アイスホッケーアジアリーグ・プレシーズンゲーム「アニャンカップ2008」観戦!

リンクは寒いが試合は熱い!アイスホッケー日韓戦!

みなさんこんにちは。オリンピックも終わり早1ヶ月、いろいろな競技で日韓戦もたくさんあってとても盛り上がりましたね。その盛り上がりをもう一度・・・ということで、もうひとつの日韓戦、日本・韓国・中国のアイスホッケーチームが戦うアジアリーグをご紹介します。
今回観戦した「アニャンカップ2008」は9月20日から開幕されるアイスホッケーのアジアリーグプレシーズンゲームのひとつです。私たちが観戦したのは9 月4日のHigh1(ハイワン)対王子イーグルス戦、9月6日のアニャンハルラ対王子イーグルス戦です。2試合とも日本のチームである王子イーグルスが勝利し、最終的にはアニャンカップ優勝を手にしました!わーい!
アジアリーグアイスホッケーとは?
アジアリーグアイスホッケーとは、日本、韓国、中国の3カ国の計7チームが参加するアイスホッケーのリーグ戦のことです。2002年までは日本国内チームだけでアイスホッケーのリーグを運営してきましたが、2003年からは韓国、中国のチームを含めたアジアリーグと名称変更し、グローバルなリーグとなっています。
アジアリーグ参加チーム
アジアリーグの参加チームは全部で7チーム。それぞれのホームリンクを中心に試合が行われます。
*( )内はホームリンク所在地
日本4チーム
日本製紙クレインズ(釧路)、王子イーグルス(苫小牧)、日光アイスバックス(日光)、SEIBUプリンスラビッツ(西東京)
韓国2チーム
アニャンハルラアイスホッケークラブ(安養・アニャン)、High1アイスホッケーチーム(春川・チュンチョン)
中国1チーム
中国シャークス(上海)
アイスアリーナの入り口にチームの簡単な紹介がのったパンフレットがあったので、選手の名前までわかってよかったです。
ソウルからわずか40分
アイスアリーナまではソウル市内からだと40分程度で着きます。最寄駅(ポンゲ駅)からタクシーでも2500ウォン程度で思ったよりも簡単に到着しました。アイスアリーナの周辺には食堂があるので、試合の前後に近くで食事をすることもOKです。
予想よりも早く着いたので選手たちのウォームアップ見ていたら、なんとスタッフの方からパックをいただきました~!!
ちなみに、アイスパックは硬質ゴム製でシュートの際は160km/h。なので、飛んできたパックには十分注意してくださいね。
選手の写真があちこちにあるアニャンアイスアリーナ
アニャンアイスアリーナはアニャン市の総合運動場の施設の中のひとつで、隣の体育館ではバスケットボールの試合も行われているようでした。さて、アイスアリーナに一歩入るなり、アニャンハルラチームの選手写真があちこちに!試合ではヘルメットをかぶっているので選手の顔まではよく見えませんが、このロビーではアニャンハルラチームの選手一人一人がしっかりチェックできます。ここでじっくりと試合前にお気に入りの選手を見つけてから観戦するのもいいかもしれませんね(笑)それにしても選手の皆さん、韓流スターのような感じで写っていてナイスな笑顔です。
日韓戦、だけど応援は控えめ?!
実は私は北海道出身ということもあり、アイスホッケー観戦歴20年以上。まわりから「マイナーなスポーツを・・・なぜ?」と言われつつ、日本全国のアイスリンクを駆け回って観戦しておりました。が、今回初めての韓国での観戦。日本チームを応援する人は2試合とも周りを見渡す限り私たち以外に2名だけ。日韓戦となると韓国サポーターがかなり盛り上がるであろうと勝手に想像したものの、実際は平日である9月4日のHight1対王子イーグルスの試合観客はかなり少なめでした・・・(苦笑)
一方、アニャンハルラ対王子戦は日曜の試合ということと、アニャンハルラチームのホームリンクの試合となるため、観客が増えていましたがそれでも応援は控えめ。アニャンハルラチームのシュートが決まったときに「おぉぉ~~」という声が聞こえてきてアニャンファンの存在を確認したくらいです。
「テーハーミングッ!!」という韓国お決まりの応援を少し期待しましたが、アイスホッケーに関してはちょっと違ったようです。しかしながら試合はかなり白熱して面白いものでした。
百聞は一見にしかず!迫力満点のスピード感!
アイスホッケーはルールがわからなくても「ゴールすれば得点」ということだけ頭に入れておけば十分OK。もう少し詳しく観戦するのであればディフェンス、フォワードと分かれているのと、オフサイドや反則による選手退場があることなどを知っておくとさらに楽しめます。
プレー人数は6名。うち1名はゴールキーパーです。が、選手の反則のために2分間の退場を受けて4人対5人で戦うこともよくあります。選手は1分程度で交代するのでかなりのスピードで試合が進みます。ちょっと目を放している隙に選手が全員入れ替わっているということがしばしば。あまりのスピードでついていけなくても、シュートの瞬間などはモニターでリプレイをしてくれるので初心者でも楽しめます。
たまに乱闘があるのもハラハラドキドキでいい感じです。
試合中、ぶつかった衝撃でスティックが折れるなど、激しい動きが何度もありました。選手たちのやりとりやフェンスに選手がぶつかる音まで聞こえてきて臨場感たっぷりです。
休憩の間はのんびり歌を聴きながらザンボニー観賞
アイスホッケーは3ピリオドまであり、各ピリオドの間には15分の休憩があります。この休憩15分の間は流行のK−POPをはじめとしたノリのいい音楽にのって、通称ザンボと呼ばれるリンクを掃除する車がリンク内をぐるぐる・・・ちょっとほほえましい光景です。このお掃除ザンボを見ているだけでほのぼのした気分になります。
おやつは持参で
休憩時間に何かおやつでも・・・と思ったら売店が開いていませんでした。プレシーズンゲームのためか、アイスアリーナの中ある売店は営業しておらず、入り口近くに自動販売機しかありませんでした。周りを見ると用意周到にチキンやビール、ハンバーガーを買ってきている人がたくさんいました。後ろのグループが食べているチキンがとても美味しそうで何も買ってこなかったのを大後悔!!
試合は2時間程度ですので、軽くつまむものがあったほうがいいかもしれませんね。

