食べ物流行ニュース～マッコリブーム！

こんにちは！ソウルナビです。かなりご無沙汰してましたが、久しぶりに食べ物流行ニュースをお伝えしましょう！最近ソウルの街にじわじわ、どんどん増えているお店があるんです。それはマッコリのチェーン店！マッコリといえば、もち米を原料にした濁り酒で、アルコール度は６～７％。今でも伝統居酒屋に行くと必ずあるお酒ですが、１９６０～７０年代には全国民のお酒の消費量の約８割を占めていたほど、庶民の間で人気のお酒だったそうなんですよね。でもその後、ビールや焼酎に押されてマッコリ人気は低迷し、９０年代のIMF（韓国経済危機）後に一時的に浮上したものの、以前の人気までに至らなかったとか。そのマッコリが昨年（２００６年）再浮上！全国的にチェーン店が大展開しているんです。さっそく、その実態を探ってみましょう！

チョンソンオルムマッコリ（青松地方の氷のマッコリ）が火付け役？！
全国にどんどん増えているマッコリチェーン店の中でも、店名によく見られるのがチョンソンオルムマッコリ（青松地方の氷のマッコリ）。その火付け役ともいえるのが、１９９９年、大邸地域大学の教授チームと一緒にある酒造会社が４年間の研究開発の末に生み出したマッコリ、チョンソンオルムマッコリ（青松地方の氷のマッコリ）。これは慶尚北道（キョンサンプッド）は青松（チョンソン）地方の済んだ水を使ってマッコリ特有の濃さを深め、１０種類以上の栄養酵素が入ったマッコリだとか。これをウリにオープンしたお店が、現在、オルムマッコリの元祖ともいわれる｢ソゲチョンブル チョンソンオルムマッコリ｣！

ウェルビーングブームの波に乗ってマッコリもブーム？！
ここ数年すっかり定着したウェルビーングブーム。いわゆる健康ブームで、体にいいものに皆さん関心が高まっているんです。そこで！マッコリもそのウェルビーング酒といわれ、さらにブームを加速させた？！とも。これは、昔のマッコリは主原料のお米も質の悪いものを使っていたり、また中に混ぜモノを入れているマッコリがあったり、｢マッコリを飲むと頭が痛くなる｣というのが一般常識のようになっていたそう。でも最近は材料にもこだわり、そもそもお米が主原料であること、そしてマッコリの各種栄養素が体にもいい！とも言われるようになり、マッコリがウェルビーング時代にぴったりのお酒として浮上！ここ数十年の間にマッコリのイメージがすっかりよくなったこともブームの一因のよう。

チェーン店が続々オープン！
さて、先ほどご紹介したチョンソンマッコリの元祖｢ソゲチョンブルチョンソンオルムマッコリ｣が大人気になると、大邸・慶北地域を中心に似たようなチェーン店が次々とオープン。ちなみに、"オルムマッコリ（氷マッコリ）"という名前のつく店舗だけピックアップしてみると、それだけでもかなりの数！｢ソギチリッチョンソンオルムコルマッコリ｣、｢チャムジンセンオルムマッコリ（チャム真生氷マッコリ）｣、｢オルムドンドンチョンソンマッコリ（氷ドンドン青松マッコリ）｣、｢チュジョンジャソゲオルムマッコリ（ヤカンの中の氷マッコリ）｣、｢ファロプルソッ チョンソンオルムコルマッコリ（火炉の火の中の青松氷マッコリ）｣など･･･。もうどこがどこだか･･･よく分からなくなってしまいそうですよね。