると神勒寺観光地と書かれた大きな門があり、中には陶磁器のお店が並んでありました。
神勒寺は韓国の寺院では唯一川岸にあるお寺だそうです。境内の一番奥には岩肌の川岸があり、川が流れる景色を楽しめる江月軒という休息所があります。
神勒寺の拝観も終え、驪州バスターミナルへ戻って来ました。明日は龍門寺に行くのでこれから龍門までバスで移動し、今夜はあらかじめ地図で発見しておいた龍門バスターミナル近くのサウナで泊まる予定です。地図ではサウナと書いてあったので、24時間営業のチムジルバンか、ただのモギョクタン(銭湯)なのかは分かりません。行ってみてチムジルバンでなければ、今日もモーテルなどの宿泊場所を探さないといけません。韓国に滞在して3日目、まだ大好きなチムジルバンにも泊まっていないし、サムギョプサルなどの韓国らしいまともな夕食も食べていません。
確実においしい食事にありつけてチムジルバンで寝泊まりできるソウルに行くか、それとも予定通り龍門に行くか迷います。迷いましたが、驪州と龍門はそれほど距離が離れていないので、龍門に行くことを選択しました。驪州からは龍門を経由して楊平まで行く市外バスがあるというので、出発時間まで約30分、近くのカフェでコーヒーを飲んで待ちます。
18時のバスに乗り、1時間後に龍門バスターミナルに到着。すぐにサウナを目指し、受付の人に24時間営業のチムジルバンかと尋ねると20時までとの返事。ただの銭湯でした。近くに何件かモーテルはありますが、ここに泊まりたいというのがありません。明日朝一に訪れる龍門寺の入口は、龍門寺観光地という所で、食堂や宿泊施設があったはずなのでそこまで行くことにします。
タクシーに乗りました。タクシーのアジョシに龍門寺の入口までと伝えます。これから宿泊施設を探すというと、アジョシの知り合いなのか、予め携帯電話に登録されている番号に電話をかけ始めました。「日本のアガシ一人が宿泊場所を探している、いくらで泊まれるか?」と尋ねています。「6万WONだけどどうする?」とアジョシに言われました。今晩はチムジルバンで泊まる予定だったので、「4万WONなら泊まります」というとOKとの返事で、電話が切れるともうペンションに到着していて、電話で話していたオンニが迎えてくれました。明日龍門寺に行くと言うと、バス停まで一緒に行くので朝起きたら部屋に来るよう言われました。すごく綺麗な部屋です。キッチン、ポット、炊飯器、食器などもついています。そんなにおなかもすいてないので、今日はもう寝ます。どうやら龍門ではなくソウルに行った方が正解だったようですが、優しいオンニに出会えたのでよしとします。

