みぽりん@そうる.com・第21回「みぽりん特製の『サムゲタン』を作ってみよう

第21回「みぽりん特製の『サムゲタン』を作ってみよう

こんにちは。みぽりんです~
韓国旅行に来て、「これすごく美味しい」と誰もが唸るお料理にサムゲタンがあります。私の両親も初めてソウルに遊びに来た時、サムゲタンをご馳走したんですが、あまりの美味しさに、その安さ、姿形にビックリしていました。そんな韓国の夏を代表するお料理を家庭で作ってみましょう!!
{材料}
若鶏  一羽
もち米  1カップ(無かったお米でもオーケー)
ニンニク 2,3片
干した棗の実 2,3個
人参 少々
栗 少々
出来れば圧力鍋
お店で食べるサムゲタンは、比較的大振りなものが多いですが、家庭で作るときはなるべく小振りのものの方が肉が柔らかくて美味しいです。韓国で買う時は「サムゲタヌル、マンドロヨ」と言うと、とても奇麗にさばいてくれます。
{作り方}
上記の材料をキレイに洗ってから鶏肉のお腹に全ての材料を詰めます。この時欲張って沢山入れすぎると、鶏のお腹が閉まらなくなってしまうので、少なめに詰めるのをオススメします。そして最後に中身が飛び出さないように、爪楊枝で鶏肉のお腹をしっかり縫い合わせます。更に鶏の足をクロスさせるのも効果的ですね。そしてお水をひたひたになるまで加えて、強火で10分、弱火で30分ほどトロトロと煮込みます。
それからサムゲタンを作る際には、是非とも圧力鍋を使うことをオススメします。みぽりんはいつもこれで失敗するのですが、「大丈夫。ケンチャナヨ~」とタカをくくって圧力鍋を使わないと、鶏肉が煮えるまでに余りにも時間が掛かってしまい、結局鶏肉のお腹が破裂してしまいます。そして中身が外に出てしまうと、当初の予定とは全く違った「サムゲタン風鶏粥」になってしまうのです。 圧力鍋は韓国で購入されるなら3万ウォン前後とお手軽なお値段です。このように韓国の肉料理には圧力鍋は必需品ですので、これから韓国料理にトライしてみようという方は、是非とも1つ購入されたらいいと思います。
みぽりんはしょちゅう失敗ばかり繰り返して「サムゲタン風鶏粥」ばかり作っていたので、我が家で「サムゲタン」というと子供たちは「鶏粥」だと誤解してしまっています。間違った文化を伝えちゃいけないですが、どちらも中身は同じなので、まあいいということにして。。。それにお母さんが日本人だから許してね~
こうやってお腹が開いた状態で煮ると、必ずお粥になってしまいます。でもこれも結構美味しいのよ。
出来上がった「みぽりん特製サムゲタン風鶏粥」。本当はお汁が透き通らないといけないのに、お米が溶けて濁ってしまいました。これを食べるとき注意することは、最初に鶏のお腹を閉めた時に使った爪楊枝の数を確認しておいて、必ず食べる前に取り出すこと。そうしないと鶏の骨と間違えて「ガリッ」とかじったり、口の中に突き刺ささってしまいます。
この日も完全なサムゲタン風鶏粥になってしまいました。が。。考えようによってはこれもなかなかいけるのです。例えば鶏二羽で4人がお腹いっぱい食べられるとか、肉嫌いの子供もお粥と一緒に食べてくれるとか、お粥の栄養価が高いとか、、、
もっとじっくり煮込むと、肉が骨から分離して、骨だけが奇麗にとりだせるようになりますが、これは一般のお鍋を使って作ったので、分離状態が良くありません。ちょっともったいないですね。
このようにしてちょっと失敗気味のサムゲタン(?)ですが、お味の方は驚くことにお店で味わった以上の味が楽しめます。ちょっと意外かも知れませんが、サムゲタンはとてもシンプルなお料理なので、キムチやチゲ料理に比べると、実に簡単に作れるんです。何と言っても韓国料理を作る際に一番難しいのは真っ赤な唐辛子の粉と唐辛子味噌、ごま油といった日本料理にはあまり登場しない薬味を如何に駆使するかなんです。ですからこのように白いお料理は、ただ詰めて煮るだけなので作りやすいんですよね。それでは皆さんもみぽりんに倣って、美味しいサムゲタン(#鶏粥)を作って見て下さい。では~~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-08-24

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