3連休と短かった今年の秋夕連休、当日の街の様子を見てみましょう~!
こんにちは!ソウルナビです。一年に2回やってくる名節の一つ「秋夕(チュソク:韓国のお盆のようなもの)」が過ぎ、ちょっと落ち着きを取り戻してきた感じのソウル。韓国では秋夕当日とその前後の日が祝日になるのですが、今年は9月14日が秋夕の当日。土日とかぶってしまい、残念ながら秋夕の連休は最も短いバージョンの3連休になってしまいました~。それでも地方にある実家に帰省しては祭祀の準備に大忙しだったり、休みを利用して海外旅行を満喫したり、家の周辺で家族揃ってのんびり過ごしたり…。韓国ではみなさんそれぞれの秋夕を楽しく過ごしていたよう!今日はそんな秋夕当日にいろんな街を歩き回ったナビが、写真で各エリアの様子をお届けしたいと思います!いつもと違った街の様子、しっかりチェックしてみよ~!
■南山コル韓屋村
「南山コル韓屋村」は、秋夕やソルラル(旧正月)にいろんなイベントや行事が開かれる場所としては代表的なトコロ。今回の秋夕にもサムルノリや農楽などの伝統芸能公演や民俗遊び、民芸体験コーナーなど様々なイベントが開かれていました。そしてびっくりしたのは、なんといってもその人の多さ!いつもミョンジョル(名節、秋夕や旧正月)には人がたくさん集まるんですが、今回の人出は今までに見たことがないほどと言ってもいいくらい!?特に小さなお子さん連れのご家族がやはり目立ちましたが、外国人や若い人たちの姿も見られましたョ。
秋夕当日ナビが行った時間には、舞台は農楽演奏で盛り上がっていました~。青く晴れた秋の空に伝統楽器の音色が気持ちよく、そして楽しそうに響いていましたョ。観客もノリノリ!
コチラには伝統的な行事を盛り上げる、民族衣装でいらっしゃった方もたくさん。カワイイちびっ子たちが多いけれど、家族揃って伝統衣装を着ている方も。ステキな韓服を着た人たちをチェック!
■明洞
いつも大勢の人で賑わう、ソウル中心部に位置する繁華街、明洞(ミョンドン)。そんな賑やかな明洞でも、秋夕中にはお店も閉まって静かな雰囲気に・・・!?と思ってやって来ると・・・・な、なんだこの人出はっ!?いつも通りの、いやそれ以上、普段の休日と変わらないくらいにぎわっている街の様子にナビもビックリ^^;。確かに中には閉まっているお店もありますが、ナビが行った秋夕当日14日の日曜日午後3時頃には、ほぼ全てのコスメショップ、カフェ、ファーストフード、そして飲食店や服屋さんなどの6~7割が営業していましたよ~。ミリオレなどのファッションビルは休業していましたが、お店の前には出店がいっぱい、またその他の道にも屋台や露店がたくさん出ていました。街を歩く人を観察すると、いつもより家族連れが多いような気も。
秋夕当日14日、夜の8時頃に再び明洞に来てみると、やっぱり昼間と変わらぬ活気!でも、少し早めに店じまいするお店もちらほら見られました。またミョンドン駅の地下道にあるショップは終日全て休業していました。
■清渓川
市民が集う憩いの場「清渓川(チョンゲチョン)」周辺や清渓川広場でも様々な秋夕イベントが開かれ、大勢の家族連れで賑わっていました~。ステージではB-boyや伝統楽器演奏に現代音楽を取り入れたフュージョン国楽のステージなどが催され、ホトゥ(槍投げ)、ユンノリ(すごろく)などの民俗遊び体験コーナーなどがあり、大人も子供も楽しそうに遊んでいました。 また、連日よい天気に恵まれ日中はだいぶ気温の上がった秋夕連休、川のほとりでは水に足を浸けて涼む人々の姿も見られましたっ!
■東大門市場
夜も眠らないショッピングタウンとして有名な東大門(トンデムンシジャン)。ファッションビルから音楽がガンガン流れるわ、車通りは多いわ…と普段は賑やかな街ですが、秋夕はいつもの東大門と違ってとっても静か。人の集まるファッションビルが閉まっているので、全体的に人が少ないっ。市場の小さなお店もお休みなので、「ショッピングの街からショッピングする場所がなくなった」状態。ただ、ミリオレやhello apMの前には臨時の露店ができていて大安売りを開催~。通りが歩きづらくなるほど、このあたりだけ人が集中していました^^;。
■仁寺洞
海外からの観光客から人気の街として代表的なのが仁寺洞(インサドン)。日本人観光客はもちろんのこと、世界各国からの旅行者が訪れる場所でもありますよね。そんなエリアらしく、この日の仁寺洞はいつにも増して!?外国人率が高かった~!みなさん、「ここなら秋夕でもお店がやっているだろう」と思って訪れたのかな?確かにお土産物屋さんを中心に、他のエリアに比べて営業しているお店は多いし、屋台など食べ物関連のお店もけっこう開いていました!いや~それにしても人が多かったな~!
