今韓国に留学に来ている学生さんに突撃インタビュー! ~梨大編その2~

会話も文法もまんべんなく&ファッションショップ街や飲み屋エリアもすぐそば!名門大学「梨大」にある言語教育院!

こんにちは!ソウルナビです。グルメにエステにとお楽しみドコロ満載のソウルですが、旅行でやってくるたびに「ソウルに住んでみたいな」とか「韓国語を本場で勉強したいな」なんて思う人もけっこう多いのでは!?そんなみなさんのため、今日はこちらソウルで一生懸命留学生活を送っている学生さんのインタビューをお届けしたいと思います!ナビがやって来たのは梨花女子大学校言語教育院。ここは梨大(イデ)エリアの中心的存在、名門女子大「梨花女子大学」の中にあり、留学生からもいつも人気の語学院(※大学自体は女子大だけど、言語教育院は共学!)。同じく学生街として有名な新村(シンチョン)もすぐそばにあり、勉強も人との交流もしやすい場所。先輩学生はどんな留学生活を送っているのか!?じ~っくり聞いてきましたよ!
お名前:岩崎奈津子さん(21歳)
現在のレベル:5級
留学期間:2007年6月~
在籍しているコース:韓国語集中コース

お話を伺ったのは現在5級クラスで勉強中の岩崎奈津子さん。2007年6月にソウルにやってきた岩崎さんは4級から留学生活をスタート。現在こちら梨花女子大学校言語教育院で2学期目を過ごしていて、ソウルで留学生活をはじめて5ヶ月ほど経ったそう。それではインタビュー開始!

■クラスについて

Q.クラスの人数は何人ですか?
岩崎さん
:今のクラスは16人。今回はちょっと多くなっちゃったみたいですね。4級のときとか、普段はだいたい12~14人が1クラスという感じです。(ナビ:男子学生もいますか?)やっぱり女の人が多いけど、今うちのクラスでは5人の男子学生がいますよ。

Q.クラスメイトの国籍や年齢層はどんな感じですか?
岩崎さん
:だいたい半分くらいが日本からの学生で、他は中国、アメリカ、ロシア・・・といった感じです。1~3級だとこれよりもっと外国人率が高くなり、西洋からの学生も多いみたいですね。25歳~30代前半くらいのお姉さんたちが多いですが、学校全体では中年の方などもいらっしゃいます。

■授業について

Q.授業はどんな感じで進められるんですか?
岩崎さん
:教科書は1課2課・・・という感じに分かれていて、その中で読み・書き・文法などとさらに分類されています。だいたい1週間で1課と少し進むのですが、毎週金曜日に次の週の予定がプリントで配られるんです。(といって以前もらったプリントをみせてくださる岩崎さん。)これをもとにして次の週の予習をしたりするんですよ。うちの学校は担任の先生が2人いて、基本的に一日は同じ先生から授業を受けます。あ、金曜の3時間目は特別授業みたいな感じで、ドラマなどを見ながら韓国語を勉強しているんですよ~。(ナビ注:今年人気だったシットコム「思いっきりハイキック」などの名前が挙がりました^^)
学習の予定表

学習の予定表

教科書にもたくさんのチェックが!

教科書にもたくさんのチェックが!

Q.授業内容や授業中の特徴を挙げるとしたら?
岩崎さん
:まず授業の雰囲気がアットホームな感じだということが言えますね。先生は優しくて話がおもしろいし、授業もわかりやすい。女性の先生が多くて梨大出身の方が多いから、大学のお姉さんが教えてくれている気分です。カタイ雰囲気がなく、誰か生徒が発言したら冗談でツッコミが入り、それに対してみんなで笑いながらまた突っ込む、みたいな(笑)。授業は全体的に文法重視というよりは会話をする機会が多いと思います。例えばイルキ(読み)の授業をしていても、要約をみんなの前で発表したりするんですよ。

Q.最近印象的だった授業は?
岩崎さん:私の場合、現在5級クラスとなって授業のレベルがちょっと高くなりました。今「プロジェクト」という発表授業もしているんです。パワーポイントを使いながらの発表。チームを作ってそのメンバーで準備するんですが、その内容は例えば歴史的人物についてとか。おいしい食堂を紹介する宣伝発表みたいなのもありましたよ!(ナビ:いい勉強になりそうですね~)そうなんですよ、「みんなの顔を見ながら人に伝える」わけですから良い機会ですよね。準備は大変なんですけど、その代わり終わったあとは達成感があります!
Q.すごく勉強を楽しんでいらっしゃる感じですね~。
岩崎さん
:そうですか?(笑)最近つくづく思うのが、4級と5級間の差です。4級までは教科書の内容を重視する感じですが、5級からは韓国語の勉強は当たり前。それに加え、「韓国語でさらに別のものを勉強する」という感じになります。大変なこともあるけど、みんなの発表を聞くのもおもしろいし、いろんな国の人の感覚の違いとかも見えたりして文化の勉強にもなるんですよ^^。

■施設について

Q.学校の施設はどうですか?
岩崎さん
:教室もきれいだし、学校にはコンピューターの数もけっこうあります。コンピューターは授業でもよく使います。あ、小さなカフェテリアのようなところもあるのですが、試験前にそこで軽く勉強したり、朝キンパッを買ったりもします!勉強面も含め、学校に関して特に不満や問題はありません。

