世界中の食べ物を食べまくり・・・ソウルでは貴重なイベントです!
毎年5月のソウルといえば・・・もちろん、すっかり定番となったHi Seoul Festivalもありますが、私はこちらのほうが気になります。ソウルで一番国際的なイベント、「地球村(チグチョン)ハンマダン」!舞台での民族公演もなかなか興味深いのですが、なんといっても楽しみは世界の食べ物が並ぶ屋台!普段、ソウルでエスニックな味に飢えている人間にとっては、こんなに世界の食べ物が一度に食べられる機会は、そうそうありません!というわけで今年ももちろん行ってきました。そしてまた食べてきました・・・それではさっそく今年の「地球村」、お伝えします。
まずは屋台へ!
5月10日の土曜日、快晴。屋台日和です。会場は市内中心部にあるムギョドン通りとすぐ隣りの市庁前広場。もちろん、まずは屋台を目指します。今年はムギョドンが歩行者天国になり、道の真ん中に屋台が並んでいます。さて、今年はどんな国がでているのか?さっそく全店チェック!各屋台には国旗とハングル、英語が表示されています。
まず入口手前。こちらは中近東、ヨーロッパ、アフリカ諸国。
<西側>
オーストリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ドイツ、チェコ、スロバキア、コンゴ、エジプト、コートジボアール、イラク、カタール、レバノン、アフガニスタン。
<東側>
ハンガリー、ルーマニア、ロシア、セルビア、トルコ、ウクライナ、スーダン、チュニジア、ナイジェリア、イラン、オマーン、サウジアラビア、 UAE
オーストラリアとハンガリーが背中合わせだったり、イランとイラクがほぼ背中合わせだったり、ロシアの隣りがセルビア、背中合わせがベラルーシだったり、チェコとスロバキアが並んでいたり、いろいろ深読みしてしまう並び。地理的な位置もあるのかな?
ミニステージをはさんで、今度はアジア諸国。並んでいる順番で紹介すると、
<西側>
バングラデシュ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、ラオス、ブルネイ
<東側>
マレーシア、モンゴル、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、タイ、ウズベキスタン、ベトナム、シンガポール
インドとパキスタンが同じ並びにないとか、バングラデシュとパキスタンが同じ並びにないとか、タイとベトナムの間にウズベキスタンが入っているとか、こちらも深読みしてしまいますが、実はあまり関係ないのかも。
そういえばアメリカ大陸諸国がない?今回は不参加?そんなはずは・・・もしかして、チョンゲチョン沿いにもでているのでは?さっそく行ってみると、果たしてアメリカ大陸、ありました!
<西側>
エルサルバドル、コロンビア、チリ、ブラジル、アルゼンチン、アメリカ、コスタリカ、
<東側>
メキシコ、グアテマラ、パラグアイ、ペルー、エクアドル、ベネズエラ
屋台は大きく分けて食べるところのみの屋台と、食べるところ+各国の物品販売のところ、物品販売のみのところにわかれています。そのせいか、今年はテント2つ分の国が多いような。1つを食べ物、1つを物品にしている国もあれば、両方を食べものにしている国、1つのテントで食べ物と物品がならんでいる国とさまざま。
それでは食べつくし、開始!
本当は全部全部食べたいんです。でもさすがにそれは無理です。1人ではさすがに限界があります。今年も食いしん坊の助っ人を1人、呼び出しました。ではさっそくスタート!
シメはハンガリーのグヤーシュ!
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試食できるのものはすべて!
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屋台の食べ物、いろいろ・・・
まだまだ食べたかった!
オマーンの揚げボール?奥はサモサ?
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シュウマイ?
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トルコのケバブ
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お菓子もおいしそう
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ポテト?も
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お菓子2
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アゼルバイジャンのパイ?も
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アゼルバイジャンのお惣菜も
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ドイツのプリッツェルも
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コンゴの豚肉も、ワイルド?
