英語の先生2人、ハングル修行の旅

第二外国語は韓国語に決定!?

<↑左が佳代で、右が久美です。>

<↑左が佳代で、右が久美です。>

こんにちは。久美と佳代です。私たちは二人とも外大の英語の先生。語学の先生であるからには、常に新しい語学にチャレンジし、先生であるとともに語学学習者でなくては~!!とかなんとか思いながら、日本のすぐお隣りの韓国の言葉を勉強し始めました。本当に始めたばかりで、文字を読むのもままならない状態ですが、勉強し始めたら、その国にいってみたくなり、大学の後期の授業が始まる前にハングル修行(?)の旅を決行しました。しかし、今の私たちの語学力ではソウルに行っても路頭に迷ってしまうので、助っ人も常備。助っ人は、ソウルナビでもおなじみのユミ嬢。どういうご縁か、現在、私たち3人は同僚なのです。
<↑助っ人、ユミ嬢。「お久しぶりでございます。今、英語の先生をしています。韓国語の先生じゃないですよぉ。」>

<↑助っ人、ユミ嬢。「お久しぶりでございます。今、英語の先生をしています。韓国語の先生じゃないですよぉ。」>

二人の現在の実力は?
久美=文字は一応、時間がかかるけれどもなんとか読める。簡単な挨拶程度、初級文法程度ならOK。韓国旅行は2度目。はじめての韓国旅行は2004年3月。そのとき話したハングルは「ハンジャンジュセヨ」(1枚ください)と、切符を買うときに言っただけ(泣)。今回はもっとしゃべれるといいな。
佳代=ハングル超初心者。これからはじめようかというレベル。文字は読めるのと読めないものがある。簡単な挨拶は覚えている。今回の旅行で韓国デビュー。今回の旅行をステップにがんばるぞ。
一応、個人でテキストを使っての独学。でも、職場に行けば外大だけあって、韓国人の先生がいたり、ユミ嬢がいたりするので、質問したり会話練習をしようと思えばできる状態。恵まれているといえば恵まれているのかな。
当然だけど、韓国はハングル天国!
ハングル、ハングル、あふれるハングル!もう文字の読み練習し放題って感じです。目に付く看板、サインなど、短いものから読んでみる!読めても意味がわからないんだけど、それでも、やっぱり読んでみる!「ね~ね~、これは、なんて読む?」とユミ嬢から読みの練習をするように促されることもしばしば。現地の看板が読めると、ちょっとうれしいもんです。ハングルって縦に書いてあるときと、横に書いてあるときがあるけれど、個人的には横書きが読みやすいです。縦に書いてあると、不慣れなのもあってか、リエゾン(前の子音と後ろの母音がひっついて発音される分)がしにくいのです。それって、わたしたちだけかな?
<↑あっちこっちにハングルが!往十里って実際の発音と書いている文字とに違いがあるんだなあ。>

<↑あっちこっちにハングルが!往十里って実際の発音と書いている文字とに違いがあるんだなあ。>

<↑縦に書かれると読みにくい。でも、結構、食堂のメニューって縦書きがあるんだよね。>

<↑縦に書かれると読みにくい。でも、結構、食堂のメニューって縦書きがあるんだよね。>

<↑ここのお店は何を売っているのかな?看板には、町歩きに必要な情報がいっぱい。>

<↑ここのお店は何を売っているのかな?看板には、町歩きに必要な情報がいっぱい。>

<↑このアルミホイルは何?新鮮な海苔巻き・・・?(できたて海苔巻き)>

<↑このアルミホイルは何?新鮮な海苔巻き・・・?(できたて海苔巻き)>

「水産市場はどこですか」

「水産市場はどこですか」

ホテルでも勉強?!
ホテルは往十里のベストウェスタン・ホテルビジョン。エキストラベッドをいれてもらって一部屋に3人で泊まりました。さすがに部屋中ベッドだらけという感じになりましたが、その密着具合が修学旅行の雰囲気をかもしだして、3人で夜遅くまで(朝早くまで・・・とも言う)話をしていました。もちろん、明日に向けての韓国語の勉強もしっかり! 明日は、どこでなんて言ってみようかな。韓国に来たからには、自分の韓国語を試してみたいのもあるけれど、おいしい韓国料理も食べて帰りたい~。明日は、鷺梁津市場で、お刺身とチゲを食べる予定だから、「水産市場はどこですか」・・・っていうフレーズを勉強しておかなくっちゃね。
鷺梁津の駅までは、路線図を見ればいけるけれども、そこからが問題。水産市場ってどこにあるのかな?駅員さんに「スサンシジャン、オディエヨ?」と大胆にチャレンジ。ちゃんと伝わったみたい。駅員さんは、後方を指差して「#〇$☆Ш。」はい??わからん。そう、私たちのレベルは、ナチュラルな韓国語を聞き取れるレベルに達していない。会話をしようとしても、一方通行で終わってしまう。こちらの要求は予習すれば伝えられるかもしれないが、帰ってくる韓国語がわからない。ぜんぜん、わからない。と~ほほぉ~。でも、ここで後ろに立っている助っ人が役立つんですよね。聞き取るだけ聞き取っておいてくれるから。助っ人と一緒にいるのがいいかというと、100%そうとはいえないと思うけれど、何かのときに役に立ちます。「カムサハムニダ~」わかっていないけれど、わかったということにして、助っ人について行くのでありました。会話が成立しなくて、たとえ一方通行であったとしても、それでもやっぱりしゃべってみたい。今できないことは、もう、しゃ~ないので、それを次につなげていけるように、帰ったらまた、がんばって勉強したいと思います!
また来るぞ!
3泊4日の旅行だったのですが、主な行き先は次のとおりです。西大門刑務所(ちょっとこわかったかもぉ)、高麗大学(学食と学校の本屋へ)、明洞(ロッテ百貨店とか)、南大門(お土産ゲット)、水産市場(いっぱい食べました)、往十里の銭湯(夜中にテミリを初体験)、蚕室(海外留学時代の韓国の友人と会いました)など。バスにも乗ったし、タクシーにも乗りました。駅では少しでも韓国語を話せるようにと思って、自動販売機を使わないで窓口でチケットを買うようにしました。フロントでも数字の言う練習になるので、部屋番号をしっかり言うようにがんばりました。たいしたことじゃないかもしれないけれど、韓国語初心者の私たちにとっては、とってもチャレンジングなことなのです。大学では英語を教える立場ですが、語学学習者の気持ちを忘れずに、日々のお仕事に励みたいと思います。また来るぞ、ソウル!もうちょっと勉強してからね。韓国語を勉強しているみなさん、お互いにがんばりましょうね。
クロム、アンニョン。
助っ人ユミ講評
二人とも、とってもがんばっていました!二人とも、英語(外国語)を勉強してきた人ですから、語学の勉強の仕方、語学に対する自分の学習スタイルをよくわかっているので、ちょっとがんばれば、あれよあれよと上達しそう。また、外国語を使ってみるということに対する根性があるよね。それって大事だと思います。英語圏と違って、韓国は日本から近いので、夏休みや冬休みを利用して、韓国で韓国語ブラッシュアップして欲しいです。ちょっとした旅行でも、現地の言葉に興味を持つと、またちがった経験ができると思います。佳代ちゃん、久美ちゃん、これからもがんばって!また、一緒にソウルに来ましょうね。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-11-02

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