2005年春、全州1泊2日の旅!

全州国際映画祭&全州グルメ&伝統観光地を巡るの巻

こんにちは!おたみです。皆さんお元気ですか?ゴールデンウィークで旅行中の方もたくさんいらっしゃると思いますが、おたみは4月の終わり、全州(チョンジュ)に行ってきました。今回は毎年恒例の全州国際映画祭&全州グルメ(全州ビビンバ+石焼きご飯)&観光(韓屋村)楽しむ1泊2日の全州の旅~!を計画してみましたョ!ではではレポートスタート!
全州行きのバスは、
高速バスターミナルから出ています。早めについた場合はセントラルシティをぐるっと回ってから出発しても良いでしょう。さて、おたみはいつものように時間がないのでチケットを買ってすぐバスに乗り込みぃ~。バスは10000ウォンの一般と15,000ウォンの優等の2種類あります。値段の差は座席の数の差でかかる時間は同じ。今回はゆったりスペースのある優等にしてみました。前後に人もいないし、リクライニングをめいいっぱい倒してかな~りリラックス。お茶を片手にさあ目指せ全州!

○全州グルメ

全州グルメその1!~全州ビビンバ~
さっそく全州の1食目はビビビビビビンバ!その昔、おたみが韓国旅行で初めてビビンバを食べたのがここ全州。おいしかったあの味・・・ソウルではイマイチ出会えなかったあの味を求めて、まずは全州ビビンバ1号店「家族会館」へ!さっそくビビンバ定食8,000ウォン(特ビビンバ定食10000ウォンもあり)のユキ(つまり真鍮)を注文。石焼きビビンバもありましたが、本場の全州に来たら正統派のユキ(真鍮)ビビンバですよね。ちなみに真鍮の器は石焼きより温度が低い分、ご飯の上にのっている野菜の栄養素が損なわれにくいんだとか。
おかずがずごいっ!!
え・・・キムチにナムル、チヂミ、豆モヤシスープ、和え物など、家庭のおかずが全部で12種ほど。さらに2人以上の場合はふわふわのケーランチム(韓国風茶碗蒸し)付き!すごいっ!
まさにこれだぁ~!
おかずを一通り味見した後、ビビンバが運ばれてきましたぁ(^-^)鮮やかに彩り良く盛り付けられた真鍮入りのビビンバは普通のビビンバなのにトッピングがすごい!ほうれん草に人参、キュウリ、椎茸、エノキダケ、ホバク、松の実など盛りだくさん!それから真鍮の器は見た目よりもかな~り熱く熱せられて出てくるので、ちゃんとアツアツのビビンバが頂けます。さてお味の方ですが、しっかり混ぜてから食べてみると、"まさにこの味よ~この味~!"野菜たちはそれぞれちゃんと味を主張しつつも、ミックスされるとそれがさらに調和されて旨さ倍増!こんな豪華なビビンバが8,000ウォンとは安い!
全州グルメ・その2!~トルソッパッ(石焼ご飯)~
またまたご飯系ですが「トルソッパッ(石焼ご飯)」も全州を代表するグルメの一つ。今回は地元で有名なトルソッパッ専門店「パンヤトルソッパッ」へ。インサムトル(高麗人参)ソッパッ、天然椎茸トルソッパッもありましたが、お初なのでオーソドックスな"パンヤトルソッパッ(6000ウォン)"を注文してみました。こちらもおかずから出てきます。キムチや和え物、スープ、トドクグイなど全部で8種類ほど。ご飯の上にはナツメや栗、コーン、レンコン、卵などがのっていて、そのまま食べてみるとマーガリンか何かの香ばしい香りのするシンプル釜飯風。特製醤油をかけて、これも混ぜて食べます。ご飯を食べた後、最後に石鍋にお茶を入れてヌルンジ(お焦げ)を食べるのがトルソッパッですよね。これがまたグ~。
韓屋村の伝統茶店でほっと一息!
この日(4月28日、29日)はもう夏の到来を思わせる暑さで、汗も乾きそうな勢い。こりゃいかんと韓屋村の伝統茶屋で喉を潤すことに。お店はこじんまりとした静かな安らぎの空間。お店の人のオススメでアイスモクァチャ(アイスカリン茶)を注文して、通りに面した小窓から町を覗き見しながらほっと一息。ほんのりと甘い手作りカリン茶はとってもやさしい味&ちょうどいい冷たさで、1度飲み出すとゴクゴク~!マグカップ入りをあっという間に飲み干してしまいました。そこで美味しかったのが、サービスで持って来られた焼き立てのススットッ(たぶんトウキビ(モロコシ)餅)。見た目は具の無いチヂミ形、甘さ控えめで外側が少しパリっとして香ばしく、中はもちもちで心温まる味でした。

