写真で見るHi Seoul Festival(ハイソウルフェスティバル) 2008~夏編!

夏のハイソウルは漢江で開催!暑さを吹き飛ばす熱くて楽しいお祭りの様子をレポートします!

こんにちは!ソウルナビです。8月も後半。夏もだんだんと終わりに近づいているわけですが、ジリジリした強い日差しと高温の中で感じるのは夏真っ盛りということのみ!そんな真夏の暑さの中、ソウルでは8月9日(土)から17日(日)の間、熱~いイベント「Hi Seoul Festival(ハイソウルフェスティバル)」が開催されました!今年で6年目となるおなじみのハイソウルフェスティバルですが、2008年は季節ごとに4回のイベントが行なわれることに。「宮祭り」ということで古宮にスポットを当てて行なわれた春のフェスティバルに続き、夏バージョンの今回はソウルの真ん中を流れる漢江(ハンガン)を中心に様々なイベントが繰り広げられたんですョ。今日はそんなイベントの様子を写真で一気にご紹介したいと思います!ソウルで直接フェスティバルを見られなかった方々、ナビと一緒に現場にGOGO!さっそく行ってみましょ~!
今回のフェスティバル会場は漢江のあるエリア「トゥクソム」「汝矣島(ヨイド)」「仙遊島(ソンユド)」が中心。場所ごとに催し物の様子を見ていきましょう!
トゥクソム
2008ハンガンサラン「レスポーツフェスティバル」(9日、10日)
フェスティバルが始まった週の週末、8月9日土曜日と10日日曜日のみ開催されたソウル東部の「トゥクソム遊園地」会場での「レスポチュ(レスポーツ)フェスティバル」。水上スキーやバナナボート、モーターボートなど水上スポーツ体験を中心に、民俗打楽器展示や子供たち向けミニプール、リサイクルバザーなど小さなイベントをいろいろやっていましたョ。特設ステージでは二日にわたって夕方になるとファッションショーや喉自慢、ロックコンサートが行われた模様。もともと夏になると近くに住む人々が涼を求めてたくさん集まるこの公園、フェスティバルに訪れた人々や雰囲気もとっても庶民的なカンジのトゥクソム地区イベントでした。また、10日には蚕室(チャムシル)からここトゥクソムまでがコースになった「漢江横断水泳大会」も開催されたそう!
水上スポーツ体験コーナー
ミニプール
リサイクルバザー
汝矣島
第1回漢江バードマン大会 (8月9日、10日/10:00~19:00)
日本では「鳥人間コンテスト」でお馴染み!?バードマン大会が今回のフェスティバルイベントの一つとして韓国では初めて行われました。第一回目のこの大会、「長く飛ぶ」ことを競うというよりはどれだけ面白いパフォーマンスをしたか、ということに注目が集められていたみたい。高さ3m、8mと二種類の飛び込み台から漢江(ハンガン)に向かってジャーンプ!しかし実際、すぐに墜落してしまう参加者がほとんど・・・というか、ただ飛び込んでいただけ!?^^;でも、みんなそれぞれ趣向を凝らしたパフォーマンスで観客の声援を浴びていましたョ。途中、ソウル市長も訪れて観戦されていたそう。そして大会の最後には入賞者の表彰式もあり、特別賞から3位~1位入賞までメダルと50万ウォンから最高100万ウォンのけっこう高額な賞金が贈られていました!
会場の飛び込み台は二種類! 
会場の飛び込み台は二種類!

会場の飛び込み台は二種類!

大会ハイライト!おもしろバードマンたち!
9日に行われた表彰式、個性的な受賞者たち 
9日に行われた表彰式、個性的な受賞者たち 
9日に行われた表彰式、個性的な受賞者たち

