韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~

高級健康メニュー“あわび粥”!アナタは専門店派?それともチェーン店派?

こんにちは!ソウルナビです。ソウルは朝夕とても冷え込む寒い気候になってきました。こういう季節って風邪をひいたりと健康を崩しやすい時期でもありますよね。こんなときにはあったか健康栄養食をたっぷりとって元気ハツラツでお仕事お勉強に励みたいもの。さぁ~そこで今日は健康栄養食の代表といえる韓国人気メニュー「あわび粥」を、おなじみ"あの店この店!あの味この味!大比較"コーナーで徹底分析してみようと思います!現在、ソウルのあちこちに"お粥"のお店ありますが、今日はそんなお粥専門店の代表中の代表、「松竹粥専門店」と、最近ソウルに急増中の本格的お粥チェーン店「トンチュッ」をチョイスしてみました!どちらも地下鉄3・4号線忠武路駅近くにある人気店!それではさ~~っそく潜入?!いや調査してみましょう~~!Lets Go!!
あわび粥(チョンボッチュッ)とは?!
アワビは日本と同じく韓国でもやっぱり高級食材!日本のようにお刺身などにしても食べますが、韓国ではやっぱりお粥にしていただくのが一番オーソドックスな食べ方。アワビをごま油でサッと炒めるところから作り始めるあわび粥は、味もさることながら香りもとても香ばしく食欲をグッと誘います!またアワビにはビタミンやカルシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれ、健康食として病中病後の回復期には効果バツグンの高たんぱくな食事として不動の人気を誇っています!!また同じあわび粥でもアワビの内臓を含むお粥と含まないお粥の2種類があり、アワビの内臓、すなわち肝はお肉よりも栄養価が高いといわれ、値段も肝入りのほうがはるかに高価である場合が多いようです。

あなたならどっちを選ぶ?大比較


◇場所


松竹粥専門店
明洞のお隣り、チュンムロ(忠武路)にあり!近くには有名な南山コル韓屋村やコリアハウスあり。またアストリアホテルからは徒歩5分ほどの便利な場所に立地。

トンチュッ
チュンムロ(忠武路)とウルチロ(乙支路)3街の間にあり!近くにはミョンボ劇場やスカラ劇場などの映画館があり、人気の豊田ホテルからも徒歩5分、明洞にあるプリンスホテルからもイエローバスに乗ってすぐ!

◇駅からのアクセス
松竹粥専門店
地下鉄3・4号線チュンムロ(忠武路・Ch`ungmuro)駅5番出口を出て、SKテレコム(携帯電話)のお店の角を右に入ります。ダンキンドーナツとファミリーマートの間の道を左に入り、ちょっと行くと左手に見えてきます。徒歩約3分ぐらい。

トンチュッ
地下鉄3・4号線チュンムロ(忠武路・Chungmuro)駅7番出口を出て、メイルキョンジェシンムン(毎日経済新聞)のビルの前を過ぎてそのまままっすぐ進みます。1つ目の角を越えてさらに進むと、道の向こう側に映画館「スカラ座」が見えてきます。その向かい側にあります。徒歩約5分。地下鉄2・3号線ウルチロ3街から徒歩4分。

◇建物
レンガのようなタイルのような赤茶色の壁2階建ての少しすこし古くなった建物。建物のフルさが老舗らしい、お店の年季を感じます。1、2階の両方ともお店。いちおう自社ビル?!

レンガのようなタイルのような赤茶色の壁2階建ての少しすこし古くなった建物。建物のフルさが老舗らしい、お店の年季を感じます。1、2階の両方ともお店。いちおう自社ビル?!

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 1階が薬局のビルの2階にあり。入口はオレンジ色で派手に飾られています。入口にはお粥の写真の看板とメニューがディスプレイされています。自社ビルではなさそう。

1階が薬局のビルの2階にあり。入口はオレンジ色で派手に飾られています。入口にはお粥の写真の看板とメニューがディスプレイされています。自社ビルではなさそう。


◇店内の雰囲気
韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ
ごく一般的な庶民派の食堂。明るくも暗くもない韓国の食堂の雰囲気。清潔な感じも。

ごく一般的な庶民派の食堂。明るくも暗くもない韓国の食堂の雰囲気。清潔な感じも。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ ガラス張りの明るいさわやかなきれいな雰囲気。ちょっとした喫茶店ともいえそうな感じ。

