韓紙工芸品づくり体験!

ひとりでも参加できる!韓国伝統の紙「韓紙」を使った工芸品を作ろう!

こんにちは!ソウルナビです。韓国旅行のスケジュールを立てるとき、文化体験を入れる方も多いですよね。例えば、地元の方のお宅に伺ってキムチや韓国の家庭料理を作ってみたり、またチマチョゴリを着て韓国の礼節を習ったり。そんな韓国の文化体験系に興味のある方へ、今日は韓国伝統の紙「韓紙」の工芸品作りを体験できるところをご紹介しましょう!場所はソウルの伝統通りとして知られる仁寺洞(インサドン)。ここに並ぶ韓紙工芸店で、短いもので10分、少し手の込んだものだと3~4時間で作れますョ!さっそく行ってみましょう!

韓紙(ハンジ)について
この「韓紙(ハンジ)」とはどんな紙かといいますと、別名「朝鮮紙」ともいわれ、楮や三枝楮の皮を原料に作った紙のこと。書道や韓紙工芸などの伝統芸術作品・工芸作品を作るときにも使われ、用途によって厚さや柄も違います。例えば、習字に使う半紙のように薄いものから、日本の和紙のような厚めのもの、さらにハングル文字が入ったものや天然の草花が混ざったものなど、カラーやデザインがほんとにたくさん。1枚、1枚、すべて手作業で作られるので、同じように作ってもまったく同じ色・質感のものを作るのは難しいそう。よ~く見ると、同じ紙でも少しずつ違い、まさに手作りのぬくもりが感じられるものばかり。

韓紙工芸品いろいろ
仁寺洞のお土産屋さんをのぞくと、韓紙工芸品がたくさん並んでいます。色といい柄といいカラフルなものが多く、コースター、多目的ボックス、ランプ、ペン立て、扇子、団扇、凧など・・・実用的なものから飾り物まで多岐に渡っています。さて、この美しい作品をお土産に買って帰るのもいいけれど、今回は自分で作った作品を持って帰ってはいかが!店頭に並んでいるような手の込んだ作品はできないにしても、自分で作ったものですからね。何よりも記念になると思いますョ!

■インサアートプラザ2・3階

仁寺洞のメインストリートの真ん中あたりにあるインサアートプラザ。ここはお土産屋さん、レストランなどがある文化複合ビル。この2、3階にある韓紙工芸店で商品の販売とともに講習・体験などを行っています。

韓紙追憶(ハンジチュオッ)-インサアートプラザ2階
−じっくり自分の韓紙作品を作ろう!
こちらのオーナーは韓紙工芸作家のオク・ファルランさん。作品活動をしながら、お店で韓紙・韓紙工芸品を販売、そして韓紙教室を運営しています。展示会なども行っていて、先日、日本で展示していたという作品もお店に飾ってありましたョ。こちらで旅行者が気軽に体験できる基本アイテムは写真フレーム、花鏡、コースター、筆立て、時計、6角宝石箱など。体験にかかる時間は乾かす時間も含めてすべて2~3時間ほどです。先生はなるべく時間に余裕を持って作品を作ってもらいたいと、旅行者には短時間でできるものをすすめているそう。ランプなどの手の込んだ作品は1日(5~6時間)かかるとのことで、希望の場合は可能だそうですよ。
☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆ ☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆ ☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆
☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆ ☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆ ☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆

☆お店に飾ってある作品※これは体験用ではありません☆

☆体験アイテム☆ ☆体験アイテム☆ ☆体験アイテム☆
☆体験アイテム☆ ☆体験アイテム☆ ☆体験アイテム☆

☆体験アイテム☆

住所:ソウル市鍾路区(チョンノグ)寛勲洞(クァンフンドン)21 インサアートプラザ2階 216
電話番号:02-735-2059
営業時間:11:00~18:00
休業日:旧正月、秋夕1~2日
日本語:不可
<2010.8.17

☆韓紙工芸作り体験☆
予約:体験希望日の1日前まで(ランプなどを作る場合は2日前)に予約をしましょう。※日本語が不可なので、日本から日本語での電話予約はできません。もし簡単なもので、また予約が込み合ってない場合は、直接お店に午前中うかがって予約をし、午後に体験することもできるそう。
体験可能人数:1~15人ぐらいまで
体験料(材料費込み):花鏡-5000ウォン/写真フレーム−6000ウォン/コースター・筆立て−4000ウォン/6角宝石箱−8000ウォン/三角宝石箱−10000ウォン/時計15000ウォン/ランプ−20000ウォン
所要時間:2~3時間(ランプなどは5~6時間)

