陶磁器好きにはたまらない!?年1回のお祭りでがっつり買い込み&名物利川米の韓定食も楽しんできました!
こんにちは!ソウルナビのモリーです。新緑が気持ちいい5月、ソウルから南東へ1時間のところにある利川(イチョン)市では、陶磁器のお祭りが開かれます。大小の窯元の作品が一堂に集まり、いいものがセール価格で買えたり、陶磁器作りや絵付けの体験ができたりと、大人も子供も一緒に楽しめるお祭り。今年(2012年)は、器好きのモリ友が出かけるというのでモリーも連れて行ってもらうことに!「利川陶磁器祝祭」のメイン会場だけではなく、ご近所にある人気の窯元のセール、そしてこの地方のもうひとつの名物「利川米」の韓定食も楽しんできましたよ~。陶磁器好きには絶対オススメのこのお祭り、2012年は5月20日まで開催中。これからの方は参考にしてみてくださいねっ!では、モリーとモリ友と一緒に利川へゴーゴー!!
☆利川陶磁器祝祭☆
ソウル近郊の利川市で毎年開催されている「利川陶磁器祝祭」。はじまりは1987年の秋からで、今年2012年の開催で26回目。4月末頃から1ヶ月間、利川市街地から少し離れたところにある「雪奉(ソルボン)公園」で開かれています(開催時期は異なるばあいあり)。会場では市内に点在する窯元の作品や販売所の商品が一堂に会して出張販売するほか、陶磁器作りなどの体験やステージでのイベントが催され、大人から子供まで楽しめるお祭りになっています。26回目になる今年(2012年)の祝祭は4月28日(土)から5月20日(日)まで開催されています。
◇◆ 今回のスケジュール
ランチは人気のお店なので早めに行って正解でした。その後、窯元「廣州窯(クァンジュヨ)」のセールをチェックしてから、陶磁器祭りの会場「雪峯公園(ソルボンゴンウォン)」へ。夕方にはソウルに戻るつもりが、丸一日利川で過ごして、ソウルに着いたのはなんと夜8時過ぎでした~!行きも帰りも渋滞に巻き込まれちゃったので、もっと早く出発したらよかったかな?!でも、とっても楽しい一日でした。
10:30 ソウル市内発 →12:00着 昼食「巨宮(コグン)」で利川米の韓定食! → 人気の窯元「廣州窯」のセールチェック → 利川陶磁器祝祭(雪峯公園)をエンジョイ → 18:00 ソウルへ
◇◆ 利川に向けて出発!ソウル市内からの交通は?
出かけたのは5月4日の金曜日。行きはモリ友のマイカー、帰りはバスにしたモリー。集合場所は新盆唐線の終点、亭子(チョンジャ)駅。朝の10時半に出発して、利川市に着いたのは昼12時すぎでした。通常1時間程度で着くそうですが、この日は渋滞にあって1時間半><。このエリアはバス専用レーンもないので、乗用車もバスも条件は同じです。
~公共の交通機関利用の場合~
やっぱりバスが一番。空港からの直行便もあり!
ソウル市内からバス利用の場合は高速バスターミナルまたは東ソウルバスターミナルから。仁川国際空港や金浦空港からも直行のバスが出ています。ただ、到着地の利川バスターミナルのコインロッカーは手荷物サイズしか見当たらないので、旅行カバンが大きい方には厳しいかも。利川のホテルに泊まる場合や荷物が小さい方は空港から直行もアリですね!
利川のバスターミナルから、会場までは徒歩20分。シャトルバスもあります。利川陶芸村の窯元やお食事所に行くときは、バスターミナルの前からタクシーが便利でしょう。
◇◆ 利川到着!ランチにショッピングにめいいっぱい楽しむぞ!
