物価で知る韓国 エンターテーメント編【2003年】

韓国の人は安く遊べてうらやましい!?

アンニョンハセヨ、プサンナビです。ストレスがたまればお酒でまぎらすこともあるでしょうが、時には映画鑑賞したり、軽く運動したり、歌ったり、それも大きな清涼剤になりますよね。日本でもこのごろさまざまな娯楽の値段がどんどん安くなってきていますが、韓国の娯楽施設環境、一体どんなかんじなのでしょうか?そこで、今日は、韓国の人がいくらぐらいで遊んでいるかの検証です。
映画 

6,500ウォン(約650円)

全世界で娯楽といってまず思い浮かぶのが映画なのでは。釜山では6,500ウォン(約650円)という安さで楽しめます。また、完全に座席指定なので日本のような立ち見もありません。(それだけに人気作品の場合は週末になると「売り切れ」続出になることも)言葉の壁さえクリアできるなら、韓国に来た際にハリウッド映画だろうが、韓国映画だろうがまとめて見ておいたほうが断然お得。ちなみに、最近は「○○携帯電話会員カード持参の場合1,500ウォン割引」など割引システムがたくさんあるため、実際には約500円で映画を楽しんでる人が多いようです。
カラオケBOX 

1時間一部屋あたり約7,000~10,000ウォン(約700~1,000円)

日本が生んだ最強エンターテーメント、カラオケBOX。韓国では「ノレバン(歌の部屋)」と呼ばれ大人気。平日、週末かによっても値段が変わるのですが、基本的には1時間一部屋あたり7,000~10,000ウォン(約700~1,000円)。一部屋いくらなので、数人で行って割り勘すれば本当にお得。また、おもしろいのは日本の場合だと1時間なら1時間、終了10分前には「あと、10分で終了です」なんて電話がかかりますが、韓国ではそんな親切な電話はありませんし、お客さんの入りが少なければ次から次に延長サービスをしてくれるお店もたくさんあるんです。基本的には約20分の延長、最長では50分近くの延長があることも。
ビデオレンタル 

最新作1本1泊2日1,500ウォン(約150円)

韓国では、ついこの間まで映画館でやってた映画が、恐ろしいぐらいの早さで、ビデオになってしまうのです。ヒットしなかった映画ならまだ納得がいきますが、ヒット作でも上映終了後すぐにレンタルビデオのお店に並んでいるのにはビックリ。しかも、レンタル料金は最新作1本が1泊2日で1,500ウォン(約150円)。(先月までは1本1,000ウォン500ウォンのUPにはかなりのブーイング)また、旧作は7泊8日で200ウォン。(約20円)、最新作と旧作の中間は3泊4日で500ウォン(約50円)これなら、わざわざ映画を見に行く気が失せてしまいそうですけどね。
まんが喫茶 

1冊約300ウォン(約30円)

韓国でも漫画は大人気。「これも、韓国語に訳されてたんだあ!!」とビックリするぐらいたくさんの日本の漫画が韓国語に訳されていて、そのような日本漫画が、まんが喫茶の主役であり人気商品です。韓国のまんが喫茶は日本と違い「1冊いくら」という計算をします。レンタルも兼ねているお店が多いのですが、店内で読む場合も、レンタル(1泊2日)の場合も値段は1冊300ウォン(約30円)が相場です。
ビデオパン 

1本約5,000~10,000ウォン(約500~1,000円)

直訳すると「ビデオの部屋」となる「ビデオパン」は要はビデオを見せてくれるお店のことです。今どき家にビデオがない人がいるのか?と思ってしまうのですが、デートコースの一つとして利用するカップルも多いようです。店内にあるビデオの中から見たい物を選んで、カウンターに持っていき(最近はDVDも登場)、料金を払い部屋に入ります。部屋にはテレビ(最近は100インチの大画面も多いです)とソファが置かれていて、カウンターで店員さんがかけてくれるビデオを鑑賞するようになっています。料金は新作か旧作か、ビデオかDVDか、テレビか100インチかで差がありますが、1本のビデオ鑑賞で5,000~10,000ウォン(約500~1,000円)ほどです。
ビリヤード 

1テーブル10分約1,000ウォン(約100円)

韓国の人はビリヤードが大好き。大学街、繁華街に行くと、カラオケ、インターネットカフェに並んで多く目にするものの一つで、気軽に楽しめう娯楽施設として大人気です。大半は4つ玉ですが、最近はポケットも増えてきています。料金は、1テーブルごとの計算で10分、約1,000ウォン(約100円)。
ボーリング 

1ゲーム1人あたり約2,500ウォン(約300円)

それほどたくさんはありませんが、でも密かにする人が多いのがボーリング。1人1ゲーム約2,500ウォン(約250円)、これまたお安い。
         日本      /     韓国
カラオケBOX
 1時間1人あたり約300~1,000円  / 1時間一部屋あたり7,000~10,000ウォン
映画      1,800円 /  6,500ウォン
レンタルビデオ  新作1泊2日約350円 /  新作1泊2日1,500ウォン
インターネットカフェ  1時間約480円  / 1時間1,500ウォン
まんが喫茶              / 1冊300ウォン
ビデオパン               /1本5,000~10,000ウォン
ビリヤード  1時間1人あたり約700円  / 1テーブル10分1,000ウォン
ボーリング  1ゲーム1人あたり約600円  / 1ゲーム1人あたり2,500ウォン

いかがでしょう。日本でも安くなったと言え、それでも「韓国の人は安く遊べてうらやましい!!」と思わずにはいられなかったのでは。釜山生活者のナビも1週間に3、4本は新作ビデオを楽しんだり、日本ではなかなか行かなかった映画を頻繁に見たり、韓国のエンターテーメントの安さにどっぷり漬かっている一人でありますが、韓国の人に尋ねてみても「収入と照らし合わせても適当な値段」ということらしく、それほど負担にならないようです。さぞかし気分の良いストレス解消ができることでしょうね。以上、プサンナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-06-05

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