韓国最高の紅葉の地「内蔵山」の素晴らしい紅葉を見に行こう~!
こんにちは!てんちゃんです。すっかり秋が深まってきた今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?!小旅行が大好きなてんちゃんは、こんなすがすがしい旅行日和の毎日を、ただ無駄に過ごすことはできないということで、今回、久しぶりに「KTX旅行記第2弾」を実行することに!秋といえば"紅葉"&"食欲の秋"!!この2つを楽しめる旅行先として、てんちゃんがセレクトしたスポットは、韓国でも名高い紅葉の名所「内蔵山(ネジャンサン)」!!以前、お届けした木浦(モッポ)の旅と同じ湖南線沿いにある、全羅北道のチョンウプという街へ向かいます。現在、紅葉がピークを迎えているということもあり、普段静かなこの駅も人々で大賑わい。車で行けば日帰りが難しいこの内蔵山の紅葉散策も、KTXの普及でずいぶん身近になりました!お仕事でお泊り旅行が難しい人や、忙しいスケジュールをこなさなければならない外国人観光客が楽しめる、新たな地方旅行コース。今回の旅の計画としては内蔵山内の紅葉見学、内蔵寺散策、そして美味しい山菜料理!さぁ~それではてんちゃんの感激(*^o^*)、「内蔵山・紅葉&秋の味覚日帰りの旅」をご紹介しましょう~。行って見よ!
竜山駅午前7:10のKTX列車に乗り込もう~!
11月2日午前5時半に起床。山はきっと寒いに違いない!と思い、張り切ってファー付きのジャケットを前日から引っ張り出しておきました。^^!まだ眠気が覚めぬまま竜山(ヨンサン)駅へ。当然朝食をとる時間などなかったてんちゃんは、駅に到着後、飲み物とキンパッ(海苔巻き)を購入~。今回の目的地「チョンウプ駅」までは、湖南線を利用してソウルの竜山から約2時間10分。車だと約3時間半かかるそうですが、今のようなピーク時となると、渋滞のためにそれ以上かかることは必至。日帰り旅行計画で行く場合は、やっぱりKTXに限ります!さぁ、いよいよ列車がホームへ到着、いざ乗り込みます!
まだ薄暗いお天気。車窓の景色よりも、まずは腹ごしらえ。買っておいたキンパッと持参したミカンを食べてのんびり~。車内での2時間、ぐっすり睡眠~っと思っていたのですが、おたみさんとしゃべりまくっているうちに気がつくと、なんと到着7分前^^;!慌てて下車の準備をして、チョンウプ駅に到着~~!こちらの駅も新しく整備されとてもきれい。駅構内に設けられた観光案内所で、内蔵山の地図や観光案内パンフレットをゲット!駅を後にして、さっそく内蔵山へ出発!
チョンウプ駅から内蔵山へ~
事前調査&観光案内所の情報では、駅から約50m直進したところにあるバス乗り場で、171番のバスに乗れば内蔵山まで行けるとか。バス停はすぐに分かったけれど、周りにはタクシーがたくさん待機していて、運転手さんがしきりにタクシーに乗ることを勧めてきます。運転手さんが言うには「近頃は紅葉の大ピーク!早く行かないとあっという間に内蔵山方面の道路は渋滞し、普段20分で到着するはずが、1時間や2時間かかっちまう!今(9時30分ごろ)タクシーに乗ればスムーズに行けるし、他のグループと相乗りすれば、1万ウォンかかるところ、1組5000ウォンで行けるよ!」~というはなし。バスは20~30分に1本らしいし~、バスを待つ間に渋滞に巻き込まれては行けないし~、タクシー代も思ったよりも安い!ということで、思い切って相乗り乗車することに。幸い相乗りしたカップルがとても親切で、てんちゃん一行が外国人と分かると、見所や美味しい食堂を手ほどきしてくれましたぁ~(このカップル、後でまた登場しますよ!^^)!タクシーの車窓からは、もう色づいた美しい紅葉が見えはじめ、期待で胸はいっぱい!
※チョンウプ駅から内蔵山までのタクシー料金は、1万ウォン程度が一般的です。
所要時間20~30分程。
カップルは登山を楽しむそうで、登山口でお別れ~。てんちゃんたちは無理な?!登山はせず、入口付近の紅葉&内蔵寺散策&ケーブルカーに乗っての展望台見学というコースで周ることに。メインゲートの内蔵山入口付近では、運転手さんの言う通り、すでに渋滞し始めていました。予定の場所よりも少し手前で降りて、両サイドに建ち並ぶ食堂、お土産店、露店、そしてすでに色づいた赤や黄色、オレンジ色の葉を眺めながら入場券販売所へ!内蔵山へ入場するには入場券売り場でチケットを購入しなければなりません。さっそくゲートをくぐって中へ~。このときの時刻は10時30分過ぎ~。
※ 入場券料金は、大人3200ウォン、青少年1300ウォン、子ども700ウォン。
ゲートに入ってすぐ前に、「クムソンギョ」という橋が架かっています。その橋の向こうには、美しく色づいた紅葉がぱぁ~と広がっています。赤と黄色が混ざった葉に、ため息~。カメラを持った手は、次から次へとパシャパシャ、シャッターを押していました。もちろん記念写真も撮ってもらって~^^/!