防寒対策は必須
当たり前ですが、アイスホッケーは氷の上のスポーツ。アイスアリーナ全体に冷房がガンガンかかっている状態ですので、外がどんなに暑くても防寒対策はしっかりしたほうがベスト。特に座席がひんやりとしていたので、座布団のようなものがあると身体が冷えません。

チケット購入方法
チケットは韓国の住民登録番号のある方はアニャンハルラのホームページから購入できます。住民登録番号等がなくても当日リンクに行って購入できますのでご安心を。
アニャンでの試合チケット価格は以下のとおりです。

スペシャルシート(Party Zone)15,000 ウォン
指定席8,000 ウォン
普通席6,000 ウォン
指定席(18歳以下)5,000 ウォン
自由席(18歳以下)4,000 ウォン
シーズンチケット(大人) 80,000 ウォン
9ゲームチケット(大人) 40,000 ウォン
5ゲームチケット(大人) 23,000 ウォン

2008年の試合日程
アニャンでの試合日程は9月27、28日、10月は8、14、21日の3回、11月は9、13、15、16、29、30日の6回、12月は10、27、 28日の3回、そして1月は10、11、17、18日の4回です。計18回の試合に加えて2月以降は優勝を決めるプレーオフが待っています。ちょっとマイナーなスポーツですが1度見るとその迫力にハマること間違いなしです!これから毎週のように試合があるので、しっかり着込んで是非アジアリーグをお楽しみくださいませ~~!
【基本情報】
<アニャンアイスアリーナ (안양 실내빙상장)>
住所:安養市(アニャン)東安区(ドンアング)飛山(ビサン)1023  
住所(韓国語):안양시 동안구 비산1023
住所(英語):Anyang  DongAn-Ku 3Dong  Bisan 1023
電話:031-389-5225
アジアリーグアイスホッケー公式ホームページ:http://www.alhockey.jp
(選手紹介、試合日程、ルール紹介あり)
アニャンハルラアイスホッケーチームホームページ:http://www.anyanghalla.com

【行き方】
1)地下鉄1号線アニャン駅(安養・Anyang・안양・P147)下車、ウァングンキョロンシクジャン(王宮結婚式場・왕궁 결혼식장)前からバス8番、8−1番、9番、5713番
アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양종합운동장)で下車

2)地下鉄2、4号線サダン駅(舎堂・Sadang・사당・226,433) 4または5番出口からビサンドン(비산동)方面バス11−1番、11−2番、4425番
アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양 종합 운동장)で下車

3)地下鉄3号線ヤンジェ駅(良才・Yangjae・양재・342) 7番出口からスポーツタイム(스포츠 타임)停留所前よりバス11−3番
アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양종합운동장)で下車

4)地下鉄4号線インウォン駅(仁徳院・Indeogwon・인덕원・440)8番出口よりバス8番、8−1番、9−3番、11−1番、5713番、4425番
アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양 종합 운동장)で下車

5)地下鉄4号線ポンゲ駅(Beomgye・범계・442)3番出口よりバス60番、マウルバス(地域内バス)5番、5−5番、アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양종합운동장)で下車。タクシー だと2500ウォン程度

*タクシーの場合もアイスアリーナというよりも「アニャンシ チョンハップウンドンジャン(安養総合運動場・안양 종합 운동장)」と伝えた方がわかりやすいです。アニャン市内では模範タクシーが少ないので一般タクシーに乗るつもりで行ってください。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-09-23

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