朝鮮半島半周ドライブ旅行に行ってきました!

てんちゃん、東海・南海を2泊3日間、ドライブ三昧!

こんにちは!てんちゃんです。ドライブ旅行が大好きなてんちゃんですが、ここ最近、家と会社の往復が続き、全く旅らしい旅をしていませんでした。でもやっぱり冬の旅行といえば温泉!そんな温泉の文字が頭の中でちらほら~。有給休暇も残っていたことから思い切って旅に出かけようと計画!!電車旅行もいいけれど、車なら当てもなく偶然通りかかった村や町に立ち寄ることができると思い、車を利用したドライブ旅行をすることにしました。もちろん、その中に温泉は必須コース!行く街、行く街のおいしいものを食べ、美しい景色を満喫したリフレッシュ冬旅行紀行。さっそく皆さんにご紹介したいと思います。
てんちゃんがこの旅行で絶対にやりたいこと!
★ あったか温泉につかること!
★ 釜山に立ち寄り、懐かしの味「コムチャンオ」と「ミルミョン」、新しい味「テジクッパ」を食べること!
★ 一度も行ったことのない南海郡に立ち寄ること。
特にこれっというのはこの3つ。あとは行き当たりばったりの気ままな旅を楽しみます!
高速道路を利用して東海へ一気にGO!
お昼前にソウルを出発!嶺東(ヨンドン)高速道路を利用し、一気に東海(日本海)まで突き進みます。ソウルを出発するときは少しどんよりしたお天気で、雨や雪が降らないからなぁ~と心配していたのですが、想像通り江原道に入ると雪がちらつき始め、車窓の風景は白い雪景色に。江陵(カンヌン)につながる山を越えるとお天気は晴れ、さっきの雪が嘘のよう~。まずは江陵ICを出て、人気観光スポット「正東津」へ向かいます。

日の出の見える海岸「正東津」へ
正東津(チョンドンジン)は昔々の人気ドラマ『砂時計(モレシゲ)』の舞台になったスポット。当時はドラマの人気と比例して相当の人々がこの地を訪れたとか。もちろん現在もその人気は続き、年末年始には初日の出を見ようと多くの人が訪れるそう。またソウルの清涼里駅から発車する列車が海岸に乗り入れする珍しいステキな景観を楽しめます。デートコースのメッカでもあるため、カップルも多し!さらに海岸には貝焼きの屋台やおでんの露店などが並び、冷えた体を温めてくれるメニューが揃っています。てんちゃんは軽くおでんをいただきました。かなり冷たい風が吹いていたのですが、このおでんを食べて体もホクホク。^^では次の目的地へ~。

ヨン様映画『外出(四月の雪)』の撮影地三陟で宿泊!