美しく染まった紅葉のトンネル
ここからケーブルカー乗り場までは、徒歩、あるいはシャトルバス(900ウォン)を利用。てんちゃん一行は、元気よく徒歩で紅葉を見ながら行くことに!歩きやすく舗装されたこの道は、まるで"紅葉のトンネル"!生まれてこの方、こんな美しくて華やかな紅葉を見たのは初めて~、かなり感激です!^^ 外国映画や絵画に出てくるような景色が、観光客&てんちゃんの目と心を楽しませてくれます。
徒歩はこちらから~
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シャトルバス利用の人はこちらから~
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平日だというのに人出は多く、登山着を身につけたおじさま・おばさま・おじいさん・おばあさんで賑わいます。団体で観光バスに乗ってやってくる人の数も相当なものでした~。
ケーブルカーに乗って展望台へ!
長~く続く"紅葉のトンネル"。写真を撮ったりしながら約1時間弱散策した先に、ケーブルカー乗り場を見つけました。このケーブルカーに乗ると展望台まで行くことができます。展望台から見える景色はどんなものなのか、かなり期待~!その前にまず、乗り場前にできた長蛇の列を並ばなくてはなりません!時間はこのとき正午。列に並ぶのはよいけれど、腹時計がぼ~んぼ~んとさっきから鳴り響いています~~♪ (ToT;)!このままでは、ケーブルカーはおろか、先に予定している内蔵寺散策まで持ちそうもありません。そこで、乗り場の下にある屋台風の売店でおでんをいただくことに!動かずじっとしていると、冷たい風が身にしみる中、このおでんはお腹も心もあったかにしてくれましたぁ~!*^o^*/
※おでん一杯3000ウォン。ケーブルカーは往復大人4500ウォン・往復小人2000ウォン、片道大人3000ウォン、片道子供1500ウォン。
てんちゃん感激!展望台からの景観~!
約40分の待ち時間を経て、いよいよ乗車!約5分ほどの空の旅。あいにく窓際は占領され、あまり景色が見えなくてちょっと残念。降りてからガタガタボコボコの道を、約250m行くと展望台にたどり着きます。展望台前の階段にも、紅葉が屋根のように茂り、絶好のフォトスポット!階段をてくてく上がっていくと2階建ての八角亭があり、その2階から見渡す景色はこれまた素晴らしい!山は赤や黄色、緑のブロッコリーを寄せ集めたような、ポコポコとした美しい集合体のよう!なんだか可愛いらしくも見えます。後もう3日、1週間?!ほど経てば、緑はほとんどなくなり、さらに美しさを増しそうな感じ。最初に来た道、"紅葉のトンネル"は、ここからも赤・黄・オレンジの華やかな姿を披露しています。
★ケーブルカーを降りたところから展望台までの道のり
★展望台からの景色
さて展望台を後にして、いざ内蔵寺へ。近くのお店のご主人に行き方をうかがったところ、「近いわよ。ここから徒歩で10~15分くらいよ!」とのアドバイス。その程度の距離ならっと徒歩で行くことにしたのですが、これが大変!登山用の靴を履いていなかったてんちゃんたちにとっては、この石がゴロゴロした下りの山道はきつい!!何度も滑りそうになり、転びそうになりながら七転八倒~。道行く登山客に、「その靴じゃ~大変だ~」などと言われながらも、どんどん下って行きました。寒さ予防のファーのジャケットも暑い!!そうこうしながら約20分下り、やっとの思いで内蔵寺に到着~。お疲れ様でした~このときひざはガクガク・・・きっと明日は筋肉痛だぁ~ ToT;~!! ※再びケーブルに乗って下山し、内蔵寺に向うこともできます。このコースの場合は、往復チケットを買っておけばOK!
絵画のような美しいお寺「内蔵寺」!
