阿味笑(アミソ)

아미소

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まりものグルメ体験レポート!「阿味笑」で韓定食を食べよう!

韓国をかじったなら一度はたべておきたい韓定食。憧れの料理をソウルの中心“明洞(ミョンドン”で食べ尽くし!

こんにちわ、まりもです。ソウルもすっかり春らしくなり、気温の上昇とともに私のテンションも食欲も順調に上昇中です。みなさんにフレッシュでホットなレポートをお届けするため、今回お伺いしたのは明洞にある韓定食屋「 阿味笑 」さん。 平日・週末問わず観光客で賑わう明洞ですが、こんな街中にも韓定食を味わえるところがあるんです。「韓・定・食」その響きだけでニヤけてしまいそう。早いもので、この春で韓国暦丸3年になったんですが、なかなか機会がなく韓定食を食べたのは数回。韓定食ほぼビギナーです。野菜をふんだんに使って、そこにお肉・お魚・そして宮中料理にデザート。何から何まで一食で堪能してきちゃいます!

お店に到着。

お買い物に便利なロッテ百貨店からも、観光には欠かせない地下鉄の明洞駅からも、歩いてたったの5分。ありがたいことにしっかり目立つ黄緑の看板が出ています。
エレベーターで5階まで上がるとそこがすぐ入口。ん!?入ってびっくり、ポップな感じの黄緑色の看板からくるイメージとは違い、店内は落ち着いた雰囲気。シックながらもカジュアル、さらにどこか高級感も混じっています。
スタッフの方も韓服。食堂でよく見る、動きやすい服+赤い(もしくは緑)エプロンじゃない!
ここを入って右にエレベーターがあります。

ここを入って右にエレベーターがあります。

店内の様子

店内の様子

木の前の席にしよっと。

木の前の席にしよっと。

阿味笑さんのCコースを堪能!
※写真は2人前です。

人気メニューはB・Cコースらしいですが、宮中料理も楽しめるCコースが日本の方に喜ばれるそうです。私もこのコースの中で蕩平菜(タンピョンチェ)、九折坂(クジョルパン)、 神仙炉(シンソンロ)の朝鮮時代の宮中料理に目をつけています☆テーブルセットされた席について料理を待ちます…あっ韓国ではおしぼりサービスのない所が多いのですが、こちらはありましたよ。細かいことですがポイントUP!!
コーススタート!覚悟してくださいね~次々と料理が運ばれてきますよ~!まず登場したのがかぼちゃ粥と煎りピーナツのお通し。それに続いてサラダ、 蕩平菜、九折坂!さっそく宮中料理のお出ましです!
宮中料理と言えばまず思い浮かぶのが「王様の食事」ですが、「医食同源」が根底にあるようです。食事をするのも体を健康に保つのも本質はおなじだと言う事ですね。
流行のウェルビーイング!日本の食事もそうですが、昔から食べ伝えられているものはやっぱり健康的なんですね。私も今日食べることによって病を遠ざけようと思います^^
かぼちゃ粥とピーナッツ

かぼちゃ粥とピーナッツ

濃厚でしっかり味

濃厚でしっかり味

サラダ

サラダ

蓋のされた九折坂の中…ドキドキしながら開けてみます。キレイキレイ~!!九つの色合いがとても良くて黒い容器とのコントラストも最高☆中央にあるミルチョンピョンというクレープ生地のようなもので巻きます。欲張って八つ全部入れてもいいし、自分だけのオリジナル巻き巻きを作ってもOK!それをさっぱり柑橘系ソースにつけていただきます。生地はもちもちしてて、色々混ぜて巻いても野菜そのものの味をしっかり楽しめる料理です。見て、巻いて、食べておいしい九折坂。この日は卵の黄味、白身、牛肉、干ししいたけ、にんじん、キュウリ、ごぼう、たくわん、生地の九種類でした。ちなみに生地は小麦粉に卵と牛乳加えて焼いたもの。いつか家でチャレンジしてみようと思って聞いておきました^^
蕩平菜はすでにそれぞれの具に味付けはされているので、このまま混ぜていただきます。白い寒天状のものは白いんげんのでんぷんで作られたもので、もちもちしててヘルシー。
具は人参、錦糸玉子、しいたけ、キュウリ、たくわん、海苔。海苔の香りがいいアクセントになっています。
カロリーも低いので、前日焼肉食べすぎた人も安心して平らげてください^^
好きなものを選んで

好きなものを選んで

巻いてソースに

巻いてソースに

ざっくり混ぜて

ざっくり混ぜて

ここで突然ですが
<検索好きまりもの豆知識1-九折坂とは>
■九折坂とはもともと八角形になった器のことを示す。
■植物性食品と動物性食品の構成費が8:2で、栄養学的に非常に優秀な料理。
<検索好きまりもの豆知識2-蕩平菜とは>
■蕩平菜は蕩蕩平平という言葉を略したもので、どちらにも偏らないという意味。
■元は骨董菜(コルドンチェ<よく混ぜ合わせるの意味>)という名でしたが、18世紀初め権力闘争を繰り広げる両班たちを諌め、公平な立場を求めるための象徴の料理として用いられた。
次に登場したのがチャプチェとユッケ。この2つも日本人が大好きな韓国料理ですよね。チャプチェはゴマ油の香りが香ばしくて、ユッケもお肉屋さんに劣らないほど柔らかかったです。
続いてキノコの甘酢あんかけとチヂミ。干しシイタケなのでかめばかむほど旨みと香りが広がります。甘酢との相性もばっちり。
ジョン(チヂミ)は 緑と黄色がキレイなイカとお肉系の2種類。こちらも素材が生かされたお品です。どちらかと言うとイカのおいしさがうまく引き出されていた緑の方が好みでした。
チャプチェ

