漢江を歩いて渡ってみました!

歩行者のための橋になったクァンジンギョとチャムスギョを通って、漢江を歩いて渡ってみました!

こんにちは、ソウルナビです。ソウルの中心を流れる漢江は、川の北と南では町並みも人も別の街といってもいいほど、ソウルを分け隔てる大きな川。まだ同時に漢江の両岸は川べりの公園としても整備され、ランニングしたり、自転車に乗ったり、犬を連れて散歩したり、プールがあったり、遊覧船に乗ったりと、市民にとっても憩いの場所となっています。ソウル市も、復元された清渓川の次は漢江!と、漢江を渡る綱渡りなどのイベントを企画したり、展望台や公園に直結するバス停を作ったり、通勤でも使える水上タクシーを運行したり、いろいろ力を入れているようです。
でもその漢江を渡る手段はいままで車やバス、地下鉄などにほぼ限られてきました。 でも車を気にせずに歩いてゆっくり渡りたい!そんな市民の希望に応えて、歩行者も歩ける橋が2つ、漢江に誕生しました。1つは東にある広津橋(クァンジンギョ)、もう1つは中心部にある潜水橋(チャムスギョ)。せっかくできたのだからナビも漢江を歩いて渡ってみたい!2つの橋を歩いて渡ってみることにしました。それではさっそくいってみましょう。

◆◆◆広津橋 クァンジンギョ◆◆◆


まずは広津橋で江北から江南へ向かいます。
広津橋は広津区の名前の由来にもあるとおり、ソウル市の東部にかかる橋。江北側の最寄り駅は地下鉄5号線クァンナル駅。2番出口を出て、遠くに見える球形のビルを右手に見ながら、目の前の大通り(アチャサンキル)を進みます。このあたりはソウル市の中心部と違って京畿道のバスが目立ちます。
クァンジンギョの案内板の出ていた三叉路を右に曲がります。 クァンジンギョの案内板の出ていた三叉路を右に曲がります。 クァンジンギョの案内板の出ていた三叉路を右に曲がります。

クァンジンギョの案内板の出ていた三叉路を右に曲がります。

橋を渡る前の右手にあるのがライブハウスのAX。 

橋を渡る前の右手にあるのがライブハウスのAX。 

左手には漢江ホテルの入口が見えます。

左手には漢江ホテルの入口が見えます。

いよいよクァンジンギョにやってきました。他の漢江にかかる橋と違って、歩道が広いことに気がつきます。ただ最初、ナビはクァンジンギョが100%歩行者専用橋と勘違いしてました。実は車線を減らし、歩道を広げたのですね。だから横を車も走っています。
橋の入口の欄干には船の形が。

橋の入口の欄干には船の形が。

江辺大橋を渡ります。

江辺大橋を渡ります。

「クァンナル歩行橋」と書かれた案内板。

「クァンナル歩行橋」と書かれた案内板。

さっそく出発。橋の上は橋の上らしからぬ、長いうねうねしたベンチやオブジェが次々と。緑も多くて、ちょっとした公園の中の散策路のようです。一部は下が板張りになっています。
ここが橋の上なんて不思議な感じ。 ここが橋の上なんて不思議な感じ。

ここが橋の上なんて不思議な感じ。

少しふくらんでいるところに来ました。漢江の展望台かな。ライトもおしゃれ。夜景用のスポットかも。
ライト。

ライト。

橋の上に咲く花。

橋の上に咲く花。

水飲み場。

水飲み場。

さらにすすむと今度は少しへこんだ部分が。こちらも漢江展望台のよう。ガラスには案内板があり、遠くに見える建物を説明。反対側にも同じようにへこんだ部分があるようです。
橋も半ば。緑地帯が終わると、普通の橋になってしまいました。ただ橋の上に信号と横断歩道があるのがちょっと違います。
橋の上に横断歩道と信号が。 橋の上に横断歩道と信号が。

橋の上に横断歩道と信号が。

2つ目の横断歩道と信号のあと、再びにょろっとしたベンチに緑地帯がと少しへこんだ部分が。川はほぼ渡って反対側の河川敷の上にやってきたようです。
最後にまた何か見えてきます。

