ボリの牛島旅行記【2011年10月】

済州島から船で10分!牛島の自慢「牛島八景」を周ってきました!

こんにちは。ソウルナビのボリです。最近うっかり忘れることが多く、もしかしてアルツハイマー?と気にしてる30代のボリ。アルツハイマー病の予防には日頃のお水と朝ごはんを取るのが大事なんだそう。そしてもっとも重要なのは楽しく生きること!楽しいと感じる時、人の身体は脳の活動に良いホルモンを出すとか。日常に追われ憂鬱気味なあなたに牛島(ウド)を紹介します!寂しくなりがちなこの季節、旅行で気分転換、いかがでしょうか!

車に乗って、船に乗って!いざ、牛島へ!

済州島(チェジュド)からまた船に乗って行く牛島は、いまや済州島を訪ねた観光客にもオススメの観光スポットのひとつ。牛島へ行く船は車のまま乗れるので、レンタカーに乗って牛島へ渡りましょう。
まず船のチケットを買って、船の乗り場に車に乗ったまま並んで段取りのおじさんの指示に従って、順番に乗ります。船に乗ってカーナビを見ると青い海の真ん中を走ってる、珍しくも面白い場面が見られます!
ソンサンポハン(城山浦港)の待合室。ここで牛島への船のチケット、潜水艦のチケットなどを買います。

ソンサンポハン(城山浦港)の待合室。ここで牛島への船のチケット、潜水艦のチケットなどを買います。

船のチケットを買うには乗船申告書を作成しなければなりません。乗船者全員の名前、年齢、連絡先を書けば終わり。簡単です。

船のチケットを買うには乗船申告書を作成しなければなりません。乗船者全員の名前、年齢、連絡先を書けば終わり。簡単です。

チケットを買いましょう。車を持ってく場合、乗船人数と別に車のチケット(車の大きさによって料金が異なるので車の名前を覚えておきましょう)を買います。

チケットを買いましょう。車を持ってく場合、乗船人数と別に車のチケット(車の大きさによって料金が異なるので車の名前を覚えておきましょう)を買います。

車と大人3人の往復乗船券。下のが行き道券で、牛島への入場料(運転手1人と大人2人分)とターミナル利用料(大人3人分)が含まれてます。

車と大人3人の往復乗船券。下のが行き道券で、牛島への入場料(運転手1人と大人2人分)とターミナル利用料(大人3人分)が含まれてます。

待合室のチケット売り場にその月の船の時刻表が貼ってあります。最終船の時刻は必ずチェックしましょう。

待合室のチケット売り場にその月の船の時刻表が貼ってあります。最終船の時刻は必ずチェックしましょう。

牛島ではカートなどが利用できます。もちろん有料。

牛島ではカートなどが利用できます。もちろん有料。

牛島への船の運航時刻表。月によって運航時刻がちょっと違います。船のチケットには時刻が明記されないため、一日中乗れる時間に乗ればオッケー。

牛島への船の運航時刻表。月によって運航時刻がちょっと違います。船のチケットには時刻が明記されないため、一日中乗れる時間に乗ればオッケー。

ボリのおすすめ!牛島に行ったらこれは必ず!

牛島のゴムモルレに行くと、ボートに乗ることができます。ちなみにゴムモルレとは黒い砂という意味で牛島の東南の方面にあります。ちょっと怖い印象のオジさんが運転してくれるのですが、見た目とは違って本当に親切で面白い方。ボートから見える島の説明をしてくれたり、記念撮影もしてくれます。ただ、韓国語でのガイドなので、韓国語が分からない方は迷うかも知れませんが・・・・このボートに乗れば、牛島八景の中でも最強といわれる晝間明月の洞窟の中に入れる、というのは大きい魅力です。ちなみにこのボートに乗ると牛島八景のうち第1、第5、第6、第7景を一気に見ることができます。海風を切りながら海の上走るのも気持ちいいし、何より島の上では決して分からない牛島の秘められた姿を確認できて、よかったです。ボートは燃料が切れると(午後2~3時ぐらい?!)その日の運航が終わるそうです。
料金は大人1万ウォン、子供5千ウォン。支払いはボートに乗る時、運転手のおじさんに現金で渡します。

料金は大人1万ウォン、子供5千ウォン。支払いはボートに乗る時、運転手のおじさんに現金で渡します。

ボート乗り場まで濡れた砂浜を歩くのは意外と難しかったですが、楽しめました。

ボート乗り場まで濡れた砂浜を歩くのは意外と難しかったですが、楽しめました。

牛島八景の第1景、晝間明月(ジュガンミョンウォル)!

