これでキッチンやテーブルが韓国風に!?韓国料理を作るのにも便利な、現地のキッチン用品を一挙ご紹介!
こんにちは!ソウルナビです。まな板、包丁、お鍋にフライパン・・・台所で調理に使う台所用品っていろいろありますよね。基本的なアイテムを見てみると現代ではどこの国でもだいたい同じようですが、よーく見てみると国によって少しずつ違ったモノも!?韓国にも日本とはちょっと違った台所グッズや、韓国の家庭のキッチンには必ずあるのに日本では見ないようなモノが実は結構あるんです。今日は、そんな韓国独特のキッチン用品を一挙ご紹介しましょう!韓国で実際に使われているキッチンアイテムを使えば、韓国料理を作るときにも役に立つし、台所やテーブルが韓国っぽくなるかも!?それでは、主婦でもあるナビスタッフのお家で毎日使っているキッチン用品をチェック、チェーック!!
お鍋&鉄板類
■家庭用トゥッペギ
キムチチゲやスンドゥブチゲなど、チゲをグツグツ煮るのにぴったりな土鍋。韓国語ではトゥッペギといいます。食堂で出てくるのは丸くて黒い1人用のトゥッペギがほとんどですが、家庭では普通、取っ手や蓋が付いていて、数人分を一度に調理できるサイズのものが使われます。確かに持ち運びのできる取っ手や、そのまま保存する時にも使える蓋は実用的。鍋の大きさは家族の人数によって様々。トゥッペギは保温性に優れていて、火を止めてもしばらくグツグツと煮立ちます!熱の通りも強力なようで、チゲはやっぱりトゥッペギで煮ると味が違うかも!?
価格: 15,000ウォンくらいから
■小さなアルミ鍋
アルミでできた小さなお鍋。ドラマや映画でも登場人物がインスタントラーメン用を食べる場面でおなじみなのでは。ラーメン専用、ってワケではないけれど、インスタントラーメンはなぜかこのお鍋で、ってことが多いかも。日本では調理したラーメンを丼ぶりに移したりしますが、韓国ではこのままテーブルに運んで、取り皿などにとっていただくのが普通。ちょっとボコボコになった小さなサイズのアルミ鍋で1人前や2人前のラーメンを煮ていただくと、かなり韓国っぽいです。ちなみにラーメン用としてアルミ製ではないお鍋を使う家庭も実はたくさん。またアルミ製ではなくてもこのサイズのお鍋を一般的にラミョンネンビ(ラーメン鍋)といいます。
■魚焼きフライパン
韓国でも焼き魚は家庭の食卓によく登場するおかず。日本ではガスコンロに付いたグリルで焼くことが多いけれど、韓国のコンロにはグリル付きのものがあんまりないよう!?魚を焼く時には普通のフライパンで焼くこともありますが、中までよく火をしっかり通して美味しく焼くのには、この魚焼き用のフライパンが便利!上下両面の鉄板の中に食材を入れて火にかけると、がっちりと密閉して焼くことができます。ただしやっぱり鉄板、油を少しひいて焼くのが普通みたい。それじゃ、焼き魚じゃないのでは?!と思うかもしれませんが、それはそれでなかなかイケるものです。しかし、見てのとおり、この形状はかなり洗いにくい・・・ま、油や匂いが飛び散らずに焼けるので、魚を焼くならやっぱりコレです。
価格: 25,000ウォンくらいから
■チョンゴル用鍋
日本にもいろんな形のお鍋がありますが、韓国の家庭に必ず一つはありそうなのが、チョンゴル用の浅い鍋。日本ではあまり見かけないくらい浅いものも。プルコギにも活躍。
価格: 安いものでは15,000ウォンくらいから/普通は30,000ウォンくらいから
■鉄板系
日本でもホットプレートで焼肉をする家庭は結構あるかもしれませんが、韓国でも同じ。韓国語ではチョンギペン(電気パン)。このホットプレートは焼肉だけじゃなく、旧正月や秋夕といった名節の料理に欠かせない大量のジョン(チヂミ)を焼くときなどにも活躍します。また、お家で焼肉をするのに、ホットプレートではなくもっと本格的な専用の鉄板を使う家庭も!?
◎こんなのもあります・・・
キッチンで使う便利アイテム
■ビニール手袋
手でナムルを和えたりお肉に下味を揉み込んだりするときなどに、とっても便利なビニール手袋。韓国ではビニルチャンガプ、またはウィセンチャンガプ(衛生手袋)といいます。韓国料理では手で味を揉み込むと美味しいと言われますが、実際にお箸で和えたものと比べるとそのような気が。キムチを作るときにヤンニョム(薬味)を白菜に塗り込んだり、キムチを保存容器から丸ごと取り出したり、肉団子のようなものを丸めたり、その他にも何かと使えるし衛生的だし、これはホントに重宝するキッチングッズ!
価格: 50枚2,000ウォンくらいから?
■チッケ
日本語ではトング?日本にもこれがある家庭はあるかもしれませんが、韓国では必ずあるアイテム。食堂でもハサミと一緒に、お肉を焼きながら切ったり、長いキムチを切ったりすることがありますよね。家庭でもまさにそのように使います。ナビはフライパンでソーセージやジョンなどを焼くときにも使っちゃいます。
価格: 安いものは3,000ウォンくらいから?
