「2011 F1コリアグランプリ」観戦レポート!!

全羅南道・霊岩(ヨンアム)で開催されたF1レースの模様をお届けします!

こんにちは!ソウルナビです。モータースポーツやF1好きにはたまらないF1グランプリレース。今年(2011年)の開催地16番目となる韓国の全羅南道・霊岩(ヨンアム)で、10月14日~16日の3日間、盛大に開催されました!昨年は韓国で初めての国際レースが開かれるとあって大きな話題となりましたが、会場建設の大幅なスケジュールの遅れや、大会当日には大渋滞に見舞われた観客からの大ブーイングなど波乱万丈だった2010年大会。昨年の経験を踏まえて今年こそは大成功なるか!?F1コリアグランプリレース16日の予選レースと17日の決勝戦で繰り広げられた熱戦の模様をお届けしたいと思います!
メイングランド・スタンドチケット

メイングランド・スタンドチケット


F1グランプリとは?
国際自動車連盟(FIA)によって決められた規定に則って行われる世界自動車競技選手権大会です。オリンピックやワールドカップとともに世界3大スポーツ大会ともいわれ、世界中で6億人以上の人がテレビ中継に釘付けになります。現在日本では三重県の鈴鹿サーキットで行われており、日本の次に開催されるのがF1コリアグランプリです。韓国では全羅南道・霊岩(ヨンアム)にサーキット会場があり、今回は12チームが参加しました。アジア地域では唯一、反時計回りのコースになっており、ドライバーたちの苦戦が強いられるレースといわれます。
 
全羅南道・霊岩(ヨンアム)
サーキットのある霊岩(ヨンアム)は、全羅南道の南西、木浦(モッポ)のすぐ隣に位置。リアス式海岸の入り組んだ地形とそれを望む平野が広がる地域です。また霊岩には「小さな金剛山」とも呼ばれる月出山(ウォルチュルサン)があり、その美しい山の姿を見ることができます。

10月15日(土)予選レース

会場へ行くには車か循環バスでアクセスが可能。ナビは木浦市内の高速ICからすぐの公共駐車場に車を駐車して循環バスで会場まで向かいました。全羅南道の観光バスが集結したのではと思うほどのバスが観客を待ち受けていてスムーズに会場まで運びます。バスの中では昨年のF1コリアグランプリの模様を再放送していました。15分ほどバスに乗ると海沿いの広い平野にポツンとサーキット会場があります。
好きなチームのウェアに身を包んで沢山のファンが会場入りします。VIP駐車場に入ってくる車を見ると外車がものすごい数でやって来ます。早々お目にかかれないようなウン千万円の高級車にみなさん釘付けでした。
レースクイーンもお出迎え レースクイーンもお出迎え

レースクイーンもお出迎え

F1オフィシャルグッズやチームグッズが人気 F1オフィシャルグッズやチームグッズが人気 F1オフィシャルグッズやチームグッズが人気

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売店やコンビニ、カクテルバーなどがありました 売店やコンビニ、カクテルバーなどがありました 売店やコンビニ、カクテルバーなどがありました

売店やコンビニ、カクテルバーなどがありました

メイングランド・スタンド席から見るサーキット
このスタンドからはスタートとゴールが一望でき、レース当日にはピットで作業するメカニックたちの華麗なるスキルの様子が観察できます。向こうの建物は選手や関係者の待機するスペースとなっていて、すぐ間近には海が望めます。

予選レース
午後2時から1時間もの間、熱戦が繰り広げられました。明日の本選を迎えるスタートの順番を決める大事なレースです。1位のポールポジションを決めたのは「ルイス・ハミルトン(マクラーレン)」、2位にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が続きます。
F1の皇帝「ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)」は12位でした。明日のレース本番が楽しみです!