9日に行われた表彰式、個性的な受賞者たち

カヌーフェスティバル (8月9日~17日/11:00~18:00)
★カヌー体験イベント(11:00~18:00)
漢江でカヌーに乗ってみよう!というこのイベント。カヌーは一人乗りのカヤックと22人乗りの竜舟カヌーの二種類で、現場の受け付けで申し込み、乗り方を教えてもらってからカヌー体験!竜舟カヌーは大勢で漕ぐし難しそう!?と思いましたが、約15分間の教育を受けてから係員が鳴らす太鼓の合図に合わせてみんな上手に漕いでいましたョ。小型の一人乗りカヌーは小学3年生以上なら誰でも体験できるそうで、一生懸命に櫂をあやつる子供たちの姿も^^。平日にも結構参加者の多い目玉体験イベントだったよう。
竜船カヌー競争 (8月16日~17日 11:00~18:00)
カヌー乗りの体験ではなく、競争をして順位を決めるために行なわれたのがこの「竜船カヌー競争」!あらかじめ申し込みをしていた人たち対象の、週末だけに開催されたイベントです。ところが初日の16日(土)は朝からお天気がイマイチ。お昼ごろには雨だけでなく風も吹き出した~。雨風を遮るもののない漢江は強風が「超強風」に感じられ、残念ながらこの日のイベントは中止!暴風の中必死に片づけをするスタッフの方々、ご苦労様でした・・・みなさんのおかげでハイソウルフェスティバルは支えられていることを実感!
翌日の17日(日)は日中雨も降らず船競争日和!前日の大会が中止になった関係で、この日はカヌー体験はなくなり竜船競争のみじっくり行なわれることになったのでした。参加した人たちのほとんどが市内の自治区団体。同じユニフォームを着たり応援の歓声を上げたりしてチームを盛りたてます!船自体はけっこう細め。「竜船」というだけあって船の先頭には竜の頭がありました。息を合わせてこがないとうまく進めなさそうで、乗り込むときからみんなドキドキ!?新鮮な体験に笑みもこぼれちゃいますね。岸からゆっくりと出発し、一船また一船とスタート地点へと向かっていきます。
船はこんな感じになっています

船はこんな感じになっています

緊張?ウキウキ?ソワソワ?

緊張?ウキウキ?ソワソワ?

太鼓の音とともに、リズムを合わせて漕いでいく

太鼓の音とともに、リズムを合わせて漕いでいく

意外と難しいもんだね~・・・

意外と難しいもんだね~・・・

あらら転覆しちゃった船も!大丈夫かな!?

あらら転覆しちゃった船も!大丈夫かな!?

「みんなで盛り上げていきましょ~!よろしくっ!」

「みんなで盛り上げていきましょ~!よろしくっ!」

すべての船が揃って準備OK。スタートの合図を待つ!

すべての船が揃って準備OK。スタートの合図を待つ!

スタートとともに元気良く飛び出す竜船たち!はじめは混戦だけど、ゴール地点の麻浦大橋に近づくにつれてだんだんと差が広がっていきました。繰り広げられたのはみんなの一生懸命さがこちら側にも伝わってくるような勝負の数々!終わったあとのすがすがしそうな笑顔、ハイソウルのイベントにピッタリだな~と思いました。(途中からかけつけたオ・セフン市長も目を離さずに熱戦の模様を観戦していましたョ。)
すぐ後ろでは自治体のオーケストラが耳も楽しませてくれました。ご年配の方々もいたりでとっても庶民的^^
ウォーターパーク、空の彫刻体験展 (8月9日~17日/10:00~20:00 ※15日を除く)
オーストラリア出身の芸術家ベニー・サイデル氏によるカラフルな造形物「空の彫刻」が飾られたスペースの下では、子供たちが作品に触れながら遊ぶことのできるウォーターパークが。雨が降ることが多かった今回のフェスティバルですが、天気の良い日には夏の明るい日差しの中、色とりどりの色彩がキレイな「空の彫刻」の下で水をかけ合ったりしてはしゃぐ子供たちの姿が印象的でした。ちなみにこの作品はリサイクル用品を活用した特殊な素材で作られているとか。また、人口の砂場が作られたスペースがあったり、会場全体には自由に転がしたり投げたりできる巨大なボールが置いてあったりと、家族連れの参加者を飽きさせないいろんなイベントがいっぱい用意されていましたョ。
漢江パレード (8月9日~17日/夕方の部17:30頃~、夜の部19:00頃~など)
フェスティバル開催中、「ノリダン」という環境保護を訴えながら音楽や踊りのパフォーマンスをするグループによるパレードが毎日行われました。廃材を用いて作られた、車の形をした不思議な楽器の演奏を先頭に、漢江に住む生き物たちに扮したパフォーマーたちとともに繰り広げられたちょっと変わったパレード。一日に何度か行われたパレードは、明るい時間は陽気に、そして暗い時間はミステリアスに!?芸術的な雰囲気で楽しく賑やかに音を鳴らし、常に観客の注目を浴びていました。
夜のパレード
明るい時間のパレード
漢江ファンタジーショー (8月9日~12日/20:00~21:00)
フェスティバル初日の9日から4日の間毎日行われた「漢江ファンタジーショー」。このショーの見どころは、何といっても空中で舞う人たちの楽器演奏!?いやあ、舞台の上ならまだしもあんなにグルングルンと空中を行き来する演奏は初めて見ました^^;。これはワイヤーアクションバンド「Shenzo’s エレクトリック・スタント・オーケストラ」によるパフォーマンス。ついでになんとソウル市長までワイヤーに吊るされての登場もあったりしました。そしてこの珍しい空中ショーに盛り上がる観客たちが座る客席では、アクロバット劇団による空中ショーも。ゲージュツ的なテイストで人の顔が描かれた巨大なバルーンの下にぶら下がった女の人が美しく舞ったりクルクル回転したりと、何ともファンタジックなパフォーマンスが繰り広げられていました~。
初日9日のショーでは、突然の雨で会場は騒然・・・
Jazz in the Sun (8月9日~17日 15:00~20:00)
漢江のすぐ脇に作られた大型ステージではジャズの公演も!心地よいジャズの響きを青空の下で楽しめました~!
仙遊島(ソンユド)
水の上のオーケストラ演奏 (8月13日~17日 19:00~20:00)
「コリアンポッポスオーケストラ」の演奏で繰り広げられる1時間のオーケストラコンサート。タイトルに「水の上」とあっても本当に水上で行なわれるのではありませんが、仙遊島という漢江(水)に浮かんだ島の上で音楽を楽しめるなんて特別な機会!
座ってじっくり鑑賞できるよう、座布団を1,000ウォンでレンタル!(返還時に返金~)

