小学校の入学式をのぞいてみよう&韓国の小学校について知りたいこと!

小学校の入学式にナビが潜入!韓国の教育事情は?


こんにちは!ソウルナビです。もうすぐ春!春ががそこまでやってきました~!春といえば、卒業&入学のシーズン!子供たちはもちろん、ママたちもその準備に追われているのではないでしょうか?韓国でも同じく春には卒業式や入学式が行われます。今日はそんな韓国の入学式の様子をご紹介しましょう!入学式はどんな雰囲気の中で行われるの?子供たちやママたちはどんな服装で出席するの?などなど、疑問点にもふれてみようと思います。またちょっと知りたい韓国の小学校の事情なども交えてお話しましょう!それではさっそくいってみよ!

花束もってお祝いに!

今回、ナビが潜入?したのは、ソウル市内にある公立小学校の入学式。日時は3月3日の月曜日。え?3月?っと思われたのでは?実は韓国では日本より1か月早めの3月に新学期が始まります。だから卒業式は2月末、入学式は3月初旬に行われるのが通例なんです。
ナビが到着すると、学校には花束を持ったパパ&ママがいっぱい!おじいちゃん&おばあちゃんまで参加して家族全員大集合!っというご家族もちらほら。その多くの家族が花束を持参しています!この花束は式終了後に子供たちへプレゼント。この花束、生花の花束を持ってくる人もいますが、多くがサタンブーケ(キャンディーブーケ)といい、チュッパチャップスのような飴を用いて作った可愛らしい花束がほとんど。これならピカピカの一年生にピッタリ!幼稚園や小学校の入学(入園)式や卒業(卒園)式などの行事があるときには、このサタンブーケを販売する露店が学校の校門の前に登場するほどなんです。
手作りのブーケをもって訪れる保護者もいましたよ! 手作りのブーケをもって訪れる保護者もいましたよ!

手作りのブーケをもって訪れる保護者もいましたよ!

入学式の始まり!

校門を抜け、校舎前に行くとクラス分けの名簿が張られています。みんなクラスを確認~これって一番関心のあるところですよね。それから、みんなで講堂へ向かいます。

講堂はもう人でいっぱい!講堂の前の方は1年生、後の方は6年生、最後部には保護者の順で、列を作っています。全体的にざわざわした雰囲気で、少し日本の静粛な雰囲気とは違うけれど、入学を祝う保護者の皆さんの気持ちは世界共通!?^^ 子供たちの服装は、日本の入学式はネクタイにジャケットのような正装で参加するイメージだけど、韓国では意外とカジュアルな子供たちが多い感じ。保護者も同じく、正装とカジュアルの差が大きい~そんなカジュアルジャンバーを着ている子供たちが多い中、バシッと決めているカッコいい子供たちも!
、起立の状態で始まった入学式。プログラムは

○新入生の入学宣言 -> ○担任の先生の紹介 -> ○新入生へお祝いの贈り物贈呈 -> ○校長先生の挨拶 -> ○在学生、新入生挨拶 -> ○在学生代表挨拶 -> ○入学祝賀公演 -> ○校歌斉唱 -> ○団体写真撮影

っといった内容。日本の入学式とほぼ似た内容ですが、ナビの目を引いたのは入学祝賀公演。これは在学生による、ちょっとした学芸会のような雰囲気。この日はミュージカル部の生徒の公演に、民俗音楽サムルノリの演奏。にぎやかだった新入生も、この時ばかりは静かにその様子に見入っていました^^
一番盛り上がったのは、というかママたちが一気にざわついたのは、担任の先生が発表される瞬間。それはそう、大事な子供たちを一年間預けるわけですからね!関心もあるわけです。
最後に、講堂の舞台にあがってクラスごとに記念写真の撮影。ん~~これまたものすごくざわざわ。日本よりずっとラフな雰囲気の入学式!お国が違うとこんな行事一つ一つにも特徴がありますね。両方の文化を体験でき、本当におもしろい体験をさせてもらったナビ!
すべての行事が終了すると各教室へ。担任の先生と初めてのご挨拶です。子供たちも保護者も緊張したお面持ち。今後の持ち物や下校時間など細かい説明を聞き、帰宅っとなります。
いやぁ~!新入生の皆さん、入学おめでとうございます!!ナビも心よりお祝い申し上げます!^^ いやぁ~!新入生の皆さん、入学おめでとうございます!!ナビも心よりお祝い申し上げます!^^ いやぁ~!新入生の皆さん、入学おめでとうございます!!ナビも心よりお祝い申し上げます!^^

