コングクスを食べ歩き!【2010年】

季節限定、夏と言えばやっぱり白いスープのコングクス!

こんにちは、ソウルナビです。日本にも夏の麺といえば冷麦やそうめん、冷やし中華があるように、韓国にも夏だけ食べる麺があります。それはコングクス!スイーツ部門の甘いパッピンスや肉部門の体に良いサムゲタンと並んで、麺部門のコングクスは夏を代表する韓国料理。ナビも夏は週2食のコングクスがかかせないほど!しかも、もともといつでも食べられるサムゲタンや、最近は冬でも食べられる店も増えたパッピンスと違って、コングクスは本当に夏にしか食べられない料理なんです。6年前の2004年にも一度、紹介しましたが、また今年(2010年)、あらためてナビが愛してやまないコングクスを紹介しましょう。
コングクスとは
ひとことでいえば「豆乳入りの麺」。大豆で作った冷たいスープの中に麺が入っています。この白いスープがまた涼しげで食欲をそそります。特に豆乳というより大豆をいかにもコシコシこして作りました!という感じのスープがまたたまりません。大豆がたっぷり入っているので、イソフララボンたっぷりの健康食。暑い夏場を乗り切るのにも欠かせない食べ物です。ただ味がいまいち単調なので、一般的には塩を入れたり、キムチと一緒に食べたりします。 また大豆だけに、おなかが弱いときはちょっと気を付けましょう。もともとコングクスは家庭料理だそうで、韓国人によると我が家で食べるオモニ(お母さん)が作ったコングクスが一番おいしいとか。
コングクスといってもいろいろあり!
ひとえにコングクス、といっても、いろんなコングクスがあります。大豆を扱っているといえばやっぱり豆腐専門店。それから麺だけに麺の専門店。それから中華料理店やマンドゥ専門店。それから街に溢れているプンシク。また数は少ないのですが、コングクス専門店もあります。最近では一般の食堂でも夏になると、みかけ出すところもあります。
コングクスの主な違いはスープと麺。最近は健康ブームで「コムンコン」黒豆を売りにしたお店も増えました。また上には基本的にきゅうりがのり、ごまがふりかかっていますが、お店によっては別バージョンもあり。またナビ的にはいまいちですが、プチトマトがのっていたり、氷が入ったりします。
明洞餃子でもコングクス。

明洞餃子でもコングクス。

ドゥルドゥルチキンでも。

ドゥルドゥルチキンでも。

真っ黒なコングクス。最近見かけないような。

真っ黒なコングクス。最近見かけないような。

トマト入り

トマト入り

すいか入り

すいか入り

むしろ黄色い?

むしろ黄色い?

緑色の麺も。

緑色の麺も。

黒い麺も。

黒い麺も。

それでは、ナビがチェックしたコングクスを見てみましょう。

-豆腐屋さんのコングクス

豆腐といえば原料の大豆。特に同じ大豆から作られるコングクスのスープはやっぱり期待大!
●ミョンドンスントゥブ(明洞)

明洞でスントゥブが人気の店。スントゥブ=豆腐だけに、同じ大豆系のコングクスも期待できます。お通しでコンのスープが出てきたのは初めて。スープの濃さはちょうど良く、塩もあんまりいらないほど。また期待していなかった麺もすっと食べやすい。なかなか安心のコングクスです。出てくるまで少し待たされましたが、意外と店では人気がないのかな?でも時間をかけてじっくり作っているのかもしれません。氷も入っていないし、プチトマトものっていないがポイント高し。ちなみにキムチもナムルも美味しいです。味に飽きたらキムチをいれてもOK。
価格:7500ウォン
お通しのコンのスープ。

