忠清北道の堤川(チェチョン)にあるモノレールに乗って登山してきました!

大人でもスリル満点!森の中を通るモノレールに乗って綺麗な清風湖の風景を満喫してきました!

こんにちは!ソウルナビのユンギオンマです。皆さんは海派ですか?それとも山派ですか?ユンギオンマは泳いだり、冬の季節に誰もいない海を眺めるのも好きですが、どちらかというとマイナスイオンがいっぱいの木々の中で色々な植物を観察したり、秋の紅葉を楽しんだりするのが好きな山派!独身時代はよく登山もしていましたが、子供が生まれてからはおあずけ。暑さも引いたお出かけ日和に子供連れでも楽しく無理なく一緒に登山できる方法はないかな~?と探したところ、あったんです!忠清北道の堤川(チェチョン)に山頂からキレイな湖を眺めながら自然を満喫でき、山頂までの登り下りは遊園地にあるようなかわいい6人乗りのモノレールで楽チンに運んでいってくれる、理想の登山が!育児で疲れ気味のユンギオンマ、楽々登山で沢山の緑と美しい湖に癒されようと、さっそくお出かけ~

◆◇◆ソウルからも気軽に行ける忠清北道の堤川に位置◆◇◆

清風湖観光モノレールは忠清北道(チュンチョンプット)の北部に位置する堤川(チェチョン)市にあります。ソウルから車で2時間半ほど。地図でいうとソウルをとり囲む京畿道(キョンギド)の下に位置するので、ソウルからも気軽に日帰り旅行ができるのが特徴。忠清北道はもとより、堤川も日本ではあまり知られていない街ですが、実は映画産業の中心地!韓国映画やドラマでの撮影地として注目を集めているんです。映画産業だけでなく東洋医学にも力を入れ「漢方の都市」とも呼ばれ、2010年には堤川国際漢方バイオエキスポが開催。韓国内外から沢山の人々が堤川を訪問しました。

◆◇◆登山前に味に保証のあるキサシクタン(タクシー運転手食堂)で腹ごしらえ!◆◇◆

ユンギファミリーはお昼前に自宅を出発!しかし、いくらモノレールが山頂まで運んでくれる楽チンな登山であっても腹がへっては行動はできぬ!(笑) 今回は田舎にやってきたことにちなみ、キサシクタンでシゴルパプサン(田舎定食)を注文することに決定!皆さんは「キサシクタン」という言葉を耳にしたことはありますか?キサは日本語で「技士=タクシー運転手」、シクタンは日本語で「食堂」。つまりタクシー運転手のための食堂。韓国の食堂ではふつう一人前の注文を嫌がるけれど、キサシクタンだけは別。運転手のために一人でも気軽に安くて早く食事が出てくるのが特徴です。1日中運転してストレスがたまる運転手は食事が唯一の楽しみ。また運転でいろいろな場所を食べ歩き、味覚を鍛えているので、食堂も自然と運転手の味覚に合わせて、おいしくなるとか。だから運転手以外の人でも「味の保証」がある食堂としてキサシクタンは人気があるんです。
タクシー運転手だけでなく家族連れも多い

タクシー運転手だけでなく家族連れも多い

キサシクタンといえども外観はけっこうおしゃれ

キサシクタンといえども外観はけっこうおしゃれ

月曜日という週始めながら、一人で食事をしているタクシー運転手であろうおじさん以外、家族連れでテーブルを埋め尽くされた、にぎやか店内。店員が人数を確認すると、あっという間にセンソンクイ(焼き魚)・チェユクポックン(豚肉のピリ辛炒め)・ケランチム(茶碗蒸し)・サンチュ・チョングッチャン(韓国納豆の味噌汁)とおかず6品をテーブルにセッティング。最近焼き魚と縁がなかったユンギオンマ、久々に脂ののった魚を満喫!野菜不足を心配していたけど、サンチュにお肉やごはんを巻いて食べるから心配も解消(喜) シメにはヌルンジ(おこげ)まで出てきて、最近は食費も高くなった韓国だけど、まだまだこれだけの量をリーズナブルに食べれるお店があるんだなと感動!再び韓国の良さを再確認。
この値段でこんなに盛り沢山のおかず

この値段でこんなに盛り沢山のおかず

健康に気を使ってサンチュに巻いて食べる

健康に気を使ってサンチュに巻いて食べる

食後にはヌルンジ(おこげ)がうまい

食後にはヌルンジ(おこげ)がうまい

◆◇◆予約時間に合わせて乗車手続き◆◇◆

お腹も満足したし、今回のメインイベントである清風湖観光モノレールの乗り場へレッツゴ~。道中、片側には山、反対側には湖を眺めながら曲がりくねった道を進み、やっとこさ到着!山の麓に作られたモノレール乗り場&駐車場は、周りに売店1つ以外に何もない、本当の田舎でちょっとびっくり!今回ユンギファミリーがモノレール乗車を予約した時間は2時15分。残念ながら、この清風湖観光モノレールは当日券がなく、必ず事前予約しなければいけないのがポイント。発券所で名前と時間を伝え、乗車チケットを受け取ります。時間が余っている人は周りを散策してみるか、待合所でテレビを見ながら待ちましょう。山頂にはトイレがないので、乗車前には必ずトイレに行っておくことをオススメします。
発券所で名前と時間を言ってチケットを受け取ろう

発券所で名前と時間を言ってチケットを受け取ろう

ユンギファミリーは2時15分

ユンギファミリーは2時15分

隣の待合室でテレビ見ながらゆっくりと待機

隣の待合室でテレビ見ながらゆっくりと待機

乗車時間まで少し時間があったので、さっそく周りを散策。そこで目に留まったのは、毎回地方のいろいろな場所に舞台を移しながら、プロデューサーの与えられたミッションなどを芸能人がこなしていく視聴率40%超の週末バラエティ番組「1泊2日」の看板。待合室のTVでは「男の資格」という番組で山頂で行っているパラグライダーの体験も放送されています。チャ・テヒョンをはじめとした有名芸能人もここで楽しんだと思うと、なんだか心ワクワクしてまうのはユンギオンマだけ?!

◆◇◆モノレールに乗って山頂までレッツゴ~!◆◇◆

そろそろユンギファミリーの乗車の順番が来たので、乗車口で待機。何でもない平日なのに思ったより家族連れや団体客で賑わっていたので、シーズンピーク時はモノレールを待つ人で乗車口はごったかえしているかも。一般的にモノレールといえば車両が連なった電車のような長細い乗り物を想像しますが、ここではオレンジ色をしたかわいい6人乗りの乗り物。この施設、2012年に運営を開始し、山頂までの長さ2.9kmを登り降り各23分でゆっくり移動します。7台のモノレールで運行し、各台に名前がついているので自分の乗る台にはどんな名前がついてるのかチェックしてみましょう。モノレールで下山したお客が下りたら、登る人が乗り込みます。山頂までの登り道は急勾配なので落ちないようにシートベルトをしっかり締めます。
ここではオレンジ色のかわいい6人乗り

ここではオレンジ色のかわいい6人乗り

団体での来訪も多い

団体での来訪も多い

ユンギファミリーの乗るモノレールが到着~

ユンギファミリーの乗るモノレールが到着~

降りてきたお客がおりたら迅速に乗車

降りてきたお客がおりたら迅速に乗車

安全ベルトをしめて落ちないようにしっかりガード

安全ベルトをしめて落ちないようにしっかりガード

「いってらっしゃい~!」とスタッフの人が手を振って見送ってくれるのを見ると、単なる登山のモノレールなのに、遊園地のアトラクションに乗ってる気分に!山の側面に沿ってゆっくりと登山体制に入りますが、その登り角度が、ジェットコースターが頂上に上がるときと同じくらい急勾配!速度はゆっくりなのに何故かスリル満点!緊張をほぐすために周りを見回すと、沢山の木々のお陰でとっても涼しくて爽快~向かい側からくるモノレールとの挨拶や、森の中に突然登場する動物や昆虫の置物が、家族での会話を一層弾ませてくれます^^ 両側にはドアがないので、うっかり物や子供?を落とさないようにご注意を(笑)
ビックちょうちょがおでむかえ

ビックちょうちょがおでむかえ

かわいいラビットもちらほら

かわいいラビットもちらほら

向かい側の人とのコミュニケーションも楽しい

向かい側の人とのコミュニケーションも楽しい

両側にドアがないので物を落とさないように!

両側にドアがないので物を落とさないように!

ジェットコースター並みの急な登り体制でスリル満点!

ジェットコースター並みの急な登り体制でスリル満点!

◆◇◆山頂に到着~!◆◇◆

山頂に着くまで間、森の中のマイナスイオンを充分に吸収したり、どんどん登っていく森の中から太陽の光でキラキラ光る湖の風景を眺めたりして楽しんだり、いつもならつらい登山がとっても楽しい登山に(喜) やがて海抜531mの飛鳳山(ピポンサン)の頂上に到着!モノレールを降りて階段を上がって外に出てみると、一面に清風湖が広がっています。各方角に地図があるので位置を確認しながら景色を眺めるのも楽しいですよね?街中ではなかなか見ることのできない、まっすぐ伸びた棒の先に鳥がついている鳥竿(ソッテ)を発見。普通、鳥竿は村の安寧と守護、豊作を祈願するために村の入口に建てられたものでしたが、今回は運良く山頂で見ることができました^^ 鳥竿の効果で今後も清風湖が末永く人々に愛されながら美しい姿であること心の中で静かに祈願するユンギオンマ。
階段を下りて展望台に

階段を下りて展望台に

海抜531mの飛鳳山

海抜531mの飛鳳山

晴れた日には本当に美しい清風湖

晴れた日には本当に美しい清風湖

湖の美しさをベンチで座りながらゆっくり楽しんでは?!

湖の美しさをベンチで座りながらゆっくり楽しんでは?!

街中ではなかなかお目にかかれない鳥竿(ソッテ)

街中ではなかなかお目にかかれない鳥竿(ソッテ)

方向を確認しながら眺めると更に楽しい

方向を確認しながら眺めると更に楽しい

思ったよりも見どころの多い山頂。湖を眺める以外にここでは事前予約すればパラグライダーの飛行体験ができるのもポイントです。冒頭でも触れたように、このパラグライダー飛行場から韓国バラエティ番組「男の資格」で何人かの芸能人が旅立ちました。近寄ってみると滑り止めのついた緩やかな坂道になっているので危険はあないけれど、ついつい下の景色をじっくり見ようとすると吸い込まれて落ちてしまいそう!チョットコワイ(汗)
あまりにも綺麗で鳥になりたくなる

あまりにも綺麗で鳥になりたくなる

危険ではないですが、転がって落ちてしまいそうでコワイ

危険ではないですが、転がって落ちてしまいそうでコワイ

◆◇◆下山もスリル満点!◆◇◆

山頂を充分に見学したら、今度は下山。帰りは運よく1台のモノレールをユンギファミリーのみが独占。どこの席に座ってもOKだけど、ジェットコースターでも下りる時は一番前がスリルがあるから、モノレールでも一番前に着席。下山も登る時と同様、傾斜度が高いので体をしっかり固定しておかないと、つるつるした座席から滑って落ちそう!ダブルでスリル満点(笑) 下山途中でもメンテナンス中のスタッフや反対側から登ってくるモノレールの乗客とコミュニケーションをとりながらユンギファミリー、残りの乗車時間を楽しみました。
一番前の席は前が見えてスリル満点!

一番前の席は前が見えてスリル満点!

山のメンテナンスをする職員も命がけ

山のメンテナンスをする職員も命がけ

今度はこちらから登ってくるモノレールに挨拶

今度はこちらから登ってくるモノレールに挨拶


いかがでしたか?清風湖観光モノレールが運行を開始されてからそんなにたっていないだけに、ガイドブックにはまだ載ってない穴場スポット!周りに韓国ツウとして自慢したい方にはオススメです。ソウルによく訪れる方や韓国にお住まいの方、都会でお買い物やエステで癒しの時間を過ごすのもいいけれど、たまには1日くらい遠出する時間を作って、沢山のマイナスイオンと美しい湖を眺めにモノレールを乗ってみてはいかがですか?^^ 以上、ソウルナビのユンギオンマがお伝えしました~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-10-04

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