ぱんだのソウル特派員レポート・第2回「GODの100日コンサートに行く!」

先日ぱんだは韓国に来て初めてコンサートに行って来ました。いわゆるコンサートデビューですね(^^)。ワールドカップが終わって以来、久々のイベントにワクワクドキドキ。その名も「god 100日間のヒューマンコンサート」。今回はそのときの様子をレポートしようと思います。
左からキム・テウ、ユン・ケサン、パク・チュニョン、ソン・ホヨン、デニー・アン

左からキム・テウ、ユン・ケサン、パク・チュニョン、ソン・ホヨン、デニー・アン

最近は日本でも韓国ポップスが人気だということですが、みなさんgodってご存知ですか?god(ジーオーディー)は1999年1月にデビューした男性5人のグループで、デビュー曲の「オモニムケ(お母さんへ)」がヒット。その後好調にヒット曲を重ね、2000年年末にはKBS歌謡大賞にて大賞を受賞。テレビ番組のコーナー「育児日記(ユガイルキ)」での活躍もあいまって、韓国の国民的歌手の仲間入りを果たしました。またリップシンク(口パク)の多い韓国歌謡界の中で、きちんと歌の歌える本当の歌手でもあります。ぱんだが韓国に来たばかりの2000年1月には第2集アルバムを発表した後の活動期間中で(韓国では一般的にアルバムを発表順に1集、2集、3集・・・と呼ぶことが多く、アルバム発表から一定期間活動を行った後休止期間に入り、また次のアルバムを発表してカムバックした後、活動を行いさらに休止期間に入るというような活動形態をとっています)、語学堂の授業で「サランヘ・クリゴ・キオッケ(愛しているそして覚えていて)」の歌詞を勉強したこともあって、親しみを持っていたグループでした。
そのgodが9月22日までの毎週木曜日から日曜日までの週4回、ソウル市チョンドンにあるポップコーンハウスで「100日間のヒューマンコンサート」を行っていて、ぱんだはその34回目の公演に行ってきたというわけです。
コンサート会場の2階では、godの衣装や、小さい時の思い出の品、小さい時からの写真などが展示された展示会も開催されていて、当日コンサートのチケットを持っていくと無料で入場できます。ぱんだが行った日は木曜日で、コンサートが午後7時30分開始、展示会は午後4時30分まででした。
会場の周りには青いペンライトを売るおじさんおばさん、ペンライトの他にポスターや写真、バッジ、シール等を売る屋台もありました。なんとポスターはラミネートチューブ加工の巻いてもシワにならないスグレものでした。で、普通こういうものは会場内でも売っているのでは?と思っていたところ、意外にもコンサート終了後パンフレット(5,000ウォン)とポスター(6枚組み:3,000ウォン)が販売されていたのみで、CDやオフィシャルグッズは販売されていませんでした。
会場内部は思ったよりこじんまりとしていました。1階がスタンディング席、2階と3階がイス席。舞台は「エ」字型になっており、1階の正面にあるメインの舞台から突出舞台が2階に向かってのびており、2階イス席の一番前が花道になっているので、2階席でもかなり近くでメンバーの姿が見られました。

コンサートは暗転した舞台にゴンドラに乗ったメンバーが降りて来てスタートです。フォーマルな装いで1曲目の「チャグン ナムジャドゥルグヮ ハムケ(ちいさな男達とともに)」から6曲目の「パボ(ばか)」までトークを交えて熱唱した後、舞台からメンバーが消えて映像が流れました。映像が終わると今度はカジュアルな服装に着替えたメンバーが再び登場し、7曲目「ウェ(なぜ)」8曲目「モルジョ(知らないでしょう)」と続き、9曲目の「ウェ・ト・タシ・ナン(なぜ再び僕は)」の時には会場の人たちにダンスを教えて、ダンスの上手い人・・・というよりはおもしろい人を舞台に集めて踊らせたりしていました。
ゲストコーナーではその日のゲスト、イムチャンジョンがピエロの服を着たボランティアのふりをして登場し、メンバーをもびっくりさせていました。
本日のヨジャチングコーナーではその日ホストのテウがチケットの半券を引いて、会場からヨジャチング(ガールフレンド)を1人選びました。彼女の席の近くまでお迎えに行き、彼女を舞台にエスコートして彼女のために歌を歌い、そしてまた席にお見送りするという、いわばその日のホストとの瞬間デートのような趣向。なんともニクい企画ですねぇ~(^。^)。
その後の数曲はぱんだがよく知らない曲が続き、「ナン・サランウル・モルラ(僕は愛を知らない)」は小芝居仕立てになっていました。
この日は3つ目のバージョンにあたるパグィモ(パラムピダ・チュグン・クィシン・モイム・浮気して死んだ幽霊の集い)」で、メンバーそれぞれが食べて死んだ幽霊(テウ)、殴られて死んだ幽霊(デニー)、笑い死んだ幽霊(ホヨン)など、幽霊の役で登場していました。ここでデニーは会場から一人選んで彼女に見立てて肩を組んだり・・・役得ですねぇ(^^)。
その後「コジンマル(嘘)」、「ナヌン・アラ(俺は知ってる)」、「チョップルハナ(ロウソクの明かり一つ)」で盛り上がって、コンサートはひとまず終了しました。

さてアンコールはどうするのかなぁと思っていたところ、画面に「godチャン)」の表示が。会場のみんながワールドカップの時のて~はんみんぐーっのリズムで「godチャン!」と何度か叫ぶとメンバーが再び舞台に登場。メンバーはこの間にビニールコーティングされたっぽい服に着替えていました。アンコールは「SAY god」と「ハヌルセッ・プンソン(空色風船)」の2曲。この「ハヌルセッ・プンソン」の時、舞台に雨がザーッと降って「おおお、さすが韓国やることも派手だねぇ」と感心していたところ、メンバーが背中に水の入ったポンプを背負ったり、水鉄砲を手にしたり、水の入ったペットボトルを手にしているのです。「いやぁ水遊び楽しそうだなぁ」と思っていたところ、メンバーがそのポンプや水鉄砲で会場のファンに向かって水を撒き始めたではありませんか(゚o゚;)。会場のファンも心得たもので、ペットボトルの水をかけて応戦したり、もっと掛けて~とばかりにペットボトルを差し出したり・・・すごい。

コンサートが終わって会場を出たのは10時30分でした。初めて行った韓国のコンサートは、会場のみんなも参加でき、またしっかり楽しませてくれる、ファンとの集いのようなあったかいものでした。godのファンでなくてもしっかり楽しめるような構成でしたので一見の価値はあると思いますよ。ファンの方はよりアップグレードしたファン(?)に、そうでない方もgodが好きになってしまう・・・かもしれない、そんなコンサートでした。

この「god 100日間のヒューマンコンサート」、前半の公演は9月22日までですが後半の残り55回の公演は5集アルバム発表後行われる予定だとのことです。日本でのチケット購入については代行業者がいるようですし、チケットが余っていれば当日券が買えるかもしれません。もしもチャンスがあればぜひ行ってみてくださいね。

参照HP・・・www.god100.com(韓国語のみ)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-09-16

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