春の北村と三清洞を歩いてみよう!~2004年3月編

韓屋の残る北村と、洒落たお店が建ち並ぶ三清洞!こんなコースいかがですか?

こんにちは!ソウルナビです。ソウルもすっかり春めき、人々の服装もだいぶ薄着になってきましたね~。そんな春の日和、静けさと上品さを兼ね備えた北村(プッチョン)や三清洞(サムチョンドン)へお散歩に出かけてみてはどうでしょう?北村といえば韓国の昔の姿を残した韓屋(ハノク)の今に残る趣ある街。そして、三清洞といえば静かな上にシャレた雑貨屋さんやカフェが隠れ家のように点々としている街。今日は、そんな北村と三清洞をナビが歩いてきましたよ!今日は4つのエリアに分けてご紹介しましょう。今度みなさんが実際訪れるときの参考にしてみてくださいね!

Aエリア~憲法裁判所から北村の韓屋と韓国の高級住宅

地下鉄3号線安国駅2番出口を出て道なりに歩いていくと、左手に今話題の憲法裁判所が見えてきます。裁判所前には制服を着用した警官がしっかり守っています。建物にはもちろん菊ではなく、韓国の国花でもあるムクゲの彫刻が刻まれていました。
憲法裁判所を通り過ぎ、さらに直進すると、左手に今度は「天主教嘉会洞教会」が!ステンドガラスがまぶしく見えます。この教会の建物は地方文化財に指定されているそう~。
「天主教嘉会洞教会」のむかえに韓屋(ハノク)が建ち並んでいます。一歩路地を入ると、タイムスリップしたかのように李氏朝鮮時代の韓国を垣間見ることができます。大きなお屋敷ももちろんですが、大衆的な当時の一般市民の住む小さいな家にも風情が感じられます。そんな時、韓屋の前で遊ぶ子供たちが~。子供たちの服装や、遊び道具を見るとやっぱり現代っ子ですね。
韓屋(ハノク)の立ち並ぶあたりは昔の李朝の高官などの住む、いわば高級住宅街でした。その韓屋がある北側には今度は現代のソウルの高級住宅地が広がっています。とにかくどの家もデカイ!!そして、家を囲む塀が日本よりとっても高いんです。泥棒に入られないようにするためなんでしょうか?!このあたりはソウルとは思えぬ静けさで、ほっと落ち着く気分になれますよ。

Bエリア~「冬のソナタ」の撮影地でもあった中央高校付近

韓屋の裏手に中央高校という学校があります。ここは1908年に設立された歴史ある高等学校。建物もとてもおしゃれ。というより最近では「冬のソナタ」の撮影地としても有名かも?!主人公のユジンやジュンサンの卒業した高校なんです。ドラマ内では春川にある高校となっていますが、実際はソウルで撮影されていたんですね。
そんな中央高校の正門から地下鉄3号線アングッ(安国・Anguk・328)駅3番出口方面に歩いていくと、そこはどこか懐かしい香りのする下町風景。日本の何十年前の姿を見るようです。古びた骨董品店や風呂屋、そして写真屋が軒を連ねます。学生たちは、おやつを食べながら、友達とおしゃべりしながら、この通りでの時を楽しんでいました。
途中、「北村文化センター」に立ち寄って見ては?!韓屋やこの辺りの歴史を知る、資料館もあります。建物も韓屋をイメージしたもので、ゲートを抜けるとここでも韓国の歴史を感じることができます。

Cエリア~斉洞小学校・画廊通り、そして三清洞ギルまで

斉洞(チェドン)小学校から三清通り(サムチョンギル)につながる通りは画廊や素敵なカフェが建ち並んでいます。お散歩するにはこの通りと、三清通りが最高!画廊で絵画などを観覧しながら、ちょっと疲れたらカフェで一息つく。そんな優雅な時間がここでは流れているのです。

Dエリア~三清通りから三清派出所付近

この三清通り周辺には素敵なブティックやレストラン、雑貨店などいろいろと隠れたお店がたくさんあります。なかでもナビのお気に入りは、三清通り沿いに位置する「THESHOE」という女性用シューズショップ。春らしい靴からサンダルと、個性的なデザインの靴がとりそろっています。
デートにもよし、女の子どうしのお散歩にもよし、画廊好きなあなたにもよし!ソウルの中でも、のどかなこちら北村・三清洞でのひと時。秋には紅葉、春には近くの景福宮でのお花見、っと絶景スポットでもあります。皆さんがお出かけしたときには、ナビのレポート以上に素敵な風景やおしゃれなお店を発見することがあるかもしれませんよ!そのときはまたこっそり教えてくださいね!以上、北村・三清洞よりソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-03-29

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