チャプチェ

あたたかいですよ☆

あたたかいですよ☆

混ぜていただきます。

混ぜていただきます。

キノコの甘酢あんかけ

キノコの甘酢あんかけ

2種類のジョン

2種類のジョン

やわらかいイカたっぷり

やわらかいイカたっぷり

続いて出てきたのがカルビチム~!!私の大好物!醤油ベースで牛カルビを煮込んだ料理です。日本人の口にぴったりの韓国料理ではないでしょうか^^
こちらのカルビチムは骨太のカルビの上にエリンギとネギのトッピング。エリンギも残さずに食べてくださいね。食感、香りともにOK!
調味料に漢方が入ってるのか、気をつけて食べてみると香りが広がります☆お肉には味がしっかりしみこんでいて、柔らかさを示すかのようにお肉は太っい骨からホロホロっと簡単にとれました。
肉厚カルビチム

肉厚カルビチム

キレイにとれました。

キレイにとれました。

うっウマイ!!

うっウマイ!!

さぁ、誰でも見たことのあるはず、神仙炉がこの辺りで登場!
再登場<検索好きまりもの豆知識3-神仙炉とは>
■本来は火筒がついている特殊な形態の鍋、火爐をさす言葉。
■飾る食材は陰陽五行説に基づいて相性がよい材料を使用。(例えば、動物性で熱量が高い肉類の害を防ぐため、毒を消去する効果の優れたシイタケを用いるなど)。
■山海珍味を一つの器で味わうことができ、栄養素をまんべんなく摂取できる。
厨房でも火は通されてますが、さらに煮込むため、目の前で点火!興味深々で顔を近づけすぎると髪の毛焼けちゃうのでご注意を。(※写真では見えにくいですが、火は強いです^^)
待っている間、アワビのグリルと海老の塩焼きの海産物コンビの登場。神仙炉ファイヤーを鑑賞しながら頂きます。
アワビはガーリックバター風味、小ぶりですがプリプリ。もう一つの海老料理、私は海老アレルギーなのではパスさせていただきます。なので、ここで今日の取材に同行したおたみさん急遽登場~^^おたみさぁん、いかがですか?
「ん!ぷりあま!これも小ぶりだけど、味はいいです~!!」
席で火をつけてくれます。

席で火をつけてくれます。

できてるかな~

できてるかな~

あわびのガーリックバター焼き

あわびのガーリックバター焼き

海老の塩焼き

海老の塩焼き

コースの華“神仙炉”!

王様の料理を庶民のまりもがいただきます。こちらも九折坂に負けず色鮮やか!食べるのがもったいない~って思っちゃいますが、こんなおいしそうなもの食べないわけにはいきません。
肉団子、魚の練り物、海老に野菜など10数種類の具が飾られています。さらにこの下には味のよく染みた大根、白ネギなど入ってるんです。
たくさんの具からダシがでて、お汁は透き通ったような味なのに旨みがギュっとつまってます。幸せ~^^
王様に捧げた神仙炉

王様に捧げた神仙炉

できたかな~?

できたかな~?

コースのシメに釜飯とイシモチ焼き(クルビグイ)、テンジャンチゲ(味噌汁)とたくさんのパンチャン(おかず)が待っているんです!どうですか、このボリューム!!
そろそろお腹いっぱいになってきましたが、釜を開けたときのムンムン湯気をみた瞬間“別腹”が生まれました。
さらに釜にお湯を注いでオコゲでヌルンジもつくってもらえます。カリカリとモチモチ2つの食感が体験できますよ☆あ~香ばしい!!
取り分けてくれます

取り分けてくれます

炊き立てご飯

炊き立てご飯

おいしそうでしょ^^

おいしそうでしょ^^

身のやわらかいクルビ

身のやわらかいクルビ

テンジャンチゲ

テンジャンチゲ

具だくさん

具だくさん

お湯を注いで

お湯を注いで

ヌルンジの出来上がり

ヌルンジの出来上がり

この日のパンチャン8種類はこんな感じ
王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど 王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど 王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど
王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど 王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど 王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど
王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど 王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど

王道のキムチ、韓国かぼちゃのナムル、イカキムチなど

ごちそうさまでした。

最後のお品はメシル(梅ジュース)とトッ(お餅)。もちろんしっかり本日第2の別腹に収めました。どうです?この料理の数々!!
少しずつ色んなものが食べれて、さらに上質。春を迎え食欲旺盛なまりもも満足のコースでした。
料理は時間をずらして出してくれるので、その都度温かい料理がいただけます。「あれも食べたい、それも食べたい」そんな欲張りな方、「今日は 刺激物を避けて胃腸を休ませてあげたい」って方必見!辛いもの苦手な方もこちらの韓定食なら大丈夫ですよ。食事の際のキムチ以外、赤いものはありませんでした☆
明洞で韓定食。 私の中で韓定食と言えばお金持ちの多い江南エリアとか昔ながらの町.北村(プッチョン)エリアのイメージ。とっても申し上げにくいですが、正直期待はしていませんでした。ですが!ですが!食べてびっくり!一品一品きれいに飾られているし、それぞれ料理の専門店に負けてないと思います。皆さんの憧れの韓定食、こちら阿味笑さんでどうぞ☆

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2011-04-26

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