正東津から国道7号線に沿ってさらに南下していきます。車窓からは西海(黄海)側の干潟の海とは全く違った、波が激しく立ち上がる海のようすが見渡せます。ソウルには海がないため、久しぶりに見る立派な?!海です。三陟(サムチョク)には午後6時ごろ到着。以前、ヨン様主演映画『四月の雪』のロケ地巡りで訪れたことのある街。久々に訪れ、少し懐かしさを感じます。でも今回はロケ地を意識せず観光。まずは地元の市場に行ってみることに。ここ三陟の市場で働いているのはアジュマ(おばちゃん)・ハルモニ(おばあちゃん)ばかり。寒空の中、本当にご苦労されていました。市場は水産市場エリアと一般市場エリアに分かれているのですが、ちょっぴり訪れた時間が遅かったこともあり、ほとんどお店は閉まりかけ。そこでそばにあるハナロマートへ行き、夜、宿で食べるおやつや明日車の中で食べるおやつを買い込みます。夕飯はぜひ三陟名物料理を食べたい、とハナロのスタッフにうかがってみたところ、この辺では「ゴンチクッ」という魚のスープが有名とか。さっそくおいしいお店を聞き出し腹ごしらえ!!
初体験ゴンチクッ!いただきま~す!
やって来たのは三陟市内から車で5分ほど離れたところにあるジョンナ港という港。海沿いに数軒の刺身店が並んでいますが、その中の一軒「パダフェッチッ(海の刺身屋)」というお店へ。店内には、不細工な?!奇妙な顔をした?!大きな魚の写真が壁に貼られています。まさかこれがゴンチ(うつぼ科の魚とか)?!とたずねると。大正解!!これがゴンチ。これをスープにして食べる???ちょっと心配ですが、思い切ってゴンチクッ(7000ウォン)をオーダー!そして登場したのがこちら。白身のお魚とキムチが入っています。聞いてみると、ゴンチクッには発酵したキムチを入れるのが定番とか。ではゴンチの味は?!これがなんとも不思議な食感。ふわふわした水を含んだ白身の魚?!フニャフニャのアンコウ?!いやいや、世の中にこんな魚があるなんて?!淡白な白身とキムチの酸味と辛さがマッチし、想像したよりはおいしく食べられました。この不思議な食感、ぜひ食べてみてください!^^
三陟パレスホテルにて宿泊!!
今夜は三陟パレスホテルにて宿泊。三陟一の高級ホテル?!というだけ、景色も最高だし、施設もきれいで満足!ちなみにこのホテル、映画の撮影当時俳優人が宿泊、さらに映画の一場面にも登場したこともあり、ホテル入口にはヨン様の写真もディスプレイされていました。^^
ホテル前から日の出~!
さて、三陟から日の出を見ようと張り切っていたものの、案の定寝坊。外に出てみると、朝日がすでに少し顔を出していました。ちょうどホテルの前には「ソマンエタッ(希望の塔)」と呼ばれる公園があり、何人かの人が朝日を鑑賞中~。美しい海の景色を楽しんだ後、ホテルに戻り荷造りし、2日目の日程をさっそく開始!
サンチェビビンバと田舎風テンジャンチゲ!
三陟を後にし、さらに国道7号線に沿って南下。蔚珍(ウルチン)という街へ向います。蔚珍市内から6kmほど内陸に入ったところに、「天然記念物155号」に指定されている「聖留窟(ソンリュグル)」と呼ばれる洞窟があります。さっそくそちらに立ち寄ることに。到着し、駐車場から洞窟へ入る入場券売り場までの道のりには食堂がずらりと並んでいます。朝食と昼食を兼ね、このあたりの食堂で食事をとることに。メニューはお店のおばさんオススメのサンチェ(山菜)ビビンバを賞味!田舎風のテンジャンチゲもつけてくれました。いろんな野菜の入った本当にヘルシーな料理。こういう観光地で食べるとなぜかいつもより輪をかけておいしく感じますね。^^
聖留窟(ソンリュグル)内へ、いざ出陣!!
では洞窟へ。入場券(大人3000ウォン)を購入し、さっそく中へ入ろうとしたのですが、とっても小さな入口。お辞儀をした状態でないと入れないほどの狭さ!中も相当狭く、頭を下げなければならないほど天井が低い場所が数箇所あります。全長472m、5つの池と12の広場から成り立つ「聖留窟(ソンリュグル)」は2億5千万年という長い月日をかけて出来上がった洞窟とか。中に入り、自然に出来た天井・壁の石などを見ると、その神秘性を改めて実感します。途中、聖母マリア像と呼ばれる石や、地獄洞と呼ばれるスポットなどがあり、自然が生み出した作品を鑑賞することができますヨ。あっ、そうそう、入口でヘルメットの無料貸出をしているので、頭をぶつける心配のある人は、ぜひヘルメットを着用してください。もちろん、てんちゃんは着用しました。^^
