アルコールあれこれ

一般的には焼酎が好まれていますが、ビール、マッコリなど盛りだくさん!なんとなく辛い料理にマッチしてるかも?是非、飲み比べてみて!

代表的なお酒のメーカーとしては、斗山、朝鮮、真露などがあります。韓国では今までひとつの会社がさまざまなお酒を製造して販売してきたのですが、最近では伝統酒のようなひとつのお酒のみを製造する会社が設立されたりしています。
またソウルではどんなお酒を飲むかによっておつまみも全然違います。ビールにはフルーツの盛り合わせやほどよく塩のきいたするめ、焼酎にはピリッと辛いチゲなどがとってもよくマッチしますよね!
それでは今回はお酒についてくわしくお伝えします。みなさんも韓国のお酒にぜひトライしてみてね! では今回のコメンターに登場していただきましょう、、、じゃじゃん。
☆ナビ子さん・・・実はけっこうな酒豪でもあります・・・。
★デザイナーA子さん・・・ソウルナビのウェブデザイナー(日本人)。在韓歴???ヶ月。
◇もぎたて・・・飲むのは好きだけどあんまり飲めません。
(ナビくんは歯をぬいたばかりなのでキャンセルです、、)

お酒に弱い人も大丈夫!なビール

OBラガー(斗山ビール/1,500ウォン)
韓国で、ビール、と言えば一番最初に名前が挙がるブランドは?そう、ズバリ斗山(元OB)!ビールメーカーとしては一番認知度が高く、昔からあるということで幅広い人気を見せています。そんな斗山のOBラガーは、ハイト(HITE)やカス(CASS)と味を比べてみると中間ぐらいの味。飲むと麦特有の香ばしい味がし、この3種類の中では一番高級なイメージがあります。

☆ナビ子さん:苦い・・・
★デザイナーA子さん:炭酸、苦味が強くて、キリンビールに似た味です。
カプリ(CAPRI)(斗山/4.2度/1,300ウォン)
斗山から出ている高品質でマイルドなビール。女性向けのビールとして低カロリー・低度数が特徴で、マイルドでさわやかな味が好評。

☆ナビ子さん:薄味。バドワイザーに近い味。
★デザイナーA子さん:すっきり、さわやか。
ハイト(HITE)(朝鮮ビール/1,500ウォン)
‘天然岩盤水’というきれいな水のイメージとマイルドなのどごしで、斗山が握っていた韓国ビール市場を二分するまでになった朝鮮ビール。他のビールに比べるとツーンとくるような味が少なくマイルドなので、お酒のダメな人にはいいでしょう。その反面、味が薄くてお酒じゃない、と男の人たちには不評のようです。

☆ナビ子さん:OBビールに比べて苦味が弱いけど、アメリカのビールより強い。
★デザイナーA子さん:ホップの味がある。
エクスピル(EXFEEL)(朝鮮ビール/4.1度/1,300ウォン)
朝鮮ビールから発売された新世代用プレミアムビール。独特なエメラルド色を放つ瓶に入ったエクスピルは、さっぱりすっきりした味と香りが自慢です。女性向けの高感覚ビールでその上低カロリーです。

☆ナビ子さん:ホップの味がつよいかな?
★デザイナーA子さん:あまり好きな味じゃないかも・・・コクがない。
カス(CASS)(真露ビール/1,500ウォン)
焼酎会社として一番有名な真露から発売しているビール。発売にあたって‘タフな男のためのビール’というキャッチコピーでアピールしたからか、男の人たちが好んで飲むビールだそうです。ツーンとくる味は3つの中では一番強く、後味がすっきりしています。カス愛飲家たちはカスのツーンとくる味がただの炭酸のせいではなくビール自体の特別な味からきていると言いますが、本当はどうなのか、ナビにはよくわかりません…。(^^)

☆ナビ子さん:キリン一番搾りより薄い味。
★デザイナーA子さん:バドワイザーよりコクがある。
レドラッ(RED ROCK)(真露ビール/1,300ウォン)
さわやかな赤色の瓶に包まれて若者の目を引くレドラッは、麦の濃さが生きていながらもマイルドな味が絶品のアルコール度数5%のビールです。

☆ナビ子さん:苦くなく、飲みやすいので、女性でもO.Kです。
★デザイナーA子さん:地ビールみたいな味です。

焼肉にピッタリ!!のすっきり焼酎!

