ぐるばんちゃんの日の出を拝みに唐津(タンジン)まで行って来ました!

西海岸で初日の出とはコレいかに!?

-名前 : ぐるばんちゃん -年齢 : 1971年 -出身地 : 東京 渋谷 -在韓歴 : 渡韓歴 7回目 -
アンニョンハセヨ!
ぐるばんちゃんです。

初日の出を見に西海岸へ!?
年末年始の渡韓の計画を現地の友人につたえると、、、
「唐津(タンジン)に初日の出を見にいらっしゃい!」
との返事。
しかし唐津といえば、忠清南道の海沿いのはず、、、

彼女とは2003年の初日の出を韓半島の東海岸、日の出のメッカ、江原道の「正東津」まで見に行った仲。
「良いから来なさい!」と促されるまま、仁川空港から高速バスに乗っちゃいました。

唐津経由泰安行きのバスに揺られること三時間弱。
まず唐津のバスターミナルで迎えてくれたのは、満天の星空と月明かり。
東京の大晦日は荒天の予報だったので、明朝は期待できそうです!
街中には、年越しのイベントを告知する幕が至るところに。
唐津ってどんなトコロ!?どうして初日の出が海から見えるの?
漁村らしくお刺身屋さんで友人、pさんIさんと再会の乾杯。
西海岸でどうやって初日の出が見えるのか?というと、唐津は京畿道平沢市と忠清南道唐津郡に挟まれた入り江状の牙山湾に面した天然の良港で、広い牙山湾越しに昇る太陽が見えるというワケ。

そこに2001年、西海岸高速道路の西海大橋が完成。
韓国一というこの橋の釣り橋状の斜張橋の支柱の間に見事に太陽が昇ってくるのが絶景なんだとか。
そこから始まったのが
「ハン船着場 日の出祭り」
告知する幕には見事な日の出が写っています。

そんな話を聞きながらヌクヌクとオンドル部屋でお刺身に舌鼓。
今回の相棒、haoku君は初韓国早々バンチャンに出てきた韓国屈指の珍味「ホンオフェ」(発酵エイ刺し)で手強い洗礼!?
僕も初めてチャレンジしたけど、口が痺れるほど強烈なアンモニア臭にヘコみました、、、
花火でハッピーニューイヤー!
漁村中心部では舞台が建てられカウントダウンイベントも開催。
12時と同時に花火が打ち上げられ年越しを盛り上げます。
新年には周辺八市町村が合併して「唐津市」が出来ると言う事で余計にぎやかなのかも?
この日はお店も終夜営業。
「このまま朝までいても良いのよ」
とお店の人は言ってくれたけど、一旦彼女の部屋に引き揚げることに。
帰り道の沿道には幌張馬車ができ越年する人で賑わっていました。
せっかく車を置いて来たのに寒空のもと歩いて帰ったらすっかり酔いが醒めちゃった。
いよいよ初日の出、ご来光!
日本列島より西に位置する韓国の日の出は7時40前後。日本よりだいぶ遅い時間です。
のそのそと起き出し今度は車で先程の海岸線へ。
「ええ!」
深夜は閑散としていた(当たり前か)海岸沿いの道は大混雑!
彼女に
「過疎の村だからなにも無いよ!」
と繰り返し言われていたのが頭にこびりついていたのですが、さすがにこの一大イベントには人が集まるのでしょう。
今からメイン会場に近づくのは無理。
位置的には例の橋げたの間に日が出るポイントではありませんが、天候も良く日の出が拝めそうです。

いよいよ明るくなり初日の出が顔を出しました。
初日に向かい思いおもいに拝む人々、僕も思わず合掌、、 、
彼女は田舎の小学校の非常勤講師
「過疎の田舎の小学校に赴任した」
と聞いていたので、物凄く田舎を想像していたものの、学校周辺には工業地帯もあり、そんなに過疎には見えないけど、、、
この学校の全校生徒は90人たらず。
一番少ない5年生は6人しかおらず、彼女は英語と音楽を教えています。
漁村としての唐津は衰退していましたが、自治体が工業地帯を整備し企業誘致に乗り出しました。
その動きは高速道路の開通とともに加速したものの、そのソウルから70分という利便性が裏目にでて、進出企業に勤める大部分の人はソウルから通勤、または単身赴任が多く子供の数は増えないのだそうです。
市制移行でどう変わるのでしょうか?
今年は日本の豪華客船「飛鳥」も寄航して港湾利用促進の起爆剤にしたい考えとか。

名物料理「ウロン」ってなんだ?
翌朝の朝食は名物料理を食べに行きました。
その名物料理とは?
グラグラ煮立ったトッペギが二つ。
一つはテンジャンチゲ、もう一つはずいぶんドロドロしています。この濃度でこんなに煮たらコゲちゃうよ! どちらも中には貝のようなものが、「ウロン」というその正体はなんと「たにし」!
ドロドロしている方のチゲはサンパプ用なのですが、
煮立ったばかりで熱くて包めない!
しかし濃い味付けの味噌はご飯が良くあい食が進みます。
ここで i さんとお別れ。
テグに住む i さんは天安牙山駅からKTXでテグへ。
近代的な駅は「駅」というより空港に近い?
以前KTXで通過したとき、内側はすごく近代的だったけど、外は草ボーボーの野ッパラ、、、
ニュータウン完成図みたいなものが掲出されてますが、一体いつ出来上がるやら。

今回はベストポジションで初日の出を拝む事はできませんでしたが、次回は橋げたの間に昇る日の出を見てみたいものです。
他の観光地や交通機関に乏しい唐津ですが、純粋に変わった場所で日の出が見てみたい!
という方にオススメですよ。

<唐津へのアクセス>
仁川国際空港より唐津バスターミナルへは
唐津経由泰安行きが一日3本(11:00 13:30 18:30)
運賃 11800ウォン
所要時間 約2時間半
その他 ソウル、仁川市など主要都市にバス路線あり

以上 ぐるばんちゃんでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-01-27

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