■鍾路
鍾路(チョンノ)では老舗映画館の「ソウル劇場」に行ってみると、イカのバター焼きなどを売るおなじみの屋台がしっかり出ていてちょっと意外~!秋夕に映画を見に来る人たちをあてにして、秋夕も休まず働いていらっしゃるんですね。肝心の映画館はというと、大混雑するほどではなく、なんだかまったりとした穏やかな空気が流れていました。
■ソウル風物市場
東大門運動場にあった「東大門風物のみの市」が新設洞駅のそばに移った風物市場(プンムルシジャン)。すっかり新しくきれいになりましたが、そんな姿を見にもっとたくさんの人に来てもらおうと?ここでも秋夕イベントを開催!市場内のお店は閉まっているところも多かったけど、隣にある駐車場ではソンピョン作りや家族写真を無料で撮ってプリントアウトしてくれるコーナー、また伝統遊びなどを体験できるスペースが会場を盛り上げていました。最近ではソンピョンを家で作らず買う人も多いという中、こんな機会に手作り体験できたらいい思い出になりそうですね^^。
■梨大
学生街を代表して梨大(イデ)に行ってみると、駅も含めていつもはたくさんいる女の子たちがほとんどいない!ファッションビルYES apM前の広場もかなりガラーンとしていました。
■狎鴎亭
芸能人やセレブたちもたくさんやって来る狎鴎亭(アックジョン)。ショッピングやお茶をしに来る若い子たちも多い街です。秋夕の日はどうなのかと行ってみると、驚いたのが道がすいていること!狎鴎亭は自家用車やタクシーを利用してくる人が多いので、狎鴎亭路など大通りはいつも車で大混雑しているのですが、この日は車がほとんど見当たらないではないですか~っ!駅からギャラリア百貨店までの道のりは、ナビの今までの経験上でダントツの最短時間で通過できました。ロデオ通りのお店はポツポツと開いていて、歩いている人も少なかった~。
■ソウル歴史博物館
光化門(クァンファムン)にある歴史博物館では伝統文化イベントを開催!博物館という場所柄や伝統遊びを体験できるということから、やって来たのはやっぱりファミリーが多かった印象。
■市庁前ソウル広場
市庁舎前のソウル広場でも様々なイベントが。日中は昔の農作業や洗濯などの体験コーナー、とっても長~いブランコなどちびっ子を中心に楽しめる催しをいろいろとやっていました。ここでも韓服を着て訪れている人をたくさん見かけましたョ。
さらに夜7時からは、広場に設置されたステージで「2008ハンガウィ(秋夕)国楽ハンマダン」というイベントを開催!韓国伝統舞踊やパンソリ、伝統楽器の演奏など様々なステージが繰り広げられました。ナビが見に行った秋夕当日のオープニングでは、ソウル市長オ・セフン氏も挨拶に登場!また、会場にはとてもたくさんの観客が集まり、司会者や観客たちとのかけあいによると、今回の秋夕連休は3日間と短かったため帰省せずにソウルに残った人が多かった模様。どうりで秋夕当日なのに人出の多かったところがたくさんあったわけですね~。
■南大門市場
夜8時頃に南大門市場(ナンデムンシジャン)へ行ってみると、ほとんどのお店は閉まっていましたが、開いているお店もポツポツ。観光客相手のお土産物屋さんや食料品店は営業しているお店が多く、露店や屋台も出ていました。屋台の客の入りはいつもよりはやや少なめ、といったカンジ。食料品店の方のお話によると、昼間は100パーセントではないけれど開けているお店が多く、観光客をはじめとしたお客さんもそこそこ来ていたとか。やっぱり連休が短かったせいか、例年よりは賑わっていたそう。
今回は3日しかない連休だったとはいえ、それでもみんな秋夕を楽しんでいたよう。ちょうど連休中にソウルを訪れた皆さん、普段に比べたらお店は閉まっているところが多かったと思いますが、いつもと違った街の様子を見ることができて別の楽しさを感じられたのではないでしょうか^^。例年より残暑が厳しかった今年の秋夕。これからどんどん肌寒くなるので、みなさん体調管理には気をつけてくださいね!以上、ソウルナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-09-17