PCバン、ノレバン、ビデオバンなどなど…町中にいろんなパン（部屋）があるソウルの街！
あんにょんはせよソウルナビです。「看板で見る韓国語」シリーズのトップバッター「焼肉」編はお楽しみいただけましたでしょうか？今日は「看板で見る韓国語」シリーズ第２弾！ソウルの街にあふれる「～パン（房）」のついた看板をチェックしてみたいと思います。実はみなさん方もソウルの街でよく見かけているはず。例えばPC バン、ノレバン、ビデオバン等等…ハングルがよく分からないから見過ごしてただけですよね。いろんな「パン」のあるソウルの街！では、ソウルナビと一緒に街角に出かけてみましょう。
あ～お静かに！街角に出かける前に「～パン（房）」と関係のある秘密情報（？）をみなさんにお教えいたしましょう。しっ！静かにしてよ～っく聞いてくださいね！実は韓国では昔から独特な「パン文化（房文化）」というのがありました。アンパン（居間）、サランバン（舎廊房：客間兼書斎）など、家族と周りの人とのほのぼのした空間があり、「パン」とは自分だけの空間、または家族だけの空間として、いつもあったかくてほのぼのしたところだったんです。このようなほのぼのしたイメージの「パン」に商業的な遊び文化を結びつけたのが現在流行しているいろんな「パン」なんですね、ハイ。1990年代初めの「ノレバン」を始めとして「チムジルパン」、「ビディオパン」、「PCバン」等へと進化？し、いまやソウルの街はすっかりパン一色に染まりつつある状況です。←こんなに思ってるのはもしやナビだけ～？～(^o^)
PCバン
ここ２～３年前から大流行。最高の機能をもつパソコンと超高速インターネットを通してインターネットはもちろんネットワークゲームと各種コンピューターの作業をすることができるところ。利用料は１時間あたり1,000ウォンくらい。PCバンをゲームパン（別名ゲムパン）とも言います。
ノレバン
ノレ＝歌の部屋、いわゆるカラオケ。最新歌謡はもちろんポップソング、日本歌謡、賛美歌、童謡などいろんな歌が歌えます。利用料は１時間あたり10,000ウォンくらい。週末や時間帯によっては多少値段に差があります。
ビディオバン
最新映画のビデオ、及び各種Vシネマのビデオが見られるところ。利用料は１編あたり２名で6,000～7,000ウォンくらい。ノレバン同様週末や時間帯によって多少値段に差があります。
DVDバンビディオバンより１ランクアップグレード！高画質・高音質のDVD映画を見られるところ。利用料は１編あたり、２名で平日午後４時までは6,000ウォン、平日午後４時以降と日曜・祝日は11,000ウォン、封切りされた映画は15,000ウォンくらい。
マナパン各種のマナ＝マンガ本が読めるところ。日本で言うマンガ喫茶。利用料は１冊あたり100ウォン～500ウォン
タバン茶房。昔でいう喫茶店。現在ではコーヒー専門店とカフェに変貌。お茶やコーヒーが飲めるところですが、ソウルでは徐々に消滅傾向にあります。地方ではまだまだ健在！
チムジルパン
健康を増進し、なんと皮膚の老化も遅らせることができるというチムジル（温泉や砂風呂による療法）ができるところ。身体の弱っているところが目立つ中・壮年層が主な客層で、特におばさんたちが多い。利用料は6,000ウォンくらい。これより値段の高い所も有り。
このほかにも看板はあまり見かけませんが、ヤッパン（薬局）、チェッパン（書店）、ソジュバン（焼酎バン・居酒屋）、サジュパン（四柱バン・占いをしてくれるお店）、パレパン（コインランドリー）、ポットッパン（福徳房・不動産屋）、チョナパン（電話バン）、ファサンチェッティンパン（画像を見ながらチャッティングするところ）など、いろんな「パン」があります。またこれからは既存のPCバンにビデオバン、漫画バン、ノレバン、カフェ、事務機器などがすべてそろった多機能文化空間、「マルチバン（multi＋パン）」なんていう「パン」が新しく急浮上するものと予想されます(^o^)／。以上、PCバンで友達と昨日行ったチムジルパンについてチャッティングしているソウルナビでした。
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