みぽりんの万里浦 (マンリポ)の夜!

韓国ではこうやってバケーションを楽しむ!

こんにちはナビ友の皆さん。
みぽりんは今年の夏休みに、夫の家族と一緒に忠清(チュンチョン)道の西海(黄海)にある万里浦(マンリポ)という海岸に遊びに行ってきました。韓国の西側の海岸線は遠浅の美しい海辺で、干潮の差が大変激しい地域です。引き潮の時間になると、300メートルくらい砂浜が広がり、アサリやシジミといった貝がとても沢山捕れるんです。この海岸で一泊二日たっぷりと遊んできましたが、今回は特に韓国人の夜の海辺の楽しみ方に焦点を当ててレポートしようと思います。面白かった~~
韓国人の夜は長い
韓国人って夜型人間だとは知っていましたが、遊びに行ってそれを再確認してしまいました。夜ご飯を7時ごろ食べてから、それから延々、夜を徹して遊び続けるんです。大人も子供も若者もお年寄りも皆一緒にです。私達日本人は「子供は8時になったら寝なさい。昼間海で泳いで疲れているんでしょう。」と早々にお布団に入れてしまいますが、韓国人はそんなことは言わないんです。「もう寝るの。もっと遊ばなくちゃもったいない」なんです。それではマンリポの夜をお届けしましょう。
まずは遊園地に行く
夜のマンリポは昼とは全く違った幽玄の世界(?懐かしい単語)を作り出していました。そう。。。ピカピカ、てかてかでした。
遊園地
海辺にあった小さなにわか仕立ての遊園地。とても小さくて、乗り物が5種類ほどありました。それも使用期限が切れたような古いものばかりがです。そしてこの遊園地の周りにはお祭りの屋台のようなお店がごちゃごちゃと集まり、観光客のお財布を狙っていました。
タガディスコ
ぐるぐる回るお皿の上に乗って遊びます。お皿は上下にも揺れるので、乗っている人は滑り落ちないように周りに捕まっているのが大変。転がりながらキャーキャー言っていました。一回の時間は決まっていないのも同然で、お客さんのリクエストに応じて長時間遊んでくれます。この乗り物の前には椅子も用意されていて見物人も沢山。見ている人も乗っている人と一緒に楽しめます。
バイキング
小学生が大好きな乗り物「バイキング」。これも本当は時間が決まっているようですが、かなり長時間、それも2回も乗せてくれました。ところでバイキングが揺れるたびに柱からギーギーという音がして私は気が気ではありませんでした。今にもバターーーンと倒れてしまいそうな雰囲気の老朽化したバイキングだったからです。これも余興か。
ゲームコーナー
「もぐらたたき」「風船割り」「ボール投げ」全て1回3000ウォンで、はずれはありません。この単純なゲームはとっても面白くて、私たち一行は夢中になってしまい、お祖父さん、お婆さんまで一緒に興じてしまいまいました。特にダートで風船を割るゲームは、お土産も沢山もらえて大満足。あ~ローカル。
おやつもたっぷり
遊園地で遊んでお腹が空いたらすぐ横にある屋台で何でも売っています。ラーメン、おでん、焼き鳥、ホットドック、ソーセージ、ジュース、パッピンス。。。ここで冷たいジュースとお菓子などを摘んだ私達は、夜の海岸に向かったのでした。
夜の海辺でお散歩
すっかり潮が引いた海岸。考えられなくくらい遠浅で、驚いてしまいました。昼間娘達がちょっとでも深いほうに行くと心配で溜まらなかった私ですが、この海を見てビックリ。これではよっぽど沖に出なかったら深海にはまることはないと思います。それにしても海側から見たマンリポの街は実にキレイでした。夜の八丈島を船の上から見ているようだ。こう言ったらお分かり頂けるでしょうか。
花火
最近韓国の海辺で大人気の花火。日本のものよりかなり大型で、恐らく中国製ではないかと思います。なかなかダイナミックで見ごたえがありました。この日は天気が良かったので、海岸線のあちらこちらから「しゅるるーーー。ぱーーん」という威勢の良い破裂音が聞こえてきました。特に打ち上げ花火は、小さいながらも見ごたえがあり、四方に飛び散って夜の海岸を華やかに彩っていました。
そして食べる
海岸線にバーベキューの台を出して貝類と豚の三枚肉を食べるカップルと合流。偶然夫の兄弟のお友達でした。「どんどん食べて行って~」というお誘いに乗って、食べまくりました。生のあわびも食べちゃいました。すぐ横を陣取っているチームは鳥肉を美味しく味付けしたものを焼いていて、これも御相伴させて頂きました。このように遊びに行って友達と会うと、すごく盛り上がってしまうのが韓国でして、私のお料理もあなたのお料理も、皆ごちゃ交ぜで食べまくるのです。
子供達はというと、やっぱりこういう時の決定版の「カップラーメン」を啜っていました。どうして海辺に行くとカップラーメンが美味しいのか、私にもよく分かりませんが、とにかくこれが美味しいらしいですね。
こんな夜遅くにビーチバレーをしている家族がいました。確かに昼の海岸は焼け付くような日差しなので、深夜のほうが涼しくて遊びやすいとは思いますが、この時は既に夜の10時を回っていて、なんと元気な一団だろうかと驚いてしました。横に張ったテントの中で寝たい人は寝、遊びたい人は外で遊ぶ。夜だからちょっと不気味な雰囲気でした。
こうして深夜の1時、2時まで遊び続け、みんな強靭な蚊に食われ、ぼりぼりと足や腕を掻きむしりながら宿所のペンションに帰って来ました。ところで私達の泊まったところは、定員6人の家族用ペンションだったのですが、この日は子供達も含めて11人も泊まってしまったのです。というのは夜遅く夫の姉の一行まで「私も遊びに来たわよ~」と言いながら来てしまったんです。予定の人数を大幅にオーバーしてしまいましたが、不思議とお布団は10人分もあり、折り重なるように寝たのです。それにチェックアウトする時、特に追加料金の請求もありませんでした。本当は1人追加ごとに5000ウォン払うんですが全くノーコメントでした。でも私達も最初に予約したとき、何故か追加料金2万ウォン(要するに4人分)を払っていたので、もしかすると最初から人数超過を見込んで、このような料金設定をしたのかもしれませんね。やっぱり韓国です。
楽しい休暇を終えて家路に着く頃にはまた満ち潮になり、砂浜の端まで海水が押し寄せて来ていました。韓国の海は何故か「くらげ」がいません。日本だったら「くらげ」のおかげで(湘南なら)8月15日を過ぎたら太平洋側の海に入るのは不可能ですが、やっぱり海水の温度が低いからでしょうか。そういえばこの日はちょうど8月15日でしたがもう海水が冷たくて、泳いでいる子供達の唇が真っ青になってしまっていました。やっぱり日本よりずっと北に位置する国なんですね。韓国の夏の海を楽しむなら7月15日から1ヶ月間だけとのこと。マンリポも8月15日で海の家はお終いとのことです。このように短い夏を精いっぱい楽しんで、韓国の夏は過ぎて行ったのでした。マル

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-09-03

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