ソルラル(旧正月)のイベント 【2003年】

今年は昌慶宮での伝統イベントをご紹介

あけましておめでとうございます。ソウルナビです。
今年(2003年)も韓国は無事旧正月を迎え、ソウルの 古宮や博物館では昔の伝統的な旧正月の遊びを再現するイベントが行われました。去年(2002年)、ソウルナビでは南山コル韓屋村から伝統イベントの模様をお届けいたしましたが、今年は趣向を変え、意外と知られていないマイナー?な古宮、昌慶宮(チャンギョンクン)で行われたイベントについてお伝えいたしましょう。
昌慶宮とは?
王宮の中でも有名な昌徳宮・秘苑の隣り。でも隣りにあるのに行くことはできません(ちょっとのぞくことはできます)。陸橋を越えると宗廟に入ることが出来ます。
行き方 : 新設洞(シンソルドン)から205番または205−1番バスで約20分。恵化ロータリーから2つ目。
昌慶宮に到着。
イベントが行われている旨の垂れ幕が。ちょっと旧正月らしい雰囲気です。
入場料は1000ウォン。ちなみに今日は韓服を着た人はタダ。
それでは中に入ります。

それでは中に入ります。

お、川が凍ってる。

お、川が凍ってる。

「明政門」門をくぐります。

「明政門」門をくぐります。

「明政殿」絵に描いたような宮殿です。

「明政殿」絵に描いたような宮殿です。

さて、伝統イベントはどこ?
どこにも人影が見えません。ちょっと宮殿の裏にまわってみましょう。
おや、林の向こうから何かに興じる人々の姿が見えてきました。
お、あれかな?まだ雪が残っている道を進んでいくと、、、
果たしてその通り。みなさんなにやら熱心に遊びに打ち込んでいます。
こま回し(ペンイチギ)
ちょっとこまの形が違いますが、近いものがありますよね?
板跳び(ノルトゥィギ)
ブランコ。ぴょんっと高く飛び上がる姿がかっこいい。
ユンノリ
これは家族でやるもの、ですね。
投壷(トゥホ)
コレを見るたびに、ああやっぱり騎馬民族の末裔だなあと感じてしまいます。いつも矢が間違って誰かに当たってしまわないか、心配です。
チェギ(チアガールのミニボンボンを足で打って遊ぶ)
これが韓国サッカーの原点!ワールドカップベスト4の秘密はここにあった!でも古式ゆかしい蹴鞠にも見えます。
ナビが見たところ、やっぱり子供たちよりもお父さんたち、お母さんたちが童心に帰って楽しんでいるような、、、、子供が親に道具をとられてむきになっている姿をよくみかけました。
でも昌慶宮は他の場所に比べて人数はそんなに多くありません。みんながそれぞれ伝統遊びを楽しみ、ながめ、古宮のおだかやな雰囲気を感じているようでした。

さて、ついでに
昌慶宮に来たので、高台に登ってみましょう。

階段のたもとではなにやら準備が。午後からイベントが行われるようです。
とてつもないでかい岩があって、その向こうに階段がありました。
高台に登ると、下の方に昌慶宮の宮殿が続き、遙か向こうの方には大学路の建物がのぞいていました。
これは旗を立てる台。昔のことですからかなり目立ったことでしょう。
隣には日時計もありました。
階段を下り、今度は宗廟の方へ。
途中の坂からは塀越しに秘苑が見えました。
宗廟は静かでした。。。。
<おまけ>
国立民俗博物館前。こちらは人も多く、盛況でした。
いかがでしたか?ちなみにこの日は寒さもゆるんで日向では少し暖かいくらい。寒さがゆるんだ喜びが全身かけめぐる、そんな旧正月びより。徳寿宮、景福宮など有名どころもいいけれど、昌慶宮のような静かな古宮で旧正月を味わうのもなかなかオツなものですね。以上、2003年の旧正月の伝統イベントをソウルナビがお届けいたしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-02-04

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