お通しのコンのスープ。

キムチもナムルも美味しい。

キムチもナムルも美味しい。


●トゥブマウル(仁寺洞)
サムジーキルの地下、ビビンバで有名な「古宮」の並びにある店、李大統領がソウル市長時代にやってきた店でもあります。場所柄、外国人の客が多いのも特徴。「トゥブマウル(豆腐村)」の名前の通り、こちらも豆腐専門店。大豆系の味に期待大です。お通しではミニノクトゥジョンと、おぼろ豆腐がでてきます。これもうれしいサービス。こちらのコングクスは氷がたっぷりはいっています。そのせいか、少しスープが冷えすぎ。またスープに味がなく、塩が必須です。いれすぎるとしょっぱくなるので注意を!(いれすぎました)。麺は冷えているせいもあってか、少し固め。プチトマトはないと思っていたら、麺の下から出てきました。これはびっくり。
価格:7000ウォン
うれしいお通し。ノクトゥジョンとおぼろ豆腐。

うれしいお通し。ノクトゥジョンとおぼろ豆腐。

隠れていたプチトマト!

隠れていたプチトマト!

-カルグクス屋さんのコングクス

カルグクスは韓国を代表する国民麺。コングクスも同じ麺料理。スープもさることながら、麺も重要なチェックポイントです。
●ミョンドンカルグクス

インサドンで見つけたカルグクスのお店。ミョンドンカルグクスは韓国ではあちこちにあるのですが、すべてチェーン店ではないようです。こちらの店のすごいのは、コングクスの看板が固定であること。ということは1年中食べられるのかも?夏場はもう1つ、コングクスの看板が出ています。麺専門店だけに、やっぱり麺がやわらかくてうまい。スープは意外と濃い目。塩が少し必要です。スープはぬるめで、そのせいか氷が入っています。プチトマトが入っているのはナビ的にいまいちですが、キムチがとってもうまいので許しましょう。
価格:7000ウォン
コングクスを食べ歩き!【2010年】 コングクスを食べ歩き!【2010年】
キムチがうまい!

キムチがうまい!

コングクスを強調。

コングクスを強調。


●ケッマウルミルパッチッ

こちらもインサドンにある有名なカルグクス屋さん。いつも客でいっぱいのお店です。夏場にはコングクスが2種類登場します。1つは普通のコングクス。もう1つはメミルコングクス。メミルコングクスの麺はそば麺。白いスープに黒い麺が見え隠れするのがまたたまりません。麺はさすがにもちもちしておいしいです。氷なし、プチトマトなしもポイント高し。キムチもまたおいしい。ただ、スープが少し粉っぽい?のでたまにむせてしまうのが難点。
価格:7000ウォン
コングクスを食べ歩き!【2010年】 コングクスを食べ歩き!【2010年】
コングクスを食べ歩き!【2010年】 キムチはこの鍋に。

キムチはこの鍋に。

-中華料理屋さんのコングクス

なぜ中華料理のお店にコングクスがあるのか。これはナビも不思議だったのですが、もともとはお店で食べるコングクスといえば中華料理店のコングクスだったそう。ある意味、コングクスのオリジナルは韓国の中華料理店にあるのかもしれません。
●東会楼

地下鉄3・4号線チュンムロ駅からすぐのところにある、手打麺で有名なお店。さすがに手打ち麺だけあって、麺の味は最高!ナビのコングクス食歴上、一番うまい麺でした。プチトマトも氷もありません。そして、ゆでたまごが入っています。スープもちょうど良い濃さ。塩もあまりいりません。ちなみに煎った大豆を上に振りかけているそう。
価格;5000ウォン。
コングクスを食べ歩き!【2010年】 コングクスを食べ歩き!【2010年】
中華の定番に、キムチとしおが付きます。

中華の定番に、キムチとしおが付きます。

「手打ち麺コングクス」。

「手打ち麺コングクス」。


●ファミョン

明洞にできた新しい中華料理店。表にコングクスと中国冷麺の看板が出ています。麺は中華料理店らしく黄色い太麺で少し固め。スープは意外とクリーミー。テーブルには塩もありません。でも大丈夫。つい飲み干してしまいます。きゅうりは少なめで、ゆでたまごがのっています。ゆでたまご入りが中華系の基本かも。プチトマトはありませんが、氷は家庭用冷蔵庫で作ったような氷がうかんでいます。
価格:6000ウォン

