高級ホテルの結婚式ってどんなもの?!
こんにちは!ソウルナビです。今年、韓国は結婚式ラッシュ。というのも、今年は「双春年(サンチュンニョン)」といい、陰暦によると「立春が2度来るめでたい年」とされ、結婚に最適な年といわれているからなんです。それで、どの式場も予約がいっぱいらしいんですが、基本的に韓国の結婚式場は大きく分けると3つ。「イェシッジャン(礼式場、つまり結婚式場)」、「ホテルの結婚式場」、そして「教会(信者の方は大抵こちら)」。一般的にはイェシッジャンで挙げることが多いですが、韓国のドラマで出てくるような財閥の結婚式や芸能人の結婚式はほぼ「高級ホテル」。そこで今日は、韓国の高級ホテル「新羅ホテル」のウェディングフェアにお邪魔して、結婚式の会場からテーブルセッティング、ウェディングドレスなど、高級ホテルの結婚式を探ってきたいと思います。
韓国の憧れの結婚式場は!一生に一度の晴れ舞台、結婚式に憧れていた方は特にこだわりたいところ。日本でも女性の憧れの結婚式場がありますが、韓国ではシンプルながらもやはり高級ホテルがゴージャスなイメージ。特に新羅ホテルの迎賓館(ホテルと免税店の間にある韓国伝統家屋)は今の韓国のオモニ(お母さん)世代にとって憧れの結婚式場だったとか。その他、ホテル内のウェディングホールやガーデンヒルなど、最近新しいウェディングプログラムをスタートした新羅ホテルでは、芸能人の結婚式もよく行なわれているそう。こちらはほぼ非公開の式が多いので、マスコミに大々的に紹介されることはありませんが、女優のキン・ミン、ソン・ソンミ、タレントのシン・ドンヨプ、「紫雨林」のボーカルのキム・ユナなど、ニュースでチラッと紹介してました。
<伝統婚礼&ガーデンウェディング>
今回、新羅ホテル迎賓館の中庭で韓国の伝統結婚式、そこから小高い山へ登るとある東屋「ウェディングガーデンヒル」でガーデンウェディングが行なわれる予定。
~まずは伝統婚礼~
韓国の伝統婚礼はまず、ウェディングドレスの代わりに昔から伝わる婚礼韓服を着て、細かい指示にしたがって立ったり座ったり、お辞儀をしたりお酒を飲んだり・・・さまざまな意味のこめられた儀式を行ないます。式を手伝う方も皆さん伝統衣装に身を包み、伝統音楽の生演奏が流れ、伝統の屏風が飾られ・・・韓国ならではの結婚式。ソウル市内ではコリアハウス、成均館大学付属の成均館など、伝統婚礼を行なうところがありますが、高級ホテルにもあるんですね。
伝統婚礼は洋風のウェディングのような華やかさはなく、厳かな儀式という感じ。1つ1つの動作にもさまざまな意味があるようで、重みを感じます。
※伝統婚礼の詳しい紹介はこちらのレポートをご覧下さい↓
~お次はガーデンウェディング~
南山の麓にあり、豊かな緑に囲まれた新羅ホテル。敷地内にある彫刻公園を登っていくと、突き当たりにクォン・サンウ主演のドラマ「悲しき恋歌」の撮影地としても知られる「八角亭」があります。ここがガーデンウェディング会場「ガーデンヒル」。全体的に洋風な感じですが、自然の緑と「八角亭」という韓国の伝統建築が調和して趣ある雰囲気に。今回は2人が登場するだけ、簡単に終わってしまいました…。
※ナビのガーデンウェディングレポートはこちら↓
<デザイナーのウェディングファッションショー>
新婦がもっともこだわるのがやはり、ウェディングドレス。体系や顔に合った、自分にぴったりのドレスを選びたいところ。韓国の芸能人の結婚式を見ていると、ウェディングドレスや宝石類がよく話題になっていますが、今日は韓国デザイナーの最新コレクションをチェック!ちなみに、今回モデルにはドラマ「恋愛時代」にでていた女優さん、チョ・ヘヨンさん、イ・ビョンホンの妹さん、イ・ウニさんもいましたョ。
★新羅ホテルのこだわりウェディング
こまかい部分を担当者にうかがいました。高級ホテルだけあって細かいところにもいろいろこだわりが…。
・ピーターリミディウスがデザインしたラグジュアリーなウェディングホール
ウェディングホールはニューヨークのフォーシーズンホテルと東京のグランドハイアットホテルのインテリアを担当した世界的なデザイングループ「Remedios Siembieda社」のピーターリミディウスがデザイン。
・英国王室専用のフラワーブランド、ポーラ・フライクのウェディングコンサルタント
ポーラ・フライクは王族、各国の大統領などをはじめ、ジュリア・ロバーツ、イワン・マクレガー、ケイト・ウィンスレット、ルイ・ヴィトン、シャネル、イッセイ・ミヤケ…など有名な俳優やファッションデザイナーが利用するフラワーブランド。そのほか、リッツホテル、ロイヤルオペラハウス、博物館など、ロンドンの重要な建物も彼女の花が飾られているそう。そんな彼女が新羅ホテルの結婚式場のフラワーウェディングデコレーションとフラワーコンサルティングを担当。
・その他、ウェディングデザイン専門のスタッフチームを特別に構成し、「わがままウェディング」をコーディネートしてくれたり、お料理は新羅のシェフが腕によりをかけてウェディング特製料理を準備してくれるとか。
日本の結婚式に比べると、韓国の結婚式はとっても短くてシンプル。時には「行く時間の方がかかったんじゃ?!」ということもあるんですよね。でも親戚や知り合いの結婚式、ご両親の誕生日など、何かと週末にイベントの多い韓国、そっけないと思ってもコレぐらい短くないと精神的にも体力的にも大変なのかな?!ナビも韓国で何度か結婚式にうかがいましたが、今回のウェディングフェアに行って見て、高級ホテルは費用も高い分、いろいろこだわってるんだなぁと実感。以上、新羅ホテルのウェディングフェアから、ソウルナビでした。
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記事登録日:2006-07-03