いよいよ利川陶磁器祝祭満喫ツアーの始まり始まり~!利川に入ると車窓から巨大な壷が見えたり、陶磁器の埋め込まれた歩道橋が見えたりして、やっぱり陶芸の里なんだなぁというカンジ。新緑の山が目にいっぱい飛び込んでくるところがソウルとはやっぱり違います。
■「巨宮(コグン)」で彩り豊かな韓定食と利川米をいただきま~す。
立派な建物。向かって左は陶磁器の販売所、右が食堂です。
まず最初に向かったのは、ランチ!もちろんお目当ては利川米を使った韓定食なんですが、ここ周辺そんな店は山ほどあるんですよね。その中で情報ツウのナビ友に「すてきな器を使って彩りのいい韓定食を出してくれるよ」と連れて行ってもらったのがここ「巨宮(コグン)」。お隣にりはお店で使っている陶磁器を売っているお店や、ギャラリーも併設され、こじゃれた雰囲気です。混むと聞いていたので早めに行くつもりが、渋滞のせいで到着は12時ピッタリ。ナビ一行が席に着いた後、あっという間に満席になってしまいました。
この雰囲気、他の食堂に比べて高いに違いない・・・と思っていたら、なんと他と変わらぬ12000ウォンからコースがあるではないですか。注文すると優雅に数皿づつ運ばれてきます。どうですか~この彩り。陶芸の里らしく、こだわりの器や盛り付けにもテンションがあがりますっ。このコースでこの価格、かなりコストパフォーマンスがいいですよね?!
わーいわーい!いただきます!!モリーが一番ウキウキしたのは、やっぱり色がきれいなこちらのお料理。一番安いコースでも、お腹いっぱいになりましたよ^^。
シメは名物の利川米。石釜炊きで美味し~い!ご飯を取り出した後、器にお湯をいれておくと・・・おこげスープのできあがり。お湯は入れすぎないのがポイント(好みにもよりますが)。
お隣りの器のお店をチェックチェック!
食事をした建物のすぐお隣りには器のお店とギャラリーが。食事の時に使われていたお皿や湯飲みがお手頃価格で並んでいました。ステキだった盛り付けを思い出し、つい欲しくなっちゃう。
■廣州窯(クァンジュヨ)・・・ショッピング魂バクハツ!老舗のセールで買い込み~!
次に向かったのが廣州窯(クァンジュヨ)の窯元。陶磁器祝祭のセール会場の外ですが、時期を合わせてセールをしているとの情報が。食事をした「巨宮」からは1.5キロくらいの距離なので徒歩でも20分ちょっとで行けます。このブランド、ソウルの北村に店舗があるのでご存知の方も多いかも?韓国でもファンが多い陶磁器ブランドです。シンプルながらトキメキがあるデザイン。高級ラインもあるけれど、手がだしやすい日常使いのラインがあるところがまたいいんです!
さっそく品定めスタート!
到着するとさっそくテント下で青空販売の風景が。憧れの廣州窯のセールってだけでテンションアップ!なんと1000ウォンから?!建物の二階は常設のアウトレット(ただしセール期間中はCLOSE)で、施設の裏手には伝統の登り窯やおしゃれカフェもあり。器好きなら数時間過ごせそう~。
お店の裏手にある登り窯
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建物の中は、ちょっといいお皿をセール中
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ここでモリ友たちのヤル気がボッと点火!それぞれのお気に入りを求めて、あっちこっちに散らばって品定め。日常使いを探すなら外のテントへ、おもてなし系の食器は屋内へ。どちらも正価を思うと感激するほど安くなってます!
すっかり長居をしちゃったけど、それぞれお気に入りをゲットして大満足。このままうっかりソウルに戻っちゃいそう・・・いかんいかん。本命の陶磁器祝祭へゴー!ここから会場の雪峯公園までは約6キロです。
陶磁器祝祭の会場入口の看板
~バスの場合(廣州窯→雪峯公園)~
廣州窯向かいのバス停から乗車→「ソバンソ・イチョンウィリョウォン」停留所下車。
そこから10分ほど道なりに行くと右手に会場の雪峯(ソルボン)公園があります(2012年5月現在)。
※バス番号:21-1、21-2、24-12、114、114-1
■「利川陶磁器祝祭」@雪峯公園(ソルボンゴンウォン)
着いたよ~!!会場の入口です。
廣州窯から車で15分(約6キロ)。雪峯公園に到着~!渋滞&廣州窯につかまって、このときすでに3時すぎ。駐車場も、会場自体も混みすぎてなくてほどよいかんじ。平日だから?あの渋滞はいったいなんだったんだろう。
会場となるこの公園は、かなり大きいです!大きな湖もあって、新緑やつつじがとってもきれいで気持ちいい!家族連れも、公園でたくさん遊んでいます。
左から入場券、オレンジが商品券3000ウォン、右端は駐車券
チケットのポイント
入口横でチケットゲット!大人一人5000ウォン。高いと思いました?でもね、ヒミツがあるんです。チケットには館内で使える商品券が3000ウォン分ついていまーす。これを使うなら、実質は2000ウォンですね。手元に残る半券が駐車券にもなるので、車でお越しの方は捨てちゃだめですよ。
[入場料、開場時間]
●入場料: 5000ウォン(商品券3000ウォンを含む)
●開場時間: 月~金 10:00~18:00
土・日・祝日 9:00~19:00
※入場は、上記の閉場時間の1時間前まで可。
エントランスエリア
入ってすぐに、おなじみの陶器祝祭のモニュメントが。まわりにはナゾの乗り物も~。とりあえず乗ってみたところ、人力メリーゴーラウンドのようなものでした。新緑も、つつじも、花壇のお花も鮮やかできもちいい~!!
