韓国人との国際結婚☆ 婚姻届提出から外国人登録証の申請まで

国際結婚の複雑な手続き!?ナビが分かりや~すくご説明します!

こんにちは!ソウルナビです。数年前から韓国ドラマや韓国コスメが流行りだし、韓国に興味を持ち留学で韓国を訪れる人たちも増えていますよね!それに伴って増加傾向にあるのが日韓カップル?!韓国国内で出会ったカップルや第3国で出会い韓国の方と結婚するカップルなど、出会いは様々ですが、結婚する時に出さなければならないのが婚姻届☆ 未婚者にとっては日本人同士が日本国内で婚姻届を出す方法も分からないのに、ましてや海外で国際結婚ともなれば、どんな複雑な手続きが待っているのやら・・・だいじょーぶ!今日は、ナビが簡単に分かりやす~くご説明しましょう!
今回は2013年7月現在、日本人がワーキングホリデービザで韓国在住、日本側に婚姻届を出す時はワーキングホリデービザを返却し日本に帰国という場合の流れを紹介します。今持ってるビザの種類や提出する役所によって必要書類などは若干異なることがあるので、必ず直接確認しましょう。

婚姻届を出すときの流れは?

国際結婚をする場合、両国に婚姻届を提出をしなくてはいけません。どちらか一方だけではないので間違えないように注意しましょう!今回は、

韓国で婚姻届を提出→日本への婚姻届提出→日本の在日韓国大使館でビザの申請→韓国で外国人登録証の申請の流れについて見てみます☆ 婚姻届提出から外国人登録証を受け取るまでのポイントは大きく分けて6つ!

1.戸籍謄本の取得
2.婚姻要件具備証明書取得
3.韓国の役所に婚姻届を提出
4.日本側に婚姻届を提出
5.在日本韓国大使館でビザの申請
6.外国人登録証の申請

※ワーキングホリデービザを持っている場合のほか、日本に居住し結婚のため韓国へ移住する場合も同じ流れになります。
※就労ビザや学生ビザなどを所有していて現在韓国国内に居住している場合は、「5」でのビザ申請は韓国の出入国管理事務所で行います。外国人登録証のビザの種類も変更となり、この時同時に申請するため、「6」の外国人登録証の申請は省略になります。


1.戸籍謄本取得

韓国に居ながら日本の戸籍謄本を取得する方法は2つあります。

■日本に居る家族に頼む。
両親が代わりに取得する場合は委任状が必要ないので、両親にお願いして郵送してもらう方法が1番手っ取り早いかも。

■本籍地の市町村へ郵送で依頼。
本籍地の市町村役場へ直接郵送依頼可能なことも。依頼方法や手数料はそれぞれの市町村役場へ直接問い合わせましょう。
※自治体によっては外国に郵送してもらえないところもあります。

2. 婚姻要件具備証明書取得

結婚要件具備証明書とは?
婚姻要件具備証明書(결혼요건구비증명서)とは独身を証明する書類で結婚できる条件を備えていることを国が証明した公的文章。在大韓民国日本国大使館領事部で即日発行してもらえます(※申請に行く際は、日本人だけでなく結婚相手の韓国人と2人で行く必要があります)。

■申請場所:在大韓民国日本国大使館・総領事館
■必要書類:
申請書
戸籍謄本(3ヶ月以内に取得したもの)
日本人のパスポート
韓国人の婚姻関係証明書(翻訳は必要なし)
韓国人の身分証明証
手数料15,000ウォン(カード・日本円不可)
申請する際は 婚姻要件具備証明書と証明書発給申請書の2枚を記入します。領事部に行くと見本があるので、それを見ながら書けば簡単にかけます☆ 空いているときは10分ほどで発行してもらえます。

3.韓国の役所に婚姻届を提出

婚姻届を提出する際は、わざわざ韓国人の住所所在地にある役所まで行かなくても、在大韓民国日本国大使館領事部の並びにある鍾路区庁で申請が可能。この鍾路区役所の近くにはたくさんの大使館があるからか、係の人も慣れている感じでスムーズに対応してもらえます!

■申請場所:市・区・邑・面役場
■必要書類:
婚姻申請書
結婚要件具備証明書(原本と韓国語訳の各1通 ※1)
日本人のパスポート
外国人登録証明証(外国人登録証明証の登録を行なっている人)
※1) 結婚要件具備証明書の翻訳方法

結婚要件具備証明書は原本と一緒に韓国語に翻訳した結婚要件具備証明書を提出しなくてはいけません。鍾路区庁の場合は窓口に行けばひな型をもらえますが、前もって準備しておきたい!という方は参考にしてみてください。
受理されるまでには数日かかります(受理されると韓国人の携帯に「受理しました」という内容のメッセージが送られてきます)。

4.日本側に婚姻届を提出

韓国で婚姻届を提出しているので、日本側には「婚姻の報告」になります。報告と言ってもちゃんと婚姻届は出さないといけないのでご注意を!また、韓国で先に婚姻届を提出した場合のみ、在大韓民国日本国領事館でも手続きは可能。受理されるまでに普通1ヶ月から2ヶ月ほどかかりますが、2週間ほどで受理されることも。
※在韓日本領事館で手続きをする場合は、下記の必要書類のほか、日本の様式の婚姻届も必要となります。日本の婚姻届の用紙は領事館でもらうことができます。

■申請場所:市役所、町村役場
■必要書類
婚姻関係証明書(原本と日本語訳 各1通)
家族関係証明書(原本と日本語訳 各1通)
韓国人のパスポート・印鑑
日本人の印鑑

戸籍は新たに両親から独立したものが作成されるので1週間ほどかかります(新たに作る戸籍の本籍地以外で申請をした場合は1週間以上かかることもあるようです)。

5.在日韓国大使館でビザの手続き。

2011年までは韓国国内でも結婚移民ビザ(F-6)の申請が可能でしたが、2011年以降は日本の韓国大使館・領事館でのみ申請が可能となりました。

■申請場所:駐日本国大韓民国大使館・領事館
■必要書類
申請書
カラー写真(3.5×4.5)1枚
日本人のパスポート
日本の戸籍謄本(結婚の事実が記載されているもの)
韓国の家族関係証明書
韓国の婚姻関係証明書
招待状(招待状、配偶者招待理由書の2部)・身元保証書(様式は韓国大使館ホームページからダウンロード可能)
韓国人の財産証明関連書類(銀行の残高証明書・在職証明書・登記簿謄本・家の契約書など)

VISA取得までは、申請から1週間ほどかかります。
※在日韓国大使館でビザ(査証)の手続きができるのは、ワーホリビザなど日本の韓国大使館・領事館で発行されたビザを所有する場合か、結婚するまで日本に居住し結婚を機会に韓国で生活するようになる場合のみ。就労ビザや学生ビザなど韓国の出入国管理事務所で発行されるビザを所有し結婚前にすでに韓国で住んでいる場合は、この結婚移民ビザの申請を韓国の出入国管理事務所で行います。ビザの申請には夫婦2人で行かなければならず、必要書類も異なります。またビザ取得までは申請してから3週間から1か月ほどかかります。

ホームページに載っている情報は不十分なので、こちらの情報をよく確認してから申請に行くことをおすすめします。

<ビザの申請に必要な書類>
・日本人のパスポート
・日本人の証明写真(カラー、3×4cm)1枚
・外国人登録証(所持者)
・申込書(※出入国管理事務所の申請フォーム)
・韓国の配偶者の婚姻関係証明書(婚姻の事実が載っているもので、3か月以内のもの)
・韓国の配偶者の住民登録謄本(3か月以内のもの)
・韓国の配偶者が身元を保証した身元保証書(※一般的なフォームあり)
・韓国の配偶者の財政立証に関する書類(在職証明書または事業者登録証のコピー、所得税源泉徴収証明書など)
 または不動産登記簿謄本または銀行の残高証明書などのいずれかを一つ選択
・日本の戸籍謄本(結婚の事実が記載されているもの)

(以下、ホームページには記載されていないが実際に提出を請求されるもの)
・日本の戸籍謄本の韓国語翻訳
・日本の戸籍謄本を翻訳したものの証明書
・二人のなれ初めについて質問事項が書かれた用紙

(以下、ホームページには記載されていないが、このうちの準備できるものを全て提出することを要求される書類)
・日本人が韓国で在職している場合は日本人の在職証明書と勤労所得源泉徴収領収書
・日本人の韓国での預金残高証明
・住宅賃貸契約書のコピー(※チョンセの契約書など)

<手数料> ※出入国管理事務所で販売
ビザの種類の変更のみ: 収入印紙5万ウォン
ビザの種類の変更+外国人登録時: 収入印紙6万ウォン

6. 外国人登録証の申請。

韓国に91日以上滞在する予定の外国人は韓国に入国した日から90日以内に、また新たに滞留資格付与、変更許可を受けた外国人はその許可を受けた時点で管轄の出入国管理事務所または出張所で外国人登録をしなければなりません。期間内に登録しない場合、処罰の対象となります。また、申請に行く際は必ず相手の韓国人と2人でいかなくてはいけません。

■申請場所:管轄の出入国管理事務所
■必要書類
申請書
写真1枚
パスポート
韓国の婚姻関係証明書
韓国人の住民登録謄本
収入印紙20,000ウォン(VISAの延長のため)
現金20,000ウォン(外国人登録証作成のため)
※郵送で受け取りの場合は別途4,000ウォンが必要となります。

外国人登録証の受け取りまでには申請から約2週間ほどかかります。

※就労ビザや学生ビザなど韓国の出入国管理事務所で発行されるビザを所有し結婚前にすでに韓国で居住している場合は、結婚移民ビザの申請時に外国人登録証のビザの種類の変更も同時に申請となります。
利馬ビルの日本国大使館領事部で婚姻要件具備証明書を取得し、近くの鍾路区庁に婚姻届を提出すれば、待ち時間により多少変動はあると思いますが、移動時間も含めて1時間ほどで申請は終わります。そこから、新しく出来た韓国の家族関係証明書、婚姻関係証明書を持って日本へ行き、役所へ婚姻届を出す(新しい戸籍が出来るのに1週間)。新しい戸籍を持って駐日本国大韓民国大使館に行ってビザの申請。結婚移民ビザが出たら韓国で外国人登録証の申請。日本と韓国を行き来しなくてはいけませんが、この方法が一番分かりやすく簡単な方法!全て1人で準備せず、韓国の役所関係のことは韓国人の相手に任せるなど分担して準備をすれば、意外と簡単に終わります☆ また冒頭でも触れましたが、各種手続き、申請書類、申請期間などは個人のケースにより異なることがあるので、申請前には直接確認しましょう。以上、ソウルナビでした。

その他情報

※一部情報を追加、訂正しました。<2013.10.31>
※一部情報を追加しました。<2013.11.6>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-07-23

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