チャムイスル(真露/23度/1,100ウォン)
焼酎ブランドとして最も高い認知度と長い歴史を持つ真露のチャムイスルは、今まで愛されてきた真露のオリジナルブランドである真露焼酎のバトンを受け継ぎ、誕生したお酒。よりマイルドで高級感あふれる味、また二日酔いすることもあまりないチャムイスル。1000度の高温で焼き上げた竹の炭で二度ろ過させ、雑穀や不純物を除去したもので、女性達にも好んで飲まれています。

☆ナビ子さん:口当たりがよく、飲みやすいです。
★デザイナーA子さん:アルコールの味はあるけど、まろやかでさらっとしています。
◇もぎたて:コーラで割ると、ちょっとしたカクテルになります。
ジンロソジュ(真露焼酎)(真露/25度/1,200ウォン)
チャムイスルが発売される前まで韓国人の全面的な支持を受けていたお酒。お酒のダメなナビには‘臭いはきついし全身身震い(?)のするお酒’ですが…(^^;;)。93年に発売された真露焼酎は、最高のお酒として認められ、今でも‘伝統焼酎の味’と呼ばれています。(ほんとに多くの人たちから愛されているお酒です。)

☆ナビ子さん:焼酎風。昔からある焼酎の味。
★デザイナーA子さん:甘さはない。
ミソジュ(斗山/1,200ウォン)
2年間熟成した米の原液を材料に造られたミソジュは、ソフトで澄んだ味が特徴。女性向けの焼酎として焼酎の中では最もマイルドだという評価を受けており、焼酎特有のきついアルコールの臭いもなく飲めば飲むほど澄んだ味を味わえます。

☆ナビ子さん:greenよりは甘味がない。
★デザイナーA子さん:少し辛味がある。
グリンソジュ(斗山/1,200ウォン)
テグァンリョンのふもとのきれいな水で造り、ソフトで澄んだ味を楽しめるグリンソジュは、焼酎本来の味ともいえる焼酎です。最も基本的なお酒としてプレミアム焼酎に比べるとちょっぴりきついです。

☆ナビ子さん:味が濃い。さすがはgreen。
★デザイナーA子さん:でも、甘味もある。
チョンニョネ アッチム(ポヘ/23度/1,200ウォン)
飲むとソフトでマイルドなアルコール度数23度の‘チョンニョネ アッチム’は、ポヘが新しい1000年を迎えるにあたって開発した、マイルドで澄んだ味を持つ焼酎。
特徴として、昔焼酎を造る時に使用していた黄土陶器ろ過を通して酒造され、他の焼酎とはちょっぴり違います。

☆ナビ子さん:「カー?ッ」と来ない。
★デザイナーA子さん:水に近い味で、口当たりがやわらかい。
レモンソジュ(1,500ウォン)
焼酎にレモンの香りを加えたレモンソジュは、とっても飲みやすく女性に人気のお酒。居酒屋でもレモンソジュを作って販売をしたりしていますが、やっぱり女性への人気高。焼酎の臭いがあまりせず、お酒のダメな人も楽しんで飲めます。それ以外にはキュウリ、チェリー焼酎など、酒類も豊富です。

ヘルシーで味もグッド!な伝統酒

チョンハ(清河)(斗山/14度/1,850ウォン)
始めと終わりがとっても軽いという斗山のチョンハは、韓国を訪問したフランス女優、ソフィー・マルソーもお気に入りのお酒だそうです。ソウルでは、焼酎よりも臭いが少なく味は軽いということで女性が好むお酒ですが、日本のお酒と比較してみると、味はマイルドで臭いはちょっと強いようです。

☆ナビ子さん:口当たりがいいし、辛くも甘くもないです。女性にオススメ。
★デザイナーA子さん:お葬式に飲むような、一般的な日本酒の味。
ペクセジュ(百歳酒)(3,500ウォン)
ペクセジュは、もち米・クコの実・ファンジョン・ツルドクダミ・熟地黄の5種類の漢方材料を使用して造られたお酒。単純にお酒というよりは、体を保護してくれる薬酒の性格が強いでしょう。ふたを開けると漢方薬特有の臭いがし、肝臓や胃にやさしいそうですから、お土産にもいいのではないでしょうか?