予選レース終了後にはF1ドライバーのサイン会が催されました。先着700名のファンが選手たちからサインをもらいました。そのチャンスを得るためにレース終了前からすでに沢山の人が並んでいたそう。さらに常設ステージ会場ではK-POP韓流コンサートが開かれるとのことで、ナビはすぐにコンサート会場へ向かいました。・・・が想像以上の混雑の中、会場までかなり歩かなくてはならず、着いた時にはステージが見えないほどの人だかり。直接見ることを断念して循環バスに乗って会場を後にしました。

10月16日(日)F1決勝戦開幕イベント及び決勝戦

ついにこの時がやってきました!決勝戦は午後3時からですが、お昼にはCJスーパーレースの決勝戦があり、みなさん早めに来て観戦準備をする人でいっぱいでした。ナビは午後12時頃会場入りして会場で売っているキンパッ(海苔巻き)や揚げ物などを買って1階のフードコートで食事をしてから観客席へ。
みなさんチームの応援に抜かりがありません。国旗を掲げている人、お揃いのチームウェアを着た人などが勢ぞろい。チケットは完売したとありましたがまだまだ空席が見られます。これからどんどん来るんでしょうか。ここはすべて指定席ですが席には座らずに観客席の一番前の通路で立って観戦している方も多かったです。もっと間近で見たいというファンの気持ちも分かります。

そろそろ午後1時半が近づいて、いよいよ開幕式の始まりです。まずドライバーたちによる選手パレードが行われ、観客席は興奮に包まれました。韓国の国歌斉唱に引き続いて、伝統音楽に迎えられて軍楽隊、国楽団、テコンドー、B-BOYなどのグループが公演を披露しました。
いよいよ決戦!
レースクイーンが列になり24個(12チーム×選手2人ずつ)のプラカードを持ってチームの車を待ち受けます。まずタイヤなどの備品を携えてメカニックたちがやって来ました。チームの威信をかけた備品を誇らしげに披露して観客席を盛り上げます。さらに選手たちがやってくると報道陣も沢山集まり決戦前のインタビューなどをしている様子が伺えました。

メカニックや報道陣が一気にいなくなると、しばし沈黙の時間。
スタート前の緊張が伝わってきます。合図と共に一気にスタート!・・・と思いきや、練習を兼ねたウォーミングアップで回っていたようです。
そして本番スタート
爆音と共に24台の車が同時にスタートしました。55周をラップするF1決勝レースの始まりです。
スタート直後に火花が散っていた車がありドキッとする場面も。最初のレース展開では何台もの車が重なるように我先にと進んでいく様子が伺えました。次第に車の間隔が開き始めるとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の車が一番トップに躍り出たようです。その後もレースが展開されている中、17週目に入ったコーナーリングでの接戦の最中、ミハエル・シューマッハがロシアのペトロフに追突される接触事故の様子が中継され、2台ともそのまま途中棄権となってしまいました。ドライバーは大丈夫か?と心配になりましたが、2人とも無傷で安心しました。
55周の間に必ず一度はタイヤ交換をしないといけなくなったそうで、そこでのロスタイムがレースにどう関わってくるかが見ものです。ピットでのメカニックたちの神技はすごかったです。5秒でタイヤ交換を終えて選手はすぐに再スタートします。
1時間半もの間セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は最後の最後までピットには入らずに接戦を繰り広げていました。レース終盤にピットにやってきてタイヤ交換を終えたセバスチャンは余裕の雰囲気に見えました。最後のレースではそのままセバスチャンが1位を守りきり堂々のチャンピオン!レッドブルは残す3回のレース結果に関わらず、すでに今季のチームチャンピオンに決定!
神技のタイヤ交換とサーキット合流地点のレースも見もの 神技のタイヤ交換とサーキット合流地点のレースも見もの

神技のタイヤ交換とサーキット合流地点のレースも見もの

<2011F1コリアGP成績順位>
1位:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
2位:ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
3位:マーク・ウェバー(レッドブル)
以下省略
※途中棄権はミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の他2名。
F1レースに関してはっきり言って全くド素人のナビ。今回のレースは知り合いからチケットを譲り受けて観戦するに至り、メイングランドスタンドと呼ばれる最高の席で観戦できたのは本当にラッキーです。こんな機会じゃないと絶対に来れませんでした^^;女性のファンも多く家族連れも沢山観戦に来ていました。レース終了後は一気に観客が帰ることになり、やはり循環バス乗り場では大混雑となり駐車場も深刻な交通渋滞に。ナビは循環バスに乗るまでに長蛇の列で1時間以上もかかりました。まだまだ改善の余地がありそうですね。来年のレースに期待しましょう。以上、2011F1コリアグランプリの模様をナビがお伝えしました! 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-10-19

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