-プンシクのコングクス

最近では、街に溢れているプンシク(軽食堂)でも、コングクスをメニューに出すところが増えてきました。まさに手軽に食べられるコングクス。味は期待できませんが、とりあえず食べておきたいときに重宝します。
●キンパブチョングク

全店にあるわけではないようですが、コングクスの張り紙は良く見かけます。見た目はまさしく、よくイメージする定番のコングクス。きゅうりがのって、黒いごまがふりかかっています。スープも店の看板でコムンコン(黒豆)をうたうだけあって悪くないです。麺は細めでそうめんのよう。ただ量が多め。きゅうりも多め。後半、きゅうりばかり残って少し苦くなります。
5000ウォン。

-その他の店のコングクス

最近ではシーフードのお店やポッサムのお店など、「えっなぜこんなお店に?」というお店にまで、コングクスを見かけるようになりました。夏の季節モノとして、また健康ブームもあって、コングクスは広がりつつあるようです。
・ウォンハルモニポッサム

なぜポッサム専門店のウォンハルモニにコングクスが?というかんじですが、ランチメニューにスントゥブがあり、そのためコングクスをはじめたようです。確かにスープはクリーミーですが、味が薄め。塩は必須です。また麺が固めでいまいち。こちらはチェーン店ですが、すべての店でコングクスを出しているわけではないようです。張り紙をチェックしましょう。

-専門店のコングクス

実は数は非常に少ないのですが、コンググスにも専門店があります。やっぱり専門店で味わうコングクスは別格?
●チンジュフェグァン
スープのクリーミーさには定評のある、キング・オブ・コングクスの店。その自信は机の上に塩を置かないことからもわかります。あまりのスープのクリーミーさに、おなかがおかしくなる人も。このコングクスを最初に味わうと、街中のコングクスは別ものに見えるかもしれません。
味付けにかかせない、塩とキムチ!
コングクスを食べるとき、欠かせないのが塩とキムチ。とかく単調な味ですので、塩を入れて自分好みの味にしましょう。ソルロンタンと同じく、塩の入れ加減がとっても味の大事なポイント。またキムチも重要なポイント。実はコングクスにキムチを入れて赤く染めて食べる人も多いのです。 ただ塩をいれすぎると、かなりしょっぱくなってしまうので、ご注意を!
キムチ。

キムチ。

粗塩も多い。

粗塩も多い。

日本では食べられないコングクス!
しかしこのコングクス、豆乳に麺という食感、また白いスープに麺が全く馴染みがないからか、日本人にはいまいち不評のよう。そのせいか、日本にある韓国料理屋さんでもなかなか食べられないメニューのようです。ナビは昔、韓国でコングクスに出会ってからコングクスのファンになり、すっかりコングラー(=コングクスにハマる人。ナビ命名)となりました。昔よりも周りにコングラーは増えていますが、まだ少ないのが残念。でもナビとしては夏の韓国に来たからには是非食べて行ってほしいメニューの1つなんです。

お店の看板に「コングクス」「コングクス・ケシ(開始)」という張り紙を見かけると、ああ夏が来たんだなあと思います。そして秋を迎える頃、コングクスを食べに行っても「もうありません」「終わりました」という声を聞くようになると、夏が終わったことを実感するのです。 そんな季節感あふれた食べ物のコングクス、せっかく夏の韓国にいらっしゃるのであれば、一食味わってみてはいかがでしょうか?最近ではコングクス以外にもネンモミルグクスや中国冷麺など、夏の季節モノの麺のライバルが増えつつありますが、まだまだコングクスが一番です。以上、コングクスに出会ってからずっとコングクスにはまっているソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-08-06

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