■ニンニクつぶし付き包丁
ニンニクをたくさん使う韓国料理。小さなニンニクはすりおろすと時間がかかるので、細かくつぶして使うのが一般的。家庭で使う韓国の包丁の中には、包丁の柄の部分でニンニクがつぶせるようになっているものもあるんです。普通、まとめてつぶしておいて容器に入れたニンニクを少しずつとりだして使いますが、この包丁があると、うっかり切らしてストックが無いときにもささっとニンニクをつぶせます!
■ニンニクつぶし棒
さきほども触れましたが、韓国料理にはたくさんニンニクを使うので、一度にまとめてつぶしておいたニンニクを容器に入れて保存する家庭がほとんど。そのニンニクをつぶす作業に使うのがこんな棒!マヌルチッキとか言うそうです。深めの陶器に皮をむいたニンニクを入れてゴリゴリとすりつぶせばOK!ちなみににんにくつぶしはミキサーでやってしまうお家も。
価格: 器とセットで10,000ウォンくらいから
■密閉容器
韓国の家庭ではミッパンチャンという作り置きのおかずを冷蔵庫で保存しています。日本でもおかずなどをタッパーに入れておくことはこともありますが、韓国でのほうがタッパー使用率が高いかも!?韓国語ではミルペヨンギ(密閉容器)。キムチはもちろん、ナムルやチャンアチ(漬物)、残ったおかずも蓋つきの密閉容器に入れて冷蔵庫に積み重ねてスッキリ保存!大量のキムチを保存するときなどには、日本では見ないくらい大きな密閉容器も。タレやソースを入れるようなとっても小さいサイズもあり、日本より大きさのバリエーションも豊富。
価格: 小さなサイズで2,000ウォンくらいから?
■平らなザル
これはかなりレトロな韓国の台所グッズ!?油切りや水切りに使われる、竹でできた平らなザル。韓国語ではプラスチックでできたものも含めてザル類をソックリというそうで、このように竹でできたものはテナム(竹)ソックリ。ナビは旧正月や秋夕の時、焼きあがったジョン(チヂミ)をのせて油切りに使っているのを見たことがありますが・・・
価格: 小さなものでは一つ5,000ウォンくらいから?
テーブルで使うアイテム
■スジョ
食事のとき、韓国と日本で違うことといえば、日本はお箸だけ使うところを韓国ではスプーンも使うコト!しかもお箸はステンレスなどの金属製です。スプーン=スッカラッ、お箸=チョッカラッということで、二つ合わせて「スジョ」。木製のお箸に慣れていると金属製のものは少し使いにくいですが、スプーンのほうは柄がストレートで洋風のものよりも使いやすいような?!
価格: セットで3,000ウォンくらいから
■箸置き
日本で食事に使うのは基本的にお箸だけなので箸置きに置きますが、スプーンも使う韓国の箸置きはもちろん、スプーンも一緒に置けるようになっています。また日本ではお箸をお膳の手前部分に横向きにして置くけれど、韓国では右側に縦並べ。なので、デザインも縦に見て合うデザイン。韓国語ではスジョバッチム。
価格: 1個2,000ウォンくらいから
■パンチャン(おかず)用小皿
日本にももちろん小皿はありますが、おかずをテーブルに座ったみんなでつついていただく韓国ではおかず用の小皿が豊富。テーブルの真ん中にいろんなおかずをのせた小皿がずらずらと並びます。
価格: 安いもので一つ2,000ウォンくらいから
■プラスチックのお盆
韓国の家庭に必ずある、こんなプラスチック製のお盆。例えば、食後の団らんタイムなどに、果物をこの上で切ったりするのに使います。日本では、台所で切ったものをお皿にのせて運んできたりするのが普通では?でも韓国では果物を切る人も、みんなのいるところで話に加わりながら作業することが多いよう。そのほか、このお盆は料理をするときに切った材料をのせておく時なんかにも使えます。
価格: 小さなもので一つ3,000ウォンくらいから
◎食堂ではよく見るけれど、家庭ではあまり使われないものも!?
韓国の食堂へ行くと、ご飯の器がステンレス製のものだったりしますよね。でも実はこれ、家庭ではそれほど使われません。ご飯の器は日本のお茶碗より少し大きめくらいの大きさの陶器のものが普通。金属製というと真鍮製のお茶碗なら高級品として贈答用にデパートなどで売られていて、お客さん用などに使われるのを見たことがあります。また、金属製のお茶碗は先祖を祀る祭祀では使われるよう。食堂で見かけるトゥッペギや石鍋も、家庭ではあまり使われず、実際に家庭で日常的に使われる器は食堂で使われるものとは違うこともよくあります。
◎キッチンアイテムはこちらでゲットしましょう!!
では、これらのキッチン用品はどこで買えるのか?といいますと、ご紹介したものは全て韓国ではマートと呼ばれる大型スーパーではほぼどれも必ず売られています。またお鍋やお皿などはデパートにも、そして伝統的なデザインの食器類は仁寺洞などにある雑貨店や陶磁器専門店にも。
◎こちらで売られています・・・
いかがでしたか?日本のものとはちょっと違った韓国の家庭用キッチングッズ。韓国のドラマや映画などで見たことある!ってモノも結構あったのではないでしょうか!?韓国料理作りに韓国風メニューの食卓に、本場韓国でゲットしたキッチングッズを使ってみるのはいかがでしょう?以上、ソウルナビがお伝えしました。