マッピーの冬の木浦を歩く!

冬休みにバスで木浦まで足をのばしてみました!

皆さん、こんにちは。 新しい年をむかえられて、どのようにお過ごしですか?
延大語学堂は、正月をはさんで一月あまりの冬休みがあります。そんな冬の一日、木浦まで足を延ばしてみました。

バスに乗ったのは、高速ターミナル。
時刻表には所要時間5時間20分とありましたが、実際にかかったのは4時間強。ここ最近は、高速バスに乗ると予定より早く着く傾向にあります。これは、高速道路が整備されてきたことと、運転技士ニムのやる気のおかげだと思います。
ちなみに、この日の技士ニムは女性でした。タクシーとか市内バスではときどき女性をときどき見かけますが、高速バスでは初めてでした。けっこうメリハリのある、上手な運転でしたよ。
この日は満席でしたが、薄暗い時間の出発なのでバスが動き出すと全員がお休みモードに入り、韓国のバスにしては異例にも静かな道中でした。
途中の休憩所での小休止を経て着いた「木浦総合バスターミナル」は、高速インターからほど近い町外れにあります。
そこから、鉄道の「木浦駅」までは市内バスで20分ほどとけっこう離れた所です。
駅から港に続く道には、イルミネーションが飾られて華やかな雰囲気ですが、表通りから一本入ると、頭に荷物をのせて歩くアジュマの姿も見かけました。
さて、木浦は昔日本との関係が深くて、いまでも当時の日本家屋が残っている希少な土地です。
確かに、木浦駅の周辺をあるいてみると、明らかに韓国伝統の建物とはちがった日本の建築物が目に付きます。でも、長い年月の間にかなり改造されている様子がうかがえます。
日本人が建てたものは、屋根の形と窓に特徴があるようです。
町を見下ろす丘の中腹に立っている「旧日本領事館」です。
現在は「木浦文化院」と名前を変えています。裏にまわると当時の防空壕がそのまま残っていました。
「旧東洋拓殖会社」の社屋は、木浦の歴史を写真で展示する場所として使われています。
ここの2階には、「日帝の残酷性」と題した展示室があります。確かにそういう事実があったことは認めますが、幼い子供でも無料で入ることのできる場所にこのような展示があることに、少々重い気持ちになってしまいました。
また、東洋拓殖会社の目の前のお屋敷は、きれいに手入れされて飲食店として使われていました。
旅客船ターミナルは、立派なものが完成の一歩手前です。
この近くには、名物の「アグチム」や「セバルナクチ」の店がずらりと並んでいます。木浦のある全羅道は、食べ物がおいしいので有名ですよね。

ソウルから木浦というとすごく遠いイメージがありましたが、高速バスで一眠りしている間についてしまいます。
皆さんも、お暇なときに一度行かれてみませんか?

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-01-09

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