☆ナビ子さん:嫌みのない味。
★デザイナーA子さん:高麗人参のお酒みたいな、漢方薬みたいな・・・
メチスン(ポヘ醸造/14度/5,000ウォン)
よく熟れた梅を使って5年の熟成過程を経て造られるメチスンは、時間が生み出す絶妙な味と香りをもつお酒。熟成過程が長いことで口当たりもよく、たくさん飲んでも二日酔いになることは少ないでしょう。

☆ナビ子さん:日本の梅酒より甘味が少なく、さっぱりしています。
★デザイナーA子さん:梅酒です・・・。
マッコリ(600ウォン)
ちょっぴり酸っぱいような味のするお酒。素朴な庶民のお酒ということで高い薬剤を使っていたり、長い間熟成したりとかのろ過過程はありません。だからなのか、マッコリをたくさん飲むと頭がガンガン、胃はムカムカし、二日酔いになってしまします。みなさん、安いからといってガブガブ飲まないよう、気をつけてくださいね。

☆ナビ子さん:ヨーグルトのにおいがGOOD!でも、飲みすぎると足にきます・・・
★デザイナーA子さん:少々酸味がある。
◇もぎたて:サイダーと割るとぐっと飲みやすくなります。
ソルジュンメ(雪中梅)(斗山/5,000ウォン)
グリーンの瓶に梅がそのまま入っているソルジュンメは、斗山の高級感あふれる梅酒。最上級の梅を瓶の中にそのまま入れる技法で注目を浴びたこのお酒は、飲み終わるまで濃くてほのかに香る梅の香りとソフトな味を楽しめます。

☆ナビ子さん:梅の味がメチスンよりきつい
★デザイナーA子さん:日本の梅酒といった感じです。

*みんなもチェック!一体どこまで飲んでも大丈夫?

基準 : ソウルナビ(20代女性で同じ年ぐらいの韓国人女性と比べてみると、全然飲めない方)
生ビールなら1000cc、瓶ビールなら1本(普段は臆病。だけどビール1000ccぐらい飲むとどこででもいつでも歌を歌いながら家まで歩いて帰れるナビ…(^^;))

それでは、ナビぐらい飲める人を基準にしてチェックしてみましょう!
焼酎はどのくらい大丈夫?
半瓶ぐらいが適当です。焼酎1本の場合、焼酎用の小さなコップで7杯ぐらいになり、3~4杯ぐらいは気分よく飲めますが、それ以上になると翌日は…。焼肉屋さんなどに行くとビールよりも焼酎を飲む韓国人をよく見かけると思いますが、ビールをよく口にする日本とはうって変わって、韓国人は焼酎のほうが好きなようです。その上、油っこい料理にはカーッとくる焼酎がよくマッチするからでしょうね。最近では若者向けのマイルドで口当たりのよい焼酎もたくさん出ています。(おすすめ:ミソジュ、チャムイスル、チョンハなど…)
マッコリは?
マッコリは飲んだときはあんまり酔った感じがしませんが、飲んだ次の日にきます…。頭がガンガン、胃はムカムカ…!!でも昔から一般庶民のお酒だったため、今も販売価格が安く(600ウォン)おつまみもキムチさえあれば最高です。(だから、韓国ではお金のない大学生たちがよく飲むお酒です)旅行で来た20代の女性には個人的にはおすすめしたくないお酒ですが…。
チョンハ、ホンジュ(紅酒)、フンミジュ(黒美酒)は?
最近ではこういった伝統酒を楽しむ若者がどんどん増えていて、焼酎に比べるととっても飲みやすいです。味も少しマイルドで強いアルコールの臭いもありません。普段飲むよりもちょっぴり多めに飲んでも二日酔いになるとか頭が痛いといった症状はでません。でも、これらのお酒も度数が高いので、6杯ぐらいでストップすることをおすすめします。
*トンドンジュは?
具だくさんのパジョンと甘ったるいトンドンジュがとってもマッチしていてナビの好きなお酒ですが、皆さんはご存知ですか?ドンドンジュは伝統居酒屋に行かないと飲むことはできません。薄いベージュ色のお酒にご飯粒がプカプカ浮いているお酒で、マッコリのように酸い味はなく、甘ったるくて女性も好んで飲むお酒です。コップで飲むのではなく、丸い瓶に入ったトンドンジュをひさごのようなものですくって飲みます。他のお酒とは違って、伝統カラーがとても強いお酒です。適当量はこれも5杯程度。
*ビールや焼酎と食べるおつまみは?
ビールとよくマッチするのはやはりスルメ、ピーナッツ、ポップコーン、カッパエビせんのようなちょっぴり塩のきいたスナック。でも、居酒屋さんで飲むのなら、またまた話は変わってきます。大部分の人は、ピリッとするサザエの和えたものやフルーツをおつまみにします。また、焼酎だと、さっぱりしたチゲや具だくさんのパジョン。 それから韓国の居酒屋さんでビールをオーダーすると、カッパエビせんやポップコーンのようなおつまみはいくら食べても無料ですのでドンドン食べちゃってくださいね!
*ナビはお酒がダメな方ですが、みなさんはお手ごろで多様な韓国のお酒とおつまみをぜひぜひ楽しんでくださいね!(^^)以上、ソウルからナビがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-12-10

ページTOPへ▲

その他の記事を見る