第2回ソウル忠武路国際映画祭

今年もいよいよスタートします。9月3日(水)から9日間、世界40ヶ国、約170本の作品が上映されます

昨年(2007年)からスタートした「ソウル忠武路国際映画祭」。昔からソウルの映画の町として知られる「忠武路(チュンムロ)」を中心に映画上映やイベントを開催。もともと韓国の国際映画祭といえば、釜山、全州、光州、富川などが有名ですが、これからはソウルも、映画祭開催地として徐々に盛り上がってくるかもしれませんね。そのソウル忠武路国際映画祭が、今年もいよいよスタートします。9月3日(水)から9日間に渡り、世界40ヶ国、約170本の作品が上映されます。祝祭期間中には明洞、市庁、忠武路でさまざまな特別イベントなども開催される予定です。映画好きの方もそうでない方も、野外上映やイベントなどもやっているので、映画のお祭り「ソウル忠武路国際映画祭(CHIFFS)2008」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
第2回ソウル忠武路国際映画祭
■期間:2008年9月3日(水)~9月11(木)
場所:映画上映(大韓劇場、中央シネマ、明宝アートセンター、CINUS明洞などの映画館、新世界文化ホール)、イベント(南山コル韓屋村、忠武路芸術人通り、明洞通り、ソウル広場など)。
上映作品:約40カ国、170本
セクション:開幕作・閉幕作、国際コンペティション部門、CHIFFSマスターズ、公式招請部門、ドイツ歴史特別展、アジア映画の再発見:作家とジャンル、韓国映画追憶展#8
無声映画の香煙、カルト・ブランシュ、カンヌ映画祭監督週間40周年特別展、チャン・ソヌ展、忠武路NOW
企画セクション:マスタークラス、セミナー/ワークショップ、野外/特別上映
イベント:明洞、市庁、忠武路でコンサートや野外上映などを開催
ソウル忠武路国際映画祭ホームページ:www.chiffs.kr(韓国語)
主催:ソウル市中区
<映画セクション>
今回はメインセクション7つ、特別セクション3つ、コンペセクション1つに分かれ、ソウル中心部でさまざまな映画が上映される予定。
開幕作/閉幕作
今年(2008年)の開幕作品は日本映画「隠し砦の三悪人(監督:樋口真司)」。巨匠黒澤明の伝説的な同名の侍劇(1958年)を「日本沈没」の樋口監督が50年ぶりにリメイクした作品。また閉幕作は国際コンペティション部門の大賞受賞作が上映される予定。
国際競争部門
今年から設立された国際長編映画部門。巨匠からデビューしたての新人まで、様々なジャンルを超えた作品を選び、人々の記憶に長く残る未来の古典を探そうという試み。
大賞には賞金3千万ウォンとトロフィーが授与される。
CHIFFSマスターズ
特殊効果の先駆者であり、映像革命をリードするダグラス・トランブルの作品世界を紹介する。
トランブルはスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」で特殊効果のスーパーバイザーとして注目を浴び、その後「未知との遭遇」「スタートレック」「ブレードランナー」などを手掛けた人物。
公式招待部門
ソウル忠武路国際映画祭の?顔?ともいえる公式招待部門は映画祭のキーワードである?発見・復元・想像?を一度に味わえるセクション。
今年のカンヌ・クラッシックセクションで紹介された近年の復元作から、デヴィッド・リーン監督の生誕100周年を記念して彼の主要作品などを紹介する。
ドイツ映画史特別展
毎年ひとつの国を選び、その国の歴史と映画産業の変遷を一目で見られるメインセクションのひとつ。
今年は世界の映画史の中でも重要な位置を占めているドイツを対象に、初期の無声映画から近年の作品までを紹介する。
アジア映画の再発見
アジア映画の遺産を歴史的に振り返ってみようという試みで、毎年一人のアジアの作家とジャンルを選定し、多様な作品を紹介するセクション。
今年は韓国ではまだあまり知られていない市川崑監督の作品世界を紹介する。
ジャンル部門は?スリラー?で、アジア各地の特徴がうかがえる様々なスリラー映画を上映。
韓国映画の追憶展♯8
今年が2008年であることを起点とし、1950年台から1990年台までの映画の中で制作年度が?8?で終わる作品を紹介。その時代の興行性、ドラマの吸引力、同時代の感受性を感じられる多彩な作品を中心に紹介。
無声映画の饗宴
映画史の貴重な遺産である無声映画を紹介し、初期の映画観覧の体験を味わえるセクション。今年は?映画音楽家公募展?で選ばれた新人音楽家3組のライブ演奏とともに、?韓国映像資料院・開館映画祭?の開幕作であった「青春の十字路」を上映。
カルト・ブランシュ
カルト・ブランシュとは?白紙委任(状)?の意で、映画及び文化・芸術の関係者達がCHIFFSの客員プログラマーとなり、観客もしくは彼らのファンとともに観たい映画を選び上映するセクション。今年は映画監督のペ・チャンホや俳優のイ・ボムスなどが参加予定。
カンヌ映画祭・監督週間40周年特別展
カンヌ映画祭事務局との共同主催。
カンヌ映画祭の非競争部門である監督週間は、1969年フランス監督協会の要求と主導で作られたプログラムで、過去40年間創意的で力強い監督らの作品を発掘、紹介してきたカンヌ映画祭の代表的なセクション。
チャン・ソヌ展
チャン・ソヌ監督が作った映画11編と、トニー・レインズが撮ったチャン監督のドキュメンタリー、そしてチャン監督が俳優として参加している、彼の助監督であったキム・スヒョン監督のデビュー作を紹介。
忠武路NOW
忠武路の未来を若い映画を通して見出してみようという趣旨で用意されたセクション。近年の映画祭で好評だった様々な個性溢れる短編映画を紹介。
<イベント>
映画祭の前夜祭から野外上映、コンサート、俳優との直接トークなど、さまざまなイベントが予定されています。