いやぁ~!新入生の皆さん、入学おめでとうございます!!ナビも心よりお祝い申し上げます!^^


小学校いろいろQ&A

最後に、小学校の様子・教育事情をQ&A形式でご紹介しましょう!

Q: 韓国の子供たちもランドセルで学校に?
A: 日本で小学1年生といえばランドセルですよね。でも韓国では日本よりもカジュアルでラフな感じのカバン、いわゆるリュックサック。布製のものが多く、ランドセルよりも軽いのが長所です。人気の子供服ブランドやスポーツブランドなどから販売されているので、人気の商品はすぐに完売することも。ちなみに今年(2014年)はファンブムテジ(黄金の豚)の年と言われた2007年生まれの子供たちが1年生になったため、人気商品はさらに品薄だったとか!このファンブムテジ(黄金の豚)の年とは600年に1度訪れる年のことで、この年に生まれると金持ちになると言われ、出産率もぐっとアップしたとか!
Q: 韓国の1年生の教科は?
A: 国語、数学、統合科目の3科目。昨年(2013年)から登場した統合科目は1年生の場合、「学校」「春」「家族」「夏」「秋」「冬」といった名の教科書からなり、「学校」なら学校をテーマに、音楽や美術、体育、科学や社会、道徳などの科目を学んでいきます。 日ごろの生活に密接したテーマを通じて、自然に習得しようということなんですね。ちなみに英語は小学校3年生からはじまるそう。
国語と数学の教科書
(問題集もあり)

国語と数学の教科書 (問題集もあり)

統合教科の教科書

統合教科の教科書

Q: 韓国にも学校給食はあるの?
A:
 もちろんあります。メニューはやっぱりキムチ!これは必須。ご飯にお汁、お肉やお魚をはじめとするメインディッシュ、そしてデザートっという感じ。ご飯はビビンバのような混ぜご飯もよくあるよう。ちなみに給食の配膳は近くに住む住民のボランティアのおじいさん、おばあさんが担当。これは日本と違ってびっくり。

Q: 韓国にもPTAがある?
A: もちろんあります。「学父母会」という名で1クラスに4人選ばれ、図書館の管理や学校行事のお手伝いをします。そのほかにも交通整理や学習準備支援会など、プラス10人ほどが代表を務めます。さらに教室の掃除もお母さんたちの役目。となると保護者の多くがなんだかの形で学校に訪れることになります。掃除って日本では子供たちと先生が行いますよね。韓国ではママが放課後わざわざ訪れて掃除すると聞いてナビもびっくり!

Q: クラブ活動などもあるの?
A: クラブ活動に似たもので「放課後授業」があります。クラブのように英語や絵画、サッカー、バトミントン、囲碁や科学、ブロック、料理、フルートやオカリナなど20種類以上の授業があり、好きなものを選ぶことができます。有料だけど一般の塾や教室よりリーズナブルで、どの科目も週1回60~90分で月3~4万ウォンぐらい。多くの子供たちが利用しています。

Q: お稽古ごとはどんなものがあるの?
A:
 放課後授業以外にも、お稽古に通う子供たちは多くいます。低学年はスポーツや音楽、美術。高学年になれば数学、英語といった学習塾に通います。特に男の子に人気があるのはテコンドー。また男の子も女の子もよく習うのがピアノ。ほかにも水泳や美術(絵画教室)にも多くの児童が通います。


本当に韓国のママたちはうわさ通り教育熱心!子供たちも頑張るけれど、その陰でママたちの努力も本当に大変!社会生活のはじまった小学生1年生の皆さん、頑張ってくださいね!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-03-25

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