■昼食・授業後について

Q.お昼はどこで食べますか?
岩崎さん
:学食が多いですね。節約したい時はここでキンパッとかラーメンを。売店のパンもけっこうおいしいですよ~。
Q.放課後の過ごし方は?
岩崎さん
:家や自習室、またはカフェとかで宿題をします。たまに梨大の街をブラブラしたり。梨大は女の子にとって楽しいエリアですよね~。で、新村は「飲みの場」って感じ(笑)。お酒はだいぶ飲めるようになってきました。よく飲むお酒の種類ですか?う~ん、やっぱりソジュ(焼酎)ですかね。みんな当たり前のように飲んでるし、手頃だし。ビールも安いですよね~。10人くらいの大人数で飲みに行ったりすると、一人あたり5000ウォンで済んじゃったりも!(ナビ:ほんとですか!?)まぁ飲みまくるような人がいなかったこともありますけどね。あ、サムギョッサルとかもよく食べますよ~。
梨大

梨大

新村

新村

■生活について

Q.住まいはどうされているんですか?
岩崎さん
:下宿に住んでいます。新村にあるので、学校までは歩いて約10~15分くらい。だいたい四畳半~五畳くらいの部屋で、トイレ・シャワーは共同。朝晩の食事がつく普通の下宿タイプで、一ヵ月40万ウォンです。(ナビ:何か不便なことはないですか?)無いですね~。ご飯はおいしいし、下宿のアジュンマ(おばさん)も優しいんですよ。お母さん的な存在かな。住んでいるのは韓国人も多くて、延世大学の学生が多いです。
Q.梨大は寄宿舎が整っていることで有名ですよね。昨年(2006年)新しい寄宿舎に変わり、場所も教育院(学校)に近くなったそうですが?
岩崎さん
:住んでいる人から聞くと、満足しているようですよ。セキュリティもしっかりしているみたいです。それにほんと学校のすぐそばですからね~。逆に寄宿舎に住んでいる人のほうが(近すぎて)遅刻しちゃったりするんですよ!(笑)
Q.住んでみて気付いたことって何かありますか?
岩崎さん
:やっぱりなんだかんだいって、韓国は食べ物が安いことですかね~。そのかわり、紙製品とかが高い!特にトイレットペーパーとか!だから日本からダンボールで送ってもらったりしてるんですよ。(ナビ:ええ~っ、ほんとですか!?)はい(笑)。でもそんな不便なわけじゃないんですよ。あ~、あと洗剤系とかも意外に高いから、「日本ならマツキヨとかでもっと安く買えるのに!」なんて思いますね~。

梨大の学生食堂におじゃましてみました!

お昼過ぎのインタビューでおなかがグゥグゥ鳴る状態だったナビ。このあとお友達とランチの約束があるという岩崎さんに、梨大の学食へと案内してもらいました!
メニューを選んで・・・

メニューを選んで・・・

食券を購入!

食券を購入!

岩崎さんと中国人のお友達2人とのランチ。2人とも同じクラスの学生さんなんだそう(真ん中がイ・ヨンチャンさん、左がワン・イェンニンさん)。岩崎さんにとってオンニ(お姉さん)的存在の年上のお友達だそうですが、話がポンポン弾んでとっても楽しそう!話の内容は学校のこと・共通のお友達のこと・食べ物のことなどいろいろで、もちろんその会話は全部韓国語~!3人ともビックリするほどお上手です。ナビもランチをご一緒させていただいたのですが、イさんもワンさんも明るくて気配りのできるステキな女性。3人は4級の時も同じクラスだったそう。
ここで今回食べたメニューをチェック!
「学食メニューはしょせん学食レベル」と思っちゃいますが、意外に!?値段の割に具も多かったし、どれも安くておいしかったですよ!
チャムチトルソッパッ(石焼ツナビビンバ)<2,400ウォン> チャムチトルソッパッ(石焼ツナビビンバ)<2,400ウォン>

チャムチトルソッパッ(石焼ツナビビンバ)<2,400ウォン>

プルコギポックンミョン(プルコギ炒めうどん)<2,500ウォン>

プルコギポックンミョン(プルコギ炒めうどん)<2,500ウォン>

チャンポンラミョン(ちゃんぽんラーメン)<2,000ウォン>

チャンポンラミョン(ちゃんぽんラーメン)<2,000ウォン>

岩崎さん:このお姉さんたちにはいろんな面で助けられることが多いんです。ほんとにしっかりしているし優しいし。お2人は中国から来ている学生さんなんですけど、私は今まで日本にいるときに中国の方と知り合う機会がほとんどなかったんです。だからこうしていろいろしゃべったり仲良くするのは初めてで。こういう出会いも留学したからこそ得られたわけですよね^^。

はじめは「言いたいことが韓国語でうまく言えない」といった言語的な問題で悩んだことがあったという岩崎さん。でも、海外からの留学生を含めさまざまな人たちと交流することでそれを克服してきたとか。(日韓交流カフェ「カケハシ」で交流会の司会者もされていたそう!)一生懸命勉強し、人との出会いも大切にしながら元気いっぱい学生生活を過ごしている様子に、ナビもパワーをたくさんもらった気がしました!梨大の語学院に通おうと考え中のみなさん、参考にしてみてくださいね。そしてこの先も勉強を続けてこちらの学院で卒業まで勉強する予定という岩崎さん、これからも充実した留学生活を送ってくださ~い!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-11-21

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