最後にまた何か見えてきます。

謎のオブジェ。

謎のオブジェ。

漢江公園への入口。

漢江公園への入口。

オリンピック大橋を渡ります。

オリンピック大橋を渡ります。

ふたたび案内板が。

ふたたび案内板が。

約20分、無事漢江を渡り終わりました。
そのまま歩き、右に曲がると地下鉄5・8号線チョノ(千戸)駅に到着。橋から約12分。
クァンジンギョから見える漢江。橋の上からは雄大な漢江が眺められます。すぐ横をずっとチョノ大橋がありました。こちらは普通の橋。
雨の日のあと。

雨の日のあと。

漢江を歩いて渡ってみました! 漢江を歩いて渡ってみました!
漢江を歩いて渡ってみました! 漢江を歩いて渡ってみました! 漢江を歩いて渡ってみました!
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◆◆◆潜水橋 チャムスギョ◆◆◆


つぎに潜水橋(チャムスギョ)で江南から江北へ。潜水橋はすこし不思議な橋。他の橋とは違って、一段低いところにあります。しかも上には盤浦大橋という橋が架かっています。つまり二重の橋になっています。下の橋は、名前の通り、漢江の水かさが増えると沈みます。漢江の水が増えるとニュースで流れるのがこのチャムスギョが沈む光景。この日は水かさも少なく、無事渡ることができました。
この日は漢南大橋のたもとにできたバス停からすぐ漢江市民公園へ。こういうバス停ができたのはうれしいですね。下におりて、漢江を右手に見ながらぶらぶら歩いていきます。ヨットクラブや川に浮かぶレストランも。ウォーキングやジョギング、犬を連れて散歩、自転車でサイクリングなど、様々な人とすれ違います。約30分で潜水橋のたもとに到着。
フォトスポットから見た光景

フォトスポットから見た光景

水上タクシー乗り場もあり

水上タクシー乗り場もあり

水辺の舞台

水辺の舞台

実は潜水橋(チャムスギョ)もすべて歩行者専用橋になったわけでなく、半分が車道に、その1/4が自転車道に、残りの1/4が歩道となっています。自転車道が1/4を占めるのは、最近の自転車振興策のせいでしょうか。でもそれほど自転車が多いわけではないので、ゆっくり歩いていきます。
ずっと歩いていきます。

ずっと歩いていきます。

なぜか歩行者道が真ん中。

なぜか歩行者道が真ん中。

すぐ横を車が。

すぐ横を車が。

ところどころ、川の近くが板張りになり、展望スペースが。ただ歩道からは自転車道を横断するリスクも。
板張りの出っ張り。

板張りの出っ張り。

川面が近いです。

川面が近いです。

橋の真ん中に信号。ゆるやかな段差もあります。

橋の真ん中に信号。ゆるやかな段差もあります。

やや上り坂に。船舶の通行用に、潜水橋も一部が高くなっています。車道の待避線も見えます。

やや上り坂に。船舶の通行用に、潜水橋も一部が高くなっています。車道の待避線も見えます。

一番高い場所。

一番高い場所。

あとはなだらかな下り坂 

あとはなだらかな下り坂 

終点が見えてきました。

終点が見えてきました。

約13分で反対側に到着。ここにも信号がありました。この交差点は自転車の往来も激しく、要注意。
江北側から見たチャムスギョ。自転車が次々に渡っていきます。

江北側から見たチャムスギョ。自転車が次々に渡っていきます。

街に出るまでの、なだらかなスロープ

街に出るまでの、なだらかなスロープ

スロープが終わったら逆向きに行き、大通りを右へ。国鉄中央線西氷庫(ソビンゴ)駅があります。 橋から徒歩約10分。
潜水橋から見えた漢江の風景。
いかがでしたか?いつもは地下鉄や車であっという間に通り抜ける漢江も、ゆっくり歩くと、また漢江の違った風景が見えてきます。散歩がてら、歩いて漢江横断もいかがでしょうか?以上、漢江にはまっているソウルナビでした。

その他情報

★バスから漢江市民公園へ・・・漢南大橋展望台「Cafe Rainbow」
★高速バスターミナルから潜水橋(チャムスギョ)への行き方・・・盤浦大橋・月光レインボー噴水(バンポデギョ・タルピッムジゲプンス)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-09-10

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