♪いつものよ~に幕~が開~き ( by ちあきなおみ )
♪いつものよ~に幕~が開~き ( by ちあきなおみ )
と言うことで、2012年は世間が忙しくなる師走の半ばにソウルへ行き、やっと去年の任務を完了しました。今回はソウルに2泊、そして8年ぶりに会うチングを訪ねて仁川市内に1泊。ただ、ソウルは前日まで氷点下の極寒、それでも普段の行いがいいのかどうなのか?? 初日は最低気温3度、最高気温が8度と冬晴れの恵まれた天候になりました(万歳)。
それでは、夫婦で行くB級グルメ・B級ショッピング旅の始まりで~す!!
1日目 12月15日(土)
関空発、初ピーチです
つい最近、関空にLCC(格安航空)のピーチアビエーション専用の第2ターミナルが誕生しました。いつもの第1ターミナルから徒歩5分、そしてそこからバスで10分弱。こじんまりしたターミナルですが、わりとゆったりしていて使いやすい雰囲気(快)‥‥まずは、腹ごしらえをしてから出発です。
ホテルの窓から撮った東大門(裏側)
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ボロさ古さが気にならなければOKです
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早速の晩ご飯は私たちの大好きな“おっ肉~”(嬉)
今年のソウル初ご飯に選んだのは、ナビの口コミでもなかなかそそられるお店、鍾路5街(チョンノオーガ)駅近くにある“ホソバンカルビ・ユッケチョンムン”。店内に入るとすぐ右側にはショーケースがあって、肉売り場になっています。入店は19時頃で店内は大忙し、席が1つ空いたばかりで片付けのため少し待たされてからの着席となりました。注文したのは、コッサル49,000ウォン(500g)。そして、生レバーとセンマイ5,000ウォン。その他、いろいろ出てくるバンチャン(サービスのおかず)の中でも、後半にはユッケが登場。そうです、今では日本から消えてしまったこれらの生のブツ‥‥肉好きの私たちにとってはこの上ない至福の一時でした。ビール2本と焼酎1本で65,000ウォン也。
晩ご飯は、第2ラウンドへ
鍾路5街から地下鉄を乗り継いで乙支路3街駅へ。この駅周辺にはコルベンイ(つぶ貝の甘辛あえ)を食べさせる店がひしめく“コルベンイ通り”があります。その中の“プンナムコルベンイ”というお店に入ってみました。
日本では「ビールに枝豆」と言うように、韓国にも「サムギョプサルに一杯のソジュ(焼酎)」「コルベンイに一杯のビール」と言う言い回しがあるようです。
そんなコルベンイを久しぶりに食べたのですが、注文すると小さなサイズがなく、この店では大きさが1種類とのことで結構な量の一品が登場(ゲゲッ)。かなりお腹が膨らんでの2食目だったため残してしまいましたが、無類の辛いもの好きの私でもヒーヒー唸るような辛さでした(汗)。ビール2本を頼んで締めて28,500ウォン也。
乙支路3街コルベンイコルモッ
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コルベンイには、辛さを中和する卵焼きが付きものです
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イッツァショッピングタイム カジャ(行こう)!!
コルベンイの店から5分も歩くと、明洞聖堂のある明洞キルに出ます。1年ぶりの明洞、また新たなコスメショップが少し増えているのかな?とりあえず、1日目は屋台をひやかしながら偵察程度に歩き回ってきました。
23時を回り、次はロッテマートでお土産ショッピング。いつものように、お菓子・ラーメン・酒・缶詰等々を買い込み、タクシーで戻った後は、ホテルの部屋でビールとマッコリで小宴会を開いたのでした‥‥チャルチュムセヨ(おやすみなさい)‥‥。
2日目 12月16日(日)
アートな気分で大学路(テハンノ)をお散歩で~す
昨夜買ったコーヒーと菓子パンで朝食を済ませ、10時頃ホテルを出発して向かったのは地下鉄4号線の恵化駅(東大門の1つ隣の駅)。ここに昔ソウル大学があったことから、この辺りは大学路と呼ばれます。観光書籍でも人気のスポットなのですが、何故かこれまで行きそびれていた場所なのです。訪れた目的は、街の中にさりげなく主張しながら存在する芸術たちを1度見てみようと思ったから。
お昼ご飯は冬にぴったりのアレ 私の大好物!!
お昼は大学路で食べようと思っていたのですが、日曜日で開いているお店が少なく、また私たちの食のレーダーに引っかかるお店もなかったので明洞へ出ました。いろいろ考えたあげく、まだ行ったことのない明洞参鶏湯に入ってみました。ここのスープはさっぱり薄味で関西人の私たちにとっては普通にマシッソです。また、うれしかったことにサービスの朝鮮人参酒が徳利で出てきたのでたっぷりと堪能できたのでした。
参鶏湯と鮑粥、ビールが1本で締めて31,500ウォン也
16時 ちょっと早い晩ご飯へ カジャ!!
明洞でたっぷりとショッピングした後、鍾路3街へ。この駅のすぐ側にはクルポッサム(生牡蠣と豚の野菜包み)を食べさせるモクチャコルモッ(食べ物通り)があります。私たちはこの通りに入り、即決で、すぐのところにあるカボチャクルポッサムに入店。この辺りの店では、クルポッサムを頼むとバンチャン(おかず)にカムジャタンがついてくると聞いていたのですが、出てきた鍋にはジャガイモは入っていません。言い換えるなら、カムジャタンではなくピョダギヘジャングがついてくるということのようです。
クルポッサム(小)、ビール2本に焼酎1本で締めて31,000ウォン也
とっても優しいアジュマでした
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クルポッサムに暖かい鍋 いいですよ~
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東大門ショッピングの後は1年ぶりにあの店へ カジャカジャ!!
一旦ホテルに戻り、まず光煕市場(クァンピシージャン)に毛皮製品を見に行ったのですが、日曜日の19時前だったのでまだ開いているお店がチラホラ。また、マックスタイルが休みだったので、いつものドゥータに行きお買物。去年とは違い、今年は嫁に似合いそうな服が結構あり、充実のショッピングとなりました。
去年撮った写真です
その後、広蔵市場まで歩いていつもの屋台軍を偵察。そして、東大門に戻る途中にある「チョンジュオクトルジョン」へ、去年に続き2度目の入店です。ところが、到着すると外の照明が消えており、もう閉店の様子。閉店時間は22:30とのことだったのですが、時間はまだ22時丁度。でも、中に灯りがみえるので一応ドアを開けてみる。と、すでに仕事を終えた社長とアジュマ、女性店員が3人で食事をしていました。もうダメなのかとの問いに最初は渋っていたものの、そのうち「いいよ」と言い始め、店内の電気をつけてくれる。そして、社長が近づいてくると私の顔を見て気づいたようで、笑顔で握手を交わすこととなる。というのも、実は去年一緒に撮った写真を欲しいと言うので、日本に帰ってから送っていたのです。社長は、その時の写真をアイフォンの画面に映して見せてくれました。
やっぱりここの海鮮石焼は日本人好みの逸品です。ビールと焼酎、海鮮石焼2つで締めて27,000ウォン。
数々のバンチャンが並びます
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海鮮石焼は自分で味を調整して食べます
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その後、コンビニで翌日の朝食やビール、つまみ等々を買って帰り、ホテルの部屋で仕上げの小宴会を催しました。アンニョ~ン!!
3日目 12月17日(月)
東大門ホテルをチェックアウトし、仁川へカジャ!!
10時過ぎに東大門ホテルをチェックアウト。滞在中、韓国内で市外通話を、また日本にも電話をしたのですが、チェックアウト時にサービスと言われ請求されず‥‥ネット予約で安い上に…本当にいいのかと思ってしまう。
地下鉄に乗って仁川方面に向かい、仁川地下鉄1号線の間石(カンソク)オゴリ駅近くにある仁川ロイヤルホテルへ。まだ、12:00にも関わらず、チェックインOK。そして、そこで8年ぶりにチングのKさん夫妻とご対面。
お昼ごはんは、チャジャン麺 発祥の店でホンマ物を
Kさん夫妻は、5年前に引っ越したそうで、ホテルからすぐ近くの34F建ての億ション(ウォンで)の26Fに住んでいます。その豪華なお宅にお邪魔してお茶をよばれた後、みんなで仁川の中華街にある“共和春(コンファチュン)”で昼食。ゴチになりました(感謝)。
チャジャン麺発祥の店“共和春”
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噂のチャジャン麺
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チャンポンも人気のようです
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ツーショットです は~い!キ~ムチ!!
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仁川といえば海産物~仁川総合魚市場を見学~
有名な観光地、月尾島(ウォルミド)をドライブし、向かったのは仁川総合魚市場。ここももちろん食堂があり、買ったものをその場で調理してもらい食べることができます。私たちは見るだけでしたが、Kさん夫妻はいろいろと買い込んでおりました。
8年ぶりの再会を祝してカニを肴に「ウィハヨ~!!」
その後、車で仁川の新都市をぐるっとドライブ。昔はのどかな雰囲気が街全体に広がっていたのですが、今では仁川国際空港まで大きな橋がかかり、いくつもの高いビルが建ち並んで、最近の仁川の変わりようには本当にびっくりクリクリです。
本日の晩ご飯は、松島(ソンド)にあるコッケッチムコルモッ(松島ワタリガニ通り)へ。数あるお店をいろいろ偵察した結果、車が停めやすくて入りやすそうな“ソンシンケジャンコッケッチム”というお店に入ってみました。
ここまで来る途中、むかし通いつめた焼き肉店“景福宮”(ソウルの景福宮とは別経営)の前を通りましたが今でも健在です。ここは割りと安くて豪華に食事ができ、仁川でお薦めできるNo.1の焼き肉店です。
ケッチム(大)90,000ウォン、カンジャンケジャン20,000ウォン、アグチム30,000ウォン、ビール3本、マッコリ1本、焼酎4本、締めて166,000ウォン也
仁川の夜 コンドレマンドレでカラオケ三昧
お酒を飲まないK夫人の運転でホテルに戻り、歩いてすぐのところにあるノレバン(カラオケ)へ4人で入店。ぐいぐいお酒を飲みながら、韓国の唄、日本の唄、それぞれの持ち歌を熱唱!! 焼酎?本、ビール??本、締めて87,000ウォン也。
ホテルの部屋に戻ったのは午前様。記憶がところどころしか残っていません(汗)‥‥チャルチャヨ。
これは東大門にあるノレバンの看板です
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2人そろってコンドレマンドレ(ぐでんぐでん)
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3日目 12月18日(火)
モレネ市場で最後のショッピング
10:30にKさんが車で迎えに来てくれる。昨夜はあれから帰って、市場で買った魚をあてに焼酎を1本半飲んだとのこと。韓国人の酒の飲みっぷりには脱帽です。
計画では昔よく行ってた新浦洞の市場で買物をするつもりだったのですが、新浦洞市場は最近少し陰りが出てきているとのこと。なので仁川中心部にあるホテル近くのモレネ市場へ案内してくれる。ここで、海苔、缶詰、酒、日本に帰って食べる今日の晩ご飯等々、2時間ほどショッピングを楽しむ。
市内から仁川大橋を渡って空港島へ
本当に便利になったものです。以前は空港から市内までバスや車で遠回りをしながら1時間ほどかかっていたのに、今では海の上を走行可能。橋の長さ18.2Km、所要時間15分。
空港島の中にあるお店でヘムルカルグクス(海鮮うどん)をガッツリと(美味)
最後の韓国メシ、仕上げはヘムルカルグクスで。この辺りにはチョゲグイ(貝焼き)のお店や海鮮を食べさせるお店がいくつか集まっています。その中でKさんお薦めの“ファンフェヘムルカルグクス”というお店に入店。仁川空港から近いし、海沿いという抜群のロケ-ションなのですが、いかんせん車でないと来れないので、ほとんどがジモピーです。ただ、来年島内にモノレールがオープンし、すぐ近くに駅ができるらしい。だから、観光客にとってとても便利になります。そして、そのモノレールですが、島内にあるカジノの関係で無料で利用できるらしい。ホンマかいな??
ヘムルカルグクス7,000ウォン×3人前、焼酎1本で締めて2,4000ウォン也。ゴチ(感謝)。
別れの仁川空港(涙)
いつもながら寂しい時間がやって来ました。でも、今回の旅はなかなかいい買い物ができ、久しぶりのチングにも会え、食べて飲んでさわいでとても楽しい旅でした(万歳)。
また、噂は聞いていたのですが、様変わりした仁川の街は昔の田舎臭さが抜けてずいぶん都会になった気がします。ただ、ソウルにしてもそうですが、高層ビルが立ち並ぶ近代的な町並みがある一方で、バッラックでできた貧粗な住宅や昔ながらの市場があり、日本以上の格差社会のように感じます。でも、私たちはそんなアジアチックな韓国が大好きなのです。
また、2013年も食べに来るゾ~
ウリエマシンヌンソウル オレドカムサンミダ!! アンニョン~!!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-01-17