思ったより大きい!
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昔の陶器作りを見学できるコーナー
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体験館
エントランスを背にして右手は屋内での体験館。隣の建物の2階にある「茶」の文字に惹かれて入ってみたところ・・・ティーセットの展示会。いや、ステキなんですけどね。カフェだと思って来たモリーはがっくし。でも目の保養です。1階では陶磁器のアウトレットセールをしていました。
展示場&販売テント
入口を入って左手がメインの会場。ロクロで器作りを体験できるコーナーも、この時間はガラガラ。その隣に大きなテントが建っているのですが、それが展示場と販売場です。展示場にはこの祝祭に参加している窯元や作家さんたちの作品が一堂に並べられています。この作品は、周囲にある販売テントの中で実際に買えるみたい。
体験コーナーもあり。
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展示場、販売場はテントです。こんな大きなテントが、どん、どん、と設置されてます。
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<展示場>
日常用の器から、芸術品まで広々とした空間にディスプレイされています。あっコレ欲しいな!って思ったものは、あとで販売場でゲットできますよ。とはいえ、販売場大きいので、見つけ出せるかが不安なところ。どうしても欲しいものは、どこで売ってるのか教えてもらった方がよさそう。
伝統的なもの、芸術的なもの
おもしろグッズも!
<販売場>
全部で3テントありました。ブースごとに区切られてお店が並んでます。各店舗ごとにディスプレイも工夫してありましたよ。モリ友たちも、一緒にはしゃいだり、行方不明になったりしながらエンジョイ。
販売館の入口
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こちらはブースごとにお店が出てます。
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ちょっと離れたスキに誰かが何か買って戻ってくるとやたら気になったり~。見せて見せて!
「おうち型の箸置き。かわいいでしょ?!」
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この重ねられるフタ付の器は、展示場で気になっていたもの。これもゲット!
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広場&フードコート
展示場や販売場の先には小さなステージのある広場が。ステージではプロなのか?とにかく男性が熱唱中。まわりの売店のおばちゃんたちも、土器のマスコットも一緒に踊ったりしてました。ソウルの祭りと違って人が少なくてのんびり~。なんだか自分の地元にいるような、ほっとする雰囲気。いや、少なすぎ?週末はもうちょっと賑わっていて欲しい!歌手のためにも。
広場。ステージは奥にあり。
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熱唱中だけど・・・人が少ないよ><
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ステージの向かい側の大きなテントは、フードコート!なんと外見とうらはらに、ロッテリアも韓食ビュッフェもあり。ビュッフェといっても簡単なものですが、格安で韓国料理のおかずを次々いただけます。もちろん、利川米のマッコリに、チヂミもありましたよ~。
とってもひろ~~~いです。
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軽食だけではなく、ビュッフェもあります。
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入場券についてたクーポンで飲み物ゲット!一休み。モリーとモリ友は、一番入口から近かったロッテリアでパッピンスに挑戦!・・・したかったのですが、この日はやってませんでした(涙)。とりあえず、飲み物ゲット。入場券についてた3000ウォン分のクーポンを使ったので、現金は不要です。なにやら得した気分。
が!最初に買ったモリ友が、クーポンの存在を忘れて現金で買っちゃったことが判明。3000ウォン分、悔しいじゃん><ってときに目についたのは、コレ。利川米のマッコリ。ピッタリ3000ウォン。栓もついたままなのでそのままお持ち帰り~。一安心。皆さんもクーポン使い道がなかったら、こんなの手土産にされてはいかが?ちょっと重いし漏れますけどね。
3000ウォンの商品券でぴったり引き換えOK!
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名物のマッコリを、2本ゲット!
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体験コーナー
・・・全部で3箇所ほどありました!