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コンゴのチキンも
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イラクのDOLLMAとKULAICHAも
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シンガポールのマンドゥ?も
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セットメニューも
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フィリピンの揚げ物?も
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チリのワインも
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屋台の模様、いろいろ。
国旗やお店の人を見てながめているだけでも楽しい。
サウジアラビア
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オマーン
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大人気のトルコ
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ウクライナ
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ルーマニア
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アゼルバイジャン
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ベラルーシ
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ドイツのビール
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チェコのビール
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エジプト
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レバノン
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アフガニスタン
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静岡もPR!
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日本はこいのぼり
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シンガポール
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フィリピンは外に張り出し
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バングラデシュ
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人気のマレーシア
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ペルー
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コスタリカはコーヒー
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屋台からはみだしてます!
屋台の前ではもくもくとけむりをあげて串に刺された鳥や豚が焼かれたり、また各国の案内をするパンフやDVDが配られたり、お国のPRに努めてました。
ミニステージもあり!
真ん中のミニステージではアカペラややロシアのコサックダンスなどが集まった人から喝采を浴びてました。またハンガリーやコンゴ、エクアドルの屋台ではにわかステージが。
今年はテラスがあり!
今年は例年に比べてテラスなどのスペースが広く、多くの人がゆっくりとすわっていただくことができました。例年食べる場所に苦労するのですが、今年はよかったです。
多くの人が!
この日は週末の快晴、ということもあってか、多くの人がこの通りにやってきました。韓国人はもちろん、参加する各国の外国人たちも押し寄せて、ソウルってこんなに国際色豊かだっけと思わせるような、まさに地球村となりました。
韓国の屋台は?
そういえば韓国の屋台は?実はこちらがありました。「PALACE cafe」この通りに来るとどこかの異国のようです。あと、この通りにある屋台も通常通り営業。まるで韓国代表のようにがんばってました。
最後にもう一度・・・
早々に売り切れで店じまいの店がある一方、最後の1つ!と呼びこみをするシンガポールや食べ物が売り切れたので物品販売にがんばるカンボジアなども。また毎年、遅くまで食べ物系でがんばるのがネパールやバングラデシュなどの南インド諸国。食べ切れなかった分は持ち帰りで!
食後は民族公演!
食後は市庁前のステージへ。こちらでは各国の民族公演が行われました。今年公演を行ったのはトルコ(アンカラ、イスタンブール)、タイ、中国(上海)、ポーランド、メキシコ、台湾、ベトナムなど。ベトナムの衣装はどこかチマチョゴリの色合いを思い出させたり、台湾のメロディは南太平洋を思わせたり、トルコの踊りは韓国のカンカンスルレを思わせたり。またトルコの出演者の中の一人はおじいさんが朝鮮戦争に参加した、おじいあさんから韓国の話を聞いてなんていうエピソードも。観客は芝生に座り、くつろぎながら各ステージで繰り広げられる色鮮やかな公演を思い思いに眺めていました。
最後にはもう一度、出演チームがサムルノリのリズムに乗って紹介され、舞台を降りて市庁前の広場をみんなで練り歩きました。
こんなイベントもやってました。
また広場の周辺では外国人の子供たちが書いた絵の展示や各国のお面や衣装、被り物の体験コーナー、フェイスペインティング、メッセージなどのイベントも行われていました。
いかがでしたでしょうか?今年の地球村ハンマダン。各国がお国自慢の料理や名物の品を披露、まさに地球規模の?「お祭り」。ソウルでは普段見慣れない民族衣装を着た外国人から韓国人まで国際色豊かな人々であふれかえり、みんなで見慣れない料理を味わい、楽しみました。やっぱりこのイベント、韓国にいながら異国の文化が味わえる、貴重な機会です。意外と日本ではなかなか味わえない、見ることができないものに出会えるかも?また来年も楽しみです。
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記事登録日:2008-05-19