人気の学食を食べに行こう!~成均館大学編~

長~い歴史をもった伝統ある名門大学!成均館大学の学食で食べまくり~!

こんにちは!ソウルナビです。今日はちょっと、いやかなり!?久しぶりにお伝えすることとなった学食シリーズをお届けしましょう~!若さで元気いっぱいの学生たちにできるだけ安く!そしておいしい食事をしてもらおうというのが学食の目的。でもその中身って学校によって意外と違うんですよね~。そんなわけで、今回もナビ記者からおたみさん、ソリちゃん、アッキーの3人が大学の学生食堂へ行き、そこの学生たちに人気の学食でモリモリ食べまくってきました!行って来たのは「成均館(ソンギュングァン)大学校」!ここは1398年という朝鮮時代にできた国立教育機関「成均館」がもとになっていて、600年以上も前にできたという歴史のなが~い総合大学なんですよ。そんな伝統的な大学の学食はどんな感じなの!?さっそくレポート開始~っ!
空気も違う!?自然が身近にある大学!
この「成均館大学」は大学路(テハンノ)エリアにあって、地下鉄4号線ヘファ(恵化・hwehwa・420)駅からも歩いて行けるところにロケーション。繁華街からそう離れていないのに、大学の正門を入るとまるで公園にでも来たような雰囲気だし、学校自体も小高いところにあって自然もいっぱいです。ここには韓国語を学べる機関として「成均館大学校 成均語学院」もあり、最近は海外からの留学生も少しずつ増えているみたい!ところで「人気の学食を食べに行こう!」というこの学食シリーズですが、ここ「成均館大学」の学食情報って未知数高し!という感じで。そんなわけで、最近人気上昇中の語学院がある学校の学食をチェック!ということから今回「成均館大学校」をセレクトしてみたんです!

■学生に突撃インタビュー!

学食のことはやっぱりココに通う学生に聞くのが一番!さっそく敷地内を歩く学生たちに、おいしい学食情報を求めてインタビューをしてみました~。
◇キム・ジュンヒさん 大学院卒業生
成均館大学を卒業し、さらにここの大学院も卒業したという彼女。「学生から人気の学食ですか?う~ん、どこかなぁ。あ、<600周年記念館>の地下がいいんじゃないでしょうか。<経営館>にも学食があるんですけど、けっこう一般的な感じで普通だし。私としては<経営館>のより<600周年記念館>の学食がおいしいと思いますよ!」

◇男女カップル
「うちの学校ではすごいおいしい!って言えるトコはないかな^^;。<教授会館>っていうところにも学食があるんですけど、そこは一食4,000ウォンくらいして高いんですよ~。まぁでもその分おいしいと言われてるんですけどね。<600周年記念館>の学食は「イマイチ」って言う人もいますが、僕はおいしいと思いますよ。あ、メニューはどんどん変わるし日ごとにも違うので、特に人気メニューっていうのはないですね。」

◇(左から)ウー・バンウォンさん(from中国上海、約1年滞在)、イコイさん(from日本、約7ヶ月滞在)
インタビュー中、「成均語学院」で韓国語を習っている学生さんたちに遭遇~。2人はクラスのお友達だそう!「学食は<600周年記念館>の地下がおいしいですね。大学の敷地内には5ヶ所だったかな?とにかくいくつか学食があって、法学部の方にも学食はあります。でもそこはメニューが少ないし規模が小さめです。あ、私たち、今<600周年記念館>の学食で食べてきたところなんですよ~!今日は「トゥッペギ」を食べてきました。おいしかったですよ^^」

◇3学年の男の子たち
現役大学生の彼らは<600周年記念館>の学食前でメニューを選んでいる最中でした!「うちの学校の学食ですか・・・う~ん、今僕らが来ているこの<600周年記念館>がおいしいと言われてますね。<教授会館>は高いんですよ。3,500ウォンだか4,000ウォンだかして。でも味はそれだけよいし、おかずも多いと言われてます。」
というわけで、インタビュー中に出てきた話をまとめると、
<600周年記念館>の学食⇒比較的人気。味もなかなか。
<教授会館>の学食    ⇒値段が高め。でもそれだけ味がいいと言われている。
<経営館>の学食      ⇒普通の学食。取り立てて特徴はない?
・・・という結果に。それではこの3つの学食へ!レッツGO~

