弘大通りのお祭り!

弘大学生中心による、秋の代表的なお祭り!

楽しいお祭りがある所にはどこへでも飛んで行くソウルナビが10月7日に弘大(ホンデ)通りのお祭りに行って来ました。5日から8日まで行われた弘大通りのお祭りは弘大美術学部の学生が中心となって毎年、開催される代表的な秋のお祭り。特に今回は若者の町として有名な弘大前を子供と市民が一緒に楽しめる市民の町にしようという趣旨で準備されたとのことで、どこに行っても子供の手をつないだお父さん、お母さんたちの姿が見受けられました。それでは、ナビと一緒にワクワク、お祭り見学に行ってみましょう!
100mの超大型壁画??
最近、テクノカフェやロックバーなどが増えて若者の町とし有名な弘大は、大きくピカソ通りと呼ばれる新世代の地区と、従来の市場通りに分けられます。そんな二つの弘大が美しく、実験的な壁画によって一つになりました。それは市場が持つ生命力を描いたもので、一日の商売を終えて家へ帰るおばさんの姿からドッと押し寄せる波の力に至るまで約100mの塀に描かれています。この壁画は弘大通りに芸術的な雰囲気を醸し出すと同時に他の大学前の通りとは少し違う独特な趣きをつくりだしています。
ここは折り紙の国?
弘大入口へと向かう路地で出会ったマポ(麻浦)区の折り紙おばさん、フェ・ブースには子供たちとお母さんたちとで大混雑してました。最近、知能開発と痴呆予防の効果があるということで韓国に旋風を巻き起こしている折り紙はここで買うこともできるし、折り方を習うこともできます。子供用には簡単な人形の折り方、大人用にはちょっと複雑なものが用意されてました。材料だけ購入しても1000ウォン、折り方学習も1000ウォン。子供も大人も折り紙を折る楽しさに笑い声が絶えない場所になっていました。
一つしかない私だけの陶器と版画を作ろう!!それもたったの3000ウォンで~
一番、人が多かった人気コーナーは陶器ブースと版画ブース。この2コーナーは弘大の学生の指導のもと、直接、ろくろを回したり、彫ったりできるようになっています。出来上がったら持って帰ることもできますが、焼いたり刷ったりした場合は別料金がかかります。(やっぱり3000ウォン)。ナビはここで自分の作品を手にした未来の陶芸家(?)と出会ったのですが、とっても可愛いでしょう?
版画コーナーでは学生達の作品を購入することもできます。お値段は3000ウォンで公園で実験性にあふれた若い予備作家達の作品を見物するのは、綺麗に飾られたギャラリーで見る版画作品とは確かに違うものでした。いま誰が分かります?思わず買ってしまった一点の版画が後に有名版画家の作品になるかもしれないってことを、、、(^^)

夕方、お祭り準備で忙しい弘大前
その日の夕方、弘大正門は行事の準備と子犬風船をもらおうとする子供達で長蛇の列でした。外食企業で有名なベニゴンスはこの日、市民へ無料で風船を配っていました。長い風船をあっという間に子犬やねずみなどの動物にしてくれるこのイベントは大人気でした。どさくさにまぎれてナビも一つもらい、子供も一つもらい・・・。
地下鉄は私達の漫画展示場~
弘大の学生といろいろな漫画同好会員が地下鉄に用意した漫画展示場は久しぶりに見た地下鉄のちょと変わった姿でした。ここでは会員が描いたイラストだけでなくてプラモデルの組み立てや直接、描いた漫画作品までお目見えしてました。作品の一つ一つに込められた話を説明してくれて、学生達はとっても上気した表情でした。何人かで共同で描いた大きな作品から小さな作品にいたるまで、学生たちの精神がうまく表現された展示場でした。
それ自体で芸術通りになる弘大お祭り
夕方になると弘大を訪れる人がさらに多くなりました。通りに展示された作家達の写真展や版画展を鑑賞しようとする行列はなかなか進まなかったけれど、、みんなの顔は明るく、みんな楽しいお祭りの雰囲気にとってもはしゃいでいるようでした。特に弘大正門へと続く通りは現役の作家達の作品を中心とした展示だったため、関連学科の学生が多かったです。熱心にメモしたり写真を撮ったりする彼らの姿がとっても印象的でした。

弘大通りのお祭りは、日差しが強い午後にはお洒落なカフェ通り、ピカソ通りで芳しいお茶でも飲みながら楽しく過ごし、日が沈んだら外に出てお祭りを満喫するのがいいかも。秋とはいっても昼は汗が出るくらい暑いので若者のためのお祭りはほとんどが夜に行われます。
お天気も良くてプログラムも最高だった弘大通りのお祭り、マポ(麻浦)区の後援で今や市民の行事となった元気のあるお祭り、来年も必ず報告します。みなさん、見逃さないで下さいね~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-10-09

ページTOPへ▲

その他の記事を見る