<4日目:2014/8/18(月)>

昨日の民泊と違い、快適に寝ることができました。オンニに朝の挨拶に行くと隣の畑で採れたトマトで搾ったジュースを頂きました。バスが来るまでまだしばらく時間があるのでコーヒーを入れてくれ、今年最後に収穫したというトマト3つももらいました。
バスがそろそろ来るのでバス停までオンニが連れて行ってくれます。バスが来ました。優しいオンニ、お世話になりました。ありがとう。さよならを言って別れます。バスはしばらく走ると食堂がたくさんありました。ペンションから歩いて来れる距離です。こんなことなら昨日、何か食べに来ればよかったです。バスは10分ほどで龍門寺観光地に到着。この辺りは整備された公園のようになっていて博物館などもあります。食堂もたくさんあります。
券売所から一柱門をくぐって境内に行くまで結構距離があり、川沿いの道を40分ほど歩きます。動きが早く写真を撮れませんでしたがリスがいました。境内には天然記念物第30号に指定されている樹齢1,100年の銀杏の木があります。高さ60m、周囲14mもあり東洋一大きいそうです。バス停~券売所までの食堂が立ち並んでいる道の街路樹も銀杏の木で、拝観券も天然記念物の銀杏の木が印刷してあり、大雄殿の欄干や鐘にも銀杏の模様がついていました。落ち葉の季節に来ると一面黄色になって綺麗だと思います。
拝観を終え、食堂で食事をします。韓国に来てまだまともに韓国らしい食事をしていないので、テンジャンチゲがついたトドップルコギサンパッ定食を注文。観光地の食堂なので味には全く期待していなかったのですが、プルコギもテンジャンチゲもおいしく、サンパッの葉っぱも1人なのにたくさんつけてくれました。この食堂で水道を借り、ペンションのオンニにもらったトマトを洗って食べました。
食事を終え、バスでバスターミナルまで行きます。帰りはここからソウル行きのバスに乗ってもいいのですが、ずっとバスに乗り続けているので気分を変えて電車で帰ることにします。歩いてすぐの所に中央線の終点の龍門駅があり、ソウル市内に向かいます。ソウル市内までは60分以上かかるので長いなあと思いましたが、寝てしまったのであっという間に着きました。
次の目的地はウルの北部、北漢山にある道詵寺です。高い所にあるのでソウル市内のアパートなどが見え見晴らしがいいです。お釈迦様の誕生日ではないのに提灯がたくさん飾ってありとても綺麗でした。
拝観を終え、バスの出発時刻に合わせてお寺を出たつもりが、バスは参拝客を降ろしてもう行ってしまいました。次のバスの時間まで40分。40分あれば下まで下りることができるなと歩き始めます。車で来た人たちがどんどん私を抜かして行きます。「この道は下まで1本道やねんから誰か私を乗せてってよ」と思っていると、1台の車が私を通り過ぎて徐行しました。どうやらこっちを見ているようです。「あれ?乗せてくれる?」私がその車の横を通り過ぎると、男性2人組が「乗っていきますか?」と声をかけてくれました。ラッキー、車にのせてもらいます。私が大阪出身だというと運転手のアジョシは10年位前に3年間堺筋本町で働いていたと知っている日本語を話し始めました。この後の予定を聞かれて、チョンノで一人でサムギョプサルを食べるつもりでしたが、18時から友達と食事の約束と言うと、用事で仁寺洞まで行くと言うので、ついでに仁寺洞まで乗せてもらうことになりました。食事に一緒に行きたいというので断ると、その後のコーヒーはというので友達と何時に別れるか分からないと返し、今日はどこで泊まるのかと言うのでチムジルバンと答えると、あそこのチムジルバンがいい、一緒に行くとか言い、明日空港まで送るとか言い出します。全部断りました。チョンノまで来れたのは助かりました。
友達と食事というのは口からのでまかせで、これから1人サムギョプサルしに行きます。韓国4日目にして初めての大好きなサムギョプサル。チョンノ三街のウリナラでサムギョプサルとモクサルを1人前ずつ食べます。
サムギョプサルの後は、初日に食べておいしかった雪氷ソルビンのブルーベリーチーズピンスをチョンノ2号店に食べに行きます。
今日の予定はすべて終了。今夜の寝床、チムジルバンに向かいます。初日にeマート新道林店に行った時に、駅出口近くのアパート・オフィステルに24時チムジルバンと書かれたネオンを偶然発見。eマート新道林店はよく来ているのに全く気付きませんでした。今いる場所から地下鉄で1本で行けるので、初めてのチムジルバンに行ってみることにします。
昔からある若干古めのチムジルバンのようです。このチムジルバン、ダメです。携帯電話のバッテリーがなくなったのでチムジルバンで充電しようと思っていたら、コンセントはすべてふさがれています。仕方がないので扇風機かドライヤーの電源を抜いてしばらく充電しようと思ったら、「充電すると罰金を取る」という張り紙が貼ってあります。明日は夜のフライトで目覚ましを合わせる必要がないので充電はあきらめます。明日どこかのカフェでします。

<5日目:2014/8/19(火)>

帰国日です。
クリスピークリームでドーナツを食べながら、携帯電話を充電します。
昨日行った道詵寺は今日行く予定だったので、今日は特に予定がありません。今回の韓国滞在では、韓国33観音聖地のうち月精寺、亀龍寺、神勒寺、道詵寺を訪れました。ソウル市内中心部にある32番の奉恩寺はまだ行ってなかったので時間もまだあるので行ってみることにします。
奉恩寺の拝観を終え、初日に1泊したチョンノのゲストハウスにスーツケースを取りに行きます。最後にゲストハウス近くのMISTER 蓮池洞スンドゥブで韓国最後の食事スンドゥブを食べてから帰ります。
A’REXで仁川空港に向かいます。チェックインを済ませ、出国ロビーにあるダンキンドーナツでドーナツを食べます。

楽しかった5日間はあっという間に過ぎ去りました。初日のみ晴れであとの4日間は曇り~雨で毎日傘を使いました。真夏の蒸し暑さはなく、少し肌寒くなった韓国で7か所のお寺を訪問しました。これでみえぽんの125回目韓国旅行は終了です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-09-29

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