■600周年記念館

正門から一本道をずっと進むと右側に出てくるのがこの建物。大学の歴史を感じさせる名前同様、建物自体も大きくて新しく、存在感たっぷり!地下1階へ行ってみると、「ウネンゴル(EUNHAENGGOL)」という学食があり、メニュー紹介の張り紙がペタペタと貼られてありました(ご丁寧にカロリー表示までアリ!)。学生たちの話にもあったように、学食メニューは日替わりになっていて毎日変わるみたい。「今日のメニュー」はわかりやすいようにディスプレイされています!
<ウネンゴル>
営業時間:11:00~19:00(※14:30~15:30はお休み)
注意:平日のみ営業。また、夏休みなどの長期休み時は営業せず。

<この日のメニュー>
・トゥッペギトンユップルコギ(石鍋入りの豚肉プルコギ)2,400ウォン
・トッマンドゥクッ&ブチュジョン(餅入りマンドゥスープとニラチヂミ)2,300ウォン
・センソン&セウカツ(魚とエビのカツ)2,400ウォン
・チャムチフェトッパッ&タンスユッ(マグロの刺身丼と酢豚)3,000ウォン

食券はブースで購入!あとで調理カウンターのそばにあるボックスに入れます。
さすが学食!学生たちがたくさん来てもいいようにスペースはかなり広め!イスやテーブルも比較的新しくてキレイです。
食券を入れてから少しのあいだ待機~!
カウンターでメイン料理を受け取ったら、すぐそばにあるおかずコーナーへ!あらかじめ用意されたお皿におかずをよそいます。この日ここにあったのはキャベツのサラダと大根の酢漬け。一般の食堂と違ってはじめから食べたい分だけ取れるのはムダもないし便利!小・中学校の給食を思い出しちゃいますね。これ、食べ盛りの学生ならてんこ盛りにしちゃうんだろうな~!
3人が選んだのは下の2つ!
◇トゥッペギトンユップルコギ(石鍋入りの豚肉プルコギ)2,400ウォン
(食べる前に、)
「このトゥップル、なんか変わった匂いしない?」
「うんうんほんとだ。日本の肉豆腐みたいな感じ!」
「ん、これなんかカツオ風味!?日本のうどん系の味するよ!」
「普通のトゥッペギプルコギとは違うんだ~。お肉も牛肉じゃなくて豚肉だしね。ちょっと変わったタイプのトゥップルを試す感じで!」
(キャベツのサラダを試食中に・・・)
「<ガリッ> あっ!」
「どうしたの!?」
「これヌルンジ(おこげ)だ~!」
「えぇ!?サラダにおこげが入ってるの?」
「うんうん、ジャガイモかと思ったらおこげだった。」
「ほんとだ!これ韓国風マヨネーズソースやキャベツとも合うし、意外な組み合わせでヒットだね!」
「おいしいわ~。このヌルンジサラダはお替わりしたい!」
「サラダにヌルンジ入れるのってナイスアイディア!今度家でも試してみよ~っと」
◇トッマンドゥクッ&ブチュジョン(餅入りマンドゥスープとニラチヂミ) 2,300ウォン

「これ、おモチがかなり煮込まれた感じで柔らかめになってるね~」
「ほんとだ、けっこうフニャフニャ。スープはミルキ~。牛乳入ってる?」
「マンドゥは丸型と普通のが入ってるみたいね」
「おモチもマンドゥも入ってるのにご飯がついてくるんだ!?ボリューム抜群だわ~」
「ほんと。そこはやっぱりモリモリ食べたい学生が相手だもんねぇ。」
「これ、ごはんモッチリしてない?」
「ほんとだ。もち米入ってるのかな?」
「固さがちょうどよくって炊き具合もマル!」
「ねぇねぇ、これニラチヂミよね!?」
「うわ、小さっ!そして薄い!」
「メニュー名にマンドゥクッと分けてわざわざ<プチュジョン(ニラチヂミ)>ってなってる割に、これじゃ寂しくない!?」
「言えてる^^;。」
「これ、もとから味付いてる。塩味濃い目で~」
帰り際、お皿を返そうとしたらなにやら怪しげな壷が。中を覗いてみるとスンニュン(おこげ汁)が入っていました~。食後に一杯いかが!?

