豊かな自然にとってもおいしい地元の郷土料理・・・旌善アリランで有名な旌善へ1泊2日の旅!
こんにちは!ソウルナビのゆうこりんです。先日、ゆうこりんは語学堂の卒業旅行へ参加してきました!行き先は江原道(カンウォンド)旌善(チョンソン)!旌善は韓国の北東部にあって、韓国の民謡アリランの一種である旌善アリランがあることで有名な街なんです~地方旅行と地方の郷土料理が大好きなゆうこりんは行く前からわくわく^^ それでは、さっそく卒業旅行をレポートしたいと思います!
旌善ってどんな所?
旌善(チョンソン)はソウルからバスで約3時間ほどの江原道の南部の高山部に位置する自然豊かな町。人口は約4万人ほどの小さな街ですが、四季を通して楽しむことができるレジャー施設や韓国伝統民謡の旌善アリランなど、江原道の豊かな自然や魅力的な文化がつまった街なんですって。毎年韓国全土から多くの観光客が訪れているとか。そして実はあの俳優ウォンビンはここ旌善の出身だそう!^^
ソウルからバスで約3時間!
今回は卒業旅行のため、学校前に集合し手配されたバスで旌善まで向かいます。個人で行く場合はバスを利用すると便利ですよね!ソウルから旌善までは、東ソウルバスターミナルから市外直行バスが1日10本運行しています。また毎月2と7が付く日に開かれる旌善5日市場が開催される日は、国鉄清涼里(チョンニャンニ)駅から旌善まで直行の観光列車も運行されています、(でも観光列車の切符はすぐに売り切れてしまうそうなので、事前に予約することをオススメします^^)
出発~!
それではバスに乗り、いよいよ出発~!!8時50分と朝早い集合だったため、バスに乗ってすぐに就寝・・・そして約1時間半後、江原道原州(ウォンジュ)の文幕(ムンマク)休憩所に到着。韓国の休憩所なんてめったに来ることがないので、一気に目も覚め大興奮!みんなでバスを降り、向かったのはもちろん食べ物コーナー!タッコチ(焼き鳥)にハッバー(魚介の練り物を揚げたさつま揚げのようなもの)にホドゥカジャ(くるみまんじゅう)・・・どれも食べたーいと迷いつつも、休憩所では定番らしいホドゥカジャとじゃがいも揚げに決定!おいしい~こういうところで食べるとおいしさが倍増しますよね☆
もちろん軽食コーナーだけでなく、食堂やカフェやハンバーガー屋などもありました!そしてなんとこの文幕休憩所にはアウトレットまで!休憩所にアウトレットまであるなんてびっくり!休憩所で小腹を満たしたあとは、再び旌善へと出発しま~す。
旌善到着!アラリ村
さらに走ること約1時間半、ついに旌善に到着!まず初めにやってきたのはアラリ村。こちらでは庶民から両班(ヤンバン)といった 朝鮮時代の様々な階層の人々が住んだ伝統家屋が再現されています。アラリ村に着いてまずもらったのは・・・えっ商品券!?実はこれ、旌善アリラン商品券といって、地域経済活性化のために作られたもので、旌善郡にある観光関連施設で使える商品券だそう!きれいだから使うのがもったいないな~と思いつつ、お昼ごはん代としてさっそく使うことに。もちろんアラリ村の中でも使用できます!
ではでは、さっそくアラリ村の中に入っていきましょう~なんだか朝鮮時代にタイムスリップしたみたい!当時の雰囲気をそのまま感じられます!
アラリ村の中にある「文化解説者の家」では解説者の方による詳しい説明を聞くことができます。解説者の方から両班や昔の生活について学んだあとは、 「両班伝」で商人が受け取ったとされる文書をモチーフにした「両班証明書」に名前を記入してもらいました。これは いい記念に!
旌善5日市場散策&お昼ご飯!
お勉強をしたあとは?お腹がぺこぺこ~アラリ村を出てやってきたのは「旌善五日市場(チョンソンオイルジャン)」。なんとこちらの市場、5日おきにしか開かれないのです!毎月2日、7日、12日、17日、22日、27日に開かれ、 旌善の郷土料理や季節の特産品、旌善アリランを題材にした伝統公演など楽しむことができます。 市場が開かれるときは地元の住民だけではなく、全国からもたくさんの人が訪れるそう。旌善一の観光スポットです!
一歩市場に足を踏み入れると活気でいーっぱい!月に数回しか開かれないだけあって、今まで行った市場とは比べ物にならないくらいの活気と人で溢れています!市場には 旌善や江原道の特産品、新鮮な野菜や魚介類、そして名物の郷土料理がその場で食べられる飲食店があちこちに並んでいます。お腹がぺこぺこなのと市場が大好きなゆうこりんは大興奮!見てるだけでも楽しい~
お昼ごはんはもちろん、地元の郷土料理が食べられる食堂へ!どれもおいしそうで決められなーい!ってことで1つずつ頼んでみんなでシェアすることに。頼んだのは旌善名物の山菜コンドゥレ(朝鮮アザミ)をふんだんに使用したコンドゥレパッ(コンドゥレごはん)、 旌善名物のとうもろこし粉で作られた小さな麺が入ったオルチェンイグクス。ちなみにオルチェンイとは韓国語でおたまじゃくし。麺がおたまじゃくしのような形をしていることからこの名前がついたそう。さらにスープにそば粉(メミル)で作られたと寒天(ムッ)が入ったメミルムッサバル、そして江原道名物マッグクスの4品。どれも素朴な味でおいしい~!ちなみに人気投票をしたところ、コンドゥレパッが一番人気に!こちらで先ほどもらった旌善アリラン商品券を使用しました!