体験ができそうな設備はこちら!今回は絵付けをしてみたかったモリー。展示場や販売場で、モリーでも描けそうな「シンプルだけどいいかんじ」の絵やデザインを物色。しかし・・・結局、物色しすぎてタイムオーバーで描けず。でも、見てるうちに描けそうな気がしてきたものです。みなさんもプロの作品を見てイマジネーションを高めてから、ぜひ挑戦してくださ~い!
<プライビットジャグァン>
エントランスは行ってすぐ、右手にあるピンクと茶のコンビネーションの立派な建物。「私が作る陶磁器」をテーマに、本格的な絵付けができるようになっています。こちらは綺麗なトイレ&冷暖房完備の立派な施設だけに、やや高め。絵付けのベースになるお皿も、そのまま使えそうな素敵なデザイン。下手に絵を付けない方がいいんじゃ・・・って気分に^^;。いやいや、記念ですから!
<出会いの広場周辺>
入ってすぐの広場左手には、ろくろを使った陶磁器作りの体験コーナーが。テントの下で作ります。お子様専用の体験コーナーも。
<土遊びの世界>
展示&販売テントとステージのある広場を抜けた先にある広場。体験ブースが集まっています。ここは体験の種類が抜群に多くて、ヘアゴムの飾りの色塗りレベルから、焼成前のもの陶磁器に絵を付けたりといった本格派までいろいろ。価格的には、会場の入口付近にあったものより安いものも。
ステージのある広場の奥です。
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いろんな体験ができるブースが集まっています。
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いろいろ買って、大満足のモリ友たち。会場の前の湖にも夕日が。最後に会場周辺を散歩していこうっと。それにしても、やっぱり5月の韓国はいいですね。風は気持ちいいし、若葉もつつじもきれい!
いっぱい買いました~!(車のトランクにもありますっ)
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気持ちのいい公園をちょっと散策。
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◇◆ お疲れ様でした~!一路ソウルへ。
モリーはモリ友一行とはお別れして、利川バスターミナルから金浦空港まで一気にバスで帰ります!会場から利川バスターミナルへは臨時のシャトルバスが運行中。タクシー乗り場もあったのですが、お帰り時にもかかわらず1台もナシ。元気だったら、徒歩で20分です。
利川バスターミナル
・・・空港行きに乗る人は、列に並んではいけません?!
とはいえこの列をムシして乗るのは、勇気がいるのです。
金浦空港へは、一時間に一本。9500ウォンです。チケットを買う時、窓口のおばちゃんに「6番乗り場よ。列に並ばず最初に乗りなさい」と言われて「???」。ぼんやり待ってたら乗り場にすごい列が~。並んでないけどホントに大丈夫?と不安に。心を強く持って、列を無視して先に乗りましたが、特にクレームはなし。どうやら、空港行きのリムジンのチケットを持っている客を先に乗せ、その後に東ソウルバスターミナル行きのお客さんを乗せるみたい。
金曜の夜の渋滞に巻き込まれ、東ソウルバスターミナルについたのが出発から1時間15分後の8時15分。ナゾの20分休憩をはさんで、8時35分に再び東ソウルバスターミナルを出発。9時10分頃金浦空港につきました。所要時間は、2時間10分。ナゾの休憩がなければもうちょっと早かったかも?!
◇◆ モリーとモリ友のお買い上げ品
今回の陶芸の里、利川ツアーでモリーとモリーフレンズ3人がゲットしたのはこちら!みんないっぱい買って大満足~。でも、モリーは前半何を買ったらいいかわからないし、でも欲しいしで大混乱。いざ家に帰って食器棚をみて、ああ、小鉢がなかったんだ、チゲ用のお皿も欲しかったのに・・・なんてブツブツ。来年は、自分の家の食器棚を片付けてから行くことにしようっと。ん~そしたら、もっと買っちゃうかなぁ。あぶないあぶない。
いかがでしたか?気候も景色も食事、そしてショッピング(陶磁器限定ですが)と三拍子揃った利川の陶磁器祝祭。実際行ってみて、思ったより遠くないしとても楽しかったので、ぜひ毎年行きたいと思いました。自分で選んだお気に入りの器を手にいれて、この週末はモリーはお料理がんばりましたよ。気に入った器を持ってると、盛り付けたものも美味しく感じられます(この気持ち、続けばいいけど・・・)。器好きの方には、心からオススメしたいお祭りです。以上、ソウルナビのモリーがお伝えしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-05-11