■教授会館

600周年記念館を出て、坂道を上るようにしてさらに進むと右側にあるのがこの教授会館。中に入ると売店のようなスペースがあるので、そこで食券を購入します。
席の様子は?
人がいないときはこんな感じですが・・・

人がいないときはこんな感じですが・・・

ランチ時はこのように埋まってしまいます!

ランチ時はこのように埋まってしまいます!

ちなみに反対側(売店カウンターに向かって左)には教授たち専用の飲食スペースも。(すごくキレイ!)「あっちは行っちゃだめよ!」と食券売りのおばさんに念を押されてしまいました~
ここも日替わりメニュー!
やっぱりここの学食も毎日メニューが変わるようで、この日のメニューはこちら。
・パジラッテンジャンチゲ(アサリのテンジャンチゲ)&コカルビグイ(焼きサバ)
・キムチポックンパッ(キムチチャーハン)&目玉焼き&バナナ&焼きソーセージ
それぞれに4品目のおかずがつきました。両メニューともに4,000ウォン。
さぁさっそくこの2つのメニューをご紹介~・・・と思ったら、こちらは写真撮影がNGとのこと。というわけで、写真ナシで感想のみお伝え!
(※下のテンジャンチゲの写真は教授専用スペースにあったディスプレイ。お皿も違うし具もたくさんですごい豪華に見えるけど、実際は・・・うむむ(苦笑)。でも内容はこんな感じ!)
◇パジラッテンジャンチゲ(アサリのテンジャンチゲ)&コカルビグイ(焼きサバ)4,000ウォン

「テンジャンチゲは優しい味噌の味だね。」
「っていうか、これテンジャンチゲ!?」
「韓国のテンジャンチゲじゃなくて、日本の味噌汁に近い!」
「むしろ焼きサバに合っていいかも。」
「久しぶりに食べると焼き魚ってやっぱりいいね~。脂も適度にのってるわ。」

◇キムチポックンパッ(キムチチャーハン)&目玉焼き&バナナ&焼きソーセージ4,000ウォン
「ん、このキムチポックンパッはかなりスパイシーじゃ!?」
「コショウの味がけっこう強いね。」
「ホワイトソーセージなんてこういう食事でちょっと珍しいかも」
「ポックンパッの味といいソーセージといい、なんかビールと一緒に楽しみたい気分」
「おかずはつくけど、これで4,000ウォンはちょっと高めかな?」

この日ついたおかず4品目はコンニャク煮とサラダ、カクトゥギ、カボチャ粥。
「サラダにはゴマダレドレッシングがかかってる!これ日本を思い出す味だ~」
「学食のサラダのドレッシングにしてはレベル高めだね」
「カボチャ粥はカボチャの味が濃すぎないから食べやすいや。」
「まろやかなスープみたいな感じ。」
「優しい味だね。お替わりしてこよーっと」
<お・ま・け> ◇ワッフル 1,000ウォン
食券を売っている売店ではワッフルも販売!11:30~15:00のランチタイム時はワッフルの取り扱いはありませんが、それ以外の時間に軽くおやつとして食べられるため、買いに来る学生がたくさん!ワッフル1つが1,000ウォン、へーゼルナッツコーヒーも1杯1,000ウォンと、学食らしいプライスが人気を集めている理由かも。フルーツジュースやコーヒーも売っているそうで、朝からおばちゃんは大忙しなんだとか~。
味はイチゴ、チョコ、バニラなどがありましたが、人気につきこの日はイチゴ味しか残っていませんでした!へーゼルナッツコーヒーも頼んでみたのですが、安さゆえに紙コップかと思いきや、ちゃんとカップに入れてくれましたよ!