内蔵寺はたくさんの登山客で賑わっていました。素晴らしい紅葉がここでも見ることができ、みな楽しそうに写真を撮ったりしながらはしゃいでいます。てんちゃんはヤクスト(薬水―湧き水)でお清め?!の意味を込めて、手を洗い、お寺をお参り。その後、みごとに色づいた紅葉を鑑賞し、記念写真も。内蔵寺入口にある池の周辺は特に美しく、水に映る寺と紅葉が情緒あふれる景観を織り成していました。
この内蔵寺から最初のケーブルカー乗り場付近まで、平坦な道が続きます。背の高い木々がサイドに並ぶステキな散歩道。紅葉はあともう少しというところでしょうか。そのままバスに乗って食事?!っと思ったとき、左手に「碧蓮庵(ピョンニョンアム)」と書かれた散策路入口を発見。せっかくここまで来たんだから、そちらへも立ち寄ってみることに。
碧蓮庵(ピョンニョンアム)であの人に再会?!
ここから「碧蓮庵(ピョンニョンアム)」までの道は、舗装された800mほどの道。急な坂道などありするものの、あの下り坂に比べれば何でもありません!トコトコ登っていく途中、なんと朝タクシーを相乗りしたカップルと遭遇!!お互い"わぁ~~偶然!"と言って再会を喜び、再びお別れ~!お元気でぇ~~^^/ お寺に到着すると、お寺からは、お経を読み上げる声かすかに聞こえます。閑静な本堂の背景にそびえる岩山が、なんともいえぬ自然の力強さを感じさせてくれます。そういえば、ここはさっきの八角亭の展望台から見渡せたお寺。ここからも、山の先っぽに聳える展望台がはっきり見え、あそこからここまで歩いて来たぁ~という達成感みたいなものを感じました*^o^*v。 ここで少し休憩していざ下山。さぁ~いよいよご飯だご飯!!時はこのとき、15時前~。
帰りは、"紅葉のトンネル"を往復するシャトルバス(900ウォン)に乗車して、メインゲートへ戻ります。メインゲートを出て、少し歩くと食堂やお土産店がずらりと並んでいます。これらの食堂の中でもてんちゃんたちは、行きのタクシーの運転手さんとあのカップルオススメの「ウォンジョジョンジュシクタン(元祖全州食堂)」というお店へ!
山の麓の食堂「ウォンジョジョンジュシクタン(元祖全州食堂)」
で山菜定食を満喫!
さっそく、黄色い看板が目印の「ウォンジョジョンジュシクタン(元祖全州食堂)」へ。お昼のピークは当然過ぎていますが、下山客で意外にもお店は混んでいましたョ。さっそく"サンチェジョンシク(山菜定食)"を注文!少しするとジュージューと音を立てる石鍋とさまざまなおかずがテーブルいっぱいに!
※元祖全州食堂
(ウォンジョチョンジュシクタン)
電話:063-538-7929
ジュージュー音を立てていたのはエリンギ・キャベツ・ニンジンなどの野菜の炒め物、もうひとつの石鍋にはシイタケ、エリンギなど数種類のキノコの入ったテンジャンチゲ(韓国味噌汁)。他にも青菜の和え物3種、豆腐の焼いたもの、ケランチム(たまご蒸し)、焼き魚、エイの蒸し物、キノコの和え物、山菜の料理数品などなど、ざっと数えてなんと25種類も登場。今が旬の秋の味覚、キノコ入りの石鍋2品は本当にウマイ!キノコのエキスが染み出たテンジャンチゲの味は最高!あっさり&ヘルシーなお料理を食べ始めると、ご飯一膳じゃ足りないくらい。これで1人前13000ウォンは安い!!ソウルでこのお料理をそのまま食べられるといいなぁ~と思ったほど!^^
バスに乗ってチョンウプ駅へ。
帰りは17時43分発のソウル・竜山行きのKTX。食べ終わったときの時刻は16時30分ほど。食堂近くをぷらぷらしながら、帰路はバスを使って駅へ向かうことに。食堂から150mほど行った先にバス停があり、そこでバスに乗車、チョンウプ駅へ。駅に到着すると17時を少し回っていました。駅前は下山した登山客で大賑わい!!アジョシやアジュマが半酔っ払い状態でどんちゃん騒ぎ!!皆さんもやっぱり内蔵山の紅葉には大満足されたんでしょうね~。^^
お腹もいっぱい、紅葉もきれいだった!っということで、今回の旅はかなり大満足!以前なら日帰りが難しかったこの内蔵山へ、こうして気軽に出かけることができるとは、KTX様様という感じ!生まれてから見た紅葉の中で一番アルダウォットン(美しかった)内蔵山。今度は両親を連れてぜひ訪れたい思い出のスポットとなりました。日本の皆さんも、来年か再来年、3泊4日などの少し余裕のある秋の韓国旅行を計画して、一度訪れてみてはいかがでしょうか?!そうそう~訪れるときは、必ず楽なスニーカーを履いてきましょうネ~^^。以上、すっかり内蔵山の紅葉に魅せられたてんちゃんがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2005-11-09