コーミィの国立古宮博物館で伝統文化体験してきました!

宮中料理のビビンバ作り&朝鮮王朝の調度品を石鹸で再現!

みなさん、こんにちは。コーミィです。
ソウルへ旅行に来たら必ず一度は訪れる景福宮ですが、景福宮のすぐお隣には国立古宮博物館が並んでいます。こちらの博物館には朝鮮王朝時代の生活や文化を垣間見れる当時の調度品の数々が展示されていて、王族達が使用していた品々を直接目にすることができます。国立古宮博物館では見学だけではなく、宮中料理を学べる文化体験プログラムを開催中です。今日はこのプログラムに参加して当時の王達が食していたお料理を実際に作って食べたり、天然石鹸で昔の遺物を再現して朝鮮時代の面影を感じてみたいと思います。外国人のための特別講座にお邪魔してきましたので、さっそく行ってみましょう!

宮中料理を作ってみよう!

コーミィの国立古宮博物館で伝統文化体験してきました! コーミィの国立古宮博物館で伝統文化体験してきました!
講師の先生をお迎えし、韓国語で説明を聞きながら直に教わります。今日教えていただく宮中料理は『 ビビンバ 』です。
えっ!?庶民の味だと思っていたビビンバが宮中料理?・・・と意外に思ったコーミィですが、朝鮮王朝の王族達が食していたれっきとした宮中料理なんだそうです。ご先祖へのお供え物として作ったジョン(野菜や魚のピカタ)や野菜のナムルを細かく刻んでご飯と混ぜたものがビビンバです。
先生の教えを忠実に細かくメモを取ってきましたのでレシピをご紹介します。みなさんもぜひ試してみてくださいね。
           ◆ビビンバ材料◆
・ごはん                       茶碗4杯
調味料A:牛ひき肉&干し椎茸用
(醤油大1、砂糖小1/2、おろしニンニク大1、刻みネギ小2、ゴマ油小1、ゴマ小1、黒胡椒少々)
・牛ひき肉          100g
・干し椎茸          3枚
・きゅうり          1本
調味料B:トラジ(キキョウの根)&ゴサリ(わらび)用
(醤油小2、おろしニンニク小2、ゴマ油小1、ゴマ小1)
・トラジ(キキョウの根)  100g
・ゴサリ(わらび)      100g
調味料C:豆もやし用
(おろしニンニク小1/4、刻みネギ小1/2、ゴマ油小1/2、ゴマ小1/2、塩少々)
・豆もやし                         100g
・白身魚の切り身              100g
・干し昆布                          10 cm
・卵                          2 個
調味料D:薬コチュジャン用
(牛ひき肉大2、おろしニンニク小1、刻みネギ小2、ゴマ油小1、砂糖小1、コチュジャン1カップ、水大2、水あめ大1、松の実)

◆ビビンバの作り方◆

①牛ひき肉と水で戻して刻んだ椎茸を調味料Aで漬け込む

①牛ひき肉と水で戻して刻んだ椎茸を調味料Aで漬け込む

②きゅうりの皮をむき半分に切って薄切りし塩を振っておく

②きゅうりの皮をむき半分に切って薄切りし塩を振っておく

③トラジ(ききょうの根)とゴサリ(わらび)は塩もみして水気を切った後、調味料Bで下味をつける ③トラジ(ききょうの根)とゴサリ(わらび)は塩もみして水気を切った後、調味料Bで下味をつける

③トラジ(ききょうの根)とゴサリ(わらび)は塩もみして水気を切った後、調味料Bで下味をつける

④冷たい水が入った鍋に塩少々を入れ蓋をして10分ほど豆もやしを茹でる
水気を切った豆もやしを調味料Cで味付け
⑤白身魚に塩胡椒を振り水気を切ったら、小麦粉→溶き卵→弱火で焼く→冷めたら一口サイズに切る
⑥多めの油で昆布を素揚げし細かく砕いておく

⑥多めの油で昆布を素揚げし細かく砕いておく

⑦卵を白身と黄身に分けて薄焼きし冷めたら細切り

⑦卵を白身と黄身に分けて薄焼きし冷めたら細切り

⑧きゅうり→トラジ(キキョウの根)→ゴサリ(わらび)→牛肉の順に色の薄いものから炒める ⑧きゅうり→トラジ(キキョウの根)→ゴサリ(わらび)→牛肉の順に色の薄いものから炒める

⑧きゅうり→トラジ(キキョウの根)→ゴサリ(わらび)→牛肉の順に色の薄いものから炒める

⑨調味料Dをお鍋で炒めて薬コチュジャンを作る

⑨調味料Dをお鍋で炒めて薬コチュジャンを作る

⑩ごはんに塩少々とごま油小1を入れて混ぜる

⑩ごはんに塩少々とごま油小1を入れて混ぜる

⑪魚のジョン以外をご飯に混ぜる

⑪魚のジョン以外をご飯に混ぜる

⑫最後にきれいに盛り付けて昆布を振りかける

⑫最後にきれいに盛り付けて昆布を振りかける


先生から調理方法を学んだ後は、各グループに分かれて実際に自分達で作ってみました。白身魚のジョンが入ったビビンバを初めて食べたのですが、やさしい味でとてもおいしかったです。
白身魚以外には、豆腐、かぼちゃ、キノコ類を使ったジョンを使ってもできますよ。

さてさて。
宮中料理のビビンバをお腹いっぱいいただいた後は、第2部に移ります。この後は楽しい石鹸作り体験が待っています♪

天然石鹸を使って王族の遺物を作ってみよう!

場所を移動して体験学習室にやってきました。
朝鮮時代の歴史を学んだ後、当時の遺物を石鹸で再現します。
<伝統文化体験・後半の流れ>
講義

石鹸作り

展示室見学

石鹸完成
道具類

道具類

香料、色素、オイル

香料、色素、オイル

石鹸の型

石鹸の型

◆天然石鹸作りに挑戦◆

①天然材料の石鹸の素を切る

①天然材料の石鹸の素を切る

②お鍋で溶かす

②お鍋で溶かす

③香料、オイルを好みで入れる

③香料、オイルを好みで入れる

④溶かした石鹸の素を注いで混ぜる

④溶かした石鹸の素を注いで混ぜる

⑤型に流し込む

⑤型に流し込む

⑥冷蔵庫で20分ほど冷やす

⑥冷蔵庫で20分ほど冷やす

石鹸が固まる間に博物館内を見学。
事前に講義を受けてから見学したので、王族が愛用していた品々に愛着を感じ、何だか感慨深いものがありました。
こちらは当時の皇帝が使用していた車です。実はこの車を模って石鹸にしました。他には桃の形の容器と象の置物を再現。
どれもかわいくできました~!
みなさん、いかがでしたか?
この国立古宮博物館で行っている宮中料理教室は3ヶ月課程で学べるそうですよ。短期留学で来ている方には韓国語を勉強しながら宮中料理も学べて一石二鳥。詳しくはホームページをチェックするか電話で問い合わせてみてくださいね。
以上、コーミィがお伝えしました!

<国立古宮博物館>
住所:ソウル市鍾路区サジク路34
電話:02-3701-7500
ホームページ: http://gogung.go.kr/ (韓国語、日本語)
開館時間:平日午前9時~午後6時/土日祝日午前9時~午後7時(閉館1時間前まで入場可)
休館日:毎週月曜日
料金:無料(韓国博物館開館100周年を記念し実施中)

◆行き方◆
地下鉄3号線景福宮駅5番出口すぐ

★宮中料理体験プログラム★
電話:02-3701-7648
<3ヶ月課程>
対象者:一般の人どなたでも
毎週金曜日午後2時~3時半/午後6時半~8時
3ヶ月単位で運営(1~3月、4~6月、7~9月、10~12月)
申し込み方法:韓国語ホームページから申請(先着順)
料金:3ヶ月単位15万W前後(時期により違います)

<1回親子課程>
対象者:親子(小学校4年生以上のお子さんとその親)
第2、4週土曜日午前10時~12時
申し込み方法:韓国語ホームページから申請(先着順)
料金:4千W~1万5千W(料理により違います)

★天然石鹸作りプログラム★
電話:02-3701-7645
対象者:親子(満6歳以上のお子さんとその親)
第2土曜日午前10時~12時/午後2時~4時
申し込み方法:韓国語ホームページから申請(先着順)
料金:2千W

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-06-03

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