ヨンナラ-インサアートプラザ3階
−いろんな伝統工芸体験ができる!
お店の名前を見ても分かるように、ヨンとは凧を意味する韓国語。つまり、こちらは凧作りをメインに韓紙工芸作品をつくっているお店。オーナーのパク・トクジュ先生も韓紙工芸作家の方で、作品づくりの傍ら文化体験教室にも力をいれているそう。こちらは韓紙体験というより、伝統工芸体験といえるほどアイテムが豊富。凧、仮面、扇子などの韓紙だけにこだわらず、コマに絵入れたり、チェギ作りなどの伝統あそび道具を作ったり。またハンカチの色染め、自然石鹸作り、ワイヤー工芸(アクセサリー)などもあります。中でも自然石鹸作りは日本をはじめ外国人観光客に人気だそうですョ。体験は人数が少ない場合はお店で行い、また団体の場合は、お店から徒歩5分ほどのところに体験場で行うそう。体験ではお店に飾ってある作品を作るのかと思ったら、飾りように掛けてあった小さなものでもかなりの技術が必要だとか・・・。
住所:ソウル市鍾路区(チョンノグ)寛勲洞(クァンフンドン)21 インサアートプラザ3階 316
電話番号:02-725-4403
営業時間:10:00~20:00
休業日:旧正月、秋夕各当日
日本語:不可
<2010.8.17>

☆韓紙工芸作り体験☆
体験できる工芸品:韓紙工芸品、凧、扇子、ハンカチの色染め、石鹸づくり、自然石鹸など。
予約:体験希望日の2日前までに要予約。
体験可能人数:1~100人ぐらいまで
体験料(材料費込み):基本的に5000~8000ウォン(品目によって違います。)
所要時間:約30分(ランプは4~5時間※品目によって多少違います。)

■韓国観光名品店

仁寺洞メインストリートの鍾路よりにある大きなビル。伝統工芸品を中心にお土産店が並んでいます。この2階にある「韓国ナラ」が韓紙体験できるお店。人数が少ない場合はお店で、また多い場合は建物2階のベランダを使って体験するそう。

韓紙ナラ(ハンジナラ)-韓国観光名品店2階
※京畿道の安山に移転。<2008.11.20>
−時間的に余裕のない方も気軽に挑戦!
こちらのオーナーは数々の受賞経験もある韓紙工芸作家チェ・ジヨン先生。自分の作品活動をしながらお店の運営、そして体験プログラムも行っているそう。こちらでもっとも簡単にできる韓紙工芸品は手鏡やミニランプ。体験にかかる時間は10~20分と他店にくらべるととても短時間で体験できます。そのほか、時間も余裕があるし、もう少し違うものが作りたいという方は、予約のときにスタッフに相談してみてくださいね。ちなみにお皿や額などは3~4時間ほどかかり、体験料は大きさやデザインによって違うそう。
住所:ソウル市鍾路区(チョンノグ)仁寺洞(インサドン)15番地 韓国観光名品店2階
電話番号:02-732-1399
営業時間:10:00~19:00
休業日:旧正月、秋夕各2日
日本語:可能なスタッフがいるそう

☆韓紙工芸作り体験☆
予約:体験希望日の3日前までに必ず予約をしましょう。
体験可能人数:1~20人ほど
体験料(材料費込み):手鏡-5000ウォン/ランプ−10000ウォン
所要時間:10~20分
どんな風にやるの?!
最後に伺った韓紙ナラのチェ・ジヨン先生に体験の流れをご紹介してもらいました。
手鏡もランプも10~20分しか掛からないとあって、作業はとっても簡単!お子さんでも安心して体験できるように、ランプの電線部分は最初から韓紙を貼りつけてありました。

<手鏡をつくる手順>
1.材料を準備します。

1.材料を準備します。

2.糊で韓紙を貼ります。

2.糊で韓紙を貼ります。

3.韓紙をキレイに貼り付けたら
4. 鏡と反対側に模様付けて 

3.韓紙をキレイに貼り付けたら 4. 鏡と反対側に模様付けて 

5.韓紙が終わったら

5.韓紙が終わったら

6. ガラスをはめ込み、 

6. ガラスをはめ込み、 

7. 刺繍の飾りを結んで、

7. 刺繍の飾りを結んで、

8. 乾かしたら完成! 

8. 乾かしたら完成! 


ん、これなら家族連れでも楽しめそうですね。そのほか、もう少し高難度のものもあるので、興味のある方は是非挑戦してみてくださいね。また韓紙工芸づくりを体験したあと、もっと作ってみたい!という方は、材料を買って帰っていかれては?!仁寺洞の韓紙専門店に行くと、自分で作りたい人用の手作り材料なども扱っています。お店の方に聞きながら、自分の好きな韓紙とその他の材料を買って日本でさらにもう一品!作ってみてはいかがでしょうか?!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-06-22

ページTOPへ▲

その他の記事を見る