忠武路恋歌‐KBS特別コンサート
日時
:9/2(火)19:30
場所:ソウル広場
内容:CHIFFS2008前夜祭。上映作品のハイライト上映、人気歌手のお祝い公演など。
※ 司会:リュ・スンボム、ファンスギョン
出演歌手(予定):チャン・ユンジョン、テジナ、キム・ゴンモ、SGワナビー、スーパージュニア、シャイニー、ソ・イニョン、ダビチ、キム・ジョンウクなど

CHIFFS野外上映
日時
:9/6(木)~9/8(土) 20:00
場所:ソウル広場
内容:ミュージカルの傑作(熱いのがお好き、オズの魔法使い、愛は雨に乗り)の特別野外上映

南山共感
日時
:9/4(木)~10日(水)20:00~ ※9/7休み
場所:南山コル韓屋村
内容:CHIFFSコンサート、無声映画・野外上映

忠武路ナンジャン
日時
:9/7(日) 11:00~21:00
場所:忠武路芸術人ストリート(忠武路駅~明宝アートセンター)
内容:CHIFFS映画祭りの窓

明洞プレシネマ
日時
:9/4(木)~9/7(日)19:00
場所:明洞ウリ銀行十字路の特別舞台
内容:19時からヒップホップ・インディーバンドのコンサート、20時からは上映作品の監督、俳優との野外トーク
<チケット予約>
チケットオンライン予約
・予約期間
開幕式チケット:8月7日 14:00~18:00
一般チケット(マスタークラス、閉幕式含む):8月12日 11:00~9月10日 24:00

・予約方法
ソウル忠武路国際映画祭ホームページ(www.chiffs.kr)にて予約・支払い
⇒現地で予約確認書(または予約番号)、身分証を確認後、入場券受け取り。

現地購入
指定のチケット売場(※下記参照)で購入・発券
チケット売場】
・CGV明洞
場所:アバタ前
運営期間:2008年8月25日(月)~2008年9月30日(水)
時間:11:00~14:00(3時間)/17:00~20:00(3時間)

・その他、上映映画館のチケット売場
映画祭開催期間中(9月4日(木)~9月10日(水))、大韓劇場、中央シネマ、CINUS明洞の各上映館のチケット窓口にてチケットを購入できます。
※映画館の場所はこちらを参考に
【チケット料金】
開幕式(開幕作含む)/閉幕作(閉幕作含む):(一般)10000ウォン 
一般上映/マスタークラス:一般5,000ウォン/青少年※小学校以上、19歳以下、団体観覧4,000ウォン/障害者、65歳以上、青少年団体観覧3,000ウォン
企画イベント:無料
野外上映/特別上映:無料
※団体観覧割引は映画1本当たり15人以上の場合のみ適用され、電話予約のみ

【開・閉幕式会場・上映館・イベント場】
‐開・閉幕式場:国立劇場ヘオルム劇場
‐一般上映館:大韓劇場7・8・9館、中央シネマ1・2・5・6館、CINUS明洞4・5・6館、新世界デパート本店文化ホール
‐企画イベント場:明宝アートセンターハラムホール
‐野外上映場:南山コル韓屋村(チョンウ閣広場)・ソウル広場※野外上映は先着順・無料入場

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-09-01

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