盈徳市場へGo!
「聖留窟(ソンリュグル)」を後にし、さらに南下~。ヨンドッケッ(盈徳カニ)で有名な盈徳に到着。まずは盈徳市内へ足を伸ばしてみることに。市内と言ってもとても小さな田舎町という雰囲気。市が開かれていているのでのぞいてみました。この日はとってもお天気がよくてまさに春日和!そんな春日和の空の下、お商売をするのはここでもやっぱりハルモニたち。水産市場エリアには新鮮な珍しい魚がいっぱいで、干し魚やエイなどもたくさん見られました。活気もあり、田舎ののどかな雰囲気を楽しめます。
「盈徳日の出公園」で絶景を堪能!!
国道7号線に沿って走ってきましたが、ここで東海沿いの地方道20号線に移動~。この海岸道路沿いにある「ヨンドヘマジコンウォン(盈徳日の出公園)」へ。岸壁からの見晴らしは、もう最高!海のそばまで行けるように階段もあります。そしてなによりもこの公園のシンボルは灯台!!でもこの灯台、ただの灯台ではありません!なんとこの盈徳地方の名物であるヨンドッケ(盈徳カニ)をイメージしたもので、カニのはさみが灯台に巻きついたようなデザインになっています。^^ これは記念写真もの。さらに公園の反対側には風力発電所があり、大きな風車?!のような機械がグルグル回っています。
カング港はカニの宝庫!!
さらに地方道20号線を南下。20号線と国道7号線が合流する手前にガング港という場所に遭遇します。ここもまさにカニの産地で、盈徳カニ専門店が数十軒も並んでいます。どのお店からも白い煙がモクモクたちあがり、新鮮なカニを蒸し揚げています。またお店の数だけ車の渋滞も相当のもので、大邱(テグ)や浦項(ポハン)といった近くの都市からカニを食べようとやって来るようです。 盈徳を後にし、国道7号線に沿ってまたまた南下。大きな製鉄所のある街、浦項に到着。ここで浦項に住む友人に会い、夕食をご馳走になりました。^^ 食事を終えると時間はもう午後6時過ぎ。お友達と別れ、2日目の最終目的地である釜山まで一気に移動です!
釜山・東莱温泉でプライベート温泉を楽しむ!!
今回、釜山で宿に選んだのは、釜山の東莱温泉!!今回の旅の目的の1つである温泉をこちらで堪能しようというもの。友人のススメもあり「鹿泉温泉ホテル」をセレクト!なんとこのホテル、お部屋のお風呂に温泉水がひかれているため、プライベート温泉、いわゆる家族温泉風呂を楽しめるホテルなんです。お風呂は広いので、余裕で2人は入れます。お子さん連れのファミリーやご夫婦・カップルには特にオススメ!またホテルの前には、大衆温泉「鹿泉湯」もあり、大きなお風呂を堪能したい方はこちらにも足を伸ばしてみましょう。
コムチャンオを肴に一杯!!
釜山についたのが夜9時過ぎ。早めの夕食だったのでちょっぴり小腹が~@@;!ちょうどホテル前の通りに釜山名物コムチャンオ(ぬたうなぎ)のお店が並んでおり、迷わずお邪魔しました。店頭ではおばさんが練炭の火でコムチャンオを焼いています。香ばしい香りがプ~~ンと漂い、酒を?!いや食をそそります。注文の仕方は特大・大・中・小。中サイズで2人前(30000ウォン)程度とか。さっきまで水槽で生きていた新鮮なコムチャンオ。コリコリ&シコシコした独特の食感がてんちゃんは大好き!辛目の濃い味なので、酒の肴にはもってこい!ただちょっとお値段が高めだったのが残念・・・。この後ホテルに戻り、お部屋にある風呂で「い~いっ湯だなぁ~~!」と上機嫌で歌いながら(マジで歌いました^^;)一風呂浴び、2日目に幕を下ろしました。
朝から温泉!テジクッパ!