晝間明月(ジュガンミョンウォル)とは「お昼の明るい月」のこと。牛島の南の海岸には波で出来た洞窟がいくつかあります。その洞窟の中には昼間に月が見られるということで、この名前がつけられました。10月から11月の間、午前10時から11時ぐらいまで、洞窟の中に射された日差しが水面に反射され洞窟の天井を照らします。その日差しが天井の丸い模様と重なり、まさに月のように見えるとのこと。いつ、どこでも見れる光景ではないので、さらに壮観ではないか想像してみます。私も時間が合わないため直接見ることはできなかったので。天井の写真だけ撮ってきました。実に残念です!
入ります!!

入ります!!

洞窟の中でも記念撮影。顔はお見せできないのでシルエットだけ。

洞窟の中でも記念撮影。顔はお見せできないのでシルエットだけ。

牛島八景の第4景、地頭靑莎(ジドゥチョンサ)

地頭靑莎(ジドゥチョンサ)とは「牛島峰(ウドボン)から眺める牛島の全景」のこと。牛島で一番高い牛島峰(132m)に登り、見下ろすと牛島全体の風景が一目で見ることができます。その時、牛島峰に広がっている緑の芝生と青い空、海の風景を「地頭靑莎」と言います。ちなみに、牛島全体を一頭の牛に見立ると牛島峰は横たわってる牛(島の形的に)の頭の位置にあるため、ソムモリ(島の頭)と呼ばれます。
牛島峰までは下の駐車場に車を止めて歩いて行きます。

牛島峰までは下の駐車場に車を止めて歩いて行きます。

駐車場のそばにある売店で売ってるホトック(牛島の特産物の一つである牛島ピーナッツ入り)は本当に美味しい!ボリおすすめ!!是非食べてみて!

駐車場のそばにある売店で売ってるホトック(牛島の特産物の一つである牛島ピーナッツ入り)は本当に美味しい!ボリおすすめ!!是非食べてみて!

牛島峰への入口には牛島の特産物を売る露店が並んでいます。ちなみに牛島のピーナッツは普段より半分の大きさ。

牛島峰への入口には牛島の特産物を売る露店が並んでいます。ちなみに牛島のピーナッツは普段より半分の大きさ。

全て釜山からの輸入品というおでん。牛島峰は風が強いため(結構寒い)、降りるとあったかいものが食べたなります。

全て釜山からの輸入品というおでん。牛島峰は風が強いため(結構寒い)、降りるとあったかいものが食べたなります。

映画「連理枝(ヨンリジ)」に出てくる木と書いてありますが、実は映画に出てくる木とは別のもの。なんか小さい…。

映画「連理枝(ヨンリジ)」に出てくる木と書いてありますが、実は映画に出てくる木とは別のもの。なんか小さい…。

広い芝生を走る乗馬体験!人気番組「1泊2日」にも登場。1人1万ウォン!

広い芝生を走る乗馬体験!人気番組「1泊2日」にも登場。1人1万ウォン!

頂上までは結構歩きます。余裕を持って!!また海風が強いので(寒い)帽子などにも気をつけてください。

頂上までは結構歩きます。余裕を持って!!また海風が強いので(寒い)帽子などにも気をつけてください。

見た瞬間爆笑。誰のいたずらか、「立ち入らないでください」が二文字抜けて「立ち入ってください」になってます(汗)

見た瞬間爆笑。誰のいたずらか、「立ち入らないでください」が二文字抜けて「立ち入ってください」になってます(汗)

ここで思わぬアクシデント発生!!楽しく、いい汗かいて牛島峰から降りましたが、次の場所へ移動しようと駐車場から降りていく途中、牛島峰へ登る観光バスと接触事故!牛島峰の駐車場まではちゃんとした道路はなく狭い一本道。ボリは向こうのバスを見て車を道の横にいったん停めていたので、無過失でレンタカー会社に観光バス運転手さんの名刺を渡し、一件落着。まさかのレンタカー事故であせりましたが、牛島の皆さん(船の段取りおじさんや事故ったバスの運転手さん、見ものに来てた通りすがりの運転手さんなど)が「牛島でいい思い出を持って帰れなきゃいけないのに…」と心配してくれ、そんなに悪い思いはしませんでした。むしろ良い思い出になりました。何しろ初のレンタカー事故だったので。(汗)
かなり悲惨で帰りの船でたくさんの人たちに見ものされたボリたちの車(涙)バスの運転手さんがいい人で運がよかった。