○全州国際映画祭

全州国際映画祭の開幕式・・・
午後7時の開幕を前に、会場である全北大学文化館にはたくさんの人が集まってました。恒例のレッドカーペットを通じて俳優や監督など映画関係者が入場!今回はゲストが少ない気もしましたが、司会のチャン・シニョン(『レッドアイ』)やチョン・ジニョン(『約束』・『達磨や遊ぼう!』、広報大使のキム・ドンワン、イム・グォンテク監督、ハリスなども来てました。
今回から全州映画祭では入場時間の厳守を謳い、おたみが外でファンや建物の写真を撮っている間に締め出され?!開幕式のスタート時間の7時を過ぎていたようで、結局会場内には入れず・・・(聞いてないよぉ)さらに昼の暑さで胃腸まで弱ったおたみはその日そのままレセプションパーティーにも参加できずに旅館へ直行・・・なんとしたことか・・・

映画
今回あまり映画を観られなかったのですが、日本映画と韓国映画1本ずつ観て来ました。1本はJSA(共同警備区域)で実際にあった事件に関するドキュメンタリー映画、『真実の門』。上映後には監督との対話の時間もありました。そしてもう1本は日本映画、『恋の門』。これは久しぶりに日本の笑いに浸った作品。劇場内は人もたくさん入っていて、地元の人もかなりウケてました。
イベント
全州映画祭期間中、メイン会場となった"コサドン映画通り"周辺ではいろんなイベントが行われてました。まず、映画祭本部では『アルムダウンカゲ(美しいお店)』といってフリーマーケットのような感じでいろんな物を売っていたり、韓国伝統舞踊やジャズ演奏、映画祭の広報大使であるキム・ドンワンのサイン会などもありました。

○観光

繁華街を一回り!
全州の繁華街といえば映画祭のメインスポットでもあるコサドン映画通り。映画館はもちろん、ショップやレストランが建ち並ぶにぎやかな通りです。その外れに"ケクサ(客舎)"があり、さらに行くとウェディング通りやチャイナストリートがちょこちょこっとあります。そこからタクシーで5分ほど行くと、韓国の伝統家屋がずらりと並んだハノクマウル(韓屋村)もあり。今回はこの辺にも行ってみました~。
ハノクマウル(韓屋村)
ここは韓国式の伝統家屋が立ち並ぶ韓屋村(ハノクマウル)と呼ばれる観光スポット。ソウルの伝統通り、仁寺洞とはちょっと違う伝統の街。お土産ショップ、伝統茶店、伝統料理屋さんなどの他に、全州韓屋生活体験館や伝統工芸品展示館、全州伝統酒博物館、漢方全州伝統韓紙院など商品の販売と共に体験コース(これは20名以上の団体客用でした)などもあり。ここはなかなか魅力的でした。もっと時間があれば伝統家屋の宿に泊ったり、伝統公演なども観たかったのですが、これはまた次回に。
<韓屋生活体験館>
1泊2日の旅、おしまい。
ルミナリエ風にデコレーションされた映画通りで写真を撮った後、友達とビールを一杯だけ飲んでソウルに戻ることに。そこで気づいたのですが、普通の飲み屋でも全州はサービスが多い!生ビールとケーランマリ(卵焼き)を注文すると、大きめのキムチチヂミとスナック菓子がサービス。友達いわく、全北大周辺のお店に行くともっとサービスおかずが出てくるらしい・・・それはそうと、これで全州ともお別れ~。最終の24時発の高速バスに乗ってソウルへ。夜中は休憩なし&飛ばして2時間10分でソウルに着きました。そこからすぐにタクシーで家に帰っても良かったのですが、通りがかりに「セントラルスパ」というプルカマ(高温サウナ)を発見。疲れを取ってから地下鉄の始発で帰宅。あ~、今回も楽しかった~。次回はあの伝統家屋を宿に泊ってさらに全州グルメを極めたいなぁ・・・皆さんも韓国の地方旅行を楽しみたい!という方、本場の全州グルメ&観光が楽しめる全州(チョンジュ)にも遊びに行ってみてはいかがでしょうか?以上、おたみでした。
<お店情報>
○全州ビビンバ専門店『家族会館』
住所:全州市完山区中央洞3街80番地 2階
(全州郵便局の向かい*対角線上)
電話番号:063−284−2884
営業時間:11:30~21:30
主なメニュー:ビビンバ定食8,000ウォン/特ビビンバ定食10,000ウォン
○石焼きご飯専門店『飯野トルソッパッ』
住所:全州市完山区中央洞4街74−1
電話番号:063−288−3174
営業時間:10:30~21:30
主メニュー:パンヤトルソッパッ(飯野石焼ご飯)6,000ウォン/ノクトゥジョン(緑豆チヂミ)5,000ウォン/インサムトルソッパッ(人参石焼ご飯)10,000ウォン
○伝統茶店『タルセヌン・タルマン・センガッカンダ』 −韓屋村内
住所:全州市完山区豊南洞3街61−6
営業時間:11:00~23:00
主なメニュー:伝統茶4,000~5,000ウォン
※お値段は2005年4月現在です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-05-06

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