3日目!朝起きてすぐまたまたお風呂に~。温泉はいいなぁ~と朝から感激!ユニットバスなどと違って深さも幅もあるので、肩までしっかり浸かれるのがうれしい!のぼせる前にお風呂から退場し、ホテルをチェックアウト。釜山に行ったら一度食べてみたい!っと思っていたテジクッパにチャレンジしようと釜山大学前に移動し、ナビでも紹介されている「トジュチッ」へ!さっそくテジクッパをオーダー!想像の世界では、豚肉臭くてちょっと食べにくいんじゃないかなぁ~と思っていたんですが、ピリッとした薬味が入っている上、エビの塩辛などを入れると豚の臭みはほとんど感じられません。とんこつラーメンレベルの香りなので、大丈夫!今度来たらまた食べたいっと思っちゃいました。^^
釜山グルメ満喫!
さぁ~て、このあと南海へ向うのですが、その前にもう少し釜山グルメを満喫したいと一路南浦洞へ。前回釜山に行ったときに食べたミルミョンがもう一度食べたく、「ハルメカヤミルミョン」へ。テジクッパを食べても間もないというのに、軽く平らげました!いやいや、やっぱりミルミョンはウマイ!さっぱりしたスープに黄色い麺。ソウル生まれのナビ友も初めて今回ミルミョンに挑戦したのですが、かなり気に入っていました。ミルミョンの後は、PIFF広場までお散歩。これまたソウルにはない、マーガリンで焼き上げたホットッを賞味。甘いだけのソウルのホットッと違い、外は軽い塩味、中は甘い蜜という組み合わせが意外においしく、またまたソウル生まれのナビ友、かなり気に入っておりました。^^さて、テジクッパ→ミルミョン→ホットッを一気に食べつくしたてんちゃん一行。これから南海高速道路に乗り、ジンギョICまで走り一気に南海郡まで向います。
春の南海郡をドライブ一周!
南海郡(ナメグン)は朝鮮半島の南側に浮かぶ島。現在は南海大橋と本土が結ばれ、自動車で気軽に行き来できるようになっています。釜山から約2時間半、車を走らせて到着。全長660mの赤い南海大橋を渡ると南海郡に突入。お天気の良かったこの日の南海はまさに春。冬から春に変わり行く南海の風景を楽しもうと国道19&77号線に沿って南海郡を一周ドライブすることに。初日は雪景色の韓国の北側にある江原道の景色を楽しんだのに、3日後には春の南海郡の景色を楽しめるなんて、とても不思議な感じ!北側とは街路樹の種類から家屋のスタイル、田畑のスタイル、海のようすなど全てが異なり、その違いを見比べるだけでも面白く感じられます。海岸道路を駆け抜けながら見える青く輝く海の景色は普段の都会の暮らしを忘れさせてくれて、自由な開放された気分にしてくれましたぁ~。^^/
南海市場でゴンチに遭遇?!
途中、ここでも市場に立ち寄ってみました。活気があるのですがやはりこちらもハルモニやアジュマばかり。若い人の姿は本当に少ないです。また市場で妙な魚を発見!これはもしかして?!そう~、三陟で食べたゴンチではありませんか!本物の生のゴンチが見られるなんて光栄!私たちだけでなく、他にもカメラを持ち歩く都会からの旅行者がいたのですが、彼らもパチパチとゴンチを記念撮影。ん~やっぱり不細工ですね。^^; 南海をドライブすること約2時間。時間は午後6時になろうとしています。これから統営・大田高速道路を飛ばしソウルへ。お疲れ様でした。^^v

釜山の温泉にグルメ、三陟のゴンチとの出会い、くねくねした洞窟巡り、盈徳の日の出公園からの素晴らしい景色、南海郡1周ドライブといやいやぁ~、久しぶりに旅らしい旅、充実した3日間を過ごしました!時にはこうしてリフレッシュする必要がありますね!これでまた次回の旅を目標に、一生懸命仕事にも励めます!これから季節は春になり、まさに旅日和に突入します。韓国に住んでいる方はてんちゃんの旅を参考にドライブ旅行など、また日本からソウルにいらっしゃる方も韓国の観光旅行を思う存分楽しんで、エネルギーをしっかり充電&リフレッシュされてみてはいかがですか?!次回は西海方面を中心にした気ままな旅行に出かけたいなぁ~と今からワクワク!以上、てんちゃん旅行記でした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-02-21

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