かなり悲惨で帰りの船でたくさんの人たちに見ものされたボリたちの車(涙)バスの運転手さんがいい人で運がよかった。

事故が起きた時はあせらず、まず道の状況を含む証拠写真を撮り、相手の名刺をもらいましょう。できれば現場でレンタカーに連絡して状況を説明し、車を返却する時に名刺を渡します。後はレンタカー会社と保険会社にお任せ。

事故が起きた時はあせらず、まず道の状況を含む証拠写真を撮り、相手の名刺をもらいましょう。できれば現場でレンタカーに連絡して状況を説明し、車を返却する時に名刺を渡します。後はレンタカー会社と保険会社にお任せ。

牛島八景の第6景、後海石壁(フヘソクビョク)

後海石壁(フヘソクビョク)は牛島峰の下、高さ約20m、幅約30mの奇岩絶壁を示す言葉。石板を積み重ねたかのような断層が絶壁になっています。ここの絶壁では海へ入水しようとしているワニの形をした奇岩や牛を縛る牛のくい岩(ソマルトゥックバウィ)などが見れます。牛のくい岩とはその岩が空から見て位置的にちょうど牛の頭の横下にあるためだそう。ボートに乗れば見ることができます。
象さんのように見えます。

象さんのように見えます。

水に入ろうとするワニが見える?

水に入ろうとするワニが見える?

人の横顔。眉毛(草)もちゃんとある!

人の横顔。眉毛(草)もちゃんとある!

如意珠を口に挟んだ竜の横顔。

如意珠を口に挟んだ竜の横顔。

牛島八景の第7景、東岸鯨窟(ドンアンギョングル)

ボリ的に牛島で一番不思議に思えたところ。生まれて初めて見る黒い砂浜(ゴムモルレ)の終わり、絶壁の下には「(クジラの)鼻の穴」という名前の洞窟があります。そしてこの洞窟こそが東岸鯨窟。昔この洞窟には大きな鯨が住んでたという言い伝えがあるらしいですが、この洞窟が不思議なのは引き潮の時、洞窟の入口を歩いて入れます。入口は小さくても中は広い二重洞窟(長さ150m、高さ20m、幅15m)だそう。ボリの時は引き潮ではなかったため入れなかったのですが、面白いことにこちらでは1997年9月以来毎年洞窟音楽会が開かれます。音響装置は一切ない中でピアノの演奏など。機会があれば洞窟音楽会にボリも是非行ってみたい!ちなみに今年は10月23日に行われ、チケット代は大人1万ウォン、学生5千ウォン。トックと飲み物無料提供だったそう。
クジラの噴気孔と呼ばれる水中洞窟。外からは小さな穴しか見えませんが、もぐってみれば大きい洞窟になっていると。潮吹きの瞬間!

クジラの噴気孔と呼ばれる水中洞窟。外からは小さな穴しか見えませんが、もぐってみれば大きい洞窟になっていると。潮吹きの瞬間!

牛島の東南海岸ではいくつかの洞窟が見られます。

牛島の東南海岸ではいくつかの洞窟が見られます。

残りの牛島8景色をもご紹介!

第2景、夜航漁帆(ヤハンオボム) 。 夏の夜になると漁船が群がって牛島の海を灯火で照らします。この時期になると漆黒の夜でも牛島の道は明るくなり、まるで海上の花火のようにきれいな風景になるそう。

第3景、天津観山(チョンジングァンサン) 。牛島のチョンジン港がある東天津洞から眺める漢拏(ハルラ)山の景色です。この方向から見えるハルラ山が一番美しいとのこと。

第5景、前浦望島(ジョンポマンド)。済州から牛島へ渡る間、船からみえる牛島の景色。この方面から見る島はまさに牛が横たわってるように見えるそう。

第8景、西賓白沙(ソビンベクサ)。牛島の西側のまぶしく白い砂浜、いわゆる紅藻団塊海浜の景色。 紅藻団塊海浜は韓国でも唯一天然記念物第438号にも指定されています。

牛島という名前は、「牛が横になっている形の島」という事で付けられた名前。しかし島の上を歩いただけじゃなぜ牛なのか意味が分からない方もいるでしょう。最後にはなぜ「牛」島か直接確認できる映像を用意しました。そういえば牛島八景の第5景はこの映像と同じ方向からの景色!はたして島の形が本当に牛に見えるでしょうか!是非ご覧になってくださいね。以上、牛島に行ってきたソウルナビのボリでした。
関連タグ:牛島済州

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-11-28

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