座ってじっくり鑑賞できるよう、座布団を1,000ウォンでレンタル!(返還時に返金~)

ステキな音楽を聴こうとたくさんの人が集まりました!

ステキな音楽を聴こうとたくさんの人が集まりました!

開始前は雨もパラついた会場。観客にレインコートを配るサービスもありました。

開始前は雨もパラついた会場。観客にレインコートを配るサービスもありました。

不安定な天候のため、最初はテントの下で始まったオーケストラ演奏。19時からの開催で、だんだんと日が落ちる夕暮れの中での音楽会となりました。ナビが訪れた日に演奏されたのは「天国と地獄」や映画音楽のダイジェスト、また「パイレーツ・オブ・カリビアン」などどれも親しみやすい曲ばかり。お客さんのほとんどが子連れのファミリーやカップルたちでしたが、みんな拍手をしたり、時にはうっとりしながら聴いていました(恋人たちは音楽を聴いているとラブラブ具合もUPするみたい^^;)。
本当に目の前での公演。臨場感がありますね~

本当に目の前での公演。臨場感がありますね~

ソロ演奏もじっくり聴かせてくれます。こちらはオーボエ。

ソロ演奏もじっくり聴かせてくれます。こちらはオーボエ。

会場に駆けつけたオ・セフン市長。「今年から季節ごとにハイソウルフェスティバルを開催することになりましたよね。みなさん、楽しまれてますか!?私は今こうして演奏を聴きながら、夏にもこうしてフェスティバルを開催できて本当によかったとしみじみ感じていました。みなさんも十分に楽しんでくださいね!」と挨拶をしてました~。蒸し暑くもなく過ごしやすい気温のなか、家族や恋人とステキな音楽を聴きながら夏の夜の趣に浸れるという贅沢な時間。市長だけでなく、市民も十分楽しめたハズ!
オ・セフン市長。「夏にも開催できて本当によかった!」

オ・セフン市長。「夏にも開催できて本当によかった!」

クライマックスは夜空の下で。ステキでしたよ~

クライマックスは夜空の下で。ステキでしたよ~

ソウル ストリートアーティスト公演 (8月13日~17日 13:00~22:00)
仙遊島のあちこちで見られたのがストリートアーティストたちの出し物。老若男女問わず楽しめるパフォーマンスは、いったん芸が始まるとすぐに人だかりができてみんなが注目!子供たちも興味津々で目を離さずに見ていました。マジック、歌、踊りなどここで観られた「芸術」は多種多様!公演ごとに大きな拍手がパフォーマーたちを包み、お祭りの雰囲気を盛り上げていましたョ。
漢江周辺が開催地となった今回のイベント。真夏のフェスティバルで気温の高い日も多かったのですが、漢江付近は風の通りも良いため「涼しい~」という声もかなり聞きました。竜船やカヌーイベントなどを筆頭に「水」を利用したイベントもあり、街の中心部にある大きな川「漢江」の存在感を改めて実感!都心を中心としたお祭りに比べたらアクセスの便利さは少し落ちますが、参加者たちは普段は眺めるだけのことが多い漢江をより身近に感じることができたのではないでしょうか^^。秋、冬と続いていくこのフェスティバル。これからのお祭りも期待したいと思いま~す!以上、夏のハイソウルフェスティバル会場からソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-08-19

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