2005年5月&6月の韓国映画!

カンヌが注目するキム・ギドク監督の最新作『ファル』&ホン・サンス監督の最新作『クッチャンジョン』公開!ソン・ガンホ&ユ・ジテ主演の期待作『ナムグッイルギ』はちょっと遅れて今月公開!

こんにちは!ソウルナビです。今年(2005年)の5月、6月に公開される韓国映画は全部で全10本ほど。中でも5月11日から開催されている世界の3大映画祭の一つ、"カンヌ映画祭"への出品作もいくつか含まれています。まず世界の様々な映画祭で受賞、注目を集めているキム・ギドク監督の最新作『ファル(The bow)』。この作品はカンヌの"Un Certain Regard部門"開幕作品。そしてホン・サンス監督の『クッチャンジョン(劇場前)』は前作『ヨジャヌンナムジャエミレダ(女は男の未来だ)』に続き" コンペティション部門"に出品。その他、5月初めから公開され週末予約率ナンバー1だった『ヒョレヌ(血の涙)』、そして全州国際映画祭閉幕作品として上映された『ナングッイルギ(南極日記)』も地元の期待作。ではまず4月公開映画の中で紹介できなかった作品からご紹介!
デンソエスンジョン(ダンサーの純情−http://www.sunjung2005.co.kr)

主演俳優 ムン・グニョン/パク・コニョン
監督 パク・ヨンフン
ジャンル コメディ/メロドラマ
上映時間 110分
等級 12歳以上
公開日時 2005年4月28日
昨年(2004年)公開の映画『オリンシンブ(幼な妻)』で大鐘賞映画祭新人賞を受賞した現役高校生、ムン・グニョン主演の最新映画。相手役は話題になったダンスミュージカル『土曜の夜の熱気』で主役を演じたモムチャン俳優、パク・コニョン。

【ストーリー】
3ヵ月後のダンス大会で初恋の人を忘れ、2年ぶりの再起を掛けるヨンセ。そのヨンセのパートナーとして中国にある朝鮮族自治州延吉からやってきたダンサーのチェリン。しかしチェリンは実は身代わりでダンサーではないことがバレ、飲み屋に売り飛ばされてしまう。だが踊りを習いたいと願うチェリンの真摯な姿に心を動かされ、ヨンセは彼女を連れ戻しダンスを教えることに。ヨンセの温もりを感じながら、ダンスの最高技をヨンセに習いたいと練習に励むチェリンだが・・・

ヒョレヌ(血の涙−http://www.bloodtears.co.kr)

主演俳優 チャ・スンウォン/パク・ヨンウ/チソン
監督 キム・デスン
ジャンル スリラー/ミステリー
上映時間 119分
等級 18歳以上
公開日時 2005年5月4日
『ソンセンキムボンドゥ(先生キム・ボンドゥ)』、『クァンボッチョルトゥクサ(光復節特赦)』、『クィシニサンダ(お化けが住んでる)』などコメディ俳優としても人気のチャ・スンウォンが久しぶりにシリアスな演技に挑戦!先日福島で行われたアンドレ・キムのファッションショーにも出ていたチ・ソンも出演!

【ストーリー】
李氏朝鮮時代の末期、製紙業で成長した孤島、トンファ島。ある日、朝廷に献上する製紙が船と共に焼けるという火災事件が発生。事件解決のために捜査官ウォンギュ一行がトンファ島に着いたその日に残虐な殺人事件が起こる。犯人不明のまま"血の涙が流れた"というウワサに島民は7年前に残虐刑を受けた一家の怨恨が祟ったのだと動揺し始める。事件の捜査が進む中さらに残酷な連続殺人事件が起こり、連続殺人事件と7年前の事件との関連を知ったウォンギュはさらに深い混乱に陥り・・・

ファル(The bow−http://www.cinus.co.kr/default.asp?movie_home=theBow )

主演俳優 チョン・ソンファン/ハン・ヨルム
監督 キム・キドク
ジャンル ドラマ/メロ
上映時間 90分
等級 15歳以上
公開日時 2005年5月12日
韓国の北野武?とも言われる映画界の異端児、キム・キドク監督の最新作。前作『サマリア』で主演したハン・ヨルムが今回も少女役で出演。第58回カンヌ映画祭の"Un Certain Regard部門"の開幕作品としてエントリー。

【ストーリー】
大海の真中に浮いている大きな船。老人が弓矢を使って釣人から少女を守り、毎日の生活を送っている。ある日、父親と一緒に釣りにきた大学生は老人の船で生活している少女の魅力に惹かれる。しかし老人の弓矢は大学生と少女が近づくのを黙ってみていない。7歳の時から老人の船で生活を始めた少女は10年間一度も外界に出たことがなく、まもなくその老人と結婚するらしい、という話を聞いた大学生は少女に新しい世界を見せたいと決心し、船に乗るが・・・

「ナングッイルギ」(南極日記)

主演俳優 ソン・ガンホ/ユ・ジテ
監督 イム・ピルソン
ジャンル ミステリー
上映時間 115分
等級 15歳以上
公開日時 2005年5月19日
南極の大自然が舞台の実話に基づいた映画。『殺人の追憶』、『JSA』、『シュリ』ソン・ガンホと『オールドボーイ』のユ・ジテ、両スターが出演で注目。

【ストーリー】
零下80度の極寒の中、昼と夜が6ヶ月ずつ続く南極で、隊長のチェ・ドヒョン率いる6人の探検隊員の目標は、"到達不能点"への挑戦。しかし、古びた旗と 80年前の"南極日記"を偶然発見した後から、彼らに奇妙な出来事が次々と起こる。隊員がウイルス症状で倒れ、交信が途絶えると同時に奇妙な映像と非常交信音が送信される。彼らに残された時間はあと15日。食料も尽きた状態で太陽が沈む前にここを脱出できるのか?