「軽くてフツーのワッフルだけど、たまに食べるとおいしいもんだね~。」
「甘さも適当。おやつタイムが安くあがってうれしいわ。」

■経営館

教授会館と道を一本隔てて向かい側にあるのが「経営館」。ここには一般の大学で言う「学生会館」的な便利施設がいくつかあるのですが、そんな建物の地下2階にお目当ての学食が入っていました!経営館の学食は成均館大生へのインタビューであまり話題にのぼらなかった場所。「古いのかな?」「学生たちがあまりやって来ないところなのかな?」なんて思っていたところ、そこに広がっていたのは「ザッツ学食!」と言いたくなるようなスペース。ここには学食が3つ入っていて、それぞれメニューが紙で張り出されています(日替わりメニュー)。さらにディスプレイもされていたので選びやすくてよし!各学食の営業時間は次の通り。

<クムジャンディ> (平日)8:10~20:00、(土)9:00~14:30
<ウンナレ>(平日)11:00~18:00、(土)休み
<ポッコウル>(平日)11:00~20:00、(土)10:30~14:30
「クムジャンディ」では1,500ウォンのメニューも発見!内容はちょっと質素な感じでしたが、お金のない学生にはありがたい存在と言えそう!

<この日のクムジャンディのメニュー(一部)>
スジェビケランクッ(スジェビと卵のスープ)1,500ウォン

スジェビケランクッ(スジェビと卵のスープ)1,500ウォン

チェユッヤチェビビンバッ(豚肉と野菜のビビンバ)2,200ウォン

チェユッヤチェビビンバッ(豚肉と野菜のビビンバ)2,200ウォン

「ウンナレ」でランチ!
「クムジャンディ」も気になりましたが、今回は向かいにある食堂の「ウンナレ」で食べてみることに!
<この日のメニュー>
・プルコギサンチェビビンバッ(プルコギ山菜ビビンバ)3,000ウォン
・チャムチトゥッペギビビンバッ(石鍋のツナビビンバ)3,000ウォン
・キムチチーズトゥッペギ(石鍋のキムチチーズご飯)3,000ウォン
・カルビタン 3,000ウォン
・キョジャマンドゥチム(餃子風蒸しマンドゥ)1,000ウォン
・ラミョン(ラーメン)1,100ウォン
その中からこの2つをセレクト!
◇プルコギサンチェビビンバッ(プルコギ山菜ビビンバ)3,000ウォン

「お~このビビンバ、彩りがキレイだぞ!?」
「野菜はレタスが入ってるんだ~。卵もあるからキレイなんだね」
「ちゃんと注文を受けてから石鍋をじっくり温めてくれたよ。」
「このプルコギ、お肉の下味がちゃんとつけてあるみたい!」
「肉は固くないけどしっかりしているね~」
「特別深みのある味ではないけど、この値段でこれが食べられるなら充分なんじゃない?」
◇カルビタン 3,000ウォン

「カルビタンを3,000ウォンで食べられるなんて~」
「ねぇねぇ、肉は入ってるわけ!?」
「あったあった、この塊が1個・・・と、薄いスライスが数枚」
「あはは(苦笑)まぁ値段が値段だもんね」
「お肉ゴロゴロのカルビタンを想像しているとガッカリだけど、雰囲気だけでも味わいたいなら!」
「この肉、けっこう柔らかいよ。ご飯も多めだし、スープ飲むつもりで食べてもいいんじゃ?」
「ここの学食、インタビューした学生たちからはあんまり人気無かったけど、そこまで悪くないじゃんね~」
いかがでしたか?3人が食べた学食はどれも日替わりメニューになっていたので、毎日食べられる「学生一押しメニュー」をチェックできなかったのはちょっと残念。でもその代わり、いつ行っても飽きずに新鮮な気分で食事ができるのはメリットの一つですよね!大学自体は都心からそう離れていない割に、学食は正門からかなり離れているから一般の人がふらりと行くことはあまりないかも!?でも歴史ある大学の見学を兼ねてお散歩する時には!こちらでモリモリと学食ランチを楽しんでみてはいかがですか?以上、ソウルナビでした。
■シャトルバスを利用して楽に行こう!
成均館大学へは地下鉄4号線ヘファ(恵化・Hyehwa・420)駅からのシャトルバスが便利。料金は300ウォン。
<運行時間>
※月~土のみ。日曜・公休日は運行なし。
(学期中)7:00~23:00
(長期休み中)7:00~19:00
地下鉄4号線ヘファ(恵化・Hyehwa・420)駅1番出口を出て⇒

地下鉄4号線ヘファ(恵化・Hyehwa・420)駅1番出口を出て⇒

少し進んだところにバス停があります。

少し進んだところにバス停があります。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-11

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