物価で知る韓国 2024年版

こんにちは、ソウルナビです。2024年に入り、韓国の一人あたりの所得が日本を上回ったという記事を目にするようになりました。実際、2022年頃には韓国の所得水準が日本に並ぶという報道がありましたが、円安の影響もあり、わずか2年で追い抜く結果となりました。所得水準が上がるということはもちろん物価も上がるということ。韓国はコロナが収束して海外旅行に行けるようになった後、日本人が最も多く訪れる外国です。と同時に日本に最も多く訪れる外国人も韓国人だったりします。互いに最も多くの国民が行き来する両国、地元の韓国人が実際にどのくらいの物価感覚で暮らしているのか気になりませんか？

ソウルナビが誕生した2000年頃は、1000円もあればソルロンタンを食べ、トッポッキを楽しんでもまだお釣りがくる時代でした（※1）。韓国人にとってはコンビニのバイトは時給200円程度（※2）だったので、相応の物価だったのかもしれません。今ではソルロンタンは1400円程になり、コンビニのバイトも時給1000円を超えました。ナビの過去の記事を振り返ると、現在の韓国がまるで別世界のように感じられます。

2024年6月のセールにて @農協ハナロマート 大峙店

ソウルでも地価が高いことで有名な江南区大峙洞の農協ハナロマートを覗いてみました。Eマートやロッテマートに比べて、農産物のセールが多く、肉類も買いやすいマートです。地価が高いからと言ってほかの地域より高いということはありません。今年は異様にリンゴが高いですが、他の物価はいかがでしょう～酒類が日本より安いと感じるのでは？

韓国の物価リスト<2024年版>

韓国旅行や留学、赴任を考えている方々にとって、現地でどのくらいお金がかかるかは気になるポイントだと思います。そこで、ソウルナビが2024年の物価をまとめました。生活必需品や食品の価格は、多くの韓国人が利用する大型スーパーでのセール価格を参考にしています。ただし、大型スーパーがすべて安いわけではありません。特に野菜や果物は高く感じられることが多く、地元の人々は余裕があれば市場で購入したり、インターネットでお得な商品を探して買い物することも一般的です。
また外食編は地域差がある点もご留意ください。住居は留学生が多く住む新村、駐在員さんが多い東部二村洞、上岩洞などをピックアップしました。

こんな物価も知りたい！というリクエストがあれば表に追加していくのでナビ編集部までリクエストお待ちしてます！　

（※1）2000年頃ソルロンタンは5000ウォン（450円）、トッポッキは2000ウォン（180円）程だった。当時のレートは100円＝1100ウォン程
（※2）2000年7月頃 新村のコンビニに時給1,700ウォンの求人広告が貼られていた。延世大学（日本の早慶に相当）の学生の家庭教師の時給は当時でも20,000ウォン程度だったので、当時から韓国人の教育観がうかがい知れた。