ヨネスルサ(恋愛術師−www.loveinmagic.com )

主演俳優 ヨン・ジョンフン/パク・ジンヒ
監督 チョン・セファン
ジャンル コメディ/ロマンス
上映時間 106分
等級 15歳以上
公開日時 2005年5月20日
『悲しい恋歌』でソン・スンホンの代役として出演したヨン・ジョンフンの最新主演映画。ちなみに彼は最近、韓国の美人女優ハン・ガインと結婚したばかり。

【ストーリー】
マジシャンという職業を生かし、いつもスペシャルテクニックで女をその気にさせるジフン。ある日彼は病院で美貌の歯科医に出会い、いつものように熱~い夜を過ごす。しかしその最中、昔の彼女とチョメチョメしている映像がインターネットで流れているという電話が。仕方なく昔の彼女、ヒウォンに事件のことを告げるジフン。結婚をまじかに控えたヒウォンもジフンと一緒に映像の発信地を探しに乗り出すが・・・

クッジャンジョン(劇場前−http://www.cinemastory.co.kr/ )

主演俳優 キム・サンギョン/オム・ジウォン
監督 ホン・サンス
ジャンル ドラマ
上映時間 89分
等級 18歳以上
公開日時 2005年5月27日
2004年カンヌ映画祭のコンペティション部門出品作、『女は男の未来だ』に続き、今年(2005年)のカンヌのコンペ部門に追加出品が決定したホン・サンス監督の最新作。

【ストーリー】
鍾路のとある劇場前(※シネコアです)。映画を観て出てきたばかりのキム・ドンスはいつもと違う今日を感じる。映画の主人公を演じた女優、チェ・ヨンシルが劇場前を通りすぎて人込みの中に消えて行き、先輩の映画を観に来たという同窓生に偶然出会い・・・同窓生と別れて鍾路へ歩いて行くと学生にサインをしているヨンシルが・・・追いかけて行くと劇中に出てきたメガネ屋さんでヨンシルがメガネを作っている・・・映画を観たためか?!と疑いながらも声を掛けてみると温かく答えるヨンシルが・・・

カンクンカジョク( −www.superfamily.co.kr)

主演俳優 シン・グ/カム・ウソン/キム・スロ
監督 チョ・ミョンナム
ジャンル コメディ
上映時間 -
等級 -
公開日時 2005年6月9日
離散家族もコメディに?

【ストーリー】
数十年一緒に暮らしてきた嫁に、北朝鮮に家族を残してきたと告白するキム老人。北朝鮮の家族に会うことを夢見ていた彼は、ある日足を踏み外して入院することに。そこで彼の末期の肝癌が発覚、家族は南北統一だけ望んできた父親に楽に逝ってもらおうと統一を装うことに。ところが家族の統一芝居に老人は奇跡的に回復、家族は本当のこと言えずに南北統一を装い続け・・・

ノクセクウィジャ(緑色の椅子 )

主演俳優 ソ・ジョン/シム・ジホ
監督 パク・チョルス
ジャンル メロドラマ
上映時間 98分
等級 18歳以上
公開日時 2005年6月10日
2005年サンダンス映画祭上映作品。

【ストーリー】
初めて会った瞬間から抑えきれない感情が湧き上がった32歳の離婚女ムニと19歳の青年ヒョン。お互いの気持ちに正直な2人の関係は逆援助交際という社会的な問題となってしまう。世間の視線とヒョンの将来への責任感にムニはヒョンに別れを告げる。しかし予想外の寂しさに耐えられず、結局2人は一緒に暮らし始める。2人きりで迎えたヒョンの二十歳の誕生日パーティー。この生活が永遠に続くと思われたが・・・

ヨネエモクチョク(恋愛の目的−www.todo-nottodo.co.kr )

主演俳優 パク・へイル/カン・へジョン
監督 ハン・チェリム
ジャンル コメディ
上映時間 -
等級 18歳以上
公開日時 2005年6月10日
『殺人の追憶』で容疑者役の澄んだ瞳が印象的だったパク・へイルと『オールドボーイ』でオ・デス(チェ・ミンシッ)の娘役カン・へジョンが共演。パク・へイルのコメディキャラに期待。

【ストーリー】
彼『今日新しい実習生に完全にやられた!正直に答えて何が悪い?!"一緒に寝たい"と言っただけで変人扱い。どんどん引いていく彼女には参った~俺がいつ結婚しようって?だた付き合おうっていうのに何なんだまったく!』。 彼女『2人だけで一杯飲もうって言ったら"一緒に寝よう"って?!会って間もないのにふざけるな!"じゃあ50万ウォン出せ!"って言ったら完全にびびってた。この男なかなかかわいいとこあるじゃない!』。
最後にカンヌのニュースとしてもう1つ!日本でももう観られた方もいると思いますが、前回紹介したビョン様主演の『タルコマンインセン(甘い人生)』もカンヌ映画祭の"アウト・オブ・コンペティション部門"に出品されています。また、今回ご紹介した映画の中では、『ナムグッイルギ(南極日記)』が今年の8月頃日本で公開される予定だそうです。まだ公開規模などは決定してないそうですが、皆さんもチェックしてみて下さいね。以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-05-13

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