今年の秋夕は?!秋夕当日の午後には家族連れや観光客が市内に繰り出し~!
こんにちは!ソウルナビです。
秋夕(チュソッ)の連休があっという間に終わってしまいました!もともと韓国は振替休日の制度がないので、祭日が土日と重なるとそのまま消えてしまうんです。特に今年2009年はそんな祭日の土日化(?!)が多く、1年で休みがなんと6日だけ!という年。今回の秋夕も例外ではなく、土日と重なって連休が3日だけだったんです。そんな連休の短さや不景気もあってか、今年は帰省する人が例年に比べて減ると秋夕前のニュースでやってましたが、結局、帰省した車の数は例年より増え、また秋夕特需といわれるほど、デパートや市場も大盛況だったそうですよ!さて、そんな活気のあるソウルの秋夕の当日、翌日の市内のようすを写真におさめてきたのでお伝えしましょう!
●●●まずは市内中心部の観光スポットへ!●●●
■ソウル歴史博物館
秋夕当日(10月3日)、ナビのうちの近所にあるソウル歴史博物館にちょっと寄ってみました。名節時にはなにかしらイベントが行われる定番スポットです。いつもこじんまりとしているので、あまり混んでなく、気軽に楽しめるのがいいですね。今回は伝統公演のほか、博物館前の広場で伝統楽器体験や伝統餅作り体験など、無料で楽しめる体験コーナーがありました。中でも人気だったのが、伝統餅作り。自分で好きなようにお餅を作り、蒸してもらったものをもらえるよう。ここだけ長蛇の列が出来ていて、ナビも体験したかったなぁ。
■光化門広場
今年新しく出来た光化門広場。ここはいつもたくさんの人たちでにぎわっていて、清渓広場と並び、市民の憩いの場としてすっかり定着しましたね。こちらも秋夕の当日に近くを通ると、家族連れや観光客がいっぱい。韓服姿の子供たちもたくさん目につきましたが、せっかくキレイな衣装が噴水で濡れちゃう・・・好奇心は止められません。
また、この光化門広場のある十字路を中心に周りを見てみると、カフェ、ファーストフード、コンビニなど、営業しているお店に皆さん集中してました。
■ 清渓川
光化門広場に人気をうばわれちゃったかな?!と思って清渓広場にも足を伸ばしてみると、こちらもたくさんの観光客でにぎわってました。この人出を見越してか、川沿いのカフェ、ファミリーレストランなどは営業しているところがたくさん。ふとお店の前を見ると、秋風を感じながら、テラスで食事するチマチョゴリ、パジチョゴリ姿の外国人グループも。これは秋夕のソウルならでは?!また、ここから市庁広場に向う途中には、馬車でのんび~り移動されるご夫婦も見かけました。
■徳寿宮
ソウル市内中心部の古宮では秋夕の連休中、韓服(ハンボッ)を着て入場すると無料、なんていうところがあったり、ココ徳寿宮のようにダレでも無料入場というところも。ナビも人の波につられて?!久しぶりに宮の中に入ってみることに。やはり秋夕当日ということで、たくさんの家族連れでにぎわっていて、中には外国人の方も姿もちらほら見かけましたよ。入口をまっすぐ進んだところには伝統遊び体験コーナーがあり、ユンノリ(韓国式すごろく)やペンイチギ(こま回し)、トゥホ(投壷)などに子供も大人もみんな夢中~!そして午後4時からは宮内の特設舞台で伝統公演があり、たくさんの観覧客が足を止めて見入っていました~。キレイな韓服(ハンボッ)に身を包んだ女性たちが、屋外の伝統建物をバックにパンソリや伝統舞踊を披露し、屋内公演場での伝統公演とはまた違う風流な舞台にナビも感動です。
■南山コル韓屋村
秋夕や節日(ソルラル、旧正月)にどこよりも賑わうトコロといえば、古宮や歴史を感じられる博物館などの施設。日本でもお正月には凧をあげたり双六をしたりといったような昔から伝わる遊びをしたりしますが、それと同じような感じでこれらの場所では、名節にふさわしい伝統遊びの体験ができるイベントが開かれたりするんです。特に韓国の伝統家屋、韓屋(ハノッ)を集めた「南山コル韓屋村」は地下鉄駅からも近くアクセスも便利で、入場が無料ということもあってかその人出はかなりのものに!今年も、家族連れや外国人旅行者のグループなどを中心にホントにたくさんの人が訪れていて、あちこちで楽しそうに伝統遊びをしたり散策したりする人の姿が~。入口はものすごい数の人や車でごったがえしていましたョ!
中も人がいっぱい!
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外国人グループも多く見かけました。
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ユンノリ(双六のようなもの)、ホトゥ(矢投げ)、ノルティギ(シーソー)、ベンイチギ(コマ回し)にクネ(ぶらんこ)、シルム(韓国相撲)などなど、あらゆる伝統遊びを体験できます!毎年、種類がどんどん増えていっているような!?子どもたちはもちろん、大人も童心にかえって遊びに興じている姿が印象的^^
その他にも餅つきや昔の農具体験、伝統工芸実演、餅の販売などイベントの数は盛りだくさん!中には、「故郷へハガキを書いて送る」コーナーなんてのも。確かにたった3連休と短かった今年の秋夕連休、田舎に帰らなかった家族も結構いたのでは~!?
いろんなコーナーの中でも、特に人気の韓服(伝統衣装)体験!こちらは秋夕中だけではないイベントですが、親子で友達同士で、みんな色とりどりの韓服を着てハイ、チーズ!
秋夕には、韓服でお出かけする人も。特にこんなイベント会場には伝統衣装姿の人がいっぱい~。こちら韓屋村ではいつでも誰でも入場無料ですが、今年の秋夕期間中は、普段は有料の古宮でも韓服を着た人は入場が無料になったそうですョ。
●●●繁華街の方はどんな感じかな?!●●●
■明洞
秋夕には休業になるお店が多いのはよく知られているところ。しかし、ソウルではここ何年かで秋夕も休まず営業したり、時間を短縮してお店を開けたりするところも多くなってきました。特に今回のようにたった3日という連休の期間が短い時にはこの傾向が強くなるような!?連休が短ければ短いほど、地方に帰省する時の混雑や慌しさが増すということもあり、こんな時にはソウルにたくさんの人が留まるのでお店も開いている、ということもあるみたい。さて、今年はどうだったのか!?秋夕当日3日の昼下がりに、ソウル中心の繁華街、いろんなお店がいっぱい集まる明洞(ミョンドン)へ来てみると・・・わ、わ、わっ!メインストリートにも路地にも凄い数の人が~!!中には営業していないお店もありましたが(ナビが見たとこによると3割くらい?)、夕方には普段どおりに露店も出てきて、いつもに増しての凄い賑わいに!
■ 仁寺洞
秋夕の翌日、仁寺洞に足を運んでみました~。地下鉄3号線アングッ(安国)駅で下りて、仁寺洞に向うと、メインストリート入口の広場では伝統面作り体験コーナーが。子供たちが夢中になってオリジナルのお面をつくっている真っ最中~。その横ではさっきまで伝統遊び体験もやっていましたが、終わってしまったよう(残念)。また、端っこの方では秋夕に食べるソンピョン(松餅)の販売も。
サムジギル
仁寺洞の中心的人気スポット「サムジギル」。秋夕にあわせて建物中央の広場で特設屋台が登場。ジョンとマッコリ(どぶろく)で一杯やってる方々も。またその横にはたった今作ったばかりのお餅を販売中~。黄な粉がたっぷりかかったヨモギ餅もいいけど、この横の大福みたいな大きな餅、おいしそう~。