ソウルから気軽に行ける自然の中で、キムチ作りやチーズ作り体験をしてきました!
こんにちは、ソウルナビです!町の街路樹が色づき、冬支度をする季節になってきたソウル。そんな季節、「K-FARM(ケーファーム)ツアー」に参加してきました!「K-FARM(ケーファーム)ツアー」とは韓国の農林水産食品部(日本でいえば農林水産省)の主催で、外国人を対象にソウル郊外の農村でいろいろな体験をしてもらい、韓国の農村や農産物の良さを知ってもらうことを目的に行われたもの。ナビも紅葉のキレイな山の中でキムチ作り、牧場でチーズ作りに挑戦してきましたヨ!それでは、さっそくレポートしたいと思います!
それでは出発~
ツアーの集合場所は東ソウル総合バスターミナルもある地下鉄2号線カンビョン(江辺)駅から渡った先にあるテクノマート前。専用のバスに乗って出発です。参加メンバーは韓国在住の外国人とその家族で30名前後くらい?もらったパンフレットの中には体験ごとのテーブル番号や昼食の店のテーブル番号まで書いてあり、しっかりしていてちょっと驚いたナビ(笑)
楊平(ヤンピョン)鳳上里(ポンサンニ)のスミマウルでキムチ作り体験
「スミマウル」はソウルから約1時間半、京畿道(キョンギド)の東部、楊平郡は鳳上里(ポンサンリ)にあります。楊平(ヤンピョン)といえば、ソウルからも気軽に行くことができるアウトドアスポットとして人気。ちょうど紅葉の季節だったので、バスから見る景色が本当にきれい。「スミマウル」ではいちご狩り、野菜の収穫やナマズ釣り、キムチ作りなど一年中いろいろな体験をすることができます。キムチ作り体験は11月頭から12月中旬まで。バスをおりて小川を渡り、準備万端でキムチ作りコーナーへ向かうと・・・
大きなテーブルには、すでに大根を千切りしたものがこんもり。案内の方の説明を聞きながら、唐辛子の粉、にんにく、にら、アミの塩辛、糊(粉を水で溶いたもの)を次々入れてキムチの薬味を作ります。みんなで力を合わせてやるので、あっという間に終了。次は下処理をした白菜が登場。葉っぱと葉っぱの間に薬味を塗りこんでいきます。
なんとなくたっぷり入れればおいしいというイメージがありますが、実は入れすぎるのは良くないそう。でも欲張りになってしまい、どうもたっぷり塗りこみたくなってしまうナビ!「そんなに塗ったら辛いしおいしくないわよ~」と何度も言われながら作業終了!できたキムチは一人一株ずつタッパーへ。作業時間は20分くらい?あっという間にできちゃいました。キムチは白菜を洗うところからはじめると大変なんだろうな~
昼食は体にやさしい自然食
お昼ごはんの時間!バスに揺られて着いたのは龍門山(ヨンムンサン)からほど近い自然派レストラン「クァンイウォン」。庭にはずらりとハンアリ(瓶)が並んでいて壮観。こちらでは味噌やしょうゆ、チョングッチャン(大豆を醗酵させたもの、納豆に似ている)も販売しているとか。
お店の中に入ると天井にはおしゃれな照明、そしてテーブルいっぱいに体に良さそうな料理がずらり!いただきますの前に農林食品部長官(つまり大臣!)がいらしたということで短いあいさつ。なんだか偉い方が来ていると思ったら、参加メンバーの中に2011年ノーベル化学賞を受賞したイスラエルのシェヒトマン博士もいらしたとか。さっき大根をカットして笑っていたあの方が!とナビもびっくり。
あいさつが終わり、いただきます!プルコギらしきものにさっそく箸をつけると、なんだかいつもと何かが違います・・・チョングッチャンが入っている!紫のドレッシングがかかったサラダを食べてみるとチョングッチャンの味がする!「クァンイウォン」特製のにおい控えめチョングッチャンが隠し味に入っているんです!いや~これは健康食!他にも柚子をきかせたしょうゆソースが印象的なサムチ(サワラ)焼き、桑の葉入りの皮でできたさっぱり味のマンドゥ(餃子)、古漬けキムチ、カリカリの大豆や日本のなますのような箸休めなど、とってもおいしくいただきました。
ウナ牧場でモッツァレラチーズ作りに挑戦
「クァンイウォン」からバスで1時間、次は驪州(ヨジュ)市金塘里(クムダンン二)にある「ウナ牧場」に到着!こちらは開園30年以上の歴史ある牧場。トラクターに乗ったり、乳搾り、えさやり、そしてチーズ作り体験ができるとのこと。ナビが体験したのはモッツァレラチーズ作りとチーズトッポッキ作り!
園長さんがチーズを布のように広げてのばしたり、三つ編みにしたりと実演するのを見てからの挑戦。といっても、とても簡単で、カードと呼ばれるチーズの元をお湯の中で木べらを使い、もみもみするだけ(ただこのカードを作るのが面倒なんだそう)。つやが出てきたらのばして塩をひとふり、そして三つ編みにして完成!新鮮な牛乳で作るからチーズも弾力があっておいしい~
カードというチーズの元
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お湯の中で押したりのばしたり
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その後は場所を移動してチーズトッポッキ作り。ゆきだるまのような形をしたトッ(お餅)を鍋の中で炒め、野菜やベーコンをさっと入れたあとに、ちょっとピリ辛のトマトソースのようなものと溶けるチーズを入れ、まとまったら完成。お味はまるでピザを食べているような感じ。子どもたちも大喜びです。ナビもお昼ごはんであんなに食べたのに、別腹でモリモリ食べてしまいました。
これにて本日の農村体験、無事終了~あとは帰るだけとちょっとさみしい気分でいると、主催者の方から3つのミッションが!
1.ベラという名前の馬と一緒に写真をパチリ、2.羊のファミリーと一緒に写真をパチリ、3.農夫のコスプレでパチリ
この3つをクリアしたら先着順でプレゼントという嬉しいサプライズ!みんな張り切ってました~ちなみに賞品はウナ牧場のヨーグルトやジャム。
いかがでしたか?子どもから大人まで楽しめる農村体験。キムチ作りは韓国だからこそできる体験だし、チーズ作りもなかなかできることではないので、とっても充実した一日になりました。田舎の風景とクリアな空気も良かったのかも。アクセスはちょっと不便だけど、ソウルから車で行くとあっという間に山山山!そんなところにいろいろな体験ができる農村があるなんて面白そう!機会があれば足を運んでみられることをオススメします!以上、ソウルナビがお伝えしました。