お腹いっぱいになったところで市場を散策~市場には新鮮な野菜や果物、魚介類、そして街の名産品がずらーり!お腹がいっぱいだったけれど、もちろん甘いものは別腹~ってことでススブクミ(アワの粉を練って鉄板上で焼き、中にあんこを詰めて半円状にして焼いたもの)、 スリチィ(ヤマボクチという葉)の若葉をまぜて 蒸したスリチィ餅、さらに写真にはないけどカムジャトッ(じゃがいも餅)、そしてとうもろこしで作られたマッコリもいただきました!どれもおいしかった~
スカイウォークと文化体験♪
おいしい郷土料理をたらふく食べた後は、アリヒルズにある展望台、スカイウォークへ! なんとこの展望台、全てガラス張り。まるで空中を歩いているかのよう。最初はとても怖かったけれど、慣れてくると景色を楽しめるように! 山や川など旌善の自然豊かな景色を一望することができます!本当に綺麗~!!
スカイウォークを後にして、今日の宿に移動~今回はペンションに宿泊です。ペンションは「トンガンハルミコッマウル」と呼ばれる地区にあります。ちなみにトンガンハルミコッとは世界唯一、韓国特産の植物に指定された旌善郡の郡花で日本だと近いのがオキナグサ。ペンションの周りも豊かな自然に囲まれていて、とっても気持ちいい~^^
荷物を置いたあとは、マウル内にある施設でカンジョン作り体験。カンジョンとは揚げ菓子の一種で韓国では昔から親しまれてきたお菓子のひとつ。今回はもち米と黒ゴマのカンジョンを作りました。作り方はとっても簡単!家でも作れちゃいそう^^ 味はとっても香ばしくて、おいしい~食べ出すと止まらない!
カンジョン作り体験をしたあと、次は本作り体験。今回はあらかじめ用意された材料を使用して作りました。糸で縫い合わせると完成!これで日記でも書こうかな~?
体験が終わると待ちに待った!?夜ごはんの時間!マウル内にある食堂でいただきます。メニューはタットリタン(鶏肉の甘辛煮)、チョンビョン(小麦粉などの粉を練って円状にして焼き、具をいれて巻いたもの)、そして春野菜のナムル。地元の食材を使用して作られた料理はどれもとってもおいしい!
食事が終わったら宿に戻り、市場で買ったお酒やお菓子などを食べながら宴会・・・結局寝たのは3時ごろでした。
■二日目■
朝は7時に起床。遅く寝たので眠たかったけれど、重い腰を上げて準備。そして朝ごはん!なんとマウルの住民の方たちに作っていただきました!朝採れたての有精卵の目玉焼きや新鮮な果物にパン、さらにドリップコーヒー。パンには手作りのりんごジャムとチョジョン(水あめのようなもの)を塗ってありました~自然の中でいただく朝ごはんはまた格別^^なんて贅沢~
おいしそうな目玉焼き~
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バナナにぶどう、オレンジ!
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奥に写っているのがりんごジャム(右)とチョジョン(左)
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自然を見ながら朝ごはん♪
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ご飯を食べたあとは、レールバイクへ! 国鉄旌善線の廃線のあと、残った線路を利用して復活させた「旌善レールバイク」。ちなみにレールバイクとはペダルを踏んで鉄道の上を走る四輪自転車のこと。壮大な山合いやトンネル、渓谷、田園風景が続く7.2キロの距離をゆっくりと走り抜けます。 実際に鉄道が走っていたので標識や踏み切りもそのまま残されている!その線路の上を走っているってとっても不思議な気分^^ 豊かな自然と風を感じられ、とっても癒される~!
レールバイクのあとは、昼ごはん!今度は地元の食堂「オクサンジャン」で名物コンドゥレご飯!昨日に続いてまたまたいただいちゃいました!それにしてもこのパンチャン(おかず)の量!!!地元の野菜をふんだんに使用した料理はどれもおいしすぎて、ついつい何回もおかわりしてしまいました・・・^^;
ご飯をたらふく食べ、今回の卒業旅行も終了です!バスに乗り、ソウルへ戻ります。睡眠不足&疲れていたのか帰り道の約3時間半、ずっと寝ていました・・・
卒業旅行の 旌善の旅、いかがでしたか? 豊かな自然にとってもおいしい地元の郷土料理・・・思い出しただけでまた行きたくなっちゃう!!今回の旅行で感じたのがマウルの人々や市場の人々など地元の人がみんなおおらかでとっても親切だったこと。初めて会ったのにもかかわらずにとってもよくしていただき、よく言われる韓国の「情」というものを感じることができました!ソウルとは違って時間がゆったり流れていて、本当に癒されたな~ソウルからちょっと遠いかもしれないけど、機会があれば是非旌善まで足を運んでみてくださいね!以上、 次はどこの地方旅行にいこうかな~?と思いを膨らませているソウルナビのゆうこりんでした。