演劇鑑賞レポート・日韓合作舞台「東亜悲恋」

ソウルでの舞台鑑賞 話題のステージは?

こんにちは!ソウルナビです。2001年に日本中を感動のうずに巻き込んだといわれる、日韓合作の舞台「東亜悲恋」がソウルでも!7月19日(金)~21日(日)の3日間、地下鉄3号線ヤンジェ(良才)駅から徒歩10分ほどの場所にある「韓電アートプルセンター」で公演が行われ、ナビも3日間全公演を鑑賞してきました!日韓共催のワールドカップが終ってから早くも1ヶ月とちょっと。でも思えばお芝居ではワールドカップにさきがけて「日韓共同」していたんですよね。初日の公演前には、主演の井ノ原さん、シューさんによる記者会見、また、終了後には、関係者が集まってのレセプションも開催されました。
公演前の記者会見では
会場には韓国のマスコミ陣はもとより、日本の芸能関係者も参加をしていた模様。主演お二人による「東亜悲恋」のエピソード、また韓国でも人気の高いV6の一員である井ノ原さんには、韓国の女性ファンの印象に対する質問も飛び出していました。また、シューさんは神奈川県で生まれ育ったというだけあって、日本語ももちろんペラペラ!終始、なごやかな雰囲気で時間が過ぎてゆきました。
それではいざ、公演会場へ。
すごい!日本からのファンもたくさん。なんでも、この舞台を鑑賞するのも含まれたツアーも企画されていたとか。主催会社や後援会社からの花束もゴージャス!中には、ジャニーズアイドルのうちわを持った韓国人の女の子の姿も!
ここで「東亜悲恋」の出演者とおおまかなストーリーをご紹介!
主演は井ノ原快彦(V6)、シュー(S.E.S)。それから横山裕(関西ジャニーズJr.)、友部康志、山中たかシ…などなど。個性あふれる俳優陣が集結、舞台を盛り上げました。お話は、ワールドカップ終了後の韓国・ソウルへやってきた野球嫌いのスポーツ記者、井原(井ノ原)が通訳としてやってきた韓国人女性(シュー)と出会い、彼は彼女の姿に、高校時代に亡くなったといわれる恋人の面影をみたが、、、在日韓国人の心の葛藤を背景に描いた、悲しい恋の物語。
ナビの感想は・・・
う~ん…でもなんか正直な話、ナビ的には肝心の「在日韓国人が抱える心の闇」みたいな問題がちょっと薄くなっているような感じがしました。野球を通じての友情、恋愛もかなり盛り込まれているのですが、これらも全部「関西独特のノリとギャグ」が満載でちょっと…お笑いの舞台ならばそれで良いと思うのですが、東亜悲恋のポスター(主演2人が、涙を流しているもの)をみて、「とても感動して考えさせる話」だとイメージしていたナビには、残念ながらちょっと空振りかも…。また恋愛もけっこう強引にコマを進めているような感じで、結局は主演二人のための舞台に終始していたような気がしました。3日間続けて足を運びましたが、それなりにギャグやアドリブは変わっていたものの、より胸に訴えてくるものが感じられなかったのがちょっと残念でした。でも日本と韓国のスターが同じ舞台に立つ、そして日本と韓国の両方で同じ舞台が公演されること自体が画期的なこと!それに日本でも韓国でも有名なスターの姿を間近に見られてよかった!
初日の公演終了後、出演された皆さんも交えてのレセプションが。
ここでも各取材陣からひっぱりだこの主演のお二人。初日の公演を終えた出演者、スタッフの功をねぎらって、在韓日本大使も挨拶と乾杯の音頭をとられました。
3日目の公演が終わったあと、泣き崩れている韓国人の女性ファンの姿もありましたよ。お目当ての俳優さんを目の前にした感動はナビもよ~く共感できました♪ソウルでみる演劇。ふだんの観光とはひとあじ違った経験ができるかもしれませんね。ステージの幕が下りたばかりの会場から、ソウルナビがお届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-08-09

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