ガラス張りの明るいさわやかなきれいな雰囲気。ちょっとした喫茶店ともいえそうな感じ。


◇伝統
松竹粥専門店
35年以上

トンチュッ
6年ほど

◇客層
お昼には現地韓国人も多く来店。おじいさんやサラリーマン・若い女性なども。

お昼には現地韓国人も多く来店。おじいさんやサラリーマン・若い女性なども。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ お昼には現地韓国人も多く来店。サラリーマンや若い女性のグループも。

お昼には現地韓国人も多く来店。サラリーマンや若い女性のグループも。


◇マスコミ登場経験
あり。(KBSテレビ放送

あり。(KBSテレビ放送"世間の朝")

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ あり。(SBSテレビ放送

あり。(SBSテレビ放送"成功したフランチャイズ")


◇日本語メニュー
松竹粥専門店
あり。
壁に韓国語だけのメニューがあるが、日本人と気付くと店員さんが別メニューを持ってきてくれる。値段は壁に壁に張ってあるのと同じ。日本語メニューをくれないときは催促してみよう。

トンチュッ

あり。
韓国人にも日本人にも同じメニューをテーブルまで持ってきてくれる。

◇お茶
温かいお茶

温かいお茶

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 温かいお茶

温かいお茶


◇お箸・スプーン
オーダー後に箸とスプーンを持ってきてくれる。

オーダー後に箸とスプーンを持ってきてくれる。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ オーダー後に箸置きと箸・スプーンを持ってきてくれる。

オーダー後に箸置きと箸・スプーンを持ってきてくれる。


◇ナフキン
テーブルの上にあり。

テーブルの上にあり。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ テーブルの上にあり。

テーブルの上にあり。


◇おしぼり
松竹粥専門店
なし

トンチュッ
なし

◇調味料

松竹粥専門店
醤油・塩・こしょうがテーブルの上にある。

トンチュッ

なし

◇店員の対応
松竹粥専門店
日本人と気付くとすぐ日本語メニューを持ってきてくれた。また3種類あるあわび粥について説明あり。普通に親切。

トンチュッ
ネクタイ姿の社長さんがみずからホールでサービス。質問などすると丁寧に答えてくれた。基本的に親切。

◇サイドメニュー
韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ
キムチやコンナムルなどナムル(豆もやし)がひとつになったセット。それにトンチミ(水キムチ)一人に1つずつ。

キムチやコンナムルなどナムル(豆もやし)がひとつになったセット。それにトンチミ(水キムチ)一人に1つずつ。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ キュウリの和え物、キムチ、イカの塩辛、小魚の和え物。1テーブルに1つずつ。それにトンチミ(水キムチ)をひとりにひとつずつ。

キュウリの和え物、キムチ、イカの塩辛、小魚の和え物。1テーブルに1つずつ。それにトンチミ(水キムチ)をひとりにひとつずつ。


◇器
松竹粥専門店
陶器の器、普通の家庭用の食器のような感じ。

トンチュッ
陶器の器。お茶、サイドメニュー、お粥などすべてがセットの器。

◇あわび粥
色は白。具はアワビのみ。大きななアワビ片などは特になし。

色は白。具はアワビのみ。大きななアワビ片などは特になし。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ すこし黄色?黄緑?!がかったお粥。アワビかと思いきやきのこのスライス。ほかに人参のみじん切りが

すこし黄色?黄緑?!がかったお粥。アワビかと思いきやきのこのスライス。ほかに人参のみじん切りが


◇上にのっているもの
生卵の黄身・すりゴマ・もみのり

生卵の黄身・すりゴマ・もみのり

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ すりごま

すりごま


◇香り
松竹粥専門店
ごま油の香りがするが、油のしつこさが気になるっというほどではない。とても香ばしい香りで食欲をそそる。

トンチュッ
特有のごま油の風味というよりも上にかかっているゴマの香りがきつい。

◇米粒の状態
米粒が残っている感じ。口に入れても米粒を確実に感じることができる。

米粒が残っている感じ。口に入れても米粒を確実に感じることができる。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ かなり米粒がしっかり残っている感じ。日本の

かなり米粒がしっかり残っている感じ。日本の"おじや・雑炊"の水分をすこし減らした感じ。


◇味
松竹粥専門店
ごま油とアワビのダシがいい感じに混ざって、たんぱくな香ばしいお味。

トンチュッ
ごま油より貝の風味がする。アワビの肝が入っているためか。

◇アワビの数・大きさ
1センチ角の1ミリの厚さくらい。小さく薄くスライスされている。それが10枚以上。

1センチ角の1ミリの厚さくらい。小さく薄くスライスされている。それが10枚以上。

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 目では確認できず。擂り入れてある?!きのこ・人参ははっきり分かる。

目では確認できず。擂り入れてある?!きのこ・人参ははっきり分かる。


◇量
松竹粥専門店
朝食として食べに行く場合と、昼食として食べに行く場合と量に違いがあるそう。昼食のほうがやや多めに出してくれる。昼食時の量はたっぷり感があり満足。

トンチュッ
男性でも満足できそうな量。意外にもお腹がいっぱいになる。

◇特あわび粥(並との差・違い)
韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ 韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ
内臓(肝)が入っているため色が黄グリーン。味は並のものよりかなり濃厚で、アワビの風味が生きている感じ。アワビの量は並とたいして違いはない。やはり風味・濃厚さ・色目が大きな違い。(特A、特Bのうち特Bを調査)

内臓(肝)が入っているため色が黄グリーン。味は並のものよりかなり濃厚で、アワビの風味が生きている感じ。アワビの量は並とたいして違いはない。やはり風味・濃厚さ・色目が大きな違い。(特A、特Bのうち特Bを調査)

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ アワビ1個分の身と肝が入っているらしい。並ではほとんど見られなかったアワビ片も10個くらいあり?!色は並よりかなり黄色がかる。アワビにプラス隠し味で他の貝のエキスが入っているのでは?!っと思うくらい貝系の味がする。

アワビ1個分の身と肝が入っているらしい。並ではほとんど見られなかったアワビ片も10個くらいあり?!色は並よりかなり黄色がかる。アワビにプラス隠し味で他の貝のエキスが入っているのでは?!っと思うくらい貝系の味がする。


◇その他の粥
ポソックルチュッ(きのことカキのお粥)・タッチュッ(鶏粥)・ヤッチェチュッ(野菜粥)・チャッチュッ(松の実粥)など

ポソックルチュッ(きのことカキのお粥)・タッチュッ(鶏粥)・ヤッチェチュッ(野菜粥)・チャッチュッ(松の実粥)など

韓国料理対決、第4弾 ~あわび粥対決~ あわび粥 あわびがゆチョンボッチュッ  
ヘムルチュッ(海鮮粥)・ソコギピョゴチュッ(牛肉と茸の粥)、クルチュッ(カキ粥)・パッチュッ(あずき粥)など

ヘムルチュッ(海鮮粥)・ソコギピョゴチュッ(牛肉と茸の粥)、クルチュッ(カキ粥)・パッチュッ(あずき粥)など


◇お粥以外のメニュー
松竹粥専門店
チュプ(汁)の他は一切なし。さすが専門店!!

トンチュッ
伝統茶やピビンバ、チャーハンなどあり。

◇デザート
松竹粥専門店
なし

トンチュッ
コーヒーあるいは緑茶サービスあり。

◇値段
松竹粥専門店
並―7000ウォン
特A―12000ウォン
特B−15000ウォン

トンチュッ
並―8000ウォン
特―15000ウォン

◇営業時間
松竹粥専門店
7:00~22:00

トンチュッ
7:30~21:00(平日・土)/11:00~21:00(日)

◇電話番号
松竹粥専門店
02-2265-5129

トンチュッ
02-2264-5323

◇ナビ的見解
松竹粥専門店
専門店だけあって、食事を済ませたらすぐに退散。店員が不親切という話もあったがナビが訪れた日は親切だった。粥はやはり専門店だけあって韓国の代表的なお粥を感じさせる奥深い味。

トンチュッ
チェーン店ならではの清潔さが目立つお店。心地よい時間をゆったりと過ごせる。日本にありそうな食べ物に近いため、日本人には食べやすいかも。食事もし、ゆっくりくつろげる時間を過ごすならこちらをオススメ。
さぁ~いかがでしょうか?皆様はどちらのお店に興味がひかれましたか?あっさりとしたお粥は朝食にもピッタリなメニュー!同じメニューを出しているお店ながら、それぞれお店の特徴があり、全然違った感じとなるお粥、両方食べて比較してみるのも楽しいと思いますヨ。ちなみにこちら韓国の人にとってはお値段もちょっと高価なので、あわび粥より野菜やカキなどの入った庶民的なお粥を食べ、特に体をパワーアップしたいときにあわび粥をいただくようです。あわびが好きな日本人のほうが味にはうるさいかもしれません。みなさんも次回お粥店に訪れたら、あわび粥はもちろん、他のさまざまなお粥にもぜひチャレンジしてみてくださいね!以